河北丸の船歴

 年 月 日:船歴

05.12.15:起工 06.04.20:進水、命名:河北丸 06.06.30:竣工
06.--.--:新規登録:船舶番号:413、信号符字:QNCP、           所有者:大連汽船株式會社、船籍港:大連市、           登録総噸数:3,277、登録純噸数:1,875 06.06.30:登録検査、船級:LR ✠100A1 --.--.--:大連を起点とする不定期船 08.--.--:信号符字変更:JKUA 08.10.06:1830 大連港埠頭第34区沖合にて「大連丸」と衝突 10.--.--:大連−新潟線 10.--.--:変更登録:登録総噸数:3,310、登録純噸数:2,005 12.07.03:定期検査 13.11.09:中間検査 14.--.--:〜04.11蕪湖04.12〜 15.02.23:私設無線電信施設廃止:関東局告示第14号(03.09附) 
15.02.--:新規登録:事由:關東州より編入       船舶番号:46807、       所有者:日本海汽船株式會社、船籍港:東京市、       登録総噸数:3,350 15.02.26:無線電信取扱所設置:逓信省告示第479号(03.01附):       名称:河北丸無線カホクマルムセン電信取扱所       位置:日本海汽船株式會社所属汽船河北丸       定繋港:新潟 15.02.26:無線局名:逓信省告示第480号(03.01附):局名:河北丸、呼出符号:JKUA 15.02.29:無線局名:逓信省告示第621号(03.12附):局名:河北丸、呼出符号:JDJO 15.05.15:敦賀〜清津〜羅津〜浦塩〜 15.05.23:信号符字點付:逓信省告示第1379号:JDJO 15.12.18:新潟〜羅津〜清津 16.--.--:変更登録:登録総噸数:3,352、登録純噸数:1,998
16.09.01:徴傭 16.09.20:入籍:内令第1093号:特設砲艦、佐世保鎮守府所管 16.09.20:内令第1094号:機雷敷設に従事する特設砲艦に指定 16.09.20:砲艦長:海軍大佐 川越 忠光 16.10.15:戦時編制:佐世保鎮守府部隊大島根據地隊 16.12.08:瀬相〜      〜12.11 暗岩に触礁〜      〜瀬相 17.01.06:瀬相〜01.06瀬相 17.01.09:瀬相〜01.09瀬相 17.01.15:戦時編制:佐世保鎮守府部隊佐世保防備戦隊 17.01.15:軍隊区分:機密佐世保鎮守府命令作第14号:海面防備部隊警備部隊 17.01.15:軍隊区分:機密佐鎮海面防備部隊命令作第31号:警備部隊 17.01.18:瀬相〜01.20佐世保 17.01.27:佐世保〜01.30佐世保 17.01.27:佐世保〜01.30佐世保 17.02.05:軍隊区分:機密佐鎮海面防備部隊命令作第32号:警備部隊 17.02.14:佐世保鎮守府信電令作第27号:      1.佐世保防備戦隊司令官は左に依り陸軍輸送船の直接護衛を実施せしむべし       (イ)第一船団(六隻、速力14節)、護衛艦:平島刈萱          第二船団(七隻、速力10節)、護衛艦:河北丸、冨津丸       (ロ)護衛艦指揮官 佐世保防備戦隊司令       (ハ)集合点    六連島北北西海面       (ニ)出発日    第一船団 16日                 第二船団 17日       (ホ)護衛区域   六連より馬公迄       (ヘ)航路     馬公へ直航       (ト)其の他    指揮官所定      2.