平島の艇歴

 年 月 日:艇歴

14.09.06:起工、仮称艦名:第170號艦 15.05.01:命名:達第93号:「平島」(ヒラシマ) 15.05.01:類別等級制定:内令第306号:種別:特務艇、類別:敷設艇、艇型:測天型 15.05.01:本籍仮定:内令第307号:佐世保鎮守府 15.06.06:進水 --.--.--:信号符字點付:JQLD 15.11.15:艤装員長:海軍豫備大尉 川島 信 15.--.--:艤装員事務所を設置し事務を開始 15.12.24:本籍:内令第1017号:佐世保鎮守府、佐世保防備隊所属 15.12.24:竣工、艤装員事務所を撤去
15.12.24:特務艇長:海軍豫備大尉 川島 信 16.11.20:佐世保〜11.20佐世保 16.11.21:機密佐世保鎮守府海面防備部隊命令作第5号:       佐世保防備隊司令は11月24日、27日、29日、30日適宜船艇を派遣し佐世保海軍港務部の航路標識設置       作業中假標識の設置に協力すべし       作業実施に関しては直接港務部長と協議すべし 16.11.22:佐世保〜11.22佐世保 16.11.24:佐世保〜航路標識設置作業〜佐世保 16.11.26:佐世保〜11.26佐世保 16.11.28:佐世保〜航路標識設置作業〜11.28佐世保 16.11.29:佐世保〜防潜網設置作業〜11.29佐世保 16.11.30:佐世保〜防潜網設置作業〜11.30佐世保 16.12.01:信号符字改正:達第369号:JHVQ 16.12.03:佐世保〜防潜網設置作業〜12.03佐世保 16.12.04:佐世保〜防潜網設置作業〜12.04佐世保 16.12.05:軍隊区分:機密佐世保鎮守府命令作第5号:海面防備部隊 16.12.--:軍隊区分:湾口部隊第三掃海部隊(10) 16.12.05:佐世保〜防潜網設置作業〜12.05佐世保 16.12.06:佐世保〜12.07佐世保 16.12.07:佐世保〜12.08佐世保 16.12.08:戦時編制:佐世保鎮守府部隊佐世保防備戦隊佐世保防備隊 16.12.09:機密佐世保防備戦隊命令作第19号:       直卒部隊第二掃海部隊は左に依り佐世保防備戦隊防備計画調書所定の敷設を実施すべし       佐世保防備隊司令は敷設実施計画を定め報告すると共に関係各部に通報すべし        回次  作業         敷設艦艇名          設標浮出機雷処分警戒艇        第一日 機雷搭載敷設準備   冨津丸新京丸、平島、似島  金城丸、        第二日 第五第六機雷堰敷設   〃             各部隊指揮官の定むる処に依り        第三日 機雷搭載敷設準備   冨津丸、平島、似島      附近哨区哨戒艦艇        第四日 第四第七機雷堰敷設   〃              〃         第五日 機雷搭載敷設準備    〃              〃         第六日 第一第二機雷堰敷設   〃              〃        第七日 機雷搭載敷設準備    〃              〃        第八日 長崎機雷堰敷設     〃              〃        第九日 機雷搭載敷設準備    〃              〃         第十日 第三機雷堰敷設     〃              〃        第一日を12月13日とす 16.12.10:佐世保〜機雷敷設訓練〜12.11佐世保 16.12.12:佐世保〜機雷敷設訓練〜12.12佐世保 16.12.13:機雷搭載 16.12.13:佐世保〜      〜12.14 ---- 第五機雷堰第三線に五号改一機雷56個敷設〜      〜12.14 ---- 第六機雷堰第三線に五号改一機雷58個敷設〜      〜12.14 ---- 浮流九三式機雷1個に十三粍機銃250発発射、爆破処分〜      〜12.14 ---- 浮流五号改一機雷1個に十三粍機銃228発発射〜      〜12.14佐世保 16.12.24:軍隊区分:機密佐世保防備戦隊命令作第26号:湾口部隊第三掃海部隊 16.12.15:機雷搭載 16.12.15:佐世保〜      〜12.16 ---- 第七機雷堰第二線に八九式機雷50個敷設〜      〜12.16 ---- 第四機雷堰第二線に五号改一機雷38個敷設〜      〜12.16 ---- 浮出した八九式機雷3個に十三粍機銃780発発射、爆破処分2個〜      〜12.16 ---- 浮出した五号改一機雷1個に十三粍機銃40発発射〜      〜12.17佐世保 16.12.17:機雷搭載 16.12.18:佐世保〜      〜12.18 ---- 第一機雷堰第二線に八九式機雷60個敷設〜      〜12.18 ---- 第二機雷堰第二線に八九式機雷10個、五号改一機雷50個敷設〜      〜12.18 ---- 浮出した八九式機雷1個に十三粍機銃80発発射、爆破処分〜      〜12.18 ---- 浮出した八九式機雷1個を爆破鈎にて共爆させる〜      〜12.19佐世保 16.12.19:機雷搭載 16.12.21:佐世保〜      〜12.22 ---- 長崎機雷堰第二線に八九式機雷39個敷設〜      〜佐世保 16.12.23:佐世保〜      〜12.23 ---- 第三機雷堰第二線に八九式機雷37個、五号改一機雷22個敷設〜      〜12.23佐世保 16.12.24:軍隊区分:機密佐世保防備戦隊命令作第26号:湾口部隊第三掃海部隊(10) 16.12.26:九二式機雷搭載 16.12.27:佐世保〜      〜12.27 --- 佐世保港外に九二式機雷敷設〜 16.12.30:機密佐世保防備戦隊電令作第17号:       冨津丸は敵潜掃蕩に向う       平島は本日の敷設を止め速に出港敵潜の捜索攻撃に任ずべし 16.12.30:機密佐世保防備戦隊電令作第18号:       冨津丸は0600古志岐島の北20浬より北東方に向い壹岐西方海面を索敵す       平島は二神島北西方海面、金城丸は壹岐水道より玄海方面を索敵せよ 16.12.30:機密佐世保防備戦隊電令作第22号:      1.今夜月明りを利用し壹岐島南端を通ずる東西線以南大瀬崎を通ずる南北線以東海面及玄海灘の        敵潜索敵攻撃を行う      2.索敵分担       (イ)關丸  壹岐水道玄界灘方面       (ロ)烏來丸 第五哨区       (ハ)冨津丸 古志岐島0度線以東       (ニ)平島  古志岐島0度線以西同310度線以北       (ホ)大立  古志岐島の310度線以南白瀬燈台迄 16.12.30:機密佐世保防備戦隊電令作第23号:       今夜敵潜水艦発見せざる場合明日冨津丸、大立、平島索敵に関し次の如く定む       冨津丸古志岐島灯台の0度12浬平島旗艦の0度8浬大立旗艦の180度8浬針路270度速力10節       発動時刻0800 17.01.01:軍隊区分:機密佐世保防備戦隊命令作第28号:湾口部隊第三掃海部隊(10) 17.01.06:佐世保〜港外警戒〜01.07佐世保 17.01.07:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第27号:      1.第三掃海部隊指揮官は麾下一部をして8日中に第十航路標識より母子島に至る航路を一航過探掃        せしむると共に平島をして9日0700野母崎着予定の妙高を嚮導せしむべし        (野母崎、池島東方片嶌水道を経て佐世保)      2.湾口部隊及崎戸部隊は当日の配備に在りては特に対潜警戒を厳にすべし 17.01.08:佐世保〜01.08長崎01.09〜01.09佐世保 17.01.11:佐世保鎮守府命令作第12号:      1.佐世保防備戦隊司令官は左に依り陸軍徴傭船の護衛に任ぜしむべし       (イ)直接護衛         (1)護衛艦    平島、燕         (2)護衛指揮官  佐世保防備隊司令         (3)期日     1月14日1700頃より16日0800頃迄         (4)直接護衛区域 六連島附近より済州島南方70浬附近迄(関門より約300浬附近)         (5)陸軍徴傭船  高岡丸はあぶる丸亞丁丸宮殿丸あさか丸八重丸六隻編隊         (6)集合点及時刻 六連島北4粁附近 1月14日1700         (7)航路     六連島より魚山群島に直航し支那沿岸を南下し高雄に至る         (8)其の他指揮官所定       (ロ)右以外区域は間接護衛とす                2.