第七玉丸の船歴
年 月 日:船歴
11.03.25:起工
11.07.22:進水、命名:第七玉丸
11.10.30:竣工
11.09.--:新規登録:所有者:大洋捕鯨株式會社、
登録総噸数:267、登録純噸数:92
11.09.25:登録検査、船級:TK N.S.* (Whaler)、船級番号:531
11.09.25:船舶検査証書交付
11.10.30:船長:諸隈 大助
11.11.--:(第一次南氷洋捕鯨)神戸〜
〜南氷洋で操業〜
〜03.17 0600 操業終了〜
〜03.27フリーマントル
12.03.29:フリーマントル〜04.22下関
〜フリーマントル03.29〜下関
12.09.24:変更登録:登録総噸数:275、登録純噸数:95
12.09.--:中間検査
12.09.27:(第二次南氷洋捕鯨:日新丸船団)神戸〜10.16フリーマントル10.20〜
〜11.01(S59.05-E104.03)操業開始〜
〜03.17 操業終了〜
〜03.25フリーマントル03.30〜04.18下関
13.08.12:中間検査
13.09.28:(第三次南氷洋捕鯨:日新丸船団)大阪〜フリーマントル10.23〜
〜11.01 操業開始〜
〜03.15 操業終了〜
〜フリーマントル〜下関
14.07.--:中間検査
14.07.20:黄海・東海の海流観測(08.22まで)
14.10.10:(第四次南氷洋捕鯨:日新丸船団)横浜〜10.20バリクパパン10.25〜
〜11.11 操業開始〜
〜03.07 操業終了〜
〜フリーマントル03.18〜バリクパパン〜04.05下関
15.09.25:彦島にて第一次第一種定期検査
15.10.10:(第五次南氷洋捕鯨:日新丸船団)横浜〜10.20バリクパパン〜
〜11.11 操業開始〜
〜03.05 操業終了〜
〜03.25タラカン〜04.10下関
16.04.09:徴傭
16.04.11:入籍:内令第397号:特設掃海艇、呉鎮守府所管
16.04.11:掃海艇長:海軍豫備中尉 藤田 義直
16.05.01:特設掃海隊編制:内令第460号:第三十一掃海隊
16.05.01:艦隊編制:呉鎮守府部隊呉防備戦隊第三十一掃海隊
16.05.01:林兼造船にて艤装工事開始
16.05.05:中間検査
16.05.10:艤装工事完了
16.09.01:戦時編制:呉鎮守府部隊呉防備戦隊第三十一掃海隊
16.10.15:特設掃海隊編制:内令第1252号:第三十一掃海隊
17.04.13:宿毛〜04.16宿毛
17.04.14:呉防備戦隊電令作第22号:第一掃蕩隊
17.04.19:呉防戦機密第420番電:呉防備戦隊電令作第22号による掃蕩部隊の編成並に任務を解く
17.11.01;掃海艇長:海軍豫備大尉 藤田 義直
17.12.12:佐伯〜
17.12.14:(8号演習M船団護衛)佐伯〜(N29.00-E---.--)護衛打切〜12.18佐伯
17.12.16:呉防備戦隊電令作第42号:
1.由利島及第七玉丸は護衛任務終了後、V、Q、L、G、F哨区の航過掃蕩を実施すべし
2.右掃蕩後、由利島は佐伯防備隊司令、第七玉丸は第三十一掃海隊司令所定に依り
夫々掃蕩並に哨戒に任ずべし
17.12.21:沖ノ島〜12.22宿毛12.26〜12.30佐伯
18.01.01:宿毛〜01.03宿毛
18.01.08:沖ノ島〜01.10宿毛01.13〜01.14沖ノ島
18.01.20:佐伯〜01.22深浦
18.03.06:深浦〜03.11沖ノ島
18.03.07:呉防備戦隊電令作第77号:
1.第三十一掃海隊司令は其の隊の二隻(第七玉丸外一隻増派)をして都井岬火岬連結線以北の
湾口哨戒実施
2.佐伯防備隊司令は
(イ)第三十六號驅潜艇、第三十一號哨戒艇、釣島をして都井岬を中心とする15浬圏内の