佐世保海軍航空隊司令は適宜飛行機を派遣し右護衛に協力すべし 17.02.14:佐世保鎮守府信電令作第29号:       佐世保鎮守府信電令作第27号中第1項(ニ)出発日16日及17日とあるを夫々17日及18日に改む 17.02.14:佐鎮海面防備部隊電令作第31号:       佐世保附近防備部隊指揮官は平島、刈萱、河北丸を指揮し佐世保鎮守府信電令作第27号に依る       陸軍輸送船の直接護衛を実施すべし 17.02.14:佐世保鎮守府信令第24号:       佐世保第一海兵團長は信電令作第27号に依る護衛中信号兵四名を陸軍輸送船に派遣すべし       但し往復の際の便乗艦を平島及河北丸とす 17.02.15:佐世保〜02.16門司 17.02.18:(第56師団輸送船団第二船団護衛)門司〜02.18唐津02.20〜02.24馬公 17.02.24:佐鎮信電令作第38号:護衛任務解除 17.02.25:機密第254番電:輸送任務に従事し高雄経由成るべく速やかに帰投 17.02.26:馬公〜02.26高雄03.03〜03.07佐世保 17.02.--:軍隊区分:第一部隊(1)第一小隊(1) 17.03.13:佐世保鎮守府信電令作第46号:       左に依り陸軍輸送船団四隻(昭南島行第十八師団補充員及比島行独立守備隊計五〇〇名乗船)の       護衛を実施すべし      1.直接護衛       (イ)護衛艦     河北丸、峯風       (ロ)護衛指揮官   河北丸砲艦長       (ハ)輸送船     夕映丸もんとりゐる丸サマラン丸                  速力九節       (ニ)集合      3月16日夕刻 博多湾       (ホ)出発日時    17日1500       (ヘ)護衛区域及航路 博多より馬公迄第一航路直航、第二航路南西諸島寄り       (ト)馬公入港日時  第一航路21日夕刻、第二航路22日朝       (チ)其の他指揮官所定      2.佐世保防備戦隊艦艇は概ね現警戒掃蕩配備にて前路掃蕩及間接護衛に任ずべし      3.佐世保海軍航空隊司令は適宜飛行機を派遣し右護衛に協力すべし 17.03.14:佐世保〜03.15博多湾 17.03.17:(陸軍船団護衛)博多湾〜03.21馬公 17.03.21:佐鎮機密第285番電:護衛任務解除 17.03.23:馬公〜03.24基隆03.27〜04.04六連島沖04.05〜04.05門司04.07〜04.08佐世保 17.04.04:佐鎮海面防備部隊電令作第34号:04.06以後女島西方海面対潜掃蕩:第二掃蕩隊 17.04.10:軍隊区分:機密佐世保鎮守府命令作第22号:海面防備部隊掃蕩部隊 17.04.12:佐鎮海面防備部隊電令作第36号:       女島及びその290度線90浬並びに各点の200度100浬を結ぶ区域掃蕩 17.04.12:佐世保〜04.18佐世保 17.04.15:軍隊区分:機密佐鎮海面防備部隊命令作第35号:掃蕩部隊第一掃蕩隊 17.04.19:将旗を一時掲揚 17.04.22:佐鎮海面防備部隊信電令作第2号:04.25より女島西方海面対潜掃蕩:第三掃蕩隊 17.04.25:将旗撤去 17.04.25:佐世保〜05.05佐世保 17.05.09:佐世保〜05.12富江05.15〜05.15福江05.16〜05.16佐世保 17.05.20:軍隊区分:機密佐鎮海面防備部隊命令作第36号:掃蕩部隊第三掃蕩隊 17.05.26:佐世保〜05.26富江06.01〜06.02佐世保 17.06.03:佐世保鎮守府信電令作第73号:       左に依り南海支隊用陸軍船団七隻(パラオ経由ラボール行弾薬糧積載)の護衛を実施すべし      1.直接護衛       (イ)護衛艦   河北丸、平島第三十六號哨戒艇       (ロ)護衛指揮官 河北丸艦長       (ハ)輸送船   ぶりすべん丸和浦丸ありぞな丸川丸大井川丸、三共丸、妙高丸、                 速力10節半       (ニ)集合    6月5日1700唐津湾       (ホ)出発    5日夜       (ヘ)航路    唐津相崎瀬戸通航大東島の東       (ト)第四艦隊に引続き東経133度北緯20度9日夕刻の予定       (チ)其の他指揮官所定      2.佐防戦艦艇は概ね現配備にて間接護衛に任ずべし      3.佐世保航空隊博多航空隊各司令は適宜飛行機を派遣右護衛に協力すべし      4.