佐世保海軍航空隊司令は適宜飛行機を派遣し右護衛に協力すべし 17.01.11:佐世保〜01.11長崎01.12〜01.12佐世保 17.01.12:機密佐世保鎮守府海面防備部隊命令作第30号:      1.湾口部隊指揮官は平島、燕を率い機密佐鎮命令作第12号に依る任務に従事すべし      2.護衛実施要領を定め提出すべし 17.01.13:佐鎮機密第757番電:      1.陸軍徴傭船高岡丸、はあぶる丸(挺身隊乗船)、亞丁丸、宮殿丸、山菊丸乾瑞丸(補充交代兵        乗船)1月15日0800門司発魚山群島(17日2300頃)を経て支那沿岸を南下し19日2200頃高雄入港        以後カムラン方面回航の予定      2.六隻編隊本府担任区域内平島、燕にて直接護衛を行う、速力九節 17.01.12:佐世保〜01.13門司 17.01.13:佐防機密第175番電:       船団六連島集合時刻15日0900に改めらる其の艇(燕)は彦島北方錨地に仮泊せよ       平島も14日1600転錨の予定 17.01.14:門司〜01.14六連 17.01.15:軍隊区分:機密佐世保鎮守府命令作第14号:海面防備部隊佐世保附近防備部隊 17.01.15:軍隊区分:機密佐世保鎮守府海面防備部隊命令作第31号:湾口部隊第三掃海部隊 17.01.15:(船団護衛)六連〜      〜01.16 1900 護衛終了〜      〜01.17佐世保 17.01.20:佐世保〜長官巡視艇〜01.20佐世保 17.01.21:佐世保〜長官巡視艇〜01.21佐世保 17.01.28:佐世保〜港外にて警戒及航路指示〜01.29佐世保 17.02.02:佐世保海軍工廠にて入渠 17.02.05:軍隊区分:機密佐世保鎮守府命令作第16号:海面防備部隊佐世保附近防備部隊 17.02.05:軍隊区分:機密佐世保鎮守府海面防備部隊命令作第32号:佐世保附近防備部隊湾口部隊第三掃海部隊 17.02.09:出渠 17.02.13:佐世保〜02.14門司 17.02.14:佐世保鎮守府信電令作第27号:      1.佐世保防備戦隊司令官は左に依り陸軍輸送船の直接護衛を実施せしむべし       (イ)第一船団(六隻、速力14節)、護衛艦:平島、刈萱          第二船団(七隻、速力10節)、護衛艦:河北丸冨津丸       (ロ)護衛艦指揮官 佐世保防備戦隊司令       (ハ)集合点    六連島北北西海面       (ニ)出発日    第一船団 16日                 第二船団 17日       (ホ)護衛区域   六連より馬公迄       (ヘ)航路     馬公へ直航       (ト)其の他    指揮官所定      2.佐世保海軍航空隊司令は適宜飛行機を派遣し右護衛に協力すべし 17.02.14:佐世保鎮守府信電令作第29号:       佐世保鎮守府信電令作第27号中第1項(ニ)出発日16日及17日とあるを夫々17日及18日に改む 17.02.14:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第31号:       佐世保附近防備部隊指揮官は平島、刈萱、河北丸を指揮し佐世保鎮守府信電令作第27号に依る       陸軍輸送船の直接護衛を実施すべし 17.02.14:佐世保鎮守府信令第24号:       佐世保第一海兵團長は信電令作第27号に依る護衛中信号兵四名を陸軍輸送船に派遣すべし       但し往復の際の便乗艦を平島及河北丸とす 17.02.15:大海機密第737番電:       大海指第54号中「刈萱」を「第三十二驅逐隊」に改む 17.02.15:鎭警機密第479番電:       鎭警機密第471番電中「刈萱」を「第三十二驅逐隊」に改む 17.02.16:佐世保鎮守府信電令作第31号:       佐世保鎮守府信電令作第27号中第一船団護衛艦刈萱を第一、第二船団護衛艦第三十二驅逐隊に改む 17.02.16:門司〜02.16六連 17.02.17:(陸軍輸送船団第一船団護衛)六連〜02.20馬公 17.02.21:馬公〜      〜02.-- ---- 第二船団を護衛開始〜      〜02.24馬公 17.02.25:佐防戦機密第254番電:      1.平島は成る可く速かに帰投すべし      2.河北丸、冨津丸は輸送任務に従事し河北丸艦長の定むる所に依り高雄経由成る可く速かに帰投すべし 17.02.26:馬公〜〜03.01佐世保 17.03.05:佐世保〜03.05佐世保 17.03.06:佐世保鎮守府信電令作第41号:       左に依り陸軍輸送船団(八隻にて飛行集団及自動車大隊等約四五〇〇名乗船)の護衛を実施すべし      1.直接護衛       (イ)護衛艦     浮島丸、平島、北京丸       (ロ)護衛指揮官   浮島丸艦長       (ハ)輸送船     jC丸摩耶丸盛祥丸高知丸臺海丸第一吉田丸隆山丸帝海丸                  速力九節       (ニ)集合      3月11日夕刻 六連島北北西海面       (ホ)出発日時    12日0900       (ヘ)馬公入港日時  16日夕刻の予定       (ト)護衛区域及航路 六連島より馬公迄直航       (チ)其の他指揮官所定      2.佐世保防備戦隊艦艇は概ね現配備にて間接護衛に任ずべし      3.佐世保海軍航空隊司令は適宜飛行機を派遣し右護衛に協力すべし 17.03.10:佐世保〜03.11六連 17.03.11:佐鎮機密第255番電:       敵潜水艦出現の状況に鑑み平島、北京丸は対潜掃蕩の為大瀬埼南西方に急派され度       輸送船団明朝の出港は特令ある迄見合され度 17.03.11:六連〜      〜03.11 1400 佐防戦機密第286番電(掃蕩開始線女島灯台の10度190度線開始時刻12日0600大立は同燈台の             10度12浬大立の190度方向10浬毎に冨津丸平島北京丸掃蕩針路280度速力10節180度反転             13日0600開始線に達す各艦艇は成る可く速に計画線に入る如く行動せよ)〜       〜03.12 1800 佐鎮機密第279番電(13日正午以後現場発14日0700迄に唐津に於て護衛隊に合同す)〜      〜03.13 1200 掃蕩中止〜      〜03.13唐津 17.03.13:佐鎮機密第287番電:       敵潜水艦の情況に鑑み佐世保鎮守府信電令作第41号に依る輸送船団の唐津出港日時を一日延期       15日0800に改めらる 17.03.15:(船団護衛)唐津〜03.19馬公 17.03.19:佐鎮機密第346番電:       佐世保鎮守府信電令作第41号に依る護衛艦の編制を解く 17.03.21:馬公〜03.23佐世保 17.03.26:佐世保〜      〜03.26 1655 大瀬崎燈台の285度77浬針路195度速力10節探信儀使用索敵中〜      〜03.27 2143 佐防戦機密第403番電(各攻撃隊は2200より哨区を0度方向20浬だけ移動せよ掃蕩艦列は             28日0100針路15度となし330285度となせ)〜      〜03.27 2230 佐防戦機密第404番電(各攻撃隊は並頭にて15度195度方向に移動哨戒敵の南下脱過を極力             警戒せよ)〜      〜03.29 1900 大瀬崎燈台の17度19浬〜      〜03.29富江 17.03.30:富江〜04.02佐世保 17.04.04:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第34号:       4月6日以後対潜掃蕩区分左の通定む      1.掃蕩区域女島西方海面 先任指揮官所定      2.第一掃蕩隊(冨津丸、平島、熊野丸、第四十三掃海隊の一隻)        第二掃蕩隊(河北丸、黄河丸、第四十三掃海隊の二隻)        第三掃蕩隊(第二日正丸鷹島第二新東丸、第四十三掃海隊の一隻)に区分し第三掃蕩隊より        開始し第三、第一、第二の順に当直掃蕩す      3.一直を七日間とし当日0800佐世保発1800現地発とす      4.各直の中二隻は移動哨戒其の他は玉之浦(主)又は富江附近にありて訓練しつつ待機す      5.復旧に二十四時間以上を要する修理等は第三直の際許可を得実施するものとす 17.04.04:佐防戦機密第454番電:       鷹島をして宇治群島及草垣島の概ね20浬針路北60度西を掃蕩せよ       鷹島、平島、金城丸0800以後準備出来次第出港配備に就け 17.04.10:内令第655号:佐世保防備隊所属 17.04.10:軍隊区分:機密佐世保鎮守府命令作第22号:海面防備部隊掃蕩部隊 17.04.12:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第36号:       索敵区分      1.