対潜掃蕩実施
(ロ)山水丸をしてくらいど丸救難に任ぜしめつつ同錨地附近の哨戒実施
3.佐伯航空隊は7日1400基地を鹿屋海軍航空隊に進出、当隊に協力
4.第四十六號哨戒艇、那沙美は船団護衛終了後、掃蕩隊に編入の予定
18.03.13:佐伯〜03.16沖ノ島
18.03.18:佐伯〜03.21佐伯
18.03.31:水産統制令に基づき株式會社林兼商店の内地水産部門を分離、これに大洋捕鯨株式會社及
遠洋捕鯨株式會社を合併し西大洋漁業統制株式會社を設立
18.2Q :変更登録:所有者:西大洋漁業統制株式會社
18.04.20;掃海艇長:海軍豫備大尉 古賀 春次
18.05.01:宿毛〜05.03佐伯
18.05.12:沖ノ島〜05.13宿毛05.17〜05.20佐伯
18.07.01:掃海艇長:海軍大尉 古賀 春次
18.07.06:佐伯〜07.11沖ノ島
18.07.08:呉防備戦隊電令作第261号:
1.日進、玉波、10日0800沖ノ島出撃、爾後針路130度、速力21節
2.第三特別掃蕩隊(指揮官:由利島艇長、兵力:由利島、第六玉丸、第七玉丸、大井丸)は
9日2000発動、沖ノ島より80浬まで右航路上の往復掃蕩に任じたる後F3哨区内航路附近の
哨戒に任じ艦隊通過後は東経133度30分まで追躡潜水艦の阻止に任ずべし
3.第三十四掃海隊司令は9日七番浮標以南の水道の掃海を完了すべし
18.07.09:呉防備戦隊電令作第264号:電令作第261号中第1項を左の通改む
1.艦隊大部隊10日0800より1200まで沖ノ島出撃、爾後針路130度
18.07.15:(オ505船団護衛)佐伯〜07.16(N29.00-E---.--)護衛打切〜07.16宿毛
18.07.29:宿毛〜08.01佐伯08.06〜08.09宿毛08.11〜08.14沖ノ島
18.08.16:沖ノ島〜08.18沖ノ島
18.08.25:佐伯〜(フ806船団護衛)〜08.28佐伯08.31〜09.03佐伯
18.09.09:宿毛〜09.12宿毛09.25〜09.27宿毛09.30〜10.03油津10.08〜10.09佐伯
18.10.11:佐伯〜10.14佐伯
18.10.15:呉防備戦隊電令作第367号:
1.朝風丸(間宮を曳航、護衛:潮)15日正午北緯29度04分東経135度5分、針路295度、速力4.5節
2.壹岐、鷺、多摩丸、大井丸、第七玉丸は速に出港、右に会合、護衛に任ずべし
3.伯空司令は右警戒に任ずべし
18.10.25:佐伯〜10.27佐伯
18.11.04:沖ノ島〜11.05佐伯
18.12.13:(船団護衛)佐伯〜
18.12.21:呉防備戦隊電令作第415号:深島の145度17浬に於てオ一〇六船団雷撃を受く
1.伯空司令は直に全力を挙げて敵潜を撃滅すべし
2.佐伯防備隊司令は第三號日之出丸、麻豆丸、恒春丸を以て掃蕩隊を編成、敵潜を撃滅すべし
3.第三十一掃海隊司令は由利島、第八拓南丸、第七玉丸を指揮し準備出来次第出撃、
敵潜を撃滅すべし
4.佐伯防備隊司令は山水丸、大衆丸をして人員の救助に努べし
5.第三十一掃海隊司令は対潜攻撃に関し佐伯防備隊掃蕩隊を区処すべし
〜12.21 対潜掃蕩〜
〜12.24佐伯
18.12.27:(オ708船団護衛)佐伯〜12.28護衛打切〜12.30佐伯
19.01.07:(オ707船団護衛)佐伯〜(N25.00-E---.--)護衛打切〜佐伯
19.01.11:(オ105船団護衛)佐伯〜
〜01.11 1250 島野浦灯台の157度10浬にて陸軍徴傭船「えりい丸」被雷〜
〜01.11 1417 陸軍徴傭船「えりい丸」沈没〜
〜01.11 対潜掃蕩、船団は佐伯に引返す〜
〜01.12佐伯
19.01.25:(オ510船団護衛)門司〜02.05パラオ
