伊良湖の艦歴

 年 月 日:艦歴

15.05.30:起工、仮称艦名:第74号艦 16.02.05:命名:達第24号:特務艦「伊良湖」(イラコ) 16.02.05:類別等級制定:内令第134号:種別:特務艦、類別:運送艦、艦型:なし 16.02.05:本籍仮定:内令第135号:佐世保鎮守府 16.02.14:進水 16.08.11:艤装員長:海軍大佐 辻 榮作 --.--.--:信号符字點付:達第 号:JWBD 16.12.01:信号符字改正:達第369号:JGOQ 16.12.05:竣工 16.12.05:本籍:内令第1591号:佐世保鎮守府
16.12.05:戦時編制:聯合艦隊所属給糧艦 16.12.05:特務艦長:海軍大佐 辻 榮作      〜トラック 17.01.15:航空母艦「赤城」、同「瑞鶴」、同「翔鶴」に生糧品補給      警戒隊に補給 17.--.--:トラック〜サイパン 17.02.01:サイパン〜02.07柱島 17.02.09:柱島〜02.09呉 17.02.20:呉〜ダバオ 17.03.03:ダバオ〜03.06スターリング湾 17.03.06:特設病院船朝日丸」から治療品補給 17.03.07:「第一號哨戒艇」に糧食供給      「第七號掃海艇」に生糧品、貯糧品供給      「第八號掃海艇」に生糧品、貯糧品供給 17.03.08:「第一號哨戒艇」に糧食供給 17.03.10:特設病院船「朝日丸」に生糧品補給 17.03.13:スターリング湾〜03.21呉 17.03.29:呉〜04.07マカッサル 17.04.10:特務艦長:海軍大佐 宮澤 不二彦 17.04.28:マカッサル〜05.01昭南沖05.02〜05.02昭南(軍港) 17.05.06:昭南〜05.06昭南沖05.07〜05.15呉 17.05.21:呉〜05.21柱島 17.05.29:柱島〜05.29呉  17.06.23:呉〜06.23柱島 17.07.14:柱島にて第七戦隊(「熊野」「鈴谷」)に糧食補給 17.10.--:      〜11.03 敷設艇那沙美」が護衛〜      〜11.30 敷設艇那沙美」が護衛〜       〜呉 17.12.13:呉〜      〜12.13 敷設艇怒和島」が護衛〜      〜トラック 18.02.02:特設水上機母艦山陽丸」に糧食品補給 18.02.09:特設水上機母艦「山陽丸」に生糧品、真水補給 18.03.15:特務艦長:海軍大佐 岡野 慶三郎 18.03.25:トラック〜      〜礁外200浬附近迄にて驅逐艦「有明」が護衛を終了〜      〜03.30 1730 「第四十六號哨戒艇」、敷設艇由利島」が護衛開始〜      〜03.31 「第四十六號哨戒艇」、敷設艇「由利島」が深島にて護衛終了〜      〜呉 18.04.--:呉〜      〜04.14 敷設艇「由利島」が護衛〜      〜呉 18.05.21:前進部隊電令作第206号:       江風は諸修理完了せば伊良湖、愛國丸を護衛トラックに回航、右回航中、伊良湖特務艦長の       指揮を承くべし 18.05.27:佐世保〜06.03トラック〜長浦 18.06.28:(第3628船団)長浦〜      〜06.29 1215 北緯23度線にて「第百一號哨戒艇」が護衛を終了〜      〜07.06トラック 18.07.06:東方部隊信令第16号:       伊良湖より糧食、酒保物品等の補給に関し左の通定む        長良、時雨、江風は第二十二航空戦隊用貯糧品を極力満載(一部第四軍需部及び~通より追加        補給)すべし       第三戦隊、明石、~風丸は左の区分に依り大発又はランチ各一を派出し糧食搭載作業に協力       せしむべし        6日0800 明石(江風)、 ~風丸(時雨)        7日0530 第三戦隊、明石、~風丸(長良) 18.07.06:驅逐艦「時雨」に貯糧品21t搭載 18.--.--:トラック〜横須賀 18.08.22:聯合艦隊電令作第672号:      1.雲鷹は伊良湖特務艦長の指揮を受け大海機密第201316番電第1項の輸送を実施すべし      2.機動部隊、邀撃部隊指揮官は野分、白露をして伊良湖及び雲鷹を横須賀よりトラック迄        警戒せしむべし 18.08.26:横須賀〜09.02トラック 18.09.19:特務艦長:海軍大佐 宮本 八十三 18.--.