平島、鷹島、第二日正丸、第二新東丸は急速女島の240度80浬を中心とする40浬圏内を特令ある迄掃蕩      2.金城丸、似島は第十三哨区      3.峯風は特令ある迄種子島以西大隅海峡      4.大瀬崎及女島を通ずる290度線大瀬崎、牛島を通ずる200度線を包む矩形内第四十三掃海隊、熊野丸、        黄河丸、第二日正丸(特令により)、第二新東丸(特令により)佐防司令所定      5.女島及其の290度90浬並に各点の200度100浬を結ぶ区域        冨津丸、河北丸、新京丸、大立、平島(特令により)、鷹島(特令により)、直率 17.04.12:佐世保〜      〜04.13 0830 佐防戦機密第4番電(捜索列冨津丸0900飛行艇不時着点針路130度速力10節右正横5浬平島、             1030針路260度となせ)〜      〜04.14 0855 佐防戦機密第6番電(不時着機の救助に向へ)〜      〜04.14 1300 大瀬崎252度4浬にて不時着機曳航の特設捕獲網艇熊野丸」に会合異状なし〜      〜04.17佐世保 17.04.15:軍隊区分:機密佐世保鎮守府海面防備部隊命令作第35号:掃蕩部隊第二掃蕩隊 17.04.17:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第37号:      1.1900以後海面防備部隊電令作第34号の配備となし18日より第一直(冨津丸、平島、熊野丸、        第四十三掃海隊の一隻)とす      2.峯風、大立を第二直に編入し同直の第四十三掃海隊の二隻を削る      3.第一直は急速佐世保にて補給の上配備に就け      4.鷹島は富江又は玉ノ浦を基地とし掃蕩を続行平島と交代せよ 17.04.18:冨津丸機密第128番電:       自4月18日至4月24日第一掃蕩隊掃蕩要領        各艇は佐世保に於ける補給終らば速に玉ノ浦待機錨地に向け出港すべし平島は準備出来次第出港鷹島と       交代するものとす      1.区分        第一小隊 冨津丸、熊野丸        第二小隊 平島  新浦丸      2.掃蕩要領        各艇は即時出動し得る状態にて玉ノ浦(主)又は富江に於て訓練しつつ待機各隊隔日に玉ノ浦錨地を        0600発2100帰投する如く大瀬崎南西方海面を先任艇長所定に依り機宜行動掃蕩に任ずるものとす  17.04.18:佐世保〜      〜04.19 0710 冨津丸機密第130番電(直に出港大瀬崎女島間を捜索ソ連邦船Ymti(2363)一本煙突を発見             せば富江に引致すべし、1400迄に富江に帰投せよ)〜      〜04.21 1600 冨津丸機密第138番電(明日嚮導任務終了後速に冨津丸機密第136番電に依り掃蕩任務に             就け)〜      〜04.22 1000 嚮導任務終了〜      〜04.22佐世保 17.04.22:佐世保鎮守府信電令作第61号:       佐世保防備戦隊司令官は一〇〇二番艦回航中信電令作第60号に依るの外平島及峯風を派遣し甑列島南方       海面及大隅海峡の警戒に任ぜしむべし 17.04.22:佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第2号:       佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第34号に依る対潜掃蕩区分左の通改め25日より実施す      1.掃蕩区域        女島西方海面先任指揮官所定      2.第一掃蕩隊(冨津丸、平島、峯風、熊野丸、第二新東丸)        第二掃蕩隊(河北丸、鷹島、第三十六號哨戒艇、黄河丸、第二日正丸、大立)        掃蕩区分 第二掃蕩隊より開始      3.一直を七日とし当日0800佐世保及現地発交代とす      4.当直掃蕩隊は二隻移動哨戒其の他は玉之浦(主)又は富江附近にありて訓練しつつ待機      5.非直の際は極力修理を励行するものとす 17.04.22:佐世保〜      〜04.25 0630 佐海防信電令作第4号(女島の284度37浬を中心とし掃蕩をなし現地交代すべし)〜      〜04.26佐世保 17.04.29:佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第5号:       29日1900屋久島灯台の232度16浬に敵潜水艦あり       鷹島、平島をして急速草垣島、屋久島、臥蛇島を連ぬる海域及其の附近を掃蕩せしむべし 17.04.29:佐世保〜      〜05.01 0000 佐海防信電令作第6号(信電令作第5号の任務を解く佐世保に帰投すべし)〜      〜05.01佐世保 17.05.02:佐世保〜      〜05.04 0815 佐海防電令作第42号(1800迄に敵情を得ば             1.第二掃蕩隊は佐世保にて補給の上命を待て             2.第二掃蕩隊は機密第一掃蕩隊命令第1号の配備とす、               但し5日の哨戒直を冨津丸、峯風、平島、6日第二新東丸、熊野丸とし爾後特令す)〜      〜05.06佐世保 17.05.07:佐世保〜      〜05.08 2000 佐防戦機密第109番電(直に出動北緯30度45分東経127度40分地点急行せよ)〜       〜05.08 2150 佐海防電令作第45号(N30.45-E127.40分附近に於て第一掃蕩部隊に合同すべし)〜      〜05.09 1300 佐防戦機密第117番電(特令ある迄遭難地点附近を掃蕩)〜      〜05.09 1913 潜望鏡らしきものを発見と同時に探知、脅威投射3個〜      〜05.09 1959 女島燈台の205度75浬にて敵潜探知、捕捉〜      〜05.09 2005 爆雷投射6個〜       〜05.10 0042 女島燈台の204度78浬にて敵潜探知〜      〜05.10 0055 爆雷攻撃3個〜      〜05.10 0102 敵潜探知、捕捉〜      〜05.11 1900 河北丸機密第67番電(佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第8号に依り行動すべし)      〜05.12佐世保 17.05.16:佐世保〜      〜05.16 0815 佐海防電令作第47号(敵潜攻撃のため白瀬灯台の270度11浬に急行すべし)〜      〜05.18 1030 佐海防電令作第48号(18日1500以後白瀬燈台西方海面の敵潜水艦掃蕩任務を解く             同時刻に至らば佐世保に於て補給の上冨津丸に合同せよ)〜      〜05.18佐世保 17.05.19:佐世保〜      〜05.21 1730 佐海防信電令作第9号(23日中に帰投すべし)〜      〜05.22 1400 驅逐艦早苗」に合同第一一六船団護衛に就く〜      〜05.21 2200 冨津丸機密第163番電(一一六船団を護衛南下佐世保に帰投する如く行動すべし)〜      〜05.23 0000(N31.00-E125.45)船団護衛を止め佐世保に向う〜      〜05.23佐世保 17.05.24:佐世保鎮守府信電令作第68号:       左に依り陸軍輸送船六隻(上海行第七十師団6,600名)の護衛を実施すべし      1.直接護衛       (イ)護衛艦 冨津丸、平島、鷗       (ロ)指揮官 冨津丸艦長       (ハ)輸送船 南京丸宇品丸六甲丸百合丸幸喜丸すらばや丸       (ニ)集合  5月25日夕刻唐津湾       (ホ)出港  25日夜半       (ヘ)航路  二神島より済州島南を経て花鳥山       (ト)速力  9節 28日午前揚子江口着の予定       (チ)其の他指揮官所定 17.05.25:佐世保〜05.25唐津湾 17.05.25:(船団護衛)唐津湾〜      〜05.28 0800 冨津丸機密第172番電(ベルブイにて平島、護衛任務を解き便宜佐世保に帰投せしむ)〜      〜05.28 1045 馬鞍列島拷リ山錨地着〜      〜05.29 0830 佐防戦機密第189番電(成る可く速に帰投すべし)〜      〜05.29 1100 馬鞍列島拷リ山錨地発〜      〜05.31佐世保 17.06.01:佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第12号:       樺島(五島)の東方2浬に敵潜望鏡を発見、平島、鷗は至急出港之を攻撃せよ 17.06.01:佐世保〜      〜06.01 1230 佐防機密第290番電(現場に至らば別に指示する処により探知捜索をなせ)〜      〜06.01 1700 佐防機密第283番電(哨戒区分を十二哨区二〇番浮標以西(129度26分)とす             2日0300野母崎の190度4浬に於て鷗と会合せよ             足柄0600同地点通過に付き概ね其の前路の対潜掃蕩実施の予定)〜      〜06.01 1800 佐海防電令作第58号(2日0600迄黄島砲台の東西線以西を警戒し敵の脱出を             阻止すべし)〜      〜06.02佐世保 17.06.03:佐世保鎮守府信電令作第73号:       左に依り南海支隊用陸軍船団七隻(パラオ経由ラボール行弾薬糧積載)の護衛を実施すべし      1.