鳩の艇歴
年 月 日:艇歴
10.11.22:命名:達第140号:「鳩」(ハト)
10.11.22:類別等級制定:内令第474号:種別:水雷艇、類別:水雷艇、艇型:鴻型
10.11.22:本籍仮定:内令第473号:呉鎮守府
11.05.28:起工
11.09.08:信号符字改正:達第41号:JXFA
12.01.25:進水
12.04.10:艤装員長:海軍少佐 太田良 直治
12.04.14:艤装員事務所を株式會社東京石川島造船所内に設置し事務を開始
12.08.07:本籍:内令第416号:呉鎮守府
12.08.07:竣工、艤装員事務所を撤去
12.08.07:水雷隊編制:内令第417号:第十一水雷隊、本籍:呉鎮守府
12.08.07:水雷艇長:海軍少佐 太田良 直治
〜08.20佐世保
〜08.23佐世保
13.04.05:水雷隊編制:内令第262号:第十一水雷隊より削る
13.06.06:水雷隊編制:内令第451号:第十一水雷隊、本籍:呉鎮守府
13.12.15:水雷隊編制:内令第1107号:第十一水雷隊解隊
13.01.01:役務:内令第1号:当分の間豫備水雷艇の儘海軍兵學校及海軍潜水学校の練習のように充つ
13.03.01:役務:内令第138号:豫備水雷艇の儘海軍兵學校及海軍潜水学校の練習のように充てたる處之を解く
13.03.01:役務:内令第139号:警備兼練習水雷艇
練習のことに関しては海軍兵學校長の指揮を受けしめらる
13.12.15:役務:内令第1109号:警備水雷艇
13.12.15:水雷艇長:海軍少佐 菅原 六郎
15.01.25:水雷艇長:海軍少佐 加茂 喜代之
15.10.15:水雷艇長:海軍大尉 道木 正三
15.11.01:解役:内令第767号:豫備水雷艇、特別役務水雷艇
15.11.01:水雷隊編制:内令第768号:第十一水雷隊、本籍:呉鎮守府
15.11.15:水雷隊編制:内令第834号:第十一水雷隊、本籍:呉鎮守府
15.11.15:戦時編制:支那方面艦隊附属上海方面根據地隊第十一水雷隊
15.11.15:水雷艇長:海軍少佐 道木 正三
16.07.25:水雷隊編制:内令第836号:第十一水雷隊より削る
16.07.25:戦時編制:聯合艦隊第五艦隊
16.09.10:水雷艇長:海軍大尉 岡村 幸雄
16.12.01:信号符字改正:達第369号:JVLP
16.12.--:軍隊区分:北方部隊主隊
16.12.16:厚岸〜哨戒〜12.16厚岸
16.12.25:厚岸〜12.26大湊
16.12.30:大湊〜12.30室蘭
17.01.04:室蘭〜01.05厚岸
17.01.06:厚岸〜01.09横須賀
17.01.12:横須賀〜呉
17.01.15:戦時編制:呉鎮守府部隊
17.01.15:軍隊区分:機密呉鎮守府作戦命令第82号:直卒部隊
17.04.15:水雷艇長:海軍大尉 大西 快治
17.08.14:呉鎮守府電令作第35号:
1.鳩は8月15日附海上防備部隊に編入の予定、出動準備出来次第、速に佐伯に進出すべし
2.予定を定め報告、通報すべし
17.08.15:佐伯〜
〜08.15 1850 沖ノ島の150度6浬にて潜航潜水艦を探知捕捉〜
〜08.15 1912 爆雷投射5個〜
〜08.18 1640 「第十號驅潜艇」及び「第十二號驅潜艇」と合同、第一掃蕩隊形をとる〜
〜08.18 1910 沖ノ島燈台の174度27浬にて敵潜水艦より雷撃を受ける〜
〜08.18 1913 爆雷投射6個〜
〜08.18 1917 爆雷投射8個〜
17.08.18:呉鎮守府電令作第36号:
1.八幡丸は8月20日より末日まで宇佐沖を基地とし着艦訓練を実施す
2.海上防備部隊指揮官は鳩を警戒艦として右に協力せしむべし
17.08.18:呉防備戦隊電令作第9号:
佐伯防備隊司令は呉鎮守府電令作第36号により鳩をして八幡丸の着艦訓練の警戒艦として
協力せしむべし
17.09.04:呉防備戦隊電令作第61号:
1.佐伯防備隊司令は鳩及び驅潜隊を以て5日日没時より特令ある迄E1、E2哨区の
対潜掃蕩を実施すべし
2.6日1200迄第二哨戒配備となせ
17.09.05:佐伯防備隊電令作第2号:
1.特務隊指揮官は鳩及び第十二號驅潜艇を急派し特令ある迄、都井埼附近に出現したる
敵潜掃蕩に任ぜしむべし
2.夏島、那沙美は準備出来次第出港、宿毛に回航
佐伯防備隊機密第042200番電による任務に従事すべし
17.09.05:佐伯〜
17.09.06:呉防備戦隊電令作第63号:
鳩、夏島、那沙美及び驅潜艇は呉防備戦隊電令作第61号によるE1、E2哨区の
対潜掃蕩を止め佐伯防備隊司令所定の哨戒配備に復帰すべし
〜佐伯
17.09.13:呉防備戦隊電令第17号:
佐伯防備隊司令は鳩をして呉鎮守府電令第49号の任務に従事せしむべし
17.09.18:佐伯〜09.21呉
17.09.25:呉鎮守府電令作第41号:
沖輸送船団直接護衛に関し左の通定む
1.直接護衛分担
特に定むるものの外北緯14度以北呉鎮、同線以南内南洋部隊
(内南洋部隊の護衛指揮官 第六驅逐隊司令)
2.船団区分
( )内実速力及海陸軍所属別及佐伯発期日
