夏島の艇歴
年 月 日:艇歴
06.12.24:起工
07.08.01:命名:達第106号:「夏島」(ナツシマ)
07.08.01:類別等級制定:内令第 号:種別:特務艇、類別:敷設艇、等級:二等
07.08.01:本籍仮定:内令第248号:横須賀鎮守府
07.08.24:信号符字點付:達第107号:GQSU
08.03.24:進水
08.04.25:艤装員長:海軍大尉 林田 綱雄
08.05.08:艤装員事務所を東京石川島造船所内に設置し事務を開始
08.05.23:類別等級改正:内令第190号:種別:特務艇、類別:敷設艇
08.07.31:本籍:内令第241号:横須賀鎮守府
08.07.31:竣工、艤装員事務所を撤去
08.07.31:特務艇長:海軍大尉 林田 綱雄
08.10.18:信号符字改正:達第127号:JZMD
09.--.--:〜07.31佐世保
09.--.--:佐世保〜08.04佐世保
09.08.--:佐世保〜08.09佐世保
09.08.13:佐世保〜佐世保
09.08.20:佐世保〜08.28佐世保
09.--.--:佐世保〜09.02佐世保
13.08.01:所属:内令第641号:第十一砲艇隊
13.12.15:第十一砲艇隊解隊
14.01.17:浦賀船渠にて修理開始
14.03.22:修理完了
15.04.01:類別等級改正:内令第197号:種別:特務艇、類別:敷設艇
15.04.01:内令第199号:横須賀防備隊所属
15.11.01:本籍変更:内令第776号:呉鎮守府、佐伯防備隊所属
15.11.15:戦時編制:呉鎮守府部隊呉防備戦隊佐伯防備隊附属
15.11.15:内令第822号:佐伯防備隊所属
16.12.01:信号符字改正:達第369号:JHOQ
16.12.--:軍隊区分:機雷科特務艇隊敷設艇隊
--.--.--:特務艇長:海軍大尉 田中 俊二
16.12.06:呉〜確認運転〜12.06呉
16.12.07:呉〜確認運転〜12.07呉
16.12.09:呉〜12.09佐伯
16.12.10:内令第1621号:佐伯防備隊所属
16.12.10:佐伯〜豊後水道にて敷設隊警戒〜12.10佐伯
16.12.11:佐伯〜豊後水道にて敷設隊警戒〜12.11佐伯
16.12.12:佐伯〜
〜12.12 沖ノ島西方5浬に於ける航行管制〜
〜12.12 エ哨区哨戒〜
〜12.13佐伯
16.12.13:佐伯〜
〜12.13 豊後水道南方海面にて対潜掃蕩〜
〜12.13 2330 哨区を徹し第二水道の掃海に向かう〜
〜12.14佐伯
16.12.14:佐伯〜
〜12.14 水ノ子附近哨区哨戒〜
〜12.14 1405 第二水道掃海〜
〜12.15 0930 第二水道掃海完了〜
〜12.15佐伯
16.12.15:佐伯〜哨区哨戒〜12.16佐伯
16.12.17:佐伯〜C哨区哨戒〜12.18佐伯
16.12.20:佐伯〜広島湾にて艦隊泊地直接防御用防潜網戦闘設置〜12.27佐伯
16.12.29:佐伯〜機雷敷設〜12.29下関
16.12.30:下関〜機雷敷設〜12.30姫島
16.12.31:姫島〜機雷敷設〜12.31佐伯
17.01.03:佐伯防備隊電令作第10号:
1.本職夏島、第二十六號驅潜艇を率い1300出動、昼間各部の海上巡視並に
対潜哨戒を実施し、夜間は釣島を加え機雷南方海面の対潜掃蕩を実施す
各艇は1730十六番標識付近にて夏島に合同すべし、詳細は別令す
2.夏島、第二十六號驅潜艇は明日より特令ある迄、哨区D、E、Fの対潜哨戒
並に航行管制に任ずべし、哨戒法は二直1200現地交代す
17.01.03:佐伯防備隊電令作第11号:掃蕩要領(略)
17.01.03:佐伯〜対潜哨戒〜01.04佐伯
17.01.05:佐伯〜対潜哨戒〜01.06佐伯
17.01.07:佐伯〜対潜哨戒〜01.08佐伯
17.01.09:佐伯〜水測訓練〜01.09佐伯
17.01.10:佐伯〜機雷敷設〜01.10佐伯
17.01.11:佐伯〜対潜哨戒〜01.12佐伯
17.01.15:特務艇長:海軍豫備中尉 中馬 政幸