直接護衛       (イ)護衛艦 河北丸、平島、第三十六號哨戒艇       (ロ)護衛指揮官 河北丸艦長       (ハ)輸送船 ぶりすべん丸和浦丸ありぞな丸川丸大井川丸、三共丸、妙高丸、速力10節半       (ニ)集合 6月5日1700唐津湾       (ホ)出発 5日夜       (ヘ)航路 唐津相崎瀬戸通航大東島の東       (ト)第四艦隊に引続き東経133度北緯20度9日夕刻の予定       (チ)其の他指揮官所定      2.佐世保防備戦隊艦艇は概ね現配備にて間接護衛に任ずべし      3.佐世保航空隊博多航空隊各司令は適宜飛行機を派遣右護衛に協力すべし      4.夕凪は右に協力門司附近より適宜護衛を行へ 17.06.05: 佐世保〜06.05唐津湾 17.06.06:(南海支隊輸送船団護衛)唐津湾〜      〜06.07 1655 佐鎮機密第886番電(護衛任務終りし艦艇は熱田丸の捜索及対潜掃蕩を実施しつつ             奄美大島を経て帰投せられ度)〜      〜06.08 2030 護衛を止め補給の為奄美大島に向う〜      〜06.11佐世保 17.06.13:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第61号:       掃蕩隊の当直に関し左の通定む       6月15日より平島、大立、黄河丸とし、河北丸、燕、第三十六號哨戒艇の出動は追て令す 17.06.15:佐世保〜      〜06.16 0445 佐海防機密第225番電(直に出動草垣島の244度44浬の敵潜を攻撃すべし)〜      〜06.16 1900 佐海防機密第229番電(17日0800に至らば鷹島の攻撃成果を再検討の上             男女群島附近迄掃蕩を実施し敵情を得ざれば固有任務に復帰せよ)〜      〜06.16 2100 佐防機雷長機密第137番電(17日0300反転針路60度となし佐防戦機密第229番電に依る             鷹島攻撃成果再検討をなす確定0600迄に現場に集合せよ)〜      〜06.17 1515 佐防機雷長機密第139番電(1700に至らば掃蕩を止め佐防戦機密第229番電に依り行動せよ)〜      〜06.23佐世保 17.06.27:佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第15号:      1.第二掃蕩隊(燕、鷗、哨三六欠)第一掃蕩隊(掃一、掃四欠)は29日0800夫々佐世保及現地発        交代すべし      2.7月2日以後当分の間各掃蕩隊は全力を以て左の区分に依り敵潜掃蕩を実施す       (ロ)第二掃蕩隊は福江島甑列島を基地とし野間岬東西線以北の九州西岸(防禦海面を除く)及          五島列島南西海面       3.特令に依り船団の護衛を実施す      6.補給に関しては別令す 17.06.29:佐世保〜      〜07.01 1400 佐防機密第114番電(第二掃蕩隊2日以後の掃蕩要領)〜      〜07.06 1700 佐防機密第121番電(佐鎮第985番電の遭難機救助作業に協力せよ)〜      〜07.17佐世保 17.07.10:内令第1220号:佐世保防備隊所属 17.07.20:佐世保〜      〜07.20 ---- 浮流機雷1個処分〜      〜07.21 0850 佐鎮機密第32番電(第二三六船団(18隻でりい丸護衛)北上)〜      〜07.21 1230 佐海防電令作第68号(第二三六船団に同航警戒)〜      〜07.21 1400 佐防機密第187番電(佐海防電令作第68号に依る第二三六船団の直接護衛に任ずべし)〜      〜07.23 1100 佐防機密第193番電(第二三六船団の同行警戒は白瀬附近とし便宜佐世保に回航補給をなせ)〜      〜07.24 ---- 浮流機雷2個処分〜      〜07.24佐世保 17.08.11:佐世保〜08.11佐世保 17.08.14:佐世保〜08.14富江 17.08.16:富江〜08.16玉ノ浦 17.08.16:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第70号:       平島、燕は急速帝楓丸発見の敵潜を捜索攻撃すべし 17.08.16:玉ノ浦〜      〜08.18 0900 佐海防機密第18090056番電(鷹島、峯風は第一五一船団を間接護衛しつつ19日1200             馬羅島燈台の196度78浬に達す、平島、燕は之に合同佐防司令の指揮を受くべし)〜      〜08.19 1245 佐海防電令作第71号(20日0600以後概ね二直を以てする従来の任務に復すべし)〜      〜08.20佐世保 17.08.22:佐世保〜      〜08.22 0815 佐防機密第22084550番電(輸送船団6隻0800相崎瀬戸南下、同船団を日没迄護衛             大隅海峡の配備に就け)〜      〜08.22山川 17.08.26:山川〜08.26鹿児島 17.08.27:1400頃 鹿児島海湾神瀬灯台の117度2,200mに避泊中左舷錨鎖切断の為避航      1830 神瀬灯台の206度7浬に避泊 17.08.28:1630 錨鎖錨揚収完了 17.08.28:鹿児島〜08.29佐世保 17.09.02:佐世保〜      〜09.03 1005 佐海防信電令作第19号(9月8日より海面防備部隊命令作第38号の編制とす             8日より15日0800迄第一掃蕩隊爾後第二第一掃蕩隊交互に一週間当直警戒に任じ             毎火曜日交代とす)〜      〜09.04佐世保 17.09.05:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第72号:       第二掃蕩隊は第二日新丸発見の敵潜を撃滅すべし 17.09.05:佐世保〜      〜09.05 1145 佐防機密第051145番電(掃蕩要領)〜      〜09.06 1715 種子島東方海面を索敵するも手掛なく下甑島西方海面に急行〜      〜09.08 1125 佐海防電令作第74号(第二掃蕩隊は電令作第72号の任務を解き佐世保に帰投すべし)〜      〜09.10佐世保 17.09.15:佐世保〜      〜09.18 1315 佐海防電令作第75号(女島の262度58浬を中心とし索敵すべし)〜      〜09.18 1355 佐海防電令作第76号(掃蕩区分:女島及馬羅島灯台の180度線女島の0度及180度20浬             地点を通ずる270度線にて包まるる海域)〜      〜09.18 1535 2000電令作第75号現場着の予定〜      〜09.18 1825 第一掃海隊機密第263番電(掃蕩分担区域並掃蕩要領)〜      〜09.19 1955 佐海防電令作第78号(電令作第75号の任務を解く、固有任務に復帰せよ)〜      〜09.22佐世保 17.09.23:佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第22号:      1.飛行機よりの報告に依れば1500敵潜水艦一隻北緯32度5分東経126度6分に在り      2.