(イ)第一船団(11節) 27日 賀茂丸(11.5節、陸)、波上丸(14節、陸病院船)
(ロ)第二船団(9節) 27日 伯剌西爾丸(10節、陸)、伊太利丸(1節0、陸)
(ハ)第三船団(11節) 29日 いくしま丸(11節、海)、藤影丸(12節、海)、
山霧丸(12.5節、海)、かんべら丸(13.5節、陸)
(ニ)第四船団(9節予想)29日 はんぶるぐ丸(10節、陸)、長興丸(11節、海)
(ホ)佐伯集合後船団区分一部変更及出港期日変更已むを得ざる場合は第六驅逐隊司令之を統制する
ものとす
3.航路指定
アナタハン、サイパン間を通過ムリロ諸島東方を経てトラック北水道
4.直接護衛実施区分
1.指揮官、2.兵力、3.護衛任務担任、4.行動要領の順、( )内協力兵力
(イ)第一護衛隊
1.高波驅逐艦長
2.高波、第四十六號哨戒艇(第四十六號哨戒艇は豊後水道外方約100浬迄)
3.第一船団
4.トラック直航
高波聯合艦隊編入後は第三十一驅逐隊司令同艦に乗艦中指揮官となり担任区域に従い
呉鎮守府(第六驅逐隊司令)に協力
(ロ)第二護衛隊
1.朝潮驅逐艦長
2.朝潮、(朝凪)
3.第二船団
4.トラック直航
朝潮は北緯14度附近にて任務を朝凪に引継ぎ便宜横須賀に帰投す
(ハ)第三護衛隊
1.第六驅逐隊司令
2.曉、雷、(第一號掃海艇、第三號掃海艇)
3.第三船団
4.トラック直航
第一號掃海艇、第三號掃海艇は北緯29度0分線附近に於ける護衛を止め佐伯に帰投す
(ニ)第四護衛隊
1.鳩艇長
2.鳩、第三十一號哨戒艇
3.第四船団
4.サイパン(若は其の附近)に於て旗風、峯風に任務を引継ぎ北緯14度線迄護衛協力
5.前諸号の外護衛任務に対しては各護衛指揮官所定とす
17.09.25:呉鎮守府電令作第42号:
1.略
2.鳩水雷艇長は26日佐伯回航時、呉空基地員の輸送に任ずべし
17.09.26:呉〜09.26佐伯
17.09.29:(沖輸送第四船団護衛)佐伯〜10.06サイパン
17.10.14:呉鎮守府電令作第54号:
1.輸送船左の通り豊後水道南下の予定
イ.諏訪丸(陸戦隊員約1,200名乗船)16日0930深島通過ラバウル行針路157度速力12節
ロ.日威丸 17日0600深島通過トラック行針路146度速力11.5節
2.呉防備戦隊司令官、夫々艦艇一隻をして当日日没後適宜の時機迄、
之が直接護衛に任ぜしむべし
3.略
17.10.14:呉防備戦隊電令作第81号:
佐伯防備隊司令は呉鎮守府電令作第54号により諏訪丸、日威丸に対し
夫々鳩、第四十六號哨戒艇をして当日日没後一時間迄直接護衛に任ぜしむべし
17.10.08:サイパン〜10.12佐伯
17.10.17:佐伯〜
〜10.17 特設運送船「日威丸」護衛〜
17.10.17:呉防備戦隊電令作第83号:
鳩は日威丸の護衛を止め細島方面に急行、哨戒艇に合同、敵潜掃蕩に従事すべし
17.10.17:呉防備戦隊電令作第84号:
1.対潜掃蕩区域を左の通り定む
伯防附属艦艇D0、E1、第三十一掃海隊E2
2.第三十一掃海隊司令は南方部隊一隻を哨区に残し他の二隻を以てE2哨区の対潜掃蕩に
任ずべし
〜宿毛
17.10.24:呉防備戦隊電令作第90号:
1.本日1000北緯32度0分東経132度20分に於て日章丸雷撃を受け漂流中
2.佐伯防備隊司令は鳩、第三十一號哨戒艇、夏島、那沙美、第三十六號驅潜艇及び
特別掃蕩隊(二隊)を現場に急派、日章丸の護衛並に附近海面の徹底的掃蕩に
任ぜしむべし
17.10.24:佐伯〜
17.10.26:呉防備戦隊電令作第91号:左記に依り対潜掃蕩を実施すべし
1.掃蕩部隊
(イ)第一掃蕩隊:
兵力:鳩、第三十一號哨戒艇、夏島、第三十六號驅潜艇(各艇現護衛任務終了後)
区域:D0、I1、E1、J1哨区
指揮官:特務隊指揮官
(ロ)特別掃蕩隊:
兵力:(二隊)
区域:D0、I1哨区沿岸寄り
指揮官:浜崎大尉
(ハ)第二掃蕩隊:
兵力:第三十一掃海隊の二隻及び那沙美(日章丸護衛任務終了後)
区域:E2哨区
指揮官:第三十一掃海隊司令
2.期間:毎日一隊宛て掃蕩を実施するものとす
要領:各指揮官所定
3.その他
第一掃蕩隊、特別掃蕩隊:古江
第二掃蕩隊:宿毛
17.10.26:呉防備戦隊電令第29号:
1.呉防戦機密第695番電に依る、あきつ丸(1100佐伯発)の護衛を鳩及び
第三十一號哨戒艇の二隻に改む
2.鳩は深島より護衛を開始すべし
3.第三十六號驅潜艇はあきつ丸の航路附近迄(北緯32度線迄)の掃蕩を実施したる後
古江にて待機すべし
〜佐伯
17.10.29:佐伯〜10.30呉
17.11.05:呉〜11.05佐伯
17.11.06:呉防備戦隊機密第060820番電:
1.鎌倉丸6日1500深島着マニラに向かう、速力16節
2.佐伯防備隊司令は鳩及び夏島をして
深島より都井岬の90度線まで右直接護衛に任ぜしむべし
17.11.06:呉防備戦隊電令作第97号:
1.熊野、筑摩、第十七驅逐隊(浦風、谷風)7日0600沖ノ島通過入港
2.7日0400までに第二哨戒配備Aとなせ
3.鳩、夏島は鎌倉丸護衛任務終了後、今夜右入泊までE2、E3哨区対潜掃蕩を
実施すべし
4.第三十一掃海隊の二隻は本日中に東水道(鵜来島の南北線以東)の掃海を実施すべし
