讃岐丸の船歴

 年 月 日:船歴

13.08.29:起工 14.02.08:進水、命名:讃岐丸 14.05.01:竣工
14.04.--:新規登録:登録総噸数:7,156、登録純噸数:3,914、           登録長:146.2、登録深:9.8 14.04.28:登録検査、船級:TK N.S.*、船級番号:832 14.04.28:船舶検査証書交付 14.05.08:長崎〜上海〜大連〜 14.05.10:訂正登録:登録総噸数:7,158、登録純噸数:3,913 14.06.02:横浜〜07.10倫敦 15.02.16:神戸〜清水〜横浜02.20〜パナマ〜倫敦 15.05.--:中間検査 15.06.13:横浜〜紐育 16.07.--:中間検査 16.08.16:徴傭通知:兵備三機密第873号
16.08.17:徴傭 16.09.05:入籍:内令第1025号:特設水上機母艦、舞鶴鎮守府所管 16.09.05:艦長:海軍大佐 露木 専治 16.09.25:戦時編制:聯合艦隊第三艦隊第二根據地隊 16.10.27:舞鶴海軍工厰にて艤装工事完了 16.--.--:変更登録:登録総噸数:9,246、登録純噸数:5,235、           登録長:147.1、登録深:12.5 16.11.23:軍隊区分:機密菲島部隊命令第1号:菲島部隊主隊 16.12.02:高雄入港 16.12.03:東港航空隊に飛行基地設置 16.12.07:搭載飛行機隊全機を飛行基地に空輸完了(以後バタン、アパリ、ビガン攻略に協力) 16.12.07:特設砲艦南浦丸」、阿蘇丸」を横付け、爆弾、燃料、真水及び基地物件移載 16.12.08:カミギン基地員を特設砲艦「南浦丸」に便乗させ派遣 16.12.10:不時着喪失の代機を東港基地に空輸 16.12.10:第一航空隊所属Z329號機不時着の救助作業 16.12.14:カミギン基地員、特設砲艦「南浦丸」にて帰艦  16.12.17:ビガン基地員を漁船「第二榮興丸」及び「第三海南丸」にて派遣 16.12.18:飛行機隊はリンガエン上陸作戦支援(12.25まで) 16.12.23:零式水上観測機1機水上滑走中転覆中破 16.12.24:官房機密第12370號:訓令:九米カッター搭載   16.12.25:ビガン基地撤収 16.12.26:ビガン基地員、特設急設網艦須磨の浦丸」にて帰艦 16.12.27:漁船、高雄に帰着、基地物件揚収終了 16.12.29:軍隊区分:蘭印部隊命令第3号:蘭印部隊西方攻略部隊第一航空部隊 16.12.31:高雄〜01.05ダバオ 17.01.05:ダバオ入港前、搭載機3機射出発艦、対空警戒 17.01.06:延べ6機にて泊地上空警戒 17.01.06:ダバオ〜01.06サマル島西岸01.07〜01.08サランガニ湾付近 17.01.08:搭載機によるタラウド、サンギ両列島方面敵艦艇捜索、第一護衛隊対潜直衛 17.01.09:0731 対空戦闘:短八糎高角砲6発、二十五粍機銃109発、七粍七機銃120発発射      0737 搭載機1機射出、敵機追跡後、対空直衛      1040 搭載機揚収      1515 特設水上機母艦山陽丸」と合同      1545 第一護衛隊後尾に入列      1945 特設水上機母艦「山陽丸」、本艦後尾に入列 17.01.10:第一護衛隊から解列〜シンゴラ付近行動 17.01.10:0810 搭載機がタラカン燈船の165度28浬にて商船"Baynain"を爆撃      0903 搭載機がタラカン燈船を銃撃      搭載機による船団対潜直衛      搭載機による北緯1度以北同3度以南東経120度以西の索敵攻撃      搭載機により漁船銃撃、給油船爆撃、銃撃 17.01.11:シブコ湾附近にて搭載機発艦、第一護衛隊泊地対潜警戒、タラカン島陸戦協力      搭載機により商船(200t級客船)撃沈 17.01.12:搭載機によるタラカン島陸戦協力 17.01.13:搭載機による船団泊地附近対潜警戒、対空警戒      〜01.13タラカン 17.01.14:タラカン島東岸に水上基地設置 17.01.14:搭載機による対空警戒、対潜捜索 17.01.15:搭載機による港口附近対潜警戒、対空直衛 17.01.16:搭載機による港口附近対潜警戒、対空警戒 17.01.17:搭載機による港口附近対潜警戒、索敵、給油船爆撃 17.01.18:搭載機による港口附近対潜警戒、索敵 17.01.19:搭載機による港口附近対潜警戒、索敵 17.01.20:搭載機による港口附近対潜警戒、索敵 17.01.21:搭載機によるタラカン燈船の100浬圏内敵潜掃蕩 17.01.22:搭載機による輸送船団の対潜直衛 17.01.23:飛行機隊全機、サンクリラン湾に移動するも3機帰艦 17.01.24:タラカン〜01.25サンクリラン 17.01.25:サンクリラン基地撤収 17.01.25:サンクリラン〜      搭載機によるバリックパパン泊地対潜警戒      〜01.26バリックパパン(飛行場沖) 17.01.26:マンガル河口北側に水上基地設置      搭載機による泊地附近対潜警戒、対空警戒 17.01.27:対空戦闘:短八糎高角砲14発、二十五粍機銃274発発射      米空軍のB-17により左舷に6発、右舷に4発至近弾、      前甲板の零式水上観測機1機小破、後部飛行甲板の零式水上観測機1機(三菱第81號)中破      米空軍のB-17により前部両舷に10発至近弾、      二番船艙左舷外板120-132番ビーム間水線下3.5mの箇所に於いて最大凹部2mの変形、      全長8mに亘り外板接合部開口、二番船艙浸水満水、応急作業開始、      一番船艙浸水、      爆弾を「第三呉羽丸」に移載 17.01.28:艦内応急作業、一番艙排水完了 17.01.29:零式水上観測機6号機(三菱第90號)、着水時に転覆大破、本艦に収容      対空戦闘:短八糎高角砲14発、二十五粍機銃90発発射 17.01.29:軍隊区分:第三艦隊機密第37番電:02.07以降第一根據地部隊に編入  17.01.30:搭載機によるバリックパパン泊地対潜警戒      応急作業      搭載機によるマカッサル海峡方面対潜攻撃、制圧 