第一掃蕩隊(掃一掃三欠)平島、鷗(指揮官第一掃海隊司令)右地点附近に急行之が掃蕩に任ずべし 17.09.23:佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第23号:       信電令作第22号中平島及鷗は富江に待機のことに改む 17.09.23:佐世保〜      〜09.24 1205 佐海防電令作第79号(N32.50-E125.20附近に急行、敵潜掃蕩撃滅に任ずべし)〜      〜09.24 1350 2400電令作第79号現場着の予定〜      〜09.24 1530 佐海防電令作第80号(N32.33-E128.06の敵潜の掃蕩撃滅に任ずべし)〜      〜09.24 1630 佐海防電令作第80号の現場着掃蕩開始〜      〜09.25 1615 佐海防電令第2号(掃蕩を止め固有任務に復帰せよ)〜      〜09.26佐世保 17.09.29:佐世保〜      〜10.04 0845 佐海防電令作第83号(N32.09-E128.43にてあるぐん丸を攻撃せし敵潜を捜索撃滅すべし)〜      〜10.04 1050 1230現場着の予定〜      〜10.07 ---- 浮流機雷1個処分〜      〜10.08佐世保 17.10.11:佐世保鎮守府信電令作第97号:      1.佐世保防備戦隊司令官は平島をして明宇丸(陸軍補充兵約二千名乗船)の伊万里湾上海間の直接護衛        に任ぜしむべし       (イ)10月12日1500伊万里湾発14日夕刻ベルブイ着       (ロ)航路:直航、速力:9節      2.佐世保防備戦隊艦艇は現配備に在りて間接護衛に任ずべし      3.佐世保海軍航空隊司令は適宜飛行機を派遣し右護衛に協力すべし 17.10.11:佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第26号:      1.佐世保防備隊司令は平島を指揮し佐鎮信電令作第97号の任務に従事すべし      2.志々伎部隊及第一掃蕩隊は概ね現配備に在りて間接護衛に任ずべし 17.10.12:佐世保〜10.12伊万里湾 17.10.12:(「明宇丸」護衛)伊万里湾〜10.14ベルブイ 17.10.14:佐世保防備戦隊信電令作第27号:       掃蕩隊の交代を左の通定む       24日より第一掃蕩隊11月3日より第二掃蕩隊、爾後毎火曜交代とす、当直期間延長せるものに対しては       指揮官所定に依り佐世保にて補給せしむることを得 17.10.14:ベルブイ〜10.14上海 17.10.--:託送品:高角砲弾薬包322発 17.10.16:上海〜      〜10.18 ---- 浮流機雷1個処分〜      〜10.18佐世保 17.10.21:佐世保〜10.21佐世保 17.10.22:佐世保〜10.22佐世保 17.10.23:佐世保〜      〜10.24 2103 佐海防機密第242013番電(信電令作第27号に依る交代期日24日を27日に11月3日を             11月6日に改む)〜      〜10.25 1327 佐防機密第251327番電(至急帰港せよ)〜      〜10.25佐世保 17.10.25:佐世保防備戦隊信電令作第28号:      1.第二掃蕩隊指揮官は平島、鷹島の一隻をして当分の間奄美大島に派遣し作戦に関し大島防備隊司令の        指揮を受けしむべし 17.10.27:佐世保〜      〜10.28 1530 種子島西海岸に繋留中の浮流機雷1個処分完了〜      〜10.29瀬相 17.11.14:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第97号:       大島防備隊司令は平島を入渠の為16日迄に佐世保に帰投せしむべし 17.11.14:瀬相〜11.16佐世保 17.11.--:入渠 17.11.23:佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第34号:      1.27日より1日迄の当直掃蕩隊を峯風、海威とし1日以後は新兵力部署に依り実施す(第一掃蕩隊当直        掃蕩隊、第二掃蕩隊富江待機、第三掃蕩隊佐世保)      2.第一掃蕩隊は状況変化なければ27日佐世保に帰投すべし 17.11.25:軍隊区分:機密佐世保鎮守府海面防備部隊命令作第45号:佐世保附近防備部隊第三掃蕩隊 17.11.28:佐世保〜      〜11.29 1400 種子島間の機雷処分完了〜      〜11.29 1415 明30日0700瀬相着の予定〜      〜瀬相 17.12.02:瀬相〜12.02那覇 17.12.06:軍隊区分:機密佐世保鎮守府命令作第34号:海面防備部隊掃蕩部隊 17.12.17:軍隊区分:機密佐世保鎮守府海面防備部隊命令作第47号:掃蕩部隊第三掃蕩隊      記事      5.平島は作戦に関し大島防備隊司令の指揮を受く(10月25日附) 17.12.--:那覇〜      〜12.18 0935 佐海防電令作第112号(26日平島の現任務を解き佐世保に帰投せしむべし)〜      〜12.21 1030 瑞鳳機密第211030番電(大立島の170度11浬に於て敵潜望鏡発見)〜      〜12.21 1245 佐海防電令作第113号(瑞鳳機密第211030番電に依る敵潜の掃蕩攻撃に任ずべし、             掃蕩区域:第十二、十三哨区、掃蕩要領:指揮官所定、掃蕩隊指揮官:第一掃海隊司令)〜      〜12.21 1730 掃蕩部隊機密第211730番電(掃蕩要領)〜      〜12.22 0805 佐海防電令作第122号(情況変化なければ24日以後佐世保に帰投補給に任ずべし)〜      〜12.24 0855 佐海防電令作第123号(佐海防電令作第112号の如く行動すべし)〜      〜12.25 1550 佐海防電令作第126号(情況変化なければ26日0700以後電令作第113号乃至第125号の警戒を             解く、現行動中の各艇は現任務に復帰すべし)〜      〜12.27佐世保 18.01.05:佐世保鎮守府信電令作第1号:      1.丙一號輸送部隊は左に依り釜山港発沖永良部島与論島間(甲点と仮称す)通過パラオ方面に進出       (イ)第一輸送部隊(第九戦隊、相良丸讃岐丸   速力14.3節)9日0800発、10日1800甲点を通過       (ロ)第二輸送部隊(國丸筥崎丸新玉丸、初雪 速力10.5節)8日0900発、10日0900甲点を通過      (ハ)第三輸送部隊(壽山丸新京丸、敷波     速力 8.5節)7日0800発、9日1800甲点を通過       (ニ)愛國丸   (               速力17 節)6日0800発、7日1400甲点を通過      2.佐世保防備戦隊司令官は艦艇及飛行機を派遣、なし得る限り右船団の護衛に任ずべし      3.佐世保海軍航空隊司令は全力を挙げ右護衛に協力すべし 18.01.06:佐世保防備戦隊信電令作第1号:       佐鎮信電令作第1号に依る丙一號輸送部隊の護衛要領左の通定む      1.艦艇       (イ)護衛区分          第一輸送部隊 平島、第三十八號驅潜艇          第二輸送部隊 第一號掃海艇第四號掃海艇          第三輸送部隊 第五號掃海艇第三號掃海艇       (ロ)会合点          第一輸送部隊 9日1800白瀬附近          第二輸送部隊 9日0600男島附近          第三輸送部隊 7日1800古志伎島燈台北方附近       (ハ)会合点より北緯24度線附近迄直接護衛とす       (ニ)峯風、冨津丸、第二日正丸は7日以降富江に待機すべし       (ホ)鷹島は沖永良部島与論島附近、海威は男女群島附近、護衛部隊通過期間中哨戒、          護衛部隊の間接護衛に任ずべし      2.飛行機        大島防備隊司令、佐世保海軍航空隊司令は飛行機の全力を以て護衛部隊航路上の哨戒に任ずべし        哨戒区分左の通        佐世保海軍航空隊 五島列島西方より北緯29度40分        沖縄派遣隊    北緯29度40分より北緯24度      3.佐世保防備戦隊艦艇船団護衛協力中護衛に関し当該護衛指揮官の区処を受けしむ      4.艦艇飛行機共基地発出より帰着迄電波警戒管制とす 18.01.07:佐世保〜      〜01.14 1500 浮流機雷2個処分完了〜      〜01.15佐世保 18.01.19:佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第1号:      1.17日2230種子島南端40浬沖合にて漁船敵潜の攻撃を受く      2.左に依り対潜掃蕩を実施すべし        平島、第三十八號驅潜艇(現任務終了後)種子島南端と喜界島を通ずる線以東50浬圏        掃蕩要領 第三十八號驅潜艇長所定、鷹島現任務後喜界島沖縄島南端を通ずる線以東50浬圏      3.