17.11.06:呉防備戦隊機密第061810番電:
1.寶洋丸7日0930深島着南下、針路140度速力11節
2.鳩は7日日之出まで呉防備戦隊電令作第97号による掃蕩を行いたる上
深島より同日日没後1時間まで右直接護衛に従事したる後、宿毛に待機すべし
17.11.06:佐伯〜宿毛
17.11.11:宿毛〜11.12佐伯
17.11.14:呉防備戦隊機密第141045番電:
1.あきつ丸15日正午南大鳥島の62度190浬着、針路338度速力16節にて深島に向う
2.鳩は阿賀野射撃標的艦任務終了せば16日日之出より佐伯湾口まで右直接護衛に従事すべし
17.11.15:呉防備戦隊電令第30号:
1.東邦丸15日1500呉発2330深島着南下
2.鳩は佐田岬より右水路嚮導並に直接護衛に任じたる後、呉防戦機密第141045番電に
応ずる如く行動すべし
17.11.15:呉〜佐伯
17.11.18:佐伯〜
〜11.18 航空母艦「冲鷹」の諸公試警戒〜
〜11.20佐伯
17.11.20:呉防備戦隊電令作第3号:
1.阿賀野、第十七驅逐隊第二小隊、22日0700呉発第一水道出撃、
熊野、第十七驅逐隊第一小隊、同日午後呉発豊後水道出撃、何れもトラックに向う予定
2.22日0600迄に第二哨戒配備Aとなせ
3.佐伯防備隊司令は22日夜間、鳩、第三十一號哨戒艇、夏島、那沙美をして
D0、E1、E2哨区の対潜掃蕩を実施すべし
4.第三十一掃海隊司令は21日中に第一水道(四番浮標以南)の掃海を実施すべし
17.11.21:佐伯防備隊信電令作第4号:
副長は鳩に乗艇、第三十一號哨戒艇、那沙美を率い1530出港、夏島を合同し
呉防備戦隊電令作第3号による任務に従事すべし
17.11.21:呉防備戦隊電令作第6号:
1.熊野、阿賀野、第十七驅逐隊、22日1530東水道南端を出撃トラックに向かうことに
改められる
2.22日1200迄に第二哨戒配備Aとなせ
3.佐伯防備隊司令は21日夜間、鳩、第三十一號哨戒艇、夏島、那沙美をして
E2、F3、J2、K1の対潜掃蕩を実施すべし
4.第三十一掃海隊司令は22日正午までに東水道(七番浮標以南)の掃海を実施すべし
5.電令作第3号及び第5号を取消す
17.11.21:佐伯〜
17.11.22:呉防備戦隊電令作第8号:
1.國丸11月23日0000北緯3度30分東経132度25分A点を経て0600第一水道南口通過
北上の予定
2.第三十一號哨戒艇は現任務終了後、A点より深島まで之が直接護衛に任ずべし
17.11.22:呉防備戦隊機密第221300番電:
電令作第8号による護衛艦を鳩に改む、鳩は國丸を護衛しつつ佐伯に帰投せよ
〜11.23佐伯
17.11.25:(C船団護衛)佐伯〜
〜12.02 1400 C船団護衛を驅逐艦「追風」に引継ぐ〜
〜12.03サイパン
17.12.04:サイパン〜12.10佐伯
17.12.14:呉防備戦隊電令作第34号:
鳩及第三十六號驅潜艇は護衛任務終了後、種子島の西側及び大隅海峡を経て
九州東側(距離30浬)を北上対潜掃蕩を実施しつつ帰投せよ
17.12.15:呉防備戦隊電令作第36号:
1.尾上丸、18日0000の位置、都井岬の90度36浬(A点)1000深島着の予定
針路357度、速力8.5節
2.鳩は当隊電令作第34号による掃蕩を取止めA点より佐伯まで右直接護衛に任ずべし
17.12.15:呉防備戦隊電令作第37号:
1.尾上丸1100深島通過北上せり、鳩は電令作第36号による任務を取止め
都井岬より深島まで距岸10浬の夜間掃蕩を実施しつつ帰投せよ
2.以下略
17.12.15:呉防備戦隊電令作第39号:
1.愛宕、16日1200北緯28度55分東経135度40分を経て17日0600沖ノ島の145度10浬に達し
東水道を北上の予定
2.鳩は電令作第37号による掃蕩任務終了後、17日0000愛宕に会合する如く行動
爾後、同艦の直接護衛に任じつつ帰投すべし
〜12.16 2010 右10度約8,000mに黒影を発見〜
〜12.16 2020 探照燈照射〜
〜12.16 2026 九五式爆雷投射10個〜
17.12.16:呉防備戦隊電令作第41号:
1.鳩、本日2020沖ノ島の147度56浬に於て敵潜を捕捉攻撃中
2.佐伯防備隊司令は全力を挙げて之が撃滅に任ずべし
17.12.16:佐伯防備隊信電令作第5号:
1.掃蕩隊編制:
第一小隊:第三十六號驅潜艇(1)、第三十七號驅潜艇(2)、怒和島(3)
第二小隊:鳩(1)、第三十一號哨戒艇(2)、第四十六號哨戒艇(3)
2.指揮官:特務隊指揮官(第三十六號驅潜艇乗艇)
3.掃蕩要領:鳩に合同の上指揮官の定る処による
〜12.17 0755 「第三十一號哨戒艇」「第四十六號哨戒艇」と合同、第一掃蕩隊形をとる〜
17.12.18:佐伯防備隊電令作第38号:
1.今夜の掃蕩終了せば明19日0800以後、佐伯防備隊信電令作第5号による掃蕩隊の編成を解く
2.第三十一號哨戒艇、第四十六號哨戒艇は先任艇長之を指揮しE1、E2、J1、J2
哨区を南北に反復掃蕩を続行すべし
3.爾余の各艇は呉防戦機密第18191571番電の如く行動せよ