17.01.15:佐伯〜対潜哨戒〜01.16佐伯
17.01.18:佐伯〜対潜哨戒〜01.19佐伯
17.01.20:佐伯〜対潜哨戒〜01.21佐伯
17.01.23:佐伯〜対潜哨戒〜01.25佐伯
17.01.27:佐伯〜対潜哨戒〜01.28佐伯
17.01.30:佐伯〜対潜哨戒〜01.31佐伯
17.02.02:佐伯〜対潜哨戒〜02.03佐伯
17.02.05:佐伯〜対潜哨戒〜02.06佐伯
17.02.08:佐伯〜対潜哨戒〜02.10佐伯
17.02.09:佐伯防備隊電令作第23号:
艦隊の一部出撃するに付、本9日0100以後二直配備となし船艇は左記哨区に就き
警戒を厳にせよ、但し伊號十六潜水艦北上するに付注意せよ、復旧の時期は特令す
夏島「C」、第二十五號驅潜艇「E」、第十八日東丸「ソ」、
第十九日東丸 鵜来島東方掃海水道附近、新港丸「ケ」、二水丸「サ」、
第五盛秋丸「ス」、第十三明玄丸「ツ」、K~「ロ」、大屯丸「二」
17.02.09:佐伯防備隊電令作第24号:
艦隊出撃見合せ中なるも配備は特令ある迄その儘とす
17.02.09:佐伯防備隊電令作第25号:
平生配備となせ、但し次直艇は四時間待機となせ
17.02.12:佐伯防備隊電令作第26号:
本12日2000迄に二直配備となせ、復旧の時期は特令す
夏島「F」、第二十日東丸 鵜来島東方掃海水道附近、第三日東丸「サ」哨区、
その他の艇は三直特の固有哨区とす
17.02.13:機密佐伯防備隊命令第11号:既設置艦隊泊地防備用九六式一號防潜網の更新設置
17.02.12:佐伯〜対潜哨戒〜02.13佐伯
17.02.21:佐伯〜02.21広島湾
17.02.22:広島湾〜防潜網設置〜02.22広島湾
17.02.25:広島湾〜防潜網設置〜02.25広島湾
17.02.26:広島湾〜防潜網設置〜02.26広島湾
17.02.27:広島湾〜防潜網設置〜02.27広島湾
17.03.--:特務艇長:海軍大尉 田中 俊二
17.03.01:広島湾〜防潜網設置〜03.01呉
17.03.03:呉〜03.03広島湾
17.03.04:広島湾〜防潜網設置〜03.04広島湾
17.03.07:広島湾〜03.07佐伯
17.03.08:転錨
17.03.09:佐伯〜03.09広島湾
17.03.11:広島湾〜防潜網設置〜03.11広島湾
17.03.12:広島湾〜03.12呉03.18〜03.18佐伯
17.03.21:佐伯〜対潜哨戒〜03.21佐伯
17.03.26:佐伯〜機銃射撃〜03.26杵築
17.03.27:杵築〜水上射撃〜03.27佐伯
17.03.30:佐伯〜03.30下関
17.03.31:下関〜設標設置〜03.31下関
17.04.01:下関〜機雷敷設〜04.01下関
17.04.02:下関〜04.02呉
17.04.10:内令第655号:佐伯防備隊所属
17.04.17:呉〜04.17佐伯
17.04.18:佐伯〜対潜哨戒〜04.19佐伯
17.04.20:佐伯〜対潜哨戒〜04.21佐伯
17.04.22:佐伯〜対潜哨戒〜04.23佐伯
17.04.25:佐伯〜掃海訓練〜04.25佐伯
17.04.28:佐伯〜対潜哨戒〜04.30佐伯
17.05.01:佐伯〜掃海訓練〜05.01宇和島
17.05.02:宇和島〜掃海訓練〜05.02佐伯
17.05.05:佐伯〜対潜哨戒〜05.06佐伯
17.05.08:佐伯〜対潜哨戒〜05.09佐伯
17.05.12:佐伯〜掃海実験〜05.12佐伯
17.05.14:呉防戦信令第8号:
夏島、那沙美は明15日0800出港A部隊射撃終了迄、同隊の対潜警戒に任ずべし
其の他は其の都度指令す
17.05.15:佐伯〜対潜哨戒〜05.16佐伯
17.05.18:佐伯〜対潜掃海〜05.18佐伯
17.05.19:佐伯〜対潜掃海〜05.19入津
17.05.20:入津〜対潜掃海〜05.20佐伯
17.05.21:佐伯〜対潜哨戒〜05.23佐伯
17.05.26:呉鎮電令作第24号:
陸軍輸送船四隻(崎戸丸、笹子丸、かんべら丸、綾戸山丸)5月27日0900部埼発
1600豊後水道、深島を通過「ヒ〇九航路」船団、速力一五節6月1日午前MP着
(笹子丸は29日ヒ〇九一〇より分離MPM経由31ヒMOP入港の予定)
17.05.27:呉防備戦隊電令作第27号:
佐伯防備隊司令は敷設艇一隻をして呉鎮電令作第24号による陸軍輸送船の直接護衛に
任ぜしむべし
17.05.27:佐伯防備隊機密第211番電:
敷設艇夏島は1230佐伯出港、呉防備戦隊電令作第27号による陸軍輸送船団の直接護衛に
任ず
17.05.27:佐伯〜輸送船護衛〜05.28佐伯
17.05.29:呉防備戦隊電令作第29号:
1.今朝0220第十九驅逐隊沖ノ島の220度41浬に敵潜水艦発見攻撃中なり
2.夏島艇長は夏島、那沙美、第三十一號哨戒艇を指揮し特令ある迄、右潜水艦の徹底的
掃蕩攻撃に任ずべし
17.05.29:呉防備戦隊電令作第30号:
1.佐伯防備隊司令は驅潜隊をして特令ある迄、北緯32度線以南の対潜掃蕩に任ぜしむべし
2.夏島、第三十一號哨戒艇、明30日1200以後の掃蕩区域を北緯32度線以北とす
3.那沙美は明30日掃蕩を止め佐伯に帰投すべし
17.05.29:佐伯〜対潜哨戒〜05.31佐伯
17.05.30:呉防備戦隊電令作第31号:
1.夏島、第三十一號哨戒艇、驅潜隊は明31日0600までに敵情を得ざれば掃蕩を止め
佐伯に帰投すべし
2.爾後の掃蕩に関しては機密呉海上防備部隊作戦命令第4号により盤谷丸艦長区処すべし
17.06.05:佐伯〜試運転〜06.05佐伯
17.06.06:佐伯〜機雷敷設〜06.06佐伯
17.06.08:佐伯〜機雷敷設〜06.08佐伯
17.06.10:佐伯〜掃海訓練〜06.10宿毛
17.06.11:宿毛〜掃海訓練〜06.11佐伯
17.06.12:佐伯〜掃海訓練〜06.12米水津
17.06.13:米水津〜対潜掃海〜06.13宿毛
17.06.14:宿毛〜対潜哨戒〜06.14佐伯
17.06.17:佐伯〜掃海実験〜06.17宿毛
17.06.18:宿毛〜掃海実験〜06.18佐伯
17.06.24:佐伯〜掃海実験〜06.24佐伯
17.06.25:佐伯〜対潜訓練〜06.25佐伯
17.06.26:佐伯〜掃海実験〜06.26佐伯
17.06.27:佐伯〜教練射撃〜06.27佐伯
17.07.03:佐伯〜探信儀訓練〜07.03佐伯
17.07.10:内令第1220号:佐伯防備隊所属
17.07.11:佐伯〜07.11呉07.12〜07.12本浦07.13〜07.13神戸07.14〜07.14由良
17.07.15:呉鎮電令作第29号:
呉防備戦隊司令官は特令ある迄夏島、那沙美をして作戦に関し大阪警備府司令官の
指揮を受けしむべし
17.07.15:軍隊区分:大海指第113号:作戦に関して一時大阪警備府司令長官の指揮に入る
17.07.15:軍隊区分:機密大阪警備府作戦命令第15号:海面防備部隊
17.07.18:由良〜掃海実験〜07.18由良
17.07.22:由良〜実験機雷敷設〜07.22由良
17.07.24:由良〜実験機雷敷設〜07.24由良
17.07.25:由良〜設標敷設〜07.25由良
17.07.30:由良〜実験機雷敷設〜07.30由良
17.07.31:由良〜設標敷設〜07.31由良
17.08.01:由良〜機雷処分〜08.01由良
17.08.02:由良〜機雷処分〜08.02由良
17.08.03:由良〜機雷処分〜08.03由良
17.08.04:由良〜機雷処分〜08.04由良
17.08.07:由良〜設標敷設〜08.07由良
17.08.08:由良〜対潜掃蕩並機雷処分〜08.09由良
17.08.08:海面防備部隊信電令作第21号:
一九〇〇に至るも敵情に変化なければ左記に依り対潜掃蕩をなせ
1.第一掃海隊、夏島、那沙美 乙区
17.08.09:海面防備部隊電令作第4号:
一九〇〇に至るも情況変化なければ
3.千鳥、夏島、那沙美は直に由良内に廻航補給をなし命を待て