大島防備隊司令は艦艇を以て種子島喜界島を通ずる線以西、飛行機を以て奄美大島沖縄との連結線        以東の海面の対潜掃蕩に任ずべし 18.01.19:佐世保〜      〜01.19 0945 佐海防信電令作第1号(種子島南端と喜界島を通ずる線以東50浬圏対潜掃蕩)〜      〜01.20 1600 38駆潜艇機密第201600番電(第三十八號驅潜艇到着前主として種子島喜界島を結ぶ線以東             5浬以内の海面を掃蕩すべし、第三十八號驅潜艇到着後の担任海面は諏訪瀬島を通ずる             110度線以北の海面)〜      〜01.21 1705 佐海防電令作第7号(状況変化なければ22日0000以後、佐海防信電令作第1号の任務を解く             各艇固有配備に復帰せよ)〜      〜01.27佐世保 18.02.01:佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第2号:      1.丙號輸送部隊左の予定に依り青島発パラオに向う       (イ)丙三號輸送(第四十一師団)       (ロ)第一輸送隊(第九戦隊、相良丸讃岐丸護國丸) 指揮官:第九戦隊司令官 2月4日青島発          第三輸送隊(聖川丸國丸、初雪、磯波)    指揮官:聖川丸砲艦長  2月7日青島発          第四輸送隊(壽山丸新京丸新玉丸、敷波、夕暮)指揮官:壽山丸砲艦長  2月12日青島発      2.掃蕩部隊は左に依り護衛を実施すべし       (イ)護衛区分          第一輸送隊 第五號掃海艇、第一號掃海艇、鷹島          第三輸送隊 第三十八號驅潜艇、鷹島          第四輸送隊 第三號掃海艇、第四號掃海艇、平島       (ロ)護衛要領          各護衛艦艇は護衛隊佐鎮担任海面通航期間中那覇を基地とし航路上の間接護衛に任ずべし          実施の細項に関しては其の都度後令す      3.大島防備隊司令は沖縄派遣隊をして右に協力せしむべし 18.02.06:佐世保〜深測標設〜      〜02.08 0810 佐海防電令作第12号(12日奄美大島に向け佐世保発、当分の間作戦に関し大島防備隊司令の             指揮を受くべし、大島防備隊司令は12日鷹島の現任務を解き佐世保に帰投せしむべし)〜      〜02.09佐世保 18.02.11:佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第5号:      1.朝風丸、興新丸12日1200佐世保発21日朝アンボン着の予定      2.平島は北緯24度線附近迄之が直接護衛に任ずべし      3.佐世保海軍航空隊沖粟派遣隊指揮官は適宜艦攻を以て南西諸島通過時航路附近の警戒に任ずべし 18.02.12:佐世保〜      〜02.12 ---- 北緯24度線附近迄、特設運送船朝風丸」、興新丸」を直接護衛〜      〜02.18那覇 18.02.28:大島防備隊機密第280140番電:       各指揮官は急速方位測定に依る冲縄南西60浬の敵潜水艦の捜索攻撃に任ぜよ 18.02.28:那覇〜対潜掃蕩〜03.02那覇 18.03.10:佐鎮機密第111000番電:       10日2150方位測定に依れば敵潜水艦北緯26度40分東経124度20分にあるものの如し精度正確 18.03.11:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第19号:      1.平島は佐鎮機密第111000番電A方位測定に依る敵潜水艦に対し掃蕩に任ずべし      2.掃蕩要領        東経125度25分北緯28度の地点よりA方位測定に依る敵潜水艦A位置に達し爾後同地点を中心とする        50浬圏内を掃蕩すべし 18.03.11:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第20号:      1.第一號掃海艇は3月17日奄美大島に向け佐世保発、当分の間作戦に関し大島防備隊司令の指揮を        承くべし      2.大島防備隊司令は平島、第一號掃海艇交代後、平島の現任務を解き佐世保に帰投すべし 18.03.11:那覇〜 18.03.14:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第21号:佐海防機密第140115番電:       13日2300商船(興生丸)は敵潜水艦の雷撃を受く、北緯29度08分東経129度10分       第三號掃海艇、平島は現場に急行、之を掃蕩撃滅せよ      〜03.14 1205 大島防電令作第5号(掃蕩区分)〜 18.03.17:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第27号:      1.平島は情況変化なければ18日0800以後佐海防電令作第21号に依る任務を解く      2.大島防備隊司令は興生丸の警戒並に救助任務中の艦艇を救難艇来着迄其の儘とし適宜佐海防電令作        第22号に依る掃蕩を止め固有任務に復帰せしむべし 18.03.18:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第29号:       平島は佐海防電令作第20号に依る佐世保帰投を延期し当分の間大島防備隊司令の指揮を承くべし 18.03.25:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第32号:      1.第三號掃海艇は3月28日奄美大島に向け佐世保発当分の間作戦に関し大島防備隊司令の指揮を承く        べし      2.大島防備隊司令は3月28日平島の現任務を解き佐世保に帰投せしむべし 18.03.26:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第33号:       平島は特令ある迄電令作第32号に拘らず大島防備隊司令の指揮を承くべし 18.03.27:佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第12号:      1.大島防備隊司令は平島をして天候回復次第佐世保に帰投せしむべし      2.佐海防電令作第32号に依る第三號掃海艇の奄美大島分派を取止む 18.03.29:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第38号:       第五號掃海艇、平島は佐空機密第291400番電に依る現場に急行せよ 18.03.29:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第39号:       草垣島より方位288度距離30浬を基点とし120度60浬220度45浬の海面を掃蕩せよ       掃蕩針路220度東側より掃蕩を開始せよ 18.03.30:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第40号:       第五號掃海艇、平島は掃蕩を止め現任務に復帰すべし      〜03.31 佐世保 18.04.01:内令第584号:佐世保防備隊所属 18.04.07:軍隊区分:機密佐世保鎮守府海面防備部隊命令作第54号:護衛本隊 18.04.08:佐世保〜試運転〜04.08佐世保 18.04.11:佐世保〜04.11富江 18.04.13:平島機密第130817番電:       佐第四船団       辰和丸(854名)南丸以上高雄行、雲仙丸(396名)上海丸(520名)を護衛       0800富江発大瀬崎よりベルブイ直航、14日2130呉淞着の予定、速力十一節       13日北緯32度26分東経128度21分       14日北緯31度46分東経123度36分       高雄行は花鳥山燈台の56度42浬にて分離接岸航路にて南下16日2030高雄着の予定       15日北緯27度36分東経120度20分       16日北緯23度41分東経119度16分 18.04.13:(佐第四船団護衛)富江〜      〜04.14 ---- 特設運送船「辰和丸」、一般徴傭船「南丸」が船団から分離〜      〜04.14上海 18.04.15:上根機密第151527番電:      1.支第四船団         上海丸500名、雲仙丸396名      2.護衛艦 平島、16日1600上海発18日0700長崎着の予定、速力十二節、航路直航      3.