19.02.09:(パタ01船団護衛)パラオ〜02.16高雄
19.02.23:(タモ05船団護衛)高雄〜
〜02.27 2058(N31.56-E127.44)陸軍徴傭船「錫蘭丸」被雷(翌日、触雷と判明)〜
〜02.27 2105 陸軍徴傭船「錫蘭丸」沈没〜
〜02.27 ---- 「第三十八號哨戒艇」と敵潜掃蕩、船団は特設砲艦「長白山丸」が護衛し北東方に避退〜
〜02.28 1140 第七玉丸機密第281140番電(錫蘭丸の沈没は発見処分せる浮流機雷、救助せる三等運転士の
言等よりして触雷の算大なり)〜
〜02.29門司
19.02.29:軍隊区分:第一海上護衛隊作戦指揮下に入る
19.03.03:佐伯〜03.04呉
19.03.13:呉〜03.13門司
19.03.15:(モタ11船団護衛)門司〜03.22高雄
19.03.27:(タモ14船団護衛)高雄〜船団より分離〜04.02呉
19.04.--:艦船番号(29)
19.04.02:呉海軍工廠にて船体兵器機関整備(04.06まで)
19.04.06:呉〜04.07門司04.12〜04.12釜山04.13〜04.13鎮海
19.04.16:(竹・モタ17船団護衛)鎮海〜
〜04.17 0700 驅逐艦「藤波」、同「白露」が船団に合同〜
〜04.18 0815 「第三十七號驅潜艇」「第三十八號驅潜艇」が船団に合同〜
〜04.19 1040 船団解列〜
〜04.19泗礁山
19.04.21:泗礁山〜
〜04.22 0745 驅逐艦「栗」が船団に合同、砲艦「安宅」が解列し上海に帰投〜
〜04.23 1230 特設掃海艇「第七玉丸」、驅逐艦「栗」、「帝香丸」他1隻が解列し基隆に向かう〜
〜04.24 護衛終了〜
〜04.25高雄
19.04.25:高雄〜(ユタ05船団護衛)〜04.26高雄04.27〜04.28基隆
19.05.01:(タモ18船団護衛)基隆〜対潜掃蕩〜船団より分離〜05.09呉
19.05.10:特設掃海隊編制:内令第649号:第三十一掃海隊の項を削る
19.05.10:移籍:内令第650号:特設驅潜艇、呉鎮守府所管
19.05.10:内令第651号:佐伯防備隊所属
19.05.10:戦時編制:呉鎮守府部隊呉防備戦隊佐伯防備隊
19.05.13:門司〜05.14串本
19.05.25:軍隊区分:機密横須賀鎮守府電令作第387号:紀州部隊編入
19.06.06:串本〜06.06串本
19.06.08:串本〜06.11串本
19.06.13:串本〜06.16串本
19.06.18:串本〜「嚴島丸」護衛〜
19.06.18:沈没
19.08.10:除籍:内令第949号
19.08.10:解傭
喪失場所:潮岬285度19.4km付近
喪失原因:潜水艦の雷撃
同型船
玉丸、第二玉丸、第三玉丸、第五玉丸、第六玉丸、第八玉丸、第九玉丸(長門丸)。
兵装
要調査。
写真資料
「海軍第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会(P.229)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (3006)
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.50「掃海艇・輸送艦」(P.43)
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.20 「写真集 日本の小艦艇(続)」(P.27)
「海洋發展史」田川大吉郎監修海洋協會発行 S12.08
「汽船表(別冊冩眞帳)」S13 海軍省軍務局編
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