17.12.18:呉防備戦隊電令作第47号:
1.日瑞丸、辰宮丸、19日1200深島通過、爾後針路概ね175度、速力10.5節
2.第四十六號哨戒艇は佐伯防備隊電令作第38号の掃蕩を兼ね深島より都井岬の90度線まで
之が直接護衛に任ずべし
17.12.19:呉防戦機密第190750番電:
1.第四十六號哨戒艇は直に帰投せよ
2.当隊機密第18191571番電による残留部隊を鳩及び第三十一號哨戒艇に
電令作第47号による護衛艦を鳩に改む
17.12.21:呉防備戦隊電令作第53号:
1.0020浮上敵潜水艦一隻都井岬の94度62浬に発見、怒和島攻撃中
2.佐伯防備隊司令は怒和島、第三十六號驅潜艇、第三十七號驅潜艇(以上現場にあり)
第三十一號哨戒艇、鳩を以て之が掃蕩撃滅に任ずべし
3.各部隊一層警戒を厳にせよ
17.12.21:佐伯防備隊電令作第39号:呉防備戦隊電令作第53号による敵潜掃蕩要領を左の通り定む
1.部隊編成:
第一小隊:鳩(1)、第三十六號驅潜艇(2)、第三十七號驅潜艇(3)(本職直卒)
第二小隊:第三十一號哨戒艇(1)、怒和島(2)(特務艇長指揮官)
2.掃蕩区域:
第一小隊:J4、O2、K3、P1
第二小隊:J3、O1、I2、N1
3.実施要領:略
17.12.21:佐伯〜対潜掃蕩〜
17.12.21:呉防備戦隊電令作第58号:
明22日より掃蕩は当分の間、左により実施すべし
1.掃蕩隊
(イ)兵力:鳩、第三十一號哨戒艇、第四十六號哨戒艇、怒和島、第三十六號驅潜艇、
第三十九號驅潜艇
(ロ)期間:時令ある迄、毎日夜間
(ハ)区域:北緯31度以北海面
(二)昼間待機基地:油津(宿毛)基地待機中は当直艇一隻を定め10節即時待機とす
(ホ)右の外、佐伯防備隊司令所定
2.特別掃蕩隊及び第三十一掃海隊、第三十四掃海隊による掃蕩はその都度定む
3.今夜の掃蕩終了せば鳩、第三十一號哨戒艇は佐伯に帰投し船団護衛に任ずべし
17.12.22:佐伯防備隊電令作第42号:呉防備戦隊電令作第58号による掃蕩は左記により之を実施すべし
1.兵力(艇番號)
第一小隊:鳩(1)、第三十一號哨戒艇(2)、第四十六號哨戒艇(3)
第二小隊:怒和島(4)、由利島(5)
第三小隊:第三十六號驅潜艇(6)、第三十七號驅潜艇(7)、第三十九號驅潜艇(8)
2.掃蕩隊指揮官:特務艇指揮官
3.期間:毎日1800より翌日の0630まで
4.区域:細島灯台を通ずる90度線以南
5.以下略
〜佐伯
17.12.26:呉防備戦隊電令作第62号:
1.26日より当隊電令作第58号による掃蕩兵力を第四十六號哨戒艇、由利島、釣島とす
2.第三十九號驅潜艇は佐伯に帰投、補給後、船団護衛に任ずべし
17.12.27:呉防備戦隊電令作第68号:
1.愛國丸、C澄丸、28日1200推定位置北緯27度50分東経134度17分(A点)より針路338度
速力14節にて29日0600沖ノ島の?度3浬着北上予定
2.鳩(あきつ丸)護衛任務終了せばA点より深島まで右直接護衛に任ずべし
17.12.27:(「あきつ丸」護衛)佐伯〜
〜12.28 0630 陸軍特殊船「あきつ丸」の護衛を終了〜
〜12.28 1550 特設巡洋艦「愛國丸」、同「C澄丸」と会合できず〜
18.01.01:軍隊区分:機密呉鎮守府命令作第1号:海上防備部隊
18.01.03:呉防備戦隊電令作第76号:
1.明4日より当隊電令作第58号による掃蕩隊を那沙美、夏島とす
夏島は当隊電令作第74号による護衛任務終了後、掃蕩隊に入るべし
2.鳩及第三十六號驅潜艇は今夜掃蕩終らば佐伯に帰投すべし
〜01.04佐伯
18.01.04:佐伯〜01.05呉
18.01.12:呉〜01.12佐伯
18.01.13:呉防備戦隊信令作第11号:
佐伯防備隊司令は鳩、由利島をして明日当地発の丙三号輸送船団の直接護衛に任ぜしむべし
護衛要領は追而定む 0700までに10節即時待機となせ
18.01.13:呉防備戦隊電令作第2号:
第三十七號驅潜艇は今夜の掃蕩終わらば明14日1000深島東方2浬に於て船団(八隻)に合同
鳩、由利島と共に之が直接護衛に任ずべし
護衛区域:第三十七號驅潜艇、由利島、29度線まで、鳩パラオ迄
18.01.14:(丙三号輸送船団護衛)佐伯〜
〜01.14 1000 深島にて「第三十七號驅潜艇」が合同〜
〜01.15 1400 敷設艇「由利島」「第三十七號驅潜艇」が護衛終了〜
〜01.21 1600 「第二十號驅潜艇」が合同〜
〜01.23 0752 アルマテン灯台の294度25浬にて雷跡2本発見、煙幕展張〜
〜01.23 0753 哨戒機が爆弾投下2個〜
〜01.23 0754 雷撃2本を受ける〜
〜01.23 0755 煙幕止め〜
〜01.23 0755 「第二十號驅潜艇」に船団嚮導を命ず〜
〜01.23 0758 九五式爆雷投射12個〜
〜01.23 0813 九五式爆雷投射8個〜
〜パラオ
18.01.20:呉防備戦隊電令作第13号:
1.鳩はパラオより帰投の際、第四十三警備隊指令の指示を受けNKF又はNCD迄
吉野丸、六甲山丸、生駒丸、建國丸の直接護衛に任ずべし
2.行動を予定し報告すべし