正午位置         17日東経125度40分北緯31度50分 18.04.16:(支第四船団護衛)上海〜      〜04.18 0530 長崎港外着〜      〜04.18佐世保 18.04.23:佐世保〜教練機雷敷設〜04.23佐世保 18.04.26:佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第15号:      1.日向(驅逐艦護衛)4月28日呉発、29日0130佐多岬、0500坊ノ岬、0730釣掛埼、1100伊王島通過        佐世保に回航の予定、速力二十節      2.山川部隊指揮官は適宜の艦艇を以て大隅海峡附近、平島は右以北の航路附近の対潜掃海を28日1200        より同艦通過時迄実施し之が間接護衛に任ずべし 18.04.27:佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第16号:佐海防機密第271030番電:       佐海防信電令作第15号中、平島を鷗に改む 18.04.28:長崎在勤海軍武官機密第281605番電:       佐第一二船団        雲仙丸(JDTR)、上海丸(JAYA)       護衛艦 平島、4月28日1600長崎発速力十二節、4月30日0700上海着の予定       正午位置        29日北緯31度48分東経125度31分        船客 雲仙丸396、上海丸493、積荷 雲仙丸342瓲、上海丸500瓲 18.04.28:佐世保〜      〜04.28 ---- 佐第一二船団を護衛開始〜      〜04.28富江 18.04.29:(佐一二船団護衛)富江〜04.30上海 18.05.--:(現在)特務艇長:海軍豫備大尉 久保田 好治 18.05.02:上海根機密第021830番電:      1.支第十二船団(船客、雑貨)        雲仙丸(396名、1200噸)、上海丸(520名、600噸)      2.護衛艦 平島、速力十二節      3.2日1400上海発直航、4日0600長崎着の予定      4.正午位置        3日北緯31度55分東経126度10分 18.05.02:(支第一二船団護衛)上海〜05.02呉淞05.02〜05.04佐世保 18.05.09:佐世保〜敷設訓練〜05.09佐世保 18.05.11:佐世保〜敷設訓練〜05.11佐世保 18.05.15:軍隊区分:機密佐世保鎮守府命令作第42号:海面防備部隊護衛本隊 18.05.15:伊萬里湾集合地管理官機密第150938番電:      1.佐第一九船団9隻        15日0600伊萬里湾発、17日0800花鳥山通過の予定、速力九節、        航路相崎瀬戸、三〇一六、三〇〇八        大冶丸(JOIB)、若松丸(JOTB)、金嶺丸(JGOR)以上蕪湖、勝利丸(JATS)荻港、        順豐丸(JJSR)陳家圩、泰山丸(JVOQ)馬鞍山、隆西丸(JXDM)ホンゲイ、        建和丸(JRFR)、昌仁丸(JEKD)以上楡林      2.正午位置        15日相崎瀬戸        16日北緯31度45分東経125度45分      3.南下船花鳥山にて分離大陸接岸、楡林22日1700、ホンゲイ23日1700着の予定        正午位置        17日北緯30度13分東経122度44分        18日北緯27度00分東経120度50分        19日北緯24度10分東経118度40分        20日北緯22度27分東経115度38分        21日北緯20度10分東経112度40分        22日北緯17度42分東経109度50分        23日北緯20度10分東経107度10分      4.護衛艦 平島        15日1200相崎瀬戸にて合同す      5.昌仁丸石炭、機械類、木材、雑貨、便乗者105名、其の他空船 18.05.15:佐世保〜      〜05.15 ---- 伊万里湾より佐第一九船団を護衛開始〜      〜05.17 1700 佐第一九船団馬鞍群島沖着〜      〜05.17上海 18.05.19:上海根機密第191841番電:      1.支第一九船団        大安丸、陸兵1549名、礦石8300瓲、筥崎丸、礦石5200瓲以上、八幡行、        親和丸、蛍石2500瓲、博多行、東泰丸、礦石4428瓲、大阪行      2.護衛艦 平島 速力八節      3.19日1900呉淞発大瀬崎直航、21日2100富江沖着、古志岐島附近にて解列、        22日0900六連着の予定      4.正午位置        20日北緯31度25分東経123度50分        21日北緯32度15分東経127度30分 18.05.19;上海〜05.19呉淞沖 18.05.20:(支第一九船団護衛)呉淞沖〜05.22佐世保 18.05.24:伊萬里湾集合地管理官機密第240948番電:      1.佐第二四船団5隻        24日0600伊萬里湾発、26日1000花鳥山通過の予定、速力八、五節、        航路相崎瀬戸、三〇一三        杭寧丸(JWRQ)雑貨、~宮丸(JDWB)雑貨、以上上海、~和丸(JGIP)陳家圩、        豫州丸(JIVB)楡林、昭慶丸(JLHM)兵器需品、木材、便乗者178名高雄      2.正午位置        24日相崎瀬戸        25日北緯32度30分東経125度33分      3.南下船花鳥山にて分離大陸接岸、高雄29日0800、楡林6月1日0800着の予定        正午位置        26日泗礁山西方        27日北緯27度39分東経121度27分        28日北緯24度55分東経119度30分        29日北緯22度48分東経116度48分        30日北緯21度40分東経111度40分        31日北緯19度40分東経111度15分      4.護衛艦 平島及昭慶丸        24日1200相崎瀬戸にて会合す 18.05.24:佐世保〜      〜05.24 ---- 佐第二四船団を護衛開始〜      〜05.26 0630 佐第二四船団花鳥山通過〜      〜05.26上海 18.05.28:上海根機密第281637番電:      1.支第二四船団        (礦石船)御影丸3300瓲、佛蘭西丸8300瓲、大圖丸2900瓲      2.護衛艦 平島 速力八節      3.28日1500呉淞発航路済州島南より富江1900着、古志岐沖にて解列、六連着31日1500      4.正午位置        29日北緯32度12分東経124度08分        30日北緯32度37分東経127度45分 18.05.28:上海〜05.28呉淞 18.05.28:(支第二四船団護衛)呉淞〜      〜05.30 2100 白瀬灯台の324度7浬にて潜水艦の雷撃を受けるが被害なし、船団は先行〜      〜05.20 2114 第一次爆雷攻撃九五式爆雷9個〜      〜05.30 2140 第二次爆雷攻撃九五式爆雷1個〜      〜05.30 2151 第三次爆雷攻撃九五式爆雷2個〜      〜05.31 0905 白瀬灯台の310度9浬に第四次爆雷投射九五式爆雷3個〜      〜05.31 0930 敷設艇」来着〜      〜05.31 0935 白瀬灯台の310度9浬に第五次爆雷投射九五式爆雷3個〜      〜05.31 1004 佐海防電令作第60号(掃蕩隊は大瀬崎よりの方位326度距離25浬を基点とする             236度60浬326度10浬の海図を掃蕩せよ)〜      〜05.31 1229 佐海防電令作第64号(尚念の為効果検討を続行せよ)〜      〜05.31 1242 「第二十五號驅潜特務艇」来着〜      〜05.31 1301 特設驅潜艇三峡丸」来着〜      〜05.31 1440 敷設艇巨濟」来着〜      〜05.31 1502 佐海防電令作第65号(尚監視を続行、明朝効果再確認の上帰投せよ)〜      〜05.31 1604 特設驅潜艇大安丸」来着〜      〜05.31 1855 佐防戦電令作第66号(女島南方の敵潜水艦位置に急航、協同攻撃に任ずべし)〜      〜05.31 1900 残爆雷18〜      〜05.31 1945 佐海防電令作第66号に依り行動、1日0430現場着の予定〜      〜05.31 2135 哨区発〜      〜06.01 0458 佐防戦機密第010458番電(女島の132度33.5浬を索敵報告せよ)〜      〜06.01 0500 女島の188度72浬着、掃蕩開始〜      〜06.01 0715 平島機密第010715番電(第二號哨戒艇攻撃地点に急航、索敵後担任区に就く)〜      〜06.01 1055 女島の143度29浬附近に油の浮流を認め附近捜索探知するも反響音なし〜      〜06.01 1523 佐海防電令作第71号(日没迄監視し変化なければ佐世保に帰投すべし)〜      〜06.01富江 18.06.02:富江〜06.02佐世保 18.06.07:佐世保〜訓練〜06.07佐世保 18.06.08:佐世保〜訓練〜06.08佐世保 18.06.09:佐世保〜訓練〜06.09佐世保 18.06.10:佐世保〜訓練〜06.10佐世保 18.06.11:一時将旗を掲揚 18.06.12:佐世保〜訓練〜06.12佐世保 18.06.13:特設砲艦富津丸」に将旗を復帰 18.06.14:佐鎮機密第141805番電:      1.