17.08.10:海面防備部隊電令作第6号:
1.一二〇〇に至るも情況に変化なければ第一掃海隊、夏島、那沙美は哨区を撤し所定の掃海
作業を続行すべし
17.08.11:由良〜機雷処分〜08.11由良
17.08.12:由良〜機雷処分〜08.12由良
17.08.13:由良〜機雷処分〜08.13由良
17.08.14:由良〜機雷処分〜08.14由良
17.08.14:電令作第25号:紀防機密第493番電:
明十五日〇六〇〇に至るも情況に変化なければ左記担任区を飛行機と協力徹底的に掃蕩攻撃すべし
2.第三十二掃海隊ニ、ホ、ヘ区、第八日東丸ト、第九日東丸チ区
3.夏島、那沙美は先任艇長之を区処右以南の丁区
17.08.17:由良〜設標敷設〜08.17由良
17.08.18:由良〜機雷処分〜08.18由良
17.08.19:由良〜機雷処分〜08.19由良
17.08.20:由良〜機雷処分〜08.20由良
17.08.21:電令作第35号:紀防機密第528番電:
4.第一掃海隊司令は〇六〇〇以後一部兵力を以て掃蕩を続行し爾余の艇及び夏島、那沙美は
所定の作業を続行せよ
17.08.21:由良〜機雷処分〜08.21由良
17.08.22:由良〜機雷処分〜08.22由良
17.08.23:由良〜機雷処分〜08.23由良
17.08.26:由良〜08.28由良
17.08.30:大阪警備府電令第12号:
夏島、那沙美は先任艇長之を率い31日以後、第一掃海隊は9月1日以後、便宜大阪発、
夫々原所属に復帰すべし
17.08.31:軍隊区分:大海指第126号:作戦に関する大湊警備府司令長官の指揮を解く
17.08.31:軍隊区分:機密大阪警備府作戦命令第17号:削除
17.08.31:由良〜08.31小部09.01〜09.01佐伯
17.09.05:佐伯防備隊電令作第2号:
1.特務隊指揮官は鳩及び第十二號驅潜艇を急派し特令ある迄、都井埼附近に出現したる
敵潜掃蕩に任ぜしむべし
2.夏島、那沙美は準備出来次第出港、宿毛に回航
佐伯防備隊機密第042200番電による任務に従事すべし
17.09.05:佐伯〜対潜哨戒〜09.06宿毛
17.09.06:呉防備戦隊電令作第63号:
鳩、夏島、那沙美及び驅潜艇は呉防備戦隊電令作第61号によるE1、E2哨区の
対潜掃蕩を止め佐伯防備隊司令所定の哨戒配備に復帰すべし
17.09.07:宿毛〜09.07佐伯
17.09.09:呉防備戦隊電令作第67号:
1.第九戦隊本日1800沖ノ島通過出撃の予定
2.佐伯防備隊司令は夏島、那沙美を急派、特令ある迄、第二水道外端附近の対潜警戒に
任ぜしむべし
17.09.09:佐伯〜対潜哨戒〜09.09宿毛
17.09.10:宿毛〜09.10佐伯
17.09.12:佐伯〜工廠作業〜09.12佐伯
17.09.14:佐伯〜工廠作業〜09.14佐伯
17.09.16:佐伯〜09.16呉
17.09.--:修理
17.10.20:呉〜10.21佐伯
17.10.22:佐伯〜船団護衛〜10.23佐伯
17.10.24:呉防備戦隊電令作第90号:
1.本日1000北緯32度0分東経132度20分に於て日章丸雷撃を受け漂流中
2.佐伯防備隊司令は鳩、第三十一號哨戒艇、夏島、那沙美、第三十六號驅潜艇及び
特別掃蕩隊(二隊)を現場に急派、日章丸の護衛並に附近海面の徹底的掃蕩に
任ぜしむべし
17.10.24:呉防備戦隊電令第28号:
1.能登呂25日2100深島着南下速力9節
2.掃蕩隊指揮官は夏島をして深島より都井岬の90度線まで右直接護衛に任ぜしむべし
3.夏島は護衛任務終了せば日章丸の護衛に任ぜよ
17.10.24:佐伯〜特設運送船「日章丸」救難〜
〜10.27 対潜掃蕩〜
〜10.29佐伯
17.10.26:呉防備戦隊電令作第91号:左記に依り対潜掃蕩を実施すべし
1.掃蕩部隊
(イ)第一掃蕩隊:
兵力:鳩、第三十一號哨戒艇、夏島、第三十六號驅潜艇(各艇現護衛任務終了後)
区域:D0、I1、E1、J1哨区
指揮官:特務隊指揮官
(ロ)特別掃蕩隊:
兵力:(二隊)
区域:D0、I1哨区沿岸寄り