17.01.31:搭載機によるマカッサル海峡方面対潜捜索、制圧      搭載機による対空直衛 17.02.01:搭載機によるマカッサル海峡方面対潜掃蕩      排水開始 17.02.02:搭載機によるマカッサル海峡方面対潜掃蕩、アダン湾及びその南方水道附近偵察 17.02.03:搭載機によるマカッサル海峡方面対潜掃蕩      対空戦闘:短八糎高角砲13発、二十五粍機銃150発発射 17.02.04:搭載機によるマカッサル海峡南口方面捜索 17.02.05:搭載機による輸送船団前路対潜掃蕩 17.02.06:搭載機による輸送船団対潜直衛、零式水上観測機1機(31空第22号)着水時転覆大破      バリックパパン港内入泊、二番艙排水ほぼ完了 17.02.07:軍隊区分:第一根據地部隊に編入 17.02.07:排水完了、補強工事開始 17.02.07:パラパ基地員を「第三十六號哨戒艇」、「第三海南丸」及び「第二榮興丸」にて派遣 17.02.10:飛行機隊はパラパ基地(マカッサル)へ移動 17.02.10:バリックパパン基地撤収 17.02.25:特設工作艦山彦丸」による二番船艙損傷応急修理現状調査 17.02.26:「山彦丸」工作員による損傷箇所の補強、防水処置(03.06まで) 17.02.28:特設工作艦「山彦丸」に横付け 17.03.06:特設工作艦「山彦丸」に横付け離す、「第三呉羽丸」に六番陸用爆弾200発移載 17.03.07:「第三呉羽丸」に八七航空揮発油50缶移載 17.03.09:清水補給 17.03.10:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第三南遣艦隊附属 17.03.10:軍隊区分:機密菲島部隊命令作第6号:主隊 17.03.10:バリックパパン〜03.12アワルアワル 17.03.12:飛行機揚収容、基地撤収、「第三呉羽丸」の爆弾を収容 17.03.12:アワルアワル〜サントトーマス(リンガエン湾) 17.03.17:軍隊区分:機密菲島部隊命令作第8号:主隊(03.24発動) 17.03.21:午前搭載機1機によるリンガエン湾口附近対潜哨戒      航空燃料搭載 17.03.22:午前、搭載機2機によるリンガエン湾口附近対潜哨戒 17.03.23:リンガエン湾〜 17.03.24:1000 水雷艇「鴻」と合同〜      1100 水雷艇「鴻」解列〜      1230 搭載機3機射出発艦、ハルセイ湾内偵察〜      1400 ハルセイ湾入港      1530 搭載機帰艦 17.03.25:午前、午後搭載機各2機による哨戒 17.03.26:午前搭載機2機による哨戒、午後1機による偵察 17.03.27:午前搭載機2機による哨戒、クリオン上陸掩護      夕刻搭載機2機によるハルセイ湾口対潜哨戒 17.03.28:午前、午後搭載機各2機による哨戒 17.03.29:午前搭載機2機による哨戒 17.03.30:午前、午後搭載機各2機による哨戒(04.02まで) 17.04.03:午前搭載機2機による哨戒 17.04.03:ハルセイ湾〜04.04オロンガポ(スービック湾) 17.04.04:運送艦鳴戸」に横付け、重油補給      特設運送船朝山丸」が横付け、清水補給 17.04.05:零式水上観測機3機発進、不時着機捜索      不時着機発見、八号機(三菱第138号)着水、救助作業中、陸岸より砲銃撃を受け沈没      四号機着水、1名救助の上帰投       零式水上観測機1機(四号機)発進、遭難者救助      零式水上観測機1機(七号機)発進、遭難者救助 17.04.05:オロンガポ〜04.06ハルセイ湾 17.04.06:午前、午後搭載機各2機による哨戒(04.07まで) 17.04.07:ハルセイ湾〜 17.04.08:0630 搭載機2機発進、バロロド、イロイロ、ネグロス島西岸の索敵      0950 ギマラス島サウスポイント沖にて搭載機揚収、仮泊      1015 対空戦闘:短八糎高角砲12発、二十五粍機銃120発発射      1110 搭載機2機による「パナイ」「ネグロス」島北部飛行場索敵   1350 搭載機揚収 17.04.09:0650 搭載機4機による敵魚雷艇捜索攻撃、米魚雷艇PT34を銃爆撃      0730 対空戦闘:十五糎砲4発、短八糎高角砲5発発射      0930 搭載機帰艦 1105 搭載機2機による敵魚雷艇捜索攻撃、米魚雷艇PT34を銃爆撃      1400 搭載機帰艦 17.04.10:0615 ボホール海峡南口外方にて零式水上観測機2機発進      1020 セブ港南口にて三十二空不時着機揚収      1405 対空戦闘:短八糎高角砲4発、二十五粍機銃76発発射      1705 ボホール島ヘタフエ西方に入泊 17.04.11:搭載機によるセブ陸戦協力、対潜警戒、飛行場写真偵察      ヘタフエ港コルテ角にて陸岸と戦闘:十五糎砲12発、短八糎高角砲23発、二十五粍機銃254発、      七粍七機銃68発発射〜セブ(港内) 17.04.12:0711 対空戦闘:短八糎高角砲51発、二十五粍機銃462発、七粍七機銃112発発射         零式水上観測機2機発進、敵機攻撃 17.04.12:0737 セブ〜      1455 零式水上観測機2機発進、敵機攻撃      1709 同機揚収      1815 セブ入港      夜間 水雷艇「雉」を横付け、重油補給 17.04.12:菲島部隊電令作第25号:第二護衛隊に協力、パナイ島攻略作戦に従事 17.04.13:0500 零式水上観測機4機発進、マライバライ、デルモンテ飛行場攻撃(三菱第73号機未帰還)      0625 セブ〜ボホール海峡      1030 零式水上観測機2機発進、デルモンテ飛行場爆撃、カガヤン飛行場銃撃      1853 水雷艇「雉」と合同      ボホール海峡〜04.14パナイ島南西海面 17.04.14:1300 零式水上観測機3機発進、ネグロス島、パナイ島敵飛行場索敵攻撃、機雷透視      1630 パナイ島西北パンダン湾にて全機揚収〜04.15ロンブラン 17.04.16:搭載機延べ6機によるパナイ島攻略作戦協力 17.04.17:午前、午後零式水上観測機各2機によるパナイ島攻略作戦協力 