夕凪は右に協力門司附近より適宜護衛を行へ 17.06.04:佐世保〜06.05唐津湾 17.06.05:(南海支隊輸送船団護衛)唐津湾〜(N20-E133)護衛終了〜06.13佐世保 17.06.25:佐世保〜06.27那覇06.30〜07.02鹿児島07.04〜07.04枕崎07.05〜07.05佐世保 17.07.08:佐世保〜07.08富江07.09〜07.09玉ノ浦07.14〜07.14寺島水道〜07.15佐世保 17.07.25:佐世保〜第2回主砲教練射撃〜07.27佐世保 17.07.26:佐世保鎮守府信電令作第79号:       左記に依り陸軍輸送船団五隻(上海行軍隊輸送)の護衛を実施すべし      1.直接護衛       (イ)護衛艦    河北丸、       (ロ)護衛指揮官  河北丸艦長       (ハ)輸送船    水戸丸すらばや丸六甲丸ぱしふいつく丸咸鏡丸、速力10節       (ニ)集合地    7月30日0900伊万里発       (ホ)出発     1300頃       (ヘ)伊万里より上海迄直航       (ト)呉淞入港予定 8月1日夕刻       (チ)其の他指揮官所定      2.佐世保海軍航空隊司令は適宜飛行機を派遣右護衛に協力すべし 17.07.27:佐鎮機密第62番電:      1.佐世保鎮守府信電令作第79号中の護衛艦にを追加せらる      2.鷗は概ね白瀬灯台より馬鞍群島附近迄の直接護衛に任ぜしめられ度 17.07.29:佐世保〜07.29伊万里 17.07.30:(陸軍船団護衛)伊万里〜08.01呉淞沖08.02〜08.02上海 17.08.06:上海〜08.08佐世保 17.08.13:佐世保〜08.13寺島08.14〜08.14雪浦08.15〜08.15佐世保 17.08.17:佐世保〜08.18玉ノ浦08.19〜08.19富江08.20〜08.20佐世保 17.08.25:佐世保〜08.25雪浦08.26〜08.26寺島08.27〜08.27恵美須湾08.28〜08.28野母崎08.29〜 〜08.29橘湾08.31〜08.31佐世保 17.09.02:佐世保鎮守府信電令作第81号:      1.佐世保防備戦隊司令官は左に依り河北丸、鷹島をしてしろがね丸(第十六設営隊乗船)の直接護衛に        任ぜしむべし       (イ)護衛指揮官  河北丸砲艦長       (ロ)護衛区域   佐世保より東経133度北緯27度附近迄(爾後単独航行)       (ハ)航路     屋久島南方よりトラックへ概ね直航       (ニ)速力     約九節       (ホ)9月3日1600佐世保発(13日朝トラック着の予定)       (ヘ)鷹島は4日草垣島南東方にて合同す      2.佐世保防備隊艦艇は現配備に在りて間接護衛に任ずべし      3.佐世保海軍航空隊司令は適宜飛行機を派遣し右護衛に協力すべし 17.09.03:(「しろがね丸」護衛)佐世保〜      〜09.05 ---- 特設運送船しろがね丸」の護衛終了〜      〜09.08佐世保 17.09.15:佐世保〜09.15崎戸09.16〜09.16神浦09.16〜09.16志々岐09.17〜09.17名切湾09.18〜      〜09.18富江09.19〜09.19富江09.20〜09.20佐世保 17.09.21:将旗復帰 17.09.23:将旗を一時、特設砲艦第二日正丸」に移揚 17.09.23:佐世保〜09.24佐世保 17.09.24:将旗復帰 17.09.28:佐世保〜10.02佐世保 17.10.08:佐世保〜10.09佐世保 17.10.14:佐世保〜10.17佐世保 17.10.19:将旗を一時、特設砲艦「第二日正丸」に移揚 17.10.24:佐世保海軍工廠にて入渠 17.10.25:将旗復帰 17.10.28:出渠 17.11.10:軍隊区分:機密佐世保鎮守府命令作第33号:海面防備部隊掃蕩部隊 17.11.24:大海指第163号:海軍省配属補給部隊艦船に準じ輸送任務に従事せしむべし 17.11.27:佐世保〜11.27佐世保 17.11.29:佐世保〜11.29佐世保 17.12.