指揮官:浜崎大尉
(ハ)第二掃蕩隊:
兵力:第三十一掃海隊の二隻及び那沙美(日章丸護衛任務終了後)
区域:E2哨区
指揮官:第三十一掃海隊司令
2.期間:毎日一隊宛て掃蕩を実施するものとす
要領:各指揮官所定
3.その他
第一掃蕩隊、特別掃蕩隊:古江
第二掃蕩隊:宿毛
17.10.29:佐伯〜10.29佐伯
17.10.30:呉防備戦隊電令作第96号:
1.29日1100敵潜水艦有明湾内より港外に向け潜没航行せしこと確実なり
2.佐伯防備隊司令は夏島をして毎日夜間I2哨区(都井埼より佐多岬迄の海面を含む)の
敵潜掃蕩に従事せしむべし、基地を油津とす
17.10.30:佐伯〜対潜掃蕩〜11.01佐伯
17.11.01:特務艇長:海軍豫備大尉 中馬 政幸
17.11.01:佐伯〜
〜11.02 特設運送船「寳洋丸」護衛並対潜哨戒〜
〜11.02佐伯
17.11.03:転錨
17.11.06:呉防備戦隊機密第060820番電:
1.鎌倉丸6日1500深島着マニラに向かう、速力16節
2.佐伯防備隊司令は鳩及び夏島をして
深島より都井岬の90度線まで右直接護衛に任ぜしむべし
17.11.06:呉防備戦隊電令作第97号:
1.熊野、筑摩、第十七驅逐隊(浦風、谷風)7日0600沖ノ島通過入港
2.7日0400までに第二哨戒配備Aとなせ
3.鳩、夏島は鎌倉丸護衛任務終了後、今夜右入泊までE2、E3哨区対潜掃蕩を
実施すべし
4.第三十一掃海隊の二隻は本日中に東水道(鵜来島の南北線以東)の掃海を実施すべし
17.11.06:佐伯〜
〜11.06 一般徴傭船「鎌倉丸」護衛〜
〜11.06 対潜掃蕩〜
〜11.07佐伯
17.11.08:佐伯〜
〜11.08「嘉義丸」護衛〜
〜11.09古江
17.11.12:古江〜11.12佐伯
17.11.12:佐伯〜
〜11.12 「高知丸」「元明丸」護衛〜
〜11.14佐伯
17.11.17:佐伯〜第三回対空教練射撃〜11.17佐伯
17.11.18:佐伯〜「呂號第百潜水艦」の諸公試警戒〜11.18佐伯
17.11.18:呉防備戦隊電令作第1号:
佐伯防備隊司令は夏島をして呉防戦機密第181735番電により東榮丸の直接護衛に
任ぜしめたる上、古江に待機せしむべし
護衛区域、深島より都井岬の90度線までとす
17.11.19:呉防備戦隊電令作第2号:
1.能登呂20日0600北緯32度0分東経132度35分A点を経て深島に向う、速力7.5節
2.夏島は東榮丸護衛任務終了後、A点より深島まで右直接護衛に任じたる上
古江にて待機すべし
17.11.19:佐伯〜
〜11.19 特設運送船「東榮丸」護衛〜
〜11.20 水上機母艦「能登呂」護衛〜
〜11.20古江
17.11.20:呉防備戦隊電令作第3号:
1.阿賀野、第十七驅逐隊第二小隊、22日0700呉発第一水道出撃、
熊野、第十七驅逐隊第一小隊、同日午後呉発豊後水道出撃、何れもトラックに向う予定
2.22日0600迄に第二哨戒配備Aとなせ
3.佐伯防備隊司令は22日夜間、鳩、第三十一號哨戒艇、夏島、那沙美をして
D0、E1、E2哨区の対潜掃蕩を実施すべし
4.第三十一掃海隊司令は21日中に第一水道(四番浮標以南)の掃海を実施すべし
17.11.20:呉防備戦隊電令作第4号:
1.康良丸21日0600沖ノ島灯台の197度33浬(A点)を経て深島に向う
針路328度、速力7節
2.夏島はA点より深島まで直接護衛に任ずべし
17.11.21:古江〜
〜11.21 特設運送船「康良丸」と会合できず〜
17.11.21:呉防備戦隊電令作第6号:
1.熊野、阿賀野、第十七驅逐隊、22日1530東水道南端を出撃トラックに向かうことに
改められる
2.22日1200迄に第二哨戒配備Aとなせ
3.佐伯防備隊司令は21日夜間、鳩、第三十一號哨戒艇、夏島、那沙美をして
E2、F3、J2、K1の対潜掃蕩を実施すべし
4.第三十一掃海隊司令は22日正午までに東水道(七番浮標以南)の掃海を実施すべし
5.電令作第3号及び第5号を取消す
〜11.21 対潜掃蕩〜