17.04.17:ロンブラン〜 17.04.18:0630 零式水上観測機2機発進、ギマラス島潜水艦基地偵察攻撃      0915 同機揚収      〜04.19オロンガポ(スービック湾) 17.04.19:菲島部隊電令作第31号:04.20以後毎日午後飛行哨戒任務 17.04.20:午後搭載機2機によるマニラ湾封鎖担任区域哨戒(04.25まで) 17.04.20:菲島部隊電令作第33号:第一護衛隊、川口支隊に協力、コタバト上陸作戦に従事 17.04.23:分解検査中の九五式水上偵察機完備 17.04.24:東港航空隊より零式水上観測機3機空輸、定数完備 17.04.26:菲島部隊電令作第62号:      スービック湾を通ずる340度以西同湾を中心とする100浬圏内の敵潜捜索攻撃 17.04.26:午前零式水上観測機3機発進、敵潜を発見せず帰艦      午後搭載機5機発進、敵潜を発見せず帰艦 17.04.26:菲島部隊電令作第36号:菲島部隊電令作第31号による任務解除 17.04.26:スービック湾〜04.28ザンボアンガ沖 17.04.28:搭載機延べ6機による輸送船団対潜直衛      〜04.29パラング 17.04.29:搭載機延べ10機による輸送船団対潜対空警戒 17.04.30:搭載機延べ6機による泊地対潜対空警戒(05.01まで) 17.05.01:菲島部隊電令作第40号:スービック湾へ回航 17.05.02:搭載機延べ4機による輸送船前路警戒、対潜直衛      搭載機延べ2機による泊地対潜対空警戒 17.05.03:水雷艇「雉」に燃料補給 17.05.03:パラング〜スービック湾 17.05.04:菲島部隊電令作第41号:05.05以後コレヒドール島の外方50浬圏内海峡の飛行警戒任務 17.05.05:午前、午後搭載機各2機によるコレヒドール北方泊地の敵潜有無を偵察 17.05.05:菲島部隊電令作第42号:スービック湾にて待機(十二節十五分間待機) 17.05.06:搭載機2機によるコレヒドール偵察攻撃及び外方5浬哨戒      搭載機延べ15機によるコレヒドール島爆撃      搭載機1機によるマニラ湾内敵船舶偵察 17.05.07:早朝搭載機2機によるマニラ湾外の哨戒及び湾口の敵船の動静を偵察 17.05.09:軍隊区分:機密菲島部隊命令作第10号:主隊 17.05.09:スービック湾〜05.09マニラ 17.05.09:マニラ入港前、零式水上観測機6機によるキャビテ及びマニラ上空編隊飛行 17.05.13:菲島部隊電令第72号:出撃までに第三十一特別根據地隊所属特型運貨船2隻を搭載 17.05.15:機密菲島部隊命令作第11号:ポートプリンセサ攻略部隊の支援任務 17.05.16:搭載機3機によりブスアンガ島コロン付近に伝単散布 17.05.16:マニラ〜05.17コロン 17.05.17:搭載機各2機によりポートプリンセサ及びクーヨー偵察、伝単散布 17.05.17:コロン〜05.18ポートプリンセサ 17.05.18:特型運貨船2隻を卸し「Princess of Negros」號に派遣 17.05.18:搭載機延べ7機により陸戦協力、泊地対潜対空警戒 17.05.18:「Princess of Negros」號に清水補給 17.05.19:搭載機延べ6機により対潜対空警戒、内1機ブエナヴィスタ付近に伝単散布 17.05.19:特設砲艦木曽丸」に清水補給 17.05.19:特型運貨船1隻収容、1隻は残置 17.05.19:ポートプリンセサ〜05.20クーヨー 17.05.20:水上機地調査隊員派遣、零式観測機1機により支援、泊地対潜対空警戒 17.05.20:クーヨー〜05.21マニラ 17.05.21:マニラ入港前、搭載機2機による対潜直衛 17.05.22:菲島部隊電令作第49号:コレヒドール島の50浬圏内海域に飛行哨戒任務 17.05.23:午前、午後搭載機各2機による哨戒(05.26まで) 17.05.27:午前、午後搭載機各1機による哨戒 17.05.28:黎明時、午後搭載機各2機による哨戒 17.05.29:午前搭載機2機による哨戒 17.05.30:午前、午後搭載機各1機による哨戒(06.08まで) 17.06.01:艦長:海軍大佐 竹田 六吉 17.06.09:搭載機2機による敵潜捜索 17.06.10:搭載機4機による敵潜捜索、2機による哨戒 17.06.11:午前、午後搭載機各1機による哨戒 17.06.12:搭載機延べ8機による敵潜捜索 17.06.13:搭載機4機による索敵 17.06.14:搭載機4機による哨戒、3機による本艦出撃前前路哨戒 17.06.14:マニラ〜06.16セブ 17.06.16:搭載機によるスル海方面船団前路警戒(06.18まで) 17.06.18:軍隊区分:菲島部隊電令作第57号:ダバオ着後、菲島東部隊に編入 17.06.18:セブ〜06.20ダバオ 17.06.19:ダバオ入港前、搭載機による前路警戒、対潜直衛(06.20まで) 17.06.20:菲島東部隊電令作第16号:ダバオ湾及び湾外60浬圏内の対潜日施飛行哨戒 17.06.21:午前、午後搭載機各2機による対潜哨戒(06.26まで) 17.06.24:訓令:官房機密第7868号:爆雷兵装新設 17.06.24:午後搭載機1機によるサランガニ湾ホアヤンへの伝単散布 17.06.27:午前搭載機2機による対潜哨戒 17.06.28:午後搭載機2機による対潜哨戒 17.06.29:午前、午後搭載機各2機による対潜哨戒(06.30まで) 17.06.29:菲島部隊電令作第89号:佐世保、長崎回航、入渠修理、途中輸送船団飛行警戒、「天城山丸」護衛、      ダバオ発以後主隊に復帰 17.07.01:搭載機による特設運送船天城山丸」前路警戒、対潜直衛 17.07.02:搭載機による「天城山丸」前路警戒、対潜直衛(07.03まで)      搭載機によるパラオ向け船団の前路警戒      搭載機によるダバオ出撃船団の対潜直衛 17.07.02:ダバオ〜      〜07.03 スリガオ水道東口にて「天城山丸」の護衛を特設捕獲網艇第一號東光丸」に引き継ぎ〜      〜07.07佐世保 17.07.07:佐世保〜07.07長崎 17.07.