--:軍隊区分:掃蕩部隊第四掃蕩隊 17.12.15:佐世保〜12.17青島 17.12.17:軍隊区分:機密佐鎮海面防備部隊命令作第47号:海軍省配属補給部隊に準じ輸送任務 17.12.18:官房機密第15557号:特設艦船艤装替の件訓令       部下関係各部をして首題の件左記に依り施行せしむべし        記      1.工事要領        左の特設艦船を特設運送船に艤装替するものとし詳細に関しては海軍艦政本部長及海軍航空        本部長をして直接関係各海軍工廠長、海軍航空技術廠長及第三十一海軍航空廠長に通牒せしむ         船名     担当         相良丸    横須賀         第十二日正丸 呉         河北丸    佐世保         第二號桂丸  佐世保         山東丸    舞鶴         讃岐丸    舞鶴      2.所要、還納兵器        海軍艦政本部長及海軍航空本部長をして直接関係海軍軍需部長、第二及第三十一海軍        航空廠長に通牒せしむ       3.完成期        成るべく速に      4.費目       (省略)      5.附記        本工事は部下造船所に委託することを得 17.12.23:青島〜12.25佐世保 18.01.01:大海指第183号:       大海指第163号中、河北丸及山東丸を削除 18.01.01:除籍:内令第3号
18.01.01:入籍:内令第4号:特設運送艦、佐世保鎮守府所管 18.01.01:戦時編制:海軍省配属、種別:雑用 18.01.01:特務艦長:海軍大佐 川越 忠光 18.01.12:佐世保〜01.15芝浦01.17〜01.17横須賀 18.01.--:第四防空隊乗船 18.01.23:横須賀〜      〜01.24 御蔵島沖にて荒天の為、「第十八號掃海艇」の護衛終了〜      〜02.02トラック 18.02.07:トラック〜02.10カビエン02.10〜02.11ラバウル 18.02.19:ラバウル〜02.21ブイン02.21〜02.21ショートランド 18.02.22:バラレにて第十八設營隊に酒保物品100t、貯糧品0.58t補給 18.02.23:ショートランド〜02.23ブイン02.25〜02.27ラバウル 18.03.02:ラバウル〜03.06トラック 18.03.08:トラック〜03.10サイパン03.19〜03.26横浜03.29〜03.29横須賀 18.04.02:特務艦長:海軍大佐 高橋 榮吉 18.04.14:横須賀〜04.25トラック 18.04.28:(第1282船団)トラック〜05.02ラバウル 18.05.22:ラバウル〜05.31パラオ 18.06.04:パラオ〜06.04アンガウル06.05〜06.05パラオ 18.06.07:(P607船団)パラオ〜 18.06.08:0225 深島向け航行中(N09.08-E134.23)にて右一番船艙附近に被雷      0941 沈没、生存者は「第三十一號哨戒艇」に収容
18.06.08:沈没 18.08.01:除籍:内令第1573号 18.08.01:解傭
喪失場所:N09.30-E134.32 パラオ島コロール北方220km付近 喪失原因:米潜水艦Finback(SS-230)の雷撃

同型船

 河南丸

兵装

 要調査。

写真資料

 雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和6年8月号
 雑誌「船の科学」船舶技術協会 1997年11月号「日本商船隊の懐古 No. 220」山田早苗
 日本海汽船株式会社五十年史(P.18)

図面資料

 "Lloyd's Register Foundation-Heritage & Education Centre", Unique reference code:-
   LRF-PUN-W1278-0193-P
   LRF-PUN-W1278-0194-P
   LRF-PUN-W1278-0195-P
   LRF-PUN-W1278-0196-P

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