驅逐艦(二等)

二等驅逐艦について

艦艇類別等級標準に初めて驅逐艦の等級が定められたのは大正元年8月28日(達第11号)で計画排水量千噸未満六百噸以上の中型驅逐艦が二等とされました。同日付で艦艇類別等級別表が改正され(達第12号)、櫻、橘の二隻が最初の二等驅逐艦に分類されました。昭和6年5月30日に三等が廃止され(軍令海第1号)以後基準排水量千噸未満の驅逐艦が二等とされました。
二等驅逐艦とされたものは全部で51隻ありますが、大東亞戦争までに多くの艦は除籍され、二等驅逐艦として参加したのは9隻だけでした。 大東亞戦争前に除籍された艦は、下で( )を付したもの以外は櫻、橘、樺、楓、桂、柏、梅、楠、松、榊、桐、杉、桃、柳、、檜、、桑、椿、槇、欅、榎、の35隻です。
なお、このうち哨戒艇として参加したものが10隻、練習船として参加したものが5隻ありました。また、樫は滿洲國海上警察隊として大東亞戦争に参加しました。

二等驅逐艦の諸元

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二等驅逐艦の艦歴

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(樅)

(榧)

(梨)

(蕨)

(蓼)

若竹

呉竹

早苗

(早蕨)

朝顔

(夕顔)

芙蓉

刈萱

 

写真出典:

  1. 蓮:"Naval History and Heritage Command"
  2. 早苗、早蕨:「浦賀・追浜百年の航跡」住友機械工業株式会社横須賀造船所
  3. 栂、夕顔:「石川島重工業株式会社108年史」 石川島播磨重工業株式会社
  4. 芙蓉、刈萱:「日本軍艦集 2600年版」海軍研究社

 

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