--:入渠 17.07.24:官房機密第9222号:特設艦船無線兵器増備の訓令       佐世保海軍工廠をして首題の件左記に依り施行せしむべし        記      1.施行艦名        特設水上機母艦  讃岐丸        特設潜水母艦   りおでやねろ丸      2.工事要領        讃岐丸現装の固有方位測定機を撤去し新に供給の九三式一号方位測定機1組を装備し所要の諸装置を        完備す        りおでやねろ丸に新に供給の九五式短四号送信機(同調器附)及九〇式無線電話機改四各1組、        九二式特受信機改四2組、九二式電波鑑査機改二、九二式短電波鑑査機改二、九六式中測波器、        九六式超短波測波器各1組を装備し所要の諸装置を完備す      3.所要兵器(供給)        兵器名称             数量  供給先      記事        九三式一号方位測定機附豫共    1組  讃岐丸      内線3548號        九五式短四号送信機附豫共     1組  りおでやねろ丸 内線7317號        電動直流発電機12003用甲動220V配付 1基  りおでやねろ丸 在庫品        電動直流発電機12003用乙動220V   1基  りおでやねろ丸 在庫品        九〇式無線電話機改四附豫共    1組  りおでやねろ丸 内線7188號        九二式特受信機改四附豫共     2組  りおでやねろ丸 在庫品        空中線同調器一型         1個  りおでやねろ丸 72饋線29号        九二式電波鑑査機改二附豫共    1組  りおでやねろ丸 在庫品        九二式短電波鑑査機改二附豫共   1組  りおでやねろ丸 在庫品        九六式中測波器附豫共       1組  りおでやねろ丸 在庫品        九六式超短波測波器附豫共     1組  りおでやねろ丸 在庫品        其の他小兵器           所要数 讃岐丸      在庫品 供給の上は艦政本部長に                             りおでやねろ丸 在庫品 品名数量報告のこと      4.完成期        時機を得次第成るべく速に      5.費目       (以下省略) 17.08.06:長崎〜08.06佐世保 17.08.11:軍隊区分:菲島部隊電令作第70号:菲島部隊兵力部署より除く 17.08.11:軍隊区分:聯合艦隊電令作第212号:外南洋部隊に編入 17.08.15:佐世保〜08.22ラバウル 17.08.22:軍隊区分:外南洋部隊電令作第49号:R方面部隊に編入 17.08.22:対空戦闘:短八糎高角砲4発、二十五粍機銃31発、七粍七機銃264発発射 17.08.23:ラバウル〜      〜08.24 対空戦闘:短八糎高角砲6発、二十五粍機銃220発、七粍七機銃40発発射〜      〜08.24ショートランド 17.08.24:驅逐艦「夕立」に補給 17.08.25:ショートランド〜      〜08.25 搭載機6機による一木支隊第二梯団輸送船の直衛〜      〜08.25トノレイ泊地 17.08.26:搭載機延べ8機による一木支隊第二梯団輸送船の直衛 17.08.26:軍隊区分:南東方面部隊電令作第17号:南東方面部隊指揮官の区処を解き、外南洋部隊指揮官の区処 17.08.26:ショートランド〜08.27ラバウル 17.08.27:外南洋部隊電令作第69号:飛行機常用全機をショートランドに派遣、山陽丸艦長指揮下 17.08.27:零式水上観測機4機をショートランドに派遣 17.08.28:零式水上観測機2機をショートランドに派遣 17.08.28:軍隊区分:機密外南洋部隊命令作第1号:R方面防備部隊 17.08.29:軍隊区分:外南洋部隊電令作第77号:R方面航空部隊      2.航空部隊はショートランド(又はレカタ湾)方面に基地を設置主としてガダルカナル方面の        航空作戦に従事すべし 17.08.29:対空戦闘:短八糎高角砲4発発射 17.08.30:九五式水上偵察機2機をラバウルに派遣(09.01まで)      〜09.03カビエン 17.09.06:R方面航空部隊命令作第1号:ラバウル待機 17.09.07:特設運送船鳴門丸」にてショートランド基地員38名を派遣 17.09.11:ラバウルにて対空戦闘:短八糎高角砲4発発射 17.09.15:ラバウルにて対空戦闘:短八糎高角砲1発発射 17.09.15:ラバウル〜09.16カビエン 17.09.16:第十二設営隊より8tローラ1、6tローラ2、呉鎮守府第三特別陸戦隊の特型運貨船2隻搭載 17.09.16:カビエン〜09.18ブイン沖 17.09.18:第十八設営隊に特型運貨船2隻、8tローラ1、6tローラ2交付 17.09.19:ショートランドにて対空戦闘:短八糎高角砲3発、二十五粍機銃27発、七粍七機銃160発発射 17.09.20:第十一航空戦隊陸戦隊員18名乗船 17.09.20:ブイン〜 17.09.24:ショートランドにて米空軍のB-17 4機と対空戦闘:      短八糎高角砲60発、九六式二十五粍聯装機銃552発、七粍七機銃370発発射、      二番二十五粍聯装機銃破損      〜ショートランド 17.09.25:ショートランド〜 17.09.25:ブイン沖にて対空戦闘:短八糎高角砲1発発射〜      〜09.26ラバウル 17.09.27:ラバウル〜10.03マニラ 17.10.