18.01.25:(船団護衛)パラオ〜
〜01.25 1304 西水道入口の333度10浬にて敵潜らしきものを捕捉探知〜
〜01.25 1306 煙幕展張〜
〜01.25 1308 煙幕止め〜
〜01.25 1338 爆雷投射、九五式6個、九五式改一5個〜
〜01.25 1430 第四十三警備隊所属監視艇に申継ぎ船団を追及〜
18.02.01:軍隊区分:機密呉海上防備部隊命令作第1号(01.25附):豊後防備部隊第三部隊
〜02.03佐伯
18.02.07:(「摩耶山丸」護衛)佐伯〜
〜02.08 1900 陸軍特殊船「摩耶山丸」の護衛終了〜
18.02.08:呉防備戦隊電令作第36号:
鳩は現任務終了後、種子島東方40浬附近より深島まで桑港丸を捜索しつつ北上
之に会合せば佐伯湾口まで護衛すべし
〜02.10佐伯
18.02.11:佐伯〜02.11呉
18.02.23:呉防備戦隊電令作第55号:
1.畿内丸、日祐丸(重要輸送船)24日1000深島南下、トラックに向う速力10節
2.佐伯防備隊司令は鳩、夏島をして水ノ子より北緯27度線まで右護衛に任ぜしむべし
18.02.24:佐伯〜
18.02.28:呉防備戦隊電令作第62号:
1.あきつ丸3月2日正午位置:北緯28度20分東経134度38分(A点)針路概ね325度
速力16節(実速14節)、北緯31度52分東経132度00分より深島に向う
2.佐伯防備隊司令は鳩をしてA点附近より深島まで右直接護衛に任ぜしむべし
18.03.01:佐伯〜03.03佐伯
18.03.02:呉防備戦隊電令作第68号:
1.大淀3月4日1135沖ノ島出撃、山雲、旗風護衛の下に横須賀に回航の予定、出撃針路120度
2.4日0830迄に第二哨戒配備Aとなせ
3.佐伯防備隊司令は鳩、第四十六號哨戒艇、釣島、那沙美、第三十六號驅潜艇をして
3日夜出撃、針路上沖ノ島より70浬迄の往復掃蕩を実施したる後、沖ノ島より概ね30浬迄
追躡潜水艦の阻止に任ぜしむべし
4.第三十一掃海隊司令は4日1000迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了すると共に
3日夜その隊の3隻を以てE2哨区の掃蕩を実施し、4日大淀出撃時はE2哨区北半の
哨戒を厳施すべし
18.03.02:佐伯防備隊電令作第70号:
鳩艇長は釣島、那沙美を率い3日1300佐伯発、第四十六號哨戒艇、第三十六號驅潜艇を
合同し呉防備戦隊電令作第68号による対潜掃蕩並に追躡潜水艦の制圧を左記により実施すべし
1.掃蕩隊指揮官を鳩艇長に指定す
2.兵力区分:鳩(1)、第三十六號驅潜艇(2)、釣島(3)、第四十六號哨戒艇(4)、
那沙美(5)
3.掃蕩要領(以下略)
18.03.04:呉鎮守府電令第6号:
呉防備戦隊司令官は左に依り適宜の艦艇各々1隻を派出、作業に従事せしむべし
1.3月8日伊予灘に於ける筑摩主砲、高角砲昼夜間教練射撃曳的艦(曵的艦速力12節附近)
2.3月10日、11日伊予灘に於ける飛鷹着艦訓練警戒艦
18.03.05:呉防備戦隊電令第70号:
鳩は6日の夜間掃蕩終了後、7日1500迄に広島湾に回航、呉鎮守府電令第6号並に筑摩機密第6号
並に筑摩機密第04152794番電による作業に従事すべし
本作業に関し夫々筑摩艦長及飛鷹艦長の指揮を受くべし
18.03.05:呉防備戦隊電令作第71号:
1.大淀3月7日1135沖ノ島出撃、山雲、野風護衛の下に横須賀に回航の予定、出撃針路120度
2.7日0830迄に第二哨戒配備Aとなせ
3.佐伯防備隊司令は鳩、第三十一號哨戒艇、釣島、第三十六號驅潜艇をして
6日夜出撃、針路上沖ノ島より70浬迄の往復掃蕩を実施したる後、沖ノ島より概ね30浬迄
追躡潜水艦の阻止に任ぜしむべし
4.第三十一掃海隊司令は7日1000迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了すると共に
6日夜その隊の3隻を以てE2哨区の掃蕩を実施し、7日大淀出撃時はE2哨区北半の
哨戒を厳施すべし
18.03.05:佐伯防備隊信電令作第15号:
朝倉少佐は第三十六號驅潜艇に乗艇、第三十六號驅潜艇、鳩を率い明6日1300佐伯出港
第三十一號哨戒艇、釣島を合同し呉防備戦隊電令作第71号による沖ノ島灯台の120度線上
70浬間隔30浬の対潜掃蕩並に艦隊沖ノ島通過後30浬迄追躡潜水艦の制圧に任ずべし
1.掃蕩隊指揮官を朝倉少佐に指定す
2.掃蕩要領:指揮官所定
3.掃蕩隊指揮官は鳩をして夜間掃蕩終了後適宜解列、防戦電令第70号に応ずる如く行動せしむ
べし
18.03.05:呉防備戦隊電令作第72号:
1.伊良湖、6日1500佐田岬通過、第一水道出撃す、深島より針路148度、速力17節
2.佐伯防備隊司令は鳩をして深島より概ね都井岬の90度線まで右護衛に任ぜしめたる後、
電令第70号に依る任務に従事せしむべし
3.電令作第71号による掃蕩隊より鳩を除く
18.03.05:佐伯防備隊信電令作第16号:
1.鳩は明6日1500出港、呉防備戦隊電令作第72号による伊良湖の護衛に任じ、終了後
広島湾に回航、呉防備戦隊電令第70号による任務に従事すべし
