浮島の艇歴

 年 月 日:艇歴

14.07.28:起工、仮称艦名:第61號艦 14.09.30:命名:達第161号:「浮島」(ウキシマ) 14.09.30:類別等級制定:内令第669号:種別:特務艇、類別:敷設艇、艇型:測天型 14.09.30:本籍仮定:内令第668号:横須賀鎮守府 14.12.09:進水 15.01.23:信号符字點付:達第15号:JQMD 15.04.01:類別等級改正:内令第197号:種別:特務艇、類別:敷設艇、艇型:測天型 15.09.30:艤装員長:海軍大尉 今井 守之 15.--.--:艤装員事務所を設置し事務を開始 15.10.31:内令第765号:横須賀鎮守府、横須賀防備隊所属 15.10.31:竣工、艤装員事務所を撤去
15.10.31:特務艇長:海軍大尉 今井 守
15.11.15:戦時編制:横須賀鎮守府部隊横須賀防備戦隊横須賀防備隊附属 15.11.15:内令第822号:横須賀防備隊所属 16.07.16:入渠 16.07.21:出渠 16.08.28:特務艇長:海軍大尉 太田 耕 16.09.05:特務艇長:海軍中尉 武政 靜夫 16.09.29:特務艇長:海軍豫備中尉 平野 萬 16.12.01:信号符字改正:達第369号:JHUQ
16.12.08:戦時編制:横須賀鎮守府部隊横須賀防備戦隊横須賀防備隊 16.12.10:内令第1621号:横須賀防備隊所属 17.03.16:特務艇長:海軍豫備大尉 平野 萬 17.04.10:内令第655号:横須賀防備隊所属      〜05.19 1330 潮岬南方にて浚渫船「建設」の護衛開始〜      〜05.19 日没をもって敷設艇成生」の護衛終了〜      〜05.20 0600 伊勢湾にて浚渫船「建設」の護衛終了〜 17.--.--:特務艇長:海軍豫備大尉 小森 敏 17.07.10:内令第1220号:横須賀防備隊所属 17.07.10:軍隊区分:大海指第110号:作戦に関して一時第五艦隊司令長官の指揮に入る 17.07.10:軍隊区分:北方部隊電令作第137号:AO防備部隊 17.07.--:九六式二號防潜網一組、防潜網用機雷二組分搭載 17.07.10:九五式爆雷改二搭載、重油、清水搭載 17.07.11:横須賀(長浦)〜07.13大湊 17.07.13:敷設艇石埼」に横付け、防潜網機雷を引渡す 17.07.14:大湊〜07.18幌筵島乙前湾07.19〜07.19占守島片岡湾 17.07.20:1000-1030 砲戦教練 17.07.20:重油、清水満載 17.07.21:片岡湾〜      〜07.24 0400 第一配備、対潜掃蕩実施〜      〜07.24鳴神島 17.07.25:防潜網陸上作業 17.07.26:AO防電令作第7号:       霞(雷曳航、陽炎護衛)1500出港警戒に関し左の通定む      1.石埼、浮島、三號、四號監視艇は対潜警戒に関し陽炎に協力 17.07.26:鳴神島〜湾外の対潜掃蕩〜07.26鳴神島 17.07.27:鳴神島〜濃霧のため反転〜      〜07.27 0150 鳴神島帰投〜      〜07.27 0530 鳴神島発〜特設砲艦第二日の丸」聴音機設置作業護衛のため湾外哨戒、設標〜      〜07.27 0800 対潜掃蕩〜      〜07.27 1000 鳴神島帰投〜      〜07.27 1420 鳴神島発〜湾外哨戒〜      〜07.27鳴神島 17.07.28:鳴神島〜特設砲艦「第二日の丸」聴音機設置作業護衛のため湾外対潜掃蕩〜      〜07.28 0150 鳴神島帰投〜      〜07.28 0646 鳴神島発〜特設砲艦「第二日の丸」聴音機設置作業護衛のため湾外対潜掃蕩、             爆雷威嚇投射1個〜      〜07.28 0930 鳴神島帰投〜      〜07.28 1340 鳴神島発〜特設砲艦「第二日の丸」聴音機設置作業、             驅逐艦「霞」曳航護衛のため湾外対潜掃蕩、爆雷威嚇投射1個〜      〜07.28鳴神島 17.07.29:防潜網陸上作業       0946 敵大型四発機と交戦、四十粍機銃16発発射 17.07.30:鳴神島〜特設運送船鹿野丸」入港時湾口対潜警戒、爆雷威嚇投射1個〜      〜07.30 0931,1210 敵大型四発機と交戦、四十粍機銃139発七粍七機銃47発、小銃150発発射〜      〜07.30鳴神島 17.07.31:防潜網陸上作業 17.07.31:五警信令第3号:      1.浮島は繋留浮標用位置浮標を設置設標せよ      2.右設標終らば菊川丸にて繋留浮標を設置す 17.07.31:AO防電令作第8号:      1.松ヶ崎45度12浬に於て鹿野丸雷撃を受く      2.菊川丸は直に出動鹿野丸を曳航せよ      3.