--:陸軍司令部偵察機6機及び人員搭載 17.10.06:鹵獲兵器受領       短八糎高角砲3門、弾薬463発、       三十八粍陸用移動式機関砲2基、弾薬1,000発、       十三粍高角機銃2基、弾薬20,000発 17.10.06:マニラ〜10.12ラバウル 17.10.13:対空戦闘:短八糎高角砲7発、二十五粍機銃15発発射 17.10.15:輸送物件揚陸完了 17.10.15:ラバウル〜10.16ショートランド 17.10.17:ブイン仮泊地にて対空戦闘:二十五粍機銃14発発射 17.10.18:マイフ島附近錨地にて対空戦闘:短八糎高角砲4発発射 17.10.20:エロ島の220度2,200mの浅瀬に擱坐      驅逐艦「夕暮」により引卸し 17.10.22:ショートランド〜10.23ラバウル 17.10.23:託送物件揚陸 17.10.23:ラバウル〜10.30横須賀 17.10.30:託送物件揚陸(空ドラム缶その他) 17.10.31:燃料、糧食及び基地物件の一部搭載 17.11.02:横須賀〜11.02木更津 17.11.02:美幌空基地物件搭載 17.11.03:木更津〜11.03横須賀 17.11.03:水上偵察機、水上観測機、水上戦闘機計12機搭載 17.11.05:横須賀〜11.13ショートランド北口東方 17.11.13:対潜戦闘:十五糎砲9発発射、爆雷4発投下〜      トノレー湾外にて便乗者退艦〜      〜11.13ショートランド 17.11.13:水上偵察機、水上観測機、水上戦闘機計12機卸方 17.11.13:ショートランド〜11.14ラバウル 17.11.15:対空戦闘:短八糎高角砲6発、十三粍機銃50発発射 17.11.16:対空戦闘:短八糎高角砲2発発射 17.11.17:対空戦闘:短八糎高角砲5発発射 17.11.19:基地物件揚陸完了 17.11.19:ラバウル〜11.20ショートランド 17.11.21:ショートランド〜11.21トノレイ湾付近にて待機 17.11.21: 特設水上機母艦山陽丸」救難作業(飛行機、その他重量物移載)      〜11.22ショートランド 17.11.23:軍隊区分:外南洋部隊電令作第135号:R方面航空部隊 17.11.23:ショートランド〜      「山陽丸」救難作業(爆弾、燃料、後部十五糎砲弾薬及び私有品の一部移載)      〜11.24ショートランド 17.11.23:聯合艦隊電令作第296号:乙一号輸送に従事、当該期間南東方面艦隊に編入 17.11.25:修理機材8機、空ドラム700缶搭載 17.11.25:ショートランド〜トノレー泊地 17.11.26:トノレー泊地〜11.26ショートランド北口東方海面 17.11.26:対空戦闘:短八糎高角砲2発発射〜      〜11.29トラック 17.11.29:人員約1,000名、修理機材3機搭載 17.11.30:トラック〜12.05横須賀 17.12.01:除籍:内令第2212号
17.12.01:入籍:内令第2213号:特設運送艦、舞鶴鎮守府所管 17.12.01:戦時編制:海軍省配属、種別:雑用 17.12.01:特務艦長:海軍大佐 竹田 六吉 17.12.11:呉、舞鶴所属防空隊搭載 17.12.11:横須賀〜12.16トラック 17.12.14:飛行機全機第九五八航空隊に異動 17.12.17:トラック〜12.20ラバウル 17.12.18:官房機密第15557号:特設艦船艤装替の件訓令       部下関係各部をして首題の件左記に依り施行せしむべし        記      1.工事要領        左の特設艦船を特設運送船に艤装替するものとし詳細に関しては海軍艦政本部長及海軍航空        本部長をして直接関係各海軍工廠長、海軍航空技術廠長及第三十一海軍航空廠長に通牒せしむ         船名     担当         相良丸    横須賀         第十二日正丸 呉         河北丸    佐世保         第二號桂丸  佐世保         山東丸    舞鶴         讃岐丸    舞鶴      2.所要、還納兵器        海軍艦政本部長及海軍航空本部長をして直接関係海軍軍需部長、第二及第三十一海軍        航空廠長に通牒せしむ       3.完成期        成るべく速に      4.費目       (省略)      5.附記        本工事は部下造船所に委託することを得 17.12.18:大海指第178号:      1.聯合艦隊司令長官は麾下所要の艦船を以て1月上旬釜山発予定の第二十師団及1月下旬乃至        2月上旬青島発予定の第四十一師団のビスマルク群島方面輸送に協力すべし      2.佐世保鎮守府司令長官及鎮海警備府司令長官は夫々新京丸及壽山丸をして右輸送に関し        聯合艦隊司令長官の指揮を承けしむべし      3.相良丸、讃岐丸、聖川丸、筥崎丸を右輸送期間聯合艦隊司令長官の指揮下に入る 17.12.19:聯合艦隊電令作第422号:      1.左に依り丙號輸送部隊を編成し主隊に編入す       (イ)指揮官 第九戦隊司令官       (ロ)兵力            第九戦隊、愛國丸、C澄丸、相良丸、讃岐丸、聖川丸、浮島丸(以上四隻現輸送任務終了後)          國丸、新玉丸(大海機密第181858番電に依る任務終了後)          筥崎丸(第二十師団輸送迄)          新京丸、壽山丸、初雪、敷波(以上二隻12月30日以後)      2.丙號輸送部隊指揮官は左の輸送に任ぜよ       (イ)大海指第178号に依る陸軍部隊       (ロ)第二〇九飛行場大隊、第十四野戦航空修理廠(1月上旬釜山発ラバウル方面行愛國丸充当)       (ハ)飛行第二〇八戦隊(1月上旬横須賀発ラバウル方面行C澄丸充当)      3.基地航空部隊、内南洋部隊、外南洋部隊各指揮官は護衛に関し丙號輸送部隊指揮官に協力すべし      4.本輸送を左の通特称す       (イ)丙號輸送  全般       (ロ)丙一號輸送 第二号(イ)項中第二十師団輸送及第二号(ロ)項の輸送       (ハ)丙二號輸送 第二号(ハ)項の輸送       (ニ)丙三號輸送 第二号(イ)項中第四十一師団輸送 17.12.20:驅逐艦「夕暮」にて帰投のレカタ基地員収容 17.12.21:第九戦隊機密第210937番電:      1.