2.佐伯防備隊信電令作第15号を左の通り改む
(イ)掃蕩隊より鳩を除く
(ロ)掃蕩幅を20浬とす
3.三項を削除す
18.03.09:呉防備戦隊電令作第84号:
1.摩耶山丸、12日正午位置:北緯28度04分東経133度00分(A点)速力16節(実速14節)
深島に向う
2.鳩は現任務終了後、内海発A点より深島まで右直接護衛に任ずべし
18.03.10:呉防備戦隊電令作第89号:
1.鳩は大隅海峡東口に急行、当隊電令作第87号による榛名(凉月護衛)に合同
同艦の直接護衛に任ずべし、本任務に関し榛名艦長の指揮を受くべし
2.右任務終了後、電令作第84号の護衛任務に従事すべし
18.03.11:佐伯防備隊電令作第74号:
第四十六號哨戒艇長、那沙美は急速南下、差当り現場附近に至り敵潜水艦を極力索敵
撃滅に任ぜよ
鳩は為し得る限り之に協力せよ
18.03.--:佐伯〜03.13佐伯
18.03.14:(G2船団護衛)佐伯〜03.17佐伯
18.03.15:呉防戦電令作第100号:
現任務終了せば鳩及び第四十六號哨戒艇は鳩艇長之を指揮し日豐丸の航路上を掃蕩しつつ
北上、之に会合せば護衛しつつ佐伯に帰投せよ
18.03.18:呉防備戦隊電令作第107号:
1.第三戦隊(榛名欠)驅逐艦二隻護衛の下に3月20日0000大隅海峡、0800沖ノ島通過
入泊の予定
2.20日0600迄に第二哨戒配備Aとなせ
3.特別掃蕩隊(指揮官:朝倉少佐、兵力:鳩、第四十六號哨戒艇、夏島、怒和島)は
19日夜沖ノ島より入泊、航路上50浬迄の往復掃蕩を実施したる後、艦隊沖ノ島通過迄
E2北半哨区の警戒に任ずべし
但し鳩は0500以後、掃蕩隊より之を除き別に定むる所により行動せしむ
4.第三十一掃海隊司令は3月20日0600迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了すべし
18.03.25:呉防戦電令作第117号:
1.夏島、0406沖ノ島灯台の222度43浬に於て探知爆雷攻撃をなせり
2.摩耶山丸は鳩、之を護衛1200佐伯出港
3.夏島は摩耶山丸附近海面通過まで(1700頃)E1哨区の針路上を掃蕩すべし
4.第四十六號哨戒艇は準備出来次第、摩耶山丸出撃針路上を掃蕩したる後、是に合同
北緯30度まで護衛に任ずべし
18.03.25:(「摩耶山丸」護衛)佐伯〜03.28佐伯
18.03.30:呉防備戦隊電令作第128号:
1.第三戦隊、萩風、浦風、3月31日1800沖ノ島出撃の予定
2.31日1600迄に第二哨戒配備Aとなせ
3.特別掃蕩隊(指揮官:朝倉少佐、兵力:鳩、第三十一號哨戒艇、第三十六號驅潜艇、
怒和島)は別令所定に依り航路上の掃蕩を実施すべし
4.第三十四掃海隊司令は31日1400迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了したる後
艦隊出撃までE2哨区北半の警戒に任ずべし
18.03.30:呉防備戦隊電令作第129号:
1.当隊電令作第128号による掃蕩要領左の通り定む
(イ)31日0900東水道南端発動、速力10節
(ロ)1100まで針路170度爾後針路125度
(ハ)1700反転往復掃蕩、但し艦隊出会後は追躡潜水艦の阻止つつ北上す
(ニ)右の外は指揮官所定
2.鳩は往路の掃蕩終らば別令所定に依り西貢丸、盤谷丸の護衛に任ずべし
18.03.30:呉防備戦隊電令作第130号:
1.盤谷丸、、正午位置:4月1日北緯27度48分東経134度46分、
4月2日北緯31度43分東経132度25分
2.鳩は電令作第129号による往路の掃蕩終了後、4月1日正午頃之と会合
佐伯まで護衛に任ずべし
18.03.30:呉防備戦隊電令作第131号:
1.盤谷丸、西貢丸、4月1日1400A点(北緯28度06分東経134度34分)より深島に向う
2.鳩は31日0730佐伯発A点より深島まで右直接護衛に任ずべし
18.03.31:佐伯〜
〜04.01 1400(N28.00-E134.32)特設巡洋艦「盤谷丸」と合同〜
〜04.02佐伯
18.04.03:呉防備戦隊電令作第134号:
1.~國丸、4月3日1700深島通過、爾後針路165度、速力16節
2.鳩は便宜佐伯出港、水ノ子より種子島南端の90度線まで護衛に任ずべし
18.04.13:(K413船団護衛)佐伯〜パラオ
18.04.25:(P425船団護衛)パラオ〜05.03佐伯
18.05.06:呉防備戦隊電令作第165号:
1.瑞鶴、瑞鳳、阿賀野、雪風、5月8日0600沖ノ島に入泊、針路325度速力20節
2.5月8日0400迄に第二哨戒配備Aとなせ
3.特別掃蕩隊(指揮官:鳩艇長、兵力:鳩、第三十五號驅潜艇、怒和島)は
7日1700発動、沖ノ島より80浬まで航路上の往復掃蕩を実施すべし
4.第三十一掃海隊司令は7日中に七番浮標以南の第二水道の掃海を完了すべし
18.05.07:佐伯〜
18.05.10:呉防備戦隊電令作第169号:
1.あきつ丸、12日正午概位:北緯28度東経131度、13日0930深島北上の予定、実速力13.5節
2.鳩は信令作第26号の護衛任務終了後、12日午後之と会合、深島まで護衛に任ずべし