17.11.22:呉防備戦隊電令作第9号:
1.阿賀野22日0600臼杵発、0930東水道南端着南下、針路140度速力24節
2.第三十一號哨戒艇長は本日夜間、第三十一號哨戒艇、那沙美、夏島を以て
E2、F3、K1哨区の対潜掃蕩を実施すべし
17.11.22:呉防備戦隊電令作第10号:
1.阿賀野23日の出撃取止めとなる
2.第三哨戒配備Aとなせ
3.掃蕩隊は掃蕩を実施しつつ第三十一號哨戒艇は古江に待機し
那沙美は補給のため佐伯に帰投すべし
〜11.23佐伯
17.11.23:呉防備戦隊電令作第11号:
1.あきつ丸、嵐、野分、24日0830深島着南下、針路158度、速力17節
2.佐伯防備隊司令は23日夜間、怒和島、夏島、那沙美、第三十一號哨戒艇を以て
D0、E1、E2、J1、J2哨区の対潜掃蕩を実施せしむべし
17.11.23:佐伯〜対潜掃蕩〜11.24佐伯
17.11.25:呉防備戦隊電令作第14号:
1.阿賀野26日0900第二水道外端を出撃トラックに向かう
2.26日0500迄に第二哨戒配備Aとなせ
3.佐伯防備隊司令は今夜、夏島、驅潜隊をしてE2、F3、J2、K1哨区の
対潜掃蕩を実施せしむべし
4.第三十一掃海隊司令は今夜中に第二水道(七番浮標以南)の掃海を実施すべし
17.11.25:佐伯〜対潜哨戒〜11.25宿毛
17.11.26:宿毛〜対潜哨戒〜11.27佐伯
17.11.28:転錨
17.11.29:佐伯〜対潜訓練〜11.29佐伯
17.11.30:佐伯〜D船団護衛〜12.02佐伯
17.12.05:呉防備戦隊電令作第23号:
佐伯防備隊司令は第四十六號哨戒艇、夏島、那沙美、第三十六號驅潜艇、
第三十九號驅潜艇を以て都井岬深島間の九州沿岸及
沖ノ島高知間の四国沿岸各距岸10浬乃至30浬間の対潜掃蕩を実施すべし
17.12.05:佐伯〜対潜掃蕩〜12.06佐伯
17.12.07:佐伯〜掃海実験〜12.08佐伯
17.12.07:呉防備戦隊電令作第25号:
1.夏島及那沙美を12月8日より特令あるまで下関防備部隊指揮官の作戦指揮下に入らしむ
2.佐伯防備隊司令は呉鎮電令作第65号による掃海任務完了まで大発5隻を下関防備隊に
貸与、右大発定員として機関員4名を派遣勤務せしむべし
3.夏島及那沙美は準備出来次第、佐伯発、大発4隻(1隻後送)を曳航、吉見に回航すべし
17.12.08:佐伯〜12.08佐賀関12.10〜12.10吉見12.11〜12.11油谷湾
17.12.14:油谷湾〜掃海実験〜12.14吉見
17.12.15:吉見〜掃海実験〜12.15吉見
17.12.16:吉見〜機雷更新〜12.16吉見
17.12.17:吉見〜12.17若松
17.12.18:若松〜機雷更新〜12.18吉見
17.12.20:吉見〜機雷更新〜12.20吉見
17.12.21:吉見〜機雷更新〜12.21吉見
17.12.22:吉見〜機雷更新〜12.20吉見
17.12.23:吉見〜機雷更新〜12.23吉見
17.12.23:呉防備戦隊電令作第39号:
1.当隊電令作第25号による夏島及那沙美に対する下関防備隊司令の作戦指揮を解く
2.佐伯防備隊司令は夏島及那沙美をして大発を曳航、佐伯に帰投せしむべし
17.12.25:吉見〜12.25徳山12.26〜12.26佐賀関12.27〜12.27佐伯
17.12.29:呉防備戦隊電令作第70号:
1. 敵浮上潜水艦見ゆ、都井岬よりの方位126度89浬、針路北東、発見時刻28日2200
2.佐伯防備隊司令は第四十六號哨戒艇、釣島、夏島、那沙美、由利島を以て
深島の155度線を中心とする左右約40浬、深島よりの距離150浬の区域の掃蕩を実施すべし
17.12.29:佐伯〜対潜掃蕩〜12.30佐伯
17.12.30:呉防備戦隊電令第43号:
1.現掃蕩終わらば夏島、那沙美は佐伯に帰投、船団護衛に任ずべし
2.釣島、由利島は当隊電令作第58号による掃蕩に任ずべし
17.12.31:佐伯〜R船団護衛〜01.02佐伯
18.01.01:軍隊区分:機密呉鎮守府命令作第1号:海上防備部隊佐伯防備隊