聯合艦隊電令作第422号に依る丙號輸送に関し左の通定む       (イ)丙一號輸送         (1)輸送部隊の集合及出発、補給並に諸準備を整え1月5日迄に釜山(状況に依り鎮海)            に集合陸軍を収容し1月6日ラバウル方面に向け釜山発         (2)陸軍搭載区分(数字は各艦艇人員)            愛國丸(第二〇九飛行場大隊及び第十四野戦航空修理廠)、護國丸(1600)、相良丸(800)、            讃岐丸(800)、聖川丸(800)、浮島丸(600)、國丸(1200)、新玉丸(800)、            筥崎丸(1800)、新京丸(350)、壽山丸(450)、北上(300)、大井(300)            外兵器、弾薬、糧秣及自動車等若干            初雪、敷波は護衛任務       (ロ)丙二號輸送          準備出来次第横須賀発としC澄丸艦長所定       (ハ)丙三號輸送          追て定む      2.各艦、驅逐艦は右に応ずる如く準備並に行動すると共に速に左を報告すべし       (イ)集合時の行動予定       (ロ)速力並に航続力(最大、通常航行速力に付)       (ハ)デリツク力量及トラツク搭載可能数       (ニ)其の他(収容能力、準備等に関する所見等) 17.12.23:呉、舞鶴所属防空隊揚陸(乙一號輸送)完了 17.12.--:ラバウル〜12.31佐世保 18.01.01:丙號輸送部隊機密第011600番電:      1.丙一號輸送に関し左の通定む       (イ)軍隊区分(部隊名、兵力、指揮官の順)          第一輸送隊 第九戦隊、相良丸、讃岐丸   第九戦隊司令官          第二輸送隊 國丸筥崎丸新玉丸、初雪 國丸艦長          第三輸送隊 壽山丸新京丸、敷波     壽山丸艦長          愛國丸護國丸 単独       (ロ)搭載区分(人員、自動車数、其の他略)搭載期日          北上(309)、大井(334)、相良丸(1073、10)以上3隻、8日          讃岐丸(師団司令部を含む1039、15)       7日及8日          護國丸(1613)                    12日          國丸(1448、11)                  7日          筥崎丸(旅団司令部を含む1267、8)、          新玉丸(399)、新京丸(399)、壽山丸(462) 以上4隻、6日       (ハ)釜山出港(パラオ入港)予定          第一輸送隊 1月9日午前(1月14日)          第二輸送隊 1月8日午前(1月15日)          第三輸送隊 1月7日午前(1月16日)          愛國丸   1月6日午前艦長所定(1月13日ラバウル)       (ニ)各艦は搭載日の前日1000釜山に於て搭載実施に関し陸軍側(碇泊場司令部員及乗艦各部隊代表者)          と打合せを行うものとす         (各艦は別途搭載区分に基き予め艦内に於ける搭載計画を定め置くを要す)      2.丙號輸送部隊機密第251740番電中集合地及同期日に関し左の通改む       (イ)第一輸送隊(護國丸欠)、國丸、初雪及敷波 1月5日中に鎮海集合          但し修理等の為間に合はざるものは第1項(ニ)号に応ずる如く行動することを得          此の場合速に報告すべし       (ロ)筥崎丸、新玉丸、新京丸、壽山丸       1月5日1000迄釜山に集合       (ハ)護國丸                   1月11日釜山集合 18.01.04:機密丙號輸送部隊命令作第1号: 18.01.--:佐世保〜01.06釜山 18.01.11:軍隊区分:聯合艦隊電令作第446号:一時南東方面部隊指揮官の指揮下に入る 18.01.12:軍隊区分:南東方面部隊信電令作第13号:外南洋部隊指揮下 18.01.14:丙號輸送部隊電令作第3号:      1.三號輸送(第四十一師団青島、ラバウル間)に関し左の通予定す       (イ)軍隊区分(指揮官)          第一輸送隊 第九戦隊、相良丸、讃岐丸、護國丸(第九戦隊司令官)          第二輸送隊 C澄丸、愛國丸         (C澄丸艦長)          第三輸送隊 聖川丸、國丸、浮島丸、初雪  (聖川丸艦長)          第四輸送隊 壽山丸、新京丸、新玉丸、敷波  (壽山丸艦長)       (ロ)青島集合(搭載)(出発)(所定日数)予定          第一輸送部隊 1月30日(2月1日、2日)(2月3日)(約9日)          第二輸送部隊 1月25日(1月27日、28日)(1月29日)(約9日)          第三輸送部隊 2月4日(2月5日、6日)(2月7日)(約13日)          第四輸送部隊 2月10日(2月11日、12日)(2月13日)(約18日)       2.各隊(艦)は左に依り予定期日迄に青島に集合すべし        行動を予定し報告すべし        C澄丸、愛國丸、聖川丸、浮島丸、護國丸は各艦長所定        (愛國丸、護國丸は要すれば佐世保に於て補給)        右の外丙號輸送部隊電令作第2号に依る各指揮官所定 18.01.--:第二十師団人員1,019名、車輛17輛、物件7,200個搭載 18.01.09:(丙一號輸送第一輸送隊)釜山〜01.14パラオ 18.01.--:便乗者(南洋興発農林隊50名?)乗船 18.01.16:機密丙號輸送部隊命令作第2号: 18.01.16:(丙一號輸送第一輸送隊)パラオ〜01.19ウエワク 18.01.19:第二十師団人員1,019名、車輛17輛、物件7,200個揚陸、便乗者退船 18.01.20:(丙一號輸送第一輸送隊)ウエワク〜01.22パラオ 18.01.23:丙號輸送部隊電令作第9号:      1.丙三號輸送に関し左の通定む       (イ)出港地 青島 到着地 パラオ       (ロ)軍隊区分(指揮官)          左の外丙號輸送部隊電令作第3号既定の通          愛國丸を第二輸送隊より除き単艦とし、浮島丸を第三輸送隊より除き第二輸送隊に編入す       (ハ)青島集合  (搭載)(出発)(所要日数)予定          第一輸送隊 1月31日(2月3日)(4日)(約6日)          第二輸送隊 1月26日(27日)  (28日)(約7日)          第三輸送隊 2月5日(6日)  (7日)(約7日)          第四輸送隊 2月10日(11日)  (12日)(約9日)          愛國丸   1月25日(27日)  (28日)(約6次)         (搭載作業の状況に依り各隊(艦)指揮官は出発期日を変更することを得      2.