石埼、浮島、駆潜二六は鹿野丸附近海面を掃蕩警戒せよ      4.貴地飛行隊は敵潜水艦を制圧せよ 17.07.31:0712 鳴神島〜      〜07.31 ---- 対潜掃蕩、爆雷威嚇投射3個〜      〜07.31 ---- 特設運送船「鹿野丸」遭難現場着〜      〜07.31鳴神島 17.07.31:1300 鳴神島〜      〜07.31 1500 特設運送船「鹿野丸」遭難現場(セグラ島の340度5浬)着〜      〜07.31 1524 特設運送船「鹿野丸」の西方を警戒〜      〜07.31 1815 特設運送船「鹿野丸」の左正横にて警戒〜      〜07.31 ---- 爆雷威嚇投射1個〜      〜07.31鳴神島 17.08.01:特設運送船日向丸」から重油補給 17.08.01:(「菊川丸」護衛)鳴神島〜      〜08.01 1840 特設運送船菊川丸」が曳航準備作業終了、基地に向う〜      〜08.01 ---- 爆雷威嚇投射1個〜      〜08.02鳴神島 17.08.03:0234 特設運送船「日向丸」から重油補給      0430 鳴神沖港内繋留浮標假設標作業      0700 繋留浮標假設標作業終了      ---- 防潜網装備(08.04まで) 17.08.04:0940 敵大型四発機と交戦、四十粍機銃58発、七粍七機銃45発、小銃47発発射 17.08.04:五警信令第8号:      1.石埼、浮島は5日0130出港左記に依り防潜網(機雷を装備せず)を設置すべし       (イ)基点小島埼(219)の320度1,100m       (ロ)敷設船方位320度線長1,000m      2.右設置作業中監視艇は第二哨戒配備驅潜艇及伊六潜搭載飛行機は第四哨区の対潜警戒 17.08.05:鳴神島〜爆雷威嚇投射1個〜      〜08.05 0254 防潜網設置開始〜      〜08.05 0301 防潜網設置終了〜      〜08.05鳴神島 17.08.05:五警信令第9号:       1745水中聴音機により敵潜松ヶ崎の50度1500直ちに出港大防機雷長指揮の下に攻撃せよ 17.08.05:鳴神島〜対潜掃蕩、爆雷威嚇投射4個〜08.05鳴神島 17.08.06:(「菊川丸」護衛)鳴神島〜      〜08.06 ---- 対潜掃蕩、爆雷威嚇投射2個〜      〜08.06 0200 敵潜望鏡を発見、爆雷4個投射〜      〜08.09片岡湾 17.08.07:軍隊区分:大海指第117号:作戦に関する第五艦隊司令長官の指揮を解く 17.08.09:重油搭載 17.08.10:清水搭載 17.08.11:片岡湾〜08.13稚内 17.08.14:稚内〜08.15函館 17.--.--:函館〜横須賀 17.--.--:横須賀〜      〜10.13 0800 久里浜にて特設巡洋艦盤谷丸」と合同、山田に向う〜 17.11.21:特務艇長:海軍豫備大尉 矢口 勝 18.04.01:内令第584号:横須賀防備隊所属 18.05.09:特務艇長:海軍豫備大尉 廣瀬 廣行 18.05.16:特務艇長:海軍豫備大尉 高津 源吾 18.06.09:特務艇長:海軍豫備大尉 河野 正 18.07.01:特務艇長:海軍大尉 河野 正 18.09.01:内令第1833号:横須賀防備隊所属 18.09.24:機密横鎮電令作第241号:      2.海面防備部隊指揮官は旗風及浮島をして現任務を中止、大鷹遭難現場に急派、冲鷹艦長の        指揮を受け対潜警戒、掃蕩及大鷹救援作業に任ぜしむべし 18.09.26:横海防信電令作第395号:現護衛任務終了せば浦賀に帰投
18.11.16:沈没 19.01.31:内令第265号:横須賀防備隊から削る 19.01.31:類別等級削除:内令第259号 19.01.31:除籍:内令第266号
喪失場所:N34.28-E137.20 喪失原因:米潜水艦(SS-)の雷撃

同型艇

 測天白~巨濟成生

兵装

(計画時)
 毘式四十粍二聯装機銃1基、
 三八式小銃20挺、一四式拳銃5丁、
 須式七十五糎探照燈1基、一四式一米半測距儀2基、
 九四式投射機1基、爆雷装填台三型1基、爆雷水圧投下装置2基、爆雷手動投下台8基、
 九一式一型爆雷36個、
 大掃海具二号二型2組、小掃海具一型2組、
 九三式機雷120個(又は一四式二号防潜網2組又は一四式捕獲網8組)。

(17.07現在)
 毘式四十粍二聯装機銃1基、留式七粍七機銃1基、
 三八式小銃、
 投射機、
 九五式爆雷改二20個、
 九六式二号防潜網1組、掃海立標一型3組。

写真資料

 要調査

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