18.01.02:呉防備戦隊電令作第74号:
1.C澄丸、1月3日1800深島通過、横須賀に向う、速力12節
2.佐伯防備隊司令は夏島をして東経133度45分線迄、右直接護衛に任ぜしむべし
18.01.03:呉防備戦隊電令作第76号:
1.明4日より当隊電令作第58号による掃蕩隊を那沙美、夏島とす
夏島は当隊電令作第74号による護衛任務終了後、掃蕩隊に入るべし
2.鳩及第三十六號驅潜艇は今夜掃蕩終らば佐伯に帰投すべし
18.01.03:呉防備戦隊電令作第77号:
1.~風丸、4日1200の位置、北緯30度20分東経133度40分(A点)速力11節
日吉丸、5日0600の位置、北緯31度15分東経133度40分(A点)速力10節何れも深島に向う
2.掃蕩を兼ね夏島は当隊電令作第74号による護衛任務終了後、~風丸を
那沙美は日吉丸を夫々A点より深島まで直接護衛に任ずべし
18.01.03:佐伯〜
〜01.03 特設巡洋艦「C澄丸」護衛〜
〜01.04 特設水雷母艦「~風丸」護衛〜
〜01.05古江
18.01.05:呉防備戦隊電令作第80号:
1.千山丸、5日1700深島通過、南下、針路162度、速力9.8節
2.夏島は掃蕩を兼ね深島より概ね北緯31度線まで右直接護衛に任ずべし
18.01.05:古江〜
〜01.05 1730 特設運送船「千山丸」を護衛開始〜
〜01.05 2232 沖ノ島灯台の202度43浬の地点にて雷撃を受ける〜
〜01.05 2256 特設運送船「千山丸」が発砲〜
〜01.05 2317 九五式爆雷投射3個〜
〜01.05 2340 特設運送船「千山丸」避航地点へ急行〜
〜01.06 0137 特設運送船「千山丸」の護衛を止め反転〜
〜01.06 0249 電纜敷設艇「釣島」浮上潜水艦発見地点に急行〜
〜01.06 0445 J1、J2哨区を中心に索敵〜
〜01.06 0740 掃蕩隊合同地点に向かう〜
〜01.06 1220 本艇、「第三十一號哨戒艇」「那沙美」「第三十六號驅潜艇」にて第一掃蕩隊形をとる〜
〜01.06 1415 電纜敷設艇「釣島」が掃蕩隊に復帰〜
〜01.06 1949 電纜敷設艇「釣島」が爆雷投射〜
〜01.06 2035 電纜敷設艇「釣島」解列〜
〜01.07 0130 敷設艇「那沙美」とともに掃蕩隊と分離〜
〜01.07佐伯
18.01.07:爆雷補給
18.01.08:呉防備戦隊電令作第88号:
1.船団(三隻)9日0600、深島東2浬を通過、針路195度航程44浬を経て針路168度にて南下
2.第三十九號驅潜艇(二)は夏島(一)(朝倉少佐乗艇)と共に深島より北緯29度線まで
右直接護衛に任ずべし
3.特別掃蕩隊は今夜成し得る限り右航路の掃蕩を実施すべし
18.01.09:佐伯〜船団護衛〜
18.01.09:呉防備戦隊電令作第92号:
1.第三十六號驅潜艇、第三十七號驅潜艇は今夜の掃蕩終了後、第三十九號驅潜艇は
船団護衛終了後、佐伯に帰投、補給並に第一回聯合訓練に参加すべし
2.明十日の掃蕩は那沙美、夏島及特別掃蕩隊を以て実施すべし
但し夏島は船団護衛任務終了後(10日1400頃北緯29度東経132度30分附近にて反転の予定)
掃蕩隊に編入す
3.第三十一號哨戒艇は佐伯に在りて待機11日当地発の三池丸の護衛に任ぜしむる予定
4.11日夜の掃蕩は特令す
18.01.10:呉防備戦隊電令作第93号:
1.東裕丸、日張丸、11日1030深島爾後、針路172度速力11節
2.夏島は直に反撃、北上掃蕩を兼ね深島より北緯29度線まで、右直接護衛に任ずべし
〜01.10 一般徴傭船「東祐丸」、同「日張丸」護衛〜
18.01.11:呉防備戦隊電令作第97号:
1.紀洋丸、11日1800の推定位置北緯29度40分東経132度27分深島に向け航行中、速力7.5節
大K天丸(機関故障遅る)、昭勢丸護衛のため捜索中
2.夏島現任務終了後、之に会合する如く行動し深島まで護衛に任じたる後、佐伯に帰投すべし
〜01.13佐伯
18.01.21:佐伯〜V船団護衛〜01.24佐伯