あきつ丸行動、詳細判明次第通知す
〜05.12 1725 陸軍特殊船「あきつ丸」に合同〜
〜05.13呉
18.05.15:水雷艇長:海軍豫備大尉 小島 e一
18.05.17:修理完成
18.05.17:呉〜05.17佐伯
18.05.19:(K519船団護衛)佐伯〜
〜05.26 2130(N08.55-E133.40)「高知丸」被雷〜
〜05.27パラオ西口
18.05.27:パラオ西口〜「高知丸」捜索〜05.29パラオ
18.05.31:(P531船団護衛)パラオ〜06.09佐伯
18.06.11:佐伯〜
〜06.12 1905 P607船団に合同〜
〜06.14佐伯
18.06.14:佐伯〜06.15呉
18.06.20:(オ007船団護衛)佐伯〜06.29パラオ
18.07.01:水雷艇長:海軍大尉 小島 e一
18.07.01:(フ105船団護衛)パラオ〜07.09佐伯
18.07.15:(オ505船団護衛)佐伯〜07.24パラオ
18.07.25:(フ506船団護衛)パラオ〜北緯10度線にて護衛終了〜07.27パラオ
18.07.27:呉防備戦隊電令作第280号:
鳩は第四十三警備部隊機密第271350番電に依るにぎつ丸、葉山丸のパラオ、NCP間
一貫護衛に任ずべし
18.07.31:パラオ〜オ406船団護衛〜08.02パラオ
18.08.04:(フ404船団護衛)パラオ〜
〜08.10 深島にて護衛終了〜
〜08.10佐伯
18.08.12:佐伯〜08.12呉
18.08.27:呉防備戦隊電令作第309号:
掃蕩隊編制配備及び掃蕩要領左の通改む
1.第一特別掃蕩隊、J2哨区南半、第四特掃、J1哨区南半以上、指揮官:機雷長
2.第二特別掃蕩隊、K1哨区、第三特掃隊(第六玉丸、第七玉丸)F3哨区以上、
指揮官:第三十一掃海隊司令
3.第五特別掃蕩隊(由利島、鳩、第十七號掃海艇)E1、E2及J1、J2哨区北半、
指揮官:朝倉少佐
4.各隊連携を密にし包囲捕捉撃滅せよ
5.本令1800発動
18.08.27:佐伯〜対潜掃蕩〜08.29佐伯
18.08.31:(オ106船団護衛)佐伯〜
〜09.01 0143(N31.30-E133.13)敵潜水艦を砲撃、続いて爆雷攻撃〜
〜09.09パラオ
18.09.12:(フ206船団護衛)パラオ〜
〜09.22 深島にて護衛終了〜
〜09.22呉
18.10.02:呉〜10.02佐伯
18.10.05:(オ503船団護衛)佐伯〜10.15パラオ
18.10.18:(フ807船団護衛)パラオ〜10.27深島
18.10.28:深島〜10.28呉
18.11.11:呉〜11.11佐伯
18.11.12:(オ202船団護衛)佐伯〜11.17パラオ(西水道)
18.11.18:パラオ〜対潜掃蕩〜11.21パラオ
18.11.22:(フ202船団護衛)パラオ〜
〜11.27 深島にて護衛終了〜
〜11.27佐伯
18.12.01:呉防備戦隊電令作第406号:
1.フ五〇七船団春風護衛、3日正午位置N27.55-E135.25、4日正午位置N30.50-E134.32
深島に向け速力9節
2.鳩は3日便宜出港、4日1000右と会合、護衛に任ずべし
3.伯空司令は右船団の警戒に任ずべし
18.12.03:佐伯〜フ507船団護衛〜12.05佐伯
18.12.08:(オ803船団護衛)佐伯〜12.18パラオ
18.12.21:(フ103船団護衛)パラオ〜
〜12.30 深島にて護衛終了〜
〜12.30佐伯
18.12.31:佐伯〜12.31呉
19.01.--:軍隊区分:豊後防備部隊第一部隊
19.01.--:修理
19.01.05:呉〜01.05佐伯
19.01.07:(オ707船団護衛)佐伯〜01.16パラオ
19.01.20:(フ002船団護衛)パラオ〜01.28佐伯
19.01.29:海上護衛總部隊電令作第35号:
1.呉鎮守府司令長官は春風、鳩、鷺、壹岐、第十七號掃海艇及第十八號掃海艇をして又佐世保鎮守府
司令長官は峯風及第三十八號哨戒艇をして2月1日以降成るべく速に第一海上護衛隊司令官の
作戦指揮を受けしむべし
2.第一海上護衛隊司令官は眞鶴及友鶴をして峯風及第三十八號哨戒艇は佐世保鎮守府司令長官の定むる
地域に於て交代、作戦に関し同鎮守府司令長官の指揮を受けしむべし
19.02.01:軍隊区分:第一海上護衛隊司令官指揮下
19.02.--:艦船番号:(23)
19.02.--:呉
19.02.03:呉防備戦隊電令作第448号:
1.鳩及第六玉丸は速に雲鷹(高雄曳航中)に合同、護衛に任ずべし
雲鷹3日0600の推定位置 N29.50-E138.00 針路北速力3節
2.怒和島は燃料の許す範囲にて鳩と行動を共にし佐伯に帰れ
19.02.08:呉防備戦隊電令作第450号:
1.鳩及第六玉丸の雲鷹護衛任務を解く
2.補給終らば鳩は呉に回航、機関修理に任じ第六玉丸は佐伯に帰投すべし
3.両艇は横浜、紀伊水道間船団直接護衛に関し横鎮部隊に協力すべし
19.02.21:航空母艦「大鳳」着艦公試警戒艦
19.03.13:呉〜03.13門司
19.03.15:(モタ11船団護衛)門司〜03.22高雄