愛國丸及第二輸送隊は青島に先行陸軍及青根と協議し丙三號輸送の一部を実施すべし 18.01.25:軍隊区分:聯合艦隊電令作第461号:南東方面部隊の指揮を解く 18.01.25:機密丙號輸送部隊命令作第3号: 18.01.26:パラオ〜01.31青島 18.01.--:第四十一師団人員1,164名、車輛12、物件6,600個搭載 18.02.04:(丙三號輸送第一輸送隊)青島〜02.10パラオ 18.02.13:軍隊区分:聯合艦隊電令作第483号:丙號輸送部隊を南東方面部隊に編入す 18.02.13:軍隊区分:南東方面部隊信電令作第2号:外南洋部隊指揮下 18.02.13:聯合艦隊電令作第484号:      1.丙號輸送部隊中、相良丸、讃岐丸、聖川丸、新京丸、壽山丸、浮島丸、國丸、新玉丸、        愛國丸、C澄丸は夫々現輸送中の陸軍部隊揚陸後、丙號輸送部隊指揮官所定の時機を以て        遂次輸送部隊より除き同時機を以て       (イ)相良丸、讃岐丸、聖川丸、新京丸、壽山丸に対する本職の指揮を解く       (ロ)浮島丸、國丸、新玉丸を原隊に復帰す       (ハ)愛國丸、C澄丸は附属部隊に編入し海軍省輸送に協力、第九、第十、第十一、          第十二特設回航班を機動隊に編入す       (ニ)護國丸及第十五、第十六特設回航班を南西部隊に編入す      2.南東方面部隊指揮官は前項各艦船のウエワク、パラオ又はトラック間護衛に任ずべし 18.02.14:機密丙號輸送部隊命令作第4号: 18.02.16:丙號輸送部隊電令作第13号:       聯合艦隊電令作第484号第1項所定の艦船を丙號輸送部隊より除く時機を左の通定む      1.C澄丸、愛國丸 特令なければ丙號輸送全部完了の時機(27日の見込)      2.右以外の艦船  当該輸送隊揚陸完了の時機 18.02.--:第四十一師団人員134名、車輛4輛、物件1,700個搭載 18.02.17:(丙三號輸送第一輸送隊)パラオ〜02.20ウエワク 18.02.20:第四十一師団人員1,298名、車輛16輛、物件8,300個揚陸 18.02.21:(丙三號輸送第一輸送隊)ウエワク〜02.28横須賀 18.02.27:軍隊区分:聯合艦隊電令作第491号:丙號輸送部隊の編制を解く 18.03.07:横須賀〜 18.03.--:ウエワク〜03.21ヤップ島北方で雷撃を受け中破〜03.27佐世保 18.03.31:佐世保〜04.01舞鶴 18.04.--:修理 18.04.12:特務艦長:海軍大佐 長谷部 喜藏 18.06.05:舞鶴〜06.06長崎 18.06.09:三菱重工業株式會社長崎造船所にて艤装工事開始 18.06.10:砲煩兵器位置変更工事指示 18.07.01:砲煩兵器位置変更工事着手 18.07.25:特務艦長:海軍大佐 河原 金之輔 18.09.24:艤装工事完了 18.09.25:佐世保〜10.10門司 18.10.12:(ヒ13船団)六連〜10.16高雄10.18〜10.21三亜10.24〜10.30昭南 18.11.02:昭南〜 18.11.04:特設運送船天城山丸」、驅逐艦「響」と分離〜11.05スラバヤ 18.12.04:セレベス島東南部ケンダリー港外にて触雷により中破 19.01.07:第一〇一工作部にて入渠 19.02.20:復旧予定 19.03.11:(ヒ48船団)昭南〜雷撃を受け小破〜04.08徳山 19.05.06:特務艦長:欠員 19.05.08:臨時特務艦長:海軍大佐 山田 鐡夫 19.05.13:(ヒ63船団)佐世保〜05.27昭南 19.05.--:昭南       〜05.31 1800 「第百一號掃海艇」と合同〜      〜05.31 ダプール島 19.06.01:ダプール島〜06.01ジャカルタ 19.06.02:輸送物件揚陸 19.06.03:ジャカルタ〜06.04スラバヤ 19.06.04:スラバヤ入港前零式水上偵察機1機直衛 19.06.04:輸送物件揚陸(06.10まで) 19.06.06:清水200t搭載 19.06.08:清水200t搭載 19.06.09:清水200t、糧食搭載(06.10まで) 19.06.11:スラバヤ〜06.13ビンタン 19.06.11:スラバヤ出港後零式水上偵察機1機直衛(06.12も) 19.06.13:ボーキサイト搭載(06.14まで) 19.06.15:ビンタン〜06.15昭南 19.06.15:輸送物件(06.16まで)、重油、清水200t搭載 19.06.16:昭南〜06.16昭南島沖 19.06.17:(ヒ66船団)昭南島沖〜06.25有川湾06.26〜06.26安下庄06.27〜06.27呉(吉浦) 19.06.27:輸送物件揚陸 19.06.28:呉〜06.28大阪 19.06.29:輸送物件揚陸(07.04まで) 19.07.05:大阪〜07.05神戸 19.07.06:三菱重工業株式會社神戸造船所にて発電機原動機修理(07.30まで) 19.07.06:四十口径四一式十五糎砲装填器修理(07.30完了) 19.07.10:仮称吊下式一型水中聴音機電源電路修理(07.15完了) 19.07.15:山田大佐臨時特務艦長被仰付置候處被免 19.07.20:爆雷格納所新設 19.07.31:神戸〜08.02三池 19.08.02:石炭搭載(08.04まで) 19.08.05:特務艦長:海軍大佐 上岡 小彪 19.08.05:三池〜08.05六連08.06〜08.07神戸沖08.08〜08.08尼崎 19.08.08:石炭揚陸(08.10まで) 19.08.11:尼崎〜08.11神戸 19.08.12:上岡大佐着任、山田大佐退艦 19.08.12:輸送物件搭載(08.17まで)、糧食搭載 19.08.13:真水搭載(08.14まで) 19.08.15:生糧品搭載 19.08.18:神戸〜08.18呉港外08.19〜08.19呉 19.08.19:輸送物件搭載(08.21まで)、清水搭載 19.08.20:重油陸揚(08.21まで)、清水搭載 