18.01.25:呉防備戦隊電令作第17号:
当隊電令作第58号による26日より3日間の掃蕩兵力を第三十七號驅潜艇及び夏島に指定す
18.01.25:呉防備戦隊電令作第20号:
1.~威、26日1715深島を南下台湾に向かう、速力11節
2.佐伯防備隊司令は夏島をして深島より都井埼の90度線まで右直接護衛に任ぜしむべし
18.01.26:特務艇長:海軍豫備大尉 鎌田 亮之助
18.01.26:佐伯〜01.26古江
18.01.26:古江〜
〜01.26 水上機母艦「~威」護衛〜
〜01.27油津
18.01.27:油津〜対潜掃蕩〜01.28古江
18.01.28:古江〜対潜掃蕩〜01.29佐伯
18.01.31:呉防備戦隊電令作第27号:
1.山城、2月2日1000沖ノ島通過、横鎮海面防備部隊驅逐艦3隻護衛の下に横須賀に
回航予定出撃、針路概ね135度
2.2日0600迄に第二哨戒配備Aとなせ
3.佐伯防備隊司令は夏島、怒和島、由利島、第三十六號驅潜艇を以て1日夜間出撃
針路上沖ノ島より70浬迄の対潜掃蕩を実施したる後、那沙美及び第三十六號驅潜艇をして
追躡潜水艦の阻止に任ぜしむべし
怒和島、由利島は掃蕩終了後、佐伯に帰投、補給の上別令により行動、
潜校教務に協力せしむべし
4.略
18.02.01:軍隊区分:機密呉海上防備部隊命令作第1号(01.25附):豊後防備部隊第四部隊
18.02.01:佐伯〜
〜02.01 Z船団、特設運送船「康良丸」護衛〜
〜北緯28度線にて護衛終了〜
〜02.04佐伯
18.02.04:呉防備戦隊電令作第31号:
1.鈴谷、天津風、2月5日1600沖ノ島通過出撃す、針路140度
2.1300迄に第二哨戒配備Aとなせ
3.佐伯防備隊司令は釣島、那沙美、夏島、第三十六號、第三十七號、第三十九號驅潜艇を以て
5日1200より出撃、針路上50浬迄の対潜掃蕩を実施すべし
4.第三十一掃海隊司令は1400迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了すべし
18.02.04:佐伯防備隊電令作第61号:呉防備戦隊電令作第31号に依る掃蕩要領左の通
1.指揮官:特務艇隊指揮官(夏島乗艇)
2.艦艇番号:夏島(1)、那沙美(2)、釣島(3)、第三十六號驅潜艇(4)、
第三十七號驅潜艇(5)、第三十九號驅潜艇(6)
3.発動点:沖ノ島灯台の145度5浬(1番艦)
4.掃蕩針路:140度(320度)、発動時刻(反転時刻1200、1700)
5.掃蕩隊形:右奇数単横陣間隔3浬
6.釣島、那沙美は右に応ずる如く行動せよ
18.02.05:佐伯〜対潜掃蕩〜02.06佐伯
18.02.06:転錨
18.02.08:佐伯〜敷設訓練〜02.08佐伯
18.02.09:佐伯〜機雷敷設〜02.09佐伯
18.02.10:佐伯〜機雷敷設〜02.10佐伯
18.02.11:佐伯〜機雷敷設〜02.11佐伯
18.02.13:佐伯〜02.13本浦02.14〜02.14呉02.15〜02.16佐伯
18.02.14:呉防備戦隊電令作第38号:
1.陸奥、山雲、旗風、野風、左の点を通過、横須賀より柱島に回航の予定
2月15日横須賀発(中略)16日1530沖ノ島を通過
2.16日1200迄に第二哨戒配備Aとなせ
3.佐伯防備隊司令は釣島、夏島、怒和島、由利島、第三十六號、第三十七號、
第三十九號驅潜艇を以て15日夜間、沖ノ島より70浬まで其の航路上の対潜掃蕩を
実施したる後、由利島、第三十七號驅潜艇の外は16日昼間艦隊水道南端着まで
沖ノ島より30浬まで其の航路上の哨戒に任ぜしむべし
4.第三十一掃海隊司令は16日1200迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了すべし
18.02.17:佐伯〜対潜訓練〜02.17佐伯
18.02.18:佐伯〜対潜訓練〜02.18佐伯
18.02.18:呉防備戦隊電令作第44号:
1.20日第八戦隊(筑摩欠)及日進、21日第二航空戦隊(