陸軍特殊船陸軍特殊船について上陸用舟艇と飛行機搬送に適する特種船とし平時輸送船としても使用できることを考慮した「~洲丸」が建造されました。参謀本部はこの種の船を多数要求しましたが、諸種の理由により必要な補助金を陸軍が拠出して民間に建造させ必要に応じて徴用する方式とされました。昭和17年1月に作製された艦本素案では8000t甲型4隻、4000t乙型2隻、8000t丙型2隻を整備することになっております(JACAR: C01000026900)。この甲・乙・丙型の区分や呼称は時代と共に変化しており一律でないので注意が必要です。例えば昭和14年に参謀本部が提出した要望(JACAR:04121225100)における甲小型が昭和17年の乙型に該当します。戦時標準船の一環として建造された船はM型船と称することもありました。当初、「~洲丸」については機密保持のため「馬匹及び重材料輸送船」と呼称するよう通牒がでています(JACAR: C01004092300) 。「あきつ丸」と「熊野丸」は航空甲板を備えており対潜護衛空母として使用可能でした。 陸軍特殊船の諸元ここをクリックして下さい。 陸軍特殊船の船歴下の各船の画像をクリックして下さい。
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