19.08.21:呉〜08.22部崎08.22〜08.22門司 19.08.22:輸送物件搭載 19.08.22:門司〜08.22部崎08.23〜08.23六連 19.08.25:(ヒ73船団)六連沖〜      〜08.25 2005 寺島水道仮泊〜      〜08.26 0435 仮泊地発〜      〜08.26 1300 五島列島沖にて陸軍配當船「音羽山丸」が敵潜探知爆雷攻撃〜      〜08.28 1140(N26.33-E122.20)九七艦攻、海防艦千振」「第二十七號海防艦」が             敵潜攻撃〜      〜08.28 1713 九七艦攻一機不時着、「第二十一號海防艦」が搭乗員を救助〜      〜08.29 1600 高雄(左営沖)に仮泊〜      〜08.29 2030 高雄発〜      〜08.31 1435(N17.56-E115.21)九三中練が敵潜発見、目標弾一発、発煙弾二発投下、             海防艦「千振」「第二十一號海防艦」を誘導し爆撃〜      〜08.31 1530 九七艦攻二機が爆撃〜      〜08.31 1540 海防艦「千振」「第二十一號海防艦」が爆雷攻撃〜      〜08.31 2000 陸軍配當船「音羽山丸」が敵潜探知爆雷攻撃〜      〜09.01 0849 第二十一掃海隊(「第三十八號掃海艇」「第三十九號掃海艇」)、             海防艦屋代」、水雷艇」、同「」が護衛に就く〜      〜09.01 0900(N15.00-E116.00)マニラ行船団(「護國丸」「香久丸」「吉備津丸」「伊良湖」)             が第二十一掃海隊、海防艦「屋代」、水雷艇「鳩」、同「隼」の護衛で分離〜      〜09.01 1600(N14.18-E114.39)「第十九號海防艦」が敵潜探知爆雷攻撃〜      〜09.02 0130(N30.14-E113.08)陸軍配當船「音羽山丸」が敵潜探知発砲、爆雷攻撃〜      〜09.02 1720 九七艦攻一機着艦時に墜落、海防艦「千振」が搭乗員を救助〜      〜09.03 2023 海軍配當船東亞丸」触雷〜      〜09.06 0900 解列〜      〜09.06昭南(セレター軍港) 19.09.07:輸送物件揚陸(09.08まで) 19.09.09:便乗者乗船 19.09.09:昭南〜09.10バンカ海峡ダプール島沖09.11〜09.12ジャパラ沖09.12〜09.13スラバヤ 19.09.13:便乗者退船、輸送物件揚陸(09.16まで) 19.09.15:清水、糧食搭載 19.09.16:便乗者乗船 19.09.17:スラバヤ〜09.19マカッサル 19.09.20:便乗者退船、輸送物件揚陸(09.24まで) 19.09.21:清水搭載 19.09.22:輸送物件搭載(09.24まで) 19.09.23:生糧品搭載 19.09.24:便乗者乗船 19.09.25:マカッサル〜09.26バリックパパン 19.09.26:便乗者退船、輸送物件揚陸(09.30まで) 19.09.28:清水搭載 19.09.29:重油搭載(09.30まで) 19.09.30:清水搭載 19.09.30:対空戦闘:短八糎砲33発、二十五粍機銃868発、三十七粍機関砲18発、十三粍機銃306発発射 19.10.08:バリクパパン〜      〜10.10 1200 ビリトン島南方に於て「第十一號掃海艇」と分離〜      〜11.03大阪 19.11.10:三菱重工業株式會社神戸造船所にて修理工事(11.16まで) 19.11.25:(ヒ83船団)門司〜佐世保11.26〜11.30高雄(要港) 19.12.01:第三十一震洋隊物件揚陸 19.12.02:商港に回航、砲台、機銃砲台物件揚陸 19.12.05:燃料用砂糖58,000袋搭載 19.12.09:港外に転錨 19.12.10:(タモ32船団)高雄〜12.15鋸金島沖12.16〜唐津湾〜12.17門司 19.12.--:砂糖揚陸 19.12.21:門司〜12.21寺島水道12.22〜12.22三池 19.12.--:石炭7,000t搭載 19.12.25:三池〜12.25口之津12.26〜12.26六連12.27〜12.27呉(港外) 19.12.28:呉(港外)〜12.28呉(工廠陸岸) 19.12.28:石炭揚陸 19.12.30:呉(工廠陸岸)〜12.30呉(港外) 19.12.31:呉〜12.31佐柳島西方〜神戸 20.01.26:(ヒ91船団)門司〜      〜01.28 0232 被雷
20.01.28:沈没 20.03.10:除籍:内令第232号 20.03.10:解傭
喪失場所:N33.55-E122.05 朝鮮南西岸小黒山島西方200km付近 喪失原因:米潜水艦Spadefish(SS-411)の雷撃

同型船

 (S型)崎戸丸佐渡丸佐倉丸相模丸相良丸笹子丸

兵装

(開戦時)
 四十口径四一式十五糎砲2門、五年式短八糎砲2門、 九六式二十五粍二聯装機銃2基、九二式七粍七粍単装機銃2基、
 射出機1基、零式観測機6機(常用)、九五式水上偵察機2機(補用)、
 九五式爆雷改二、
 九十糎探照燈1基、百十糎探照燈1基。

(17.10.06)
 短八糎高角砲3門、米式三十七粍機関砲、米式十三粍機銃増備(いずれも鹵獲品)

写真資料

 「海軍雑誌 海と空」 昭和14年07月号 海と空社
 雑誌「海と空」臨時増刊「日本船舶画報2600年版」S15.04 海と空社(P.13)
 雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和14年6月号
 雑誌「船の科学」船舶技術協会 1981年11月号「日本商船隊の懐古 No.29」山田早苗
 雑誌「世界の艦船」海人社 1997年6月号「思い出の日本貨物船その10」
 雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本郵船船舶100年史」(P.242)
 「商船建造の歩み」 S34.08 三菱造船株式会社(P.96)
 「日本郵船戦時戦史」S46.05 日本郵船株式会社

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