タ第五〇四船団        護衛艦 平島、特務艦足摺洲埼、15日0800佐世保発、        K潮丸JZPM空船、あまつ丸JGBS空船、14日1800門司発、15日1200伊王島の46浬にて合同        右4隻18日1700高雄着の予定、何れも昭南行、編隊速力一二節、        航路 甑島よりA点北緯29度30分東経128度19分、B点与那国より90度18浬、C点江頭嶼の270度6浬      2.正午位置        16日北緯28度44分東経127度30分        17日北緯24度26分東経124度46分        18日北緯21度38分東経120度36分 18.06.14:佐世保鎮守府海面防備部隊信電令作第21号:      1.特務艦足摺、洲埼、陸軍船K潮丸、あまつ丸、15日0900佐世保発高雄を経て昭南に向う、速力一二節      2.平島は高雄迄之が直接護衛に任ずべし 18.06.15:(タ第五〇四船団護衛)佐世保〜06.18高雄 18.06.17:第一海上護衛隊機密第171825番電:       タ第五〇四船団護衛艦平島任務終了後、帰投の途次20日頃門司に向け高雄発淺間丸及阿蘇山丸の       直接護衛に任ぜしめらるる様取計はれ度 18.06.18:佐世保鎮守府海面防備部隊電令作第73号:       平島は任務終了後、帰投の途次20日頃門司に向け高雄発の淺間丸阿蘇山丸の直接護衛に任ずべし 18.06.18:第一海上護衛隊機密第181850番電:       当隊機密第171825番電通平島を19日1600高雄発淺間丸及阿蘇山丸の直接護衛に充つる様準備せり 18.06.20:(臨時B船団護衛)高雄〜      〜06.21 0912 特設砲艦香港丸」被雷〜      〜06.21 ---- 特設砲艦「香港丸」乗員を収容〜      〜06.21 ---- 特設砲艦「香港丸」乗員を特設砲艦「冨津丸」に移乗させる〜      〜06.23佐世保 18.06.27:伊萬里湾集合地管理官機密第271028番電:      1.シ第七〇六船団6隻(相崎瀬戸合同のとよさか丸を含む)        27日0600伊万里湾発、29日0900花鳥山通過の予定、速力八・五節、        航路 相崎瀬戸、黄島より花鳥山直航        龍江丸JQAG泗礁山(基隆)、鳴尾丸JBGP、宇佐丸JHKP以上蕪湖、勝利丸JATS鉄材、火薬、大冶、        第一鷹取丸JNHH879噸海軍船、揮発油、外部鉱油、上海      2.正午位置        28日北緯32度45分東経125度50分      3.護衛艦 平島及とよさか丸JCDO揮発油、軍需品、鋼材、上海        27日1200相崎瀬戸にて合同す 18.06.27:佐世保〜      〜06.27 1655 荒天の為シ第七〇六船団富江避泊〜      〜06.28 0900 シ第七〇六船団富江発〜      〜06.29 2330 シ第七〇六船団花鳥山通過〜      〜06.30呉淞沖 18.06.30:呉淞沖〜06.30上海 18.07.02:(モ第二〇三船団護衛)上海〜      〜07.04 0945 モ第二〇三船団、黄島通過〜      〜07.04佐世保 18.07.08:(シ第八〇三船団護衛)佐世保〜      〜07.10 0200 シ第八〇三船団、ベルブイ着〜      〜07.11上海 18.07.12:上海根據地隊機密第251345番電:      1.モ二〇三船団*1~和丸*2、船客500名、吉林丸、熱河丸門司経由神戸行      2.護衛艦 平島、速力十四節      3.12日1600呉淞発大瀬崎直航        13日2200黄島着門司行相崎瀬戸を通過後解列        14日1300門司着 18.07.12:(モ第二〇三船団護衛)上海〜      〜07.14 0100 モ第二〇三船団、黄島通過〜      〜07.15佐世保 18.07.21:伊萬里湾在勤海軍武官機密第210600番電:      1.シ第一〇六船団6隻(黄島沖合同の第二號興東丸を含む)21日0600伊万里湾発、23日1600鶏骨礁着        解列の予定、速力八節、航路相崎瀬戸、黄島より余山に向う        寶來丸JIGD、順陽丸JKLB馬鞍山、豐浦丸JONB、薩摩丸JAJC以上蕪湖、富山丸JTXD陸軍及軍属442名上海      2.正午位置        21日北緯32度05分東経126度10分      3.護衛艦 平島及第二號興東丸JEXG軍需品3757瓲、便乗者599名泗礁山(高雄)21日1600黄島沖にて合同 18.07.21:(シ第一〇六船団護衛)佐世保〜      〜07.23 1030 シ第一〇六船団、花鳥山通過〜      〜07.23上海 18.07.25:上海〜07.25呉淞 18.07.25:上海根據地隊機密第251345番電:      1.モ五〇五船団泰洋丸5000噸八幡行、木曾丸5830噸川崎行以上礦石船、        大信丸雑貨736瓲神戸行、第二大運丸1200噸若松経由長崎行、三島丸蛍石2450瓲京浜行      2.護衛艦 平島、速力八節      3.25日1300呉淞発大瀬崎直航        27日2000黄島着相崎瀬戸を通過後解列        28日1200六連着の予定      4.正午位置        26日北緯31度50分東経124度35分        27日北緯32度30分東経127度50分 18.07.25:(モ第五〇五船団護衛)呉淞〜      〜07.27 1315(N32.34-E127.42)之字運動Q法実施中左10度至近距離より敵潜の雷撃2本を受け1本命中             瞬時に沈没
18.07.27:沈没 18.09.01:内令第1833号:佐世保防備隊所属 18.11.01:内令第2285号:佐世保防備隊から削る 18.11.01:類別等級削除:内令第2249号ノ2  18.11.01:除籍:内令第2286号
喪失場所:N32.34-E127.42 五島列島福江島大瀬崎西方82km附近 喪失原因:米潜水艦Sawfish(SS-276)の雷撃

同型艇

 澎湖石埼鷹島濟州新井埼由利島怒和島前島

兵装

(計画時)
 四十口径八八式八糎高角砲1門、九三式十三粍二聯装機銃1基、
 三八式小銃20挺、一四式拳銃5丁、
 須式七十五糎探照燈1基、九六式一米半測距儀1基、
 九四式投射機1基、爆雷装填台三型1基、爆雷水圧投下装置三型2基、爆雷手動投下台一型8基、
 九五式爆雷36個、横式爆雷2個、
 対艦式二型大掃海具2組、小掃海具一型改一2組、水中処分具一型2組、
 九三式一型機雷120個(又は五号機雷130個又は九二式機雷18個又は九六式二号防潜網2組
 又は一四式捕獲網8組)。

写真資料

 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.47「敷設艇」 (P.36)
 雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.17「写真集 日本の小艦艇」(P.105)
 雑誌「世界の艦船」海人社 1996年2月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」(P.91)
 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2644)
 「日本海軍艦艇写真集 潜水艦・潜水母艦」ダイヤモンド社 H17.12 呉市海事歴史科学館(P.203)
 「新造船写真史」 S56.07 三菱重工業株式会社横浜造船所(P.69)

備考

*1 原文では「ナ二〇三船団」となっているが「モ二〇三船団」の誤りと思われる。
*2 原文では「進和丸」となっているが「~和丸」の誤りと推定。


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