--:トラック〜横須賀 18.11.14:(第3115船団)横須賀〜11.14館山11.15〜11.23トラック 18.12.17:官房艦機密第6258号:運送艦迷彩塗装の件訓令:二號色 19.01.03:横須賀〜01.11トラック 19.01.13:特設潜水母艦平安丸」に母艦用及び補給用貯糧品及び生糧品補給 19.01.16:特設潜水母艦「平安丸」に母艦用及び補給用生糧品補給 19.01.17:「第二十二號掃海艇」に酒保物品供給 19.01.20:トラック〜      〜01.20 ----(N08.04-E152.40)米潜水艦"Seadragon"(SS-194) の雷撃を受ける〜      〜01.20 1025(N07.50-E151.15)驅逐艦「皐月」が爆雷投下18個〜      〜01.21 0305 驅逐艦「涼風」にて曳航を試みるがスリップ切断、曳航不能、浸水漸次増加〜      〜01.21 0700 巡洋艦「鳥海」来着〜      〜01.22サイパン 19.--.--:サイパン〜トラック〜六連沖 19.05.25:1330 潮岬通過西航(予定) 19.08.25:(ヒ73船団)六連沖〜      〜08.25 2005 寺島水道仮泊      〜08.26 0435 仮泊地発〜      〜08.26 1300 五島列島沖にて陸軍配當船「音羽山丸」が敵潜探知爆雷攻撃〜      〜08.28 1140(N26.33-E122.20)九七艦攻、海防艦千振」「第二十七號海防艦」が             敵潜攻撃〜      〜08.28 1713 九七艦攻一機不時着、「第二十一號海防艦」が搭乗員を救助〜      〜08.29 1600 高雄(左営沖)に仮泊〜      〜08.29 2030 高雄発〜      〜08.31 1435(N17.56-E115.21)九三中練が敵潜発見、目標弾一発、発煙弾二発投下、             海防艦「千振」「第二十一號海防艦」を誘導し爆撃〜      〜08.31 1540 海防艦「千振」「第二十一號海防艦」が爆雷攻撃〜      〜08.31 2000 陸軍配當船「音羽山丸」が敵潜探知爆雷攻撃〜      〜09.01 0849 第二十一掃海隊(「第三十八號掃海艇」「第三十九號掃海艇」)、             海防艦屋代」、水雷艇」、同「」が護衛に来着〜      〜09.01 0900(N15.00-E116.00)ヒ七三船団と分離〜      〜09.01マニラ 19.09.04:「第百三號哨戒艇」に糧食供給 19.09.22:マニラ湾口コレヒドール島附近〜      〜09.22 0715 敷設艦蒼鷹」が船団から分離先航〜      〜09.22 1100 船団から分離先航〜      〜コロン湾 19.09.23:特設驅潜艇第十一昭南丸」に真水及び生糧品補給 19.09.24:大破 19.09.28:南西方面艦隊機密第281817番電:火災の為、今後使用の見込み立たざる状況ならば      一部監視員を残置し他の乗員は便あり次第マニラに帰投され度
19.--.--:放棄 21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅) 22.05.03:除籍:複二第327号
喪失場所:N.-E. コロン灣 喪失原因:米第38機動部隊艦載機による空爆

同型艦

 なし。

兵装

 四十五口径十年式十二糎二聯装高角砲2門

(最終時)
 四十五口径十年式十二糎二聯装高角砲2門、
 九六式二十五粍三聯装機銃3基、九六式二十五粍二聯装機銃2基

写真資料

 雑誌「世界の艦船」海人社 1978年7月号増刊「日本軍艦史3.昭和編」
 雑誌「世界の艦船」海人社 1997年3月号増刊「日本海軍特務艦船史」
 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.34「特務艦」
 雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房1975年4月号 「日本の小艦艇(続)」(P.118-119)
 「歴史群像」太平洋戦史シリーズ51 真実の艦艇史(2) 学習研究社(P.60)
 「海軍第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会(P.121)
 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2742-2744)
 「日本海軍艦艇写真集 巡洋艦」ダイヤモンド社 H17.08 呉市海事歴史科学館(P.193)

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