19.03.26:(ヒ55船団護衛)高雄〜04.03昭南
19.04.08:(ヒ56船団護衛)昭南〜04.11聖雀04.14〜04.19高雄04.19〜04.25呉
19.04.10:戦時編制:海上護衛総司令部第一海上護衛隊
19.04.11:軍隊区分:機密横鎮電令作第287号:乙直接護衛部隊
19.04.25:呉海軍工廠にて船体兵器機関整備
19.04.30:呉〜04.30門司
19.05.01:水雷艇長:海軍少佐 小島 e一
19.05.01:(テ05・ミ03船団護衛)門司〜05.07高雄
19.05.07:(ミ03船団護衛)高雄〜
〜05.10 0655(N15.46-E119.32)驅逐艦「刈萱」、「昌平丸」被雷沈没、敵潜制圧〜
〜05.10マニラ
19.05.14:(ミ03船団護衛)マニラ〜05.19ミリ
19.05.22:(ミ04船団護衛)ミリ〜05.29マニラ05.31〜06.02高雄06.03〜06.08六連
19.06.08:六連〜06.08呉
19.06.09:電波探信儀工事(06.20まで)
19.06.21:呉〜06.21門司
19.06.23:(ミ09船団護衛)門司〜06.29高雄06.30〜07.03マニラ07.07〜07.13ミリ
19.07.15:(ミシ05船団護衛)ミリ〜07.19昭南
19.07.24:(シマ02船団護衛)昭南〜
〜07.31 2100(N08.50-E116.48)「天心丸」被雷沈没〜
〜07.31 2102(N08.51-E116.48)一般徴傭船「飛隼丸」被雷小破〜
〜08.03バグダナン湾08.04〜08.05マニラ
19.08.06:軍隊区分:第一掃蕩小隊
19.08.08:マニラ〜敵潜掃蕩〜08.08マニラ
19.08.09:(マタ26船団掃蕩隊)マニラ〜08.15左営
19.08.16:軍隊区分:第二掃蕩小隊
19.08.22:(タマ24船団掃蕩隊)左営〜08.24アパリ〜08.25パンギ〜08.26リンガエン08.27〜
〜08.27サンタクルーズ08.28〜08.29マニラ
19.08.30:(ヒ73船団護衛)マニラ〜
〜09.01 0849 ヒ七三船団に合同〜
〜09.01 0900(N15.00-E116.00)特設運送船「護國丸」、同「香久丸」、
陸軍徴傭船「吉備津丸」、運送艦「伊良湖」を護衛しヒ七三船団から分離〜
〜09.02 対潜掃蕩終了〜
〜09.02マニラ
19.09.06:(ミ12船団護衛)マニラ〜09.11高雄09.14〜09.20長崎
19.09.20:長崎〜09.20佐世保
19.09.22:佐世保海軍工廠にて船体兵器機関の修理整備(09.25まで)
19.09.26:佐世保〜09.27三池
19.09.29:(モタ27船団護衛)三池〜10.05高雄
19.10.06:(タ02船団護衛)高雄〜10.08香港10.09〜10.10引返す〜10.11香港
19.10.15:(タ02船団護衛)香港〜
〜10.16 0215 空襲を受け航行不能〜
〜10.16 ---- 「第百三十號海防艦」が曳航〜
〜10.16 2010 沈没
19.10.16:沈没
19.12.10:類別等級削除:内令第1333号
19.12.10:除籍:内令第1340号
喪失場所:N21.49-E115.50 香港東南東130マイル
喪失原因:米第38機動部隊艦載機による空爆
同型艇
鴻、鵯、隼、鵲、雉、雁、鷺。
兵装
(新造時)
四十五口径十一年式十二糎砲3門、毘式四十粍単装機銃1基、
十一年式軽機関銃1挺、三八式歩兵銃30挺、十四年式拳銃8丁、
六年式三聯装発射管1基、六年式五十三糎魚雷3本、七十五糎探照燈1基、
九四式投射機1基、爆雷装填台三型1基、
爆雷水圧投下装置三型2基、爆雷手動投下台一型4基、爆雷18個、
大掃海具三号1組、同二号1.5組。
(18.01.14)
爆雷32個(定数18個)。
(18.01.25)
爆雷30個。
(19.10.01)
四十五口径三年式十二糎砲2門、九六式二十五粍二聯装機銃3基、同単装5基、
六年式三聯装発射管1基、六年式五十三糎魚雷3本、七十五糎探照燈1基、
九四式投射機1基、八一式投射機6基、爆雷装填台7基、爆雷投下軌道2基、
九三式水中聴音機1基、一号三型電波探信儀1基。
写真資料
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.39「水雷艇」 (P.68)
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.20 「写真集 日本の小艦艇(続)」(P.39)
「歴史群像」学習研究社 太平洋戦史シリーズ45 真実の艦艇史 (P.69)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2513)
「石川島重工業株式会社108年史」 S36.01 石川島播磨重工業株式会社
"ONI 41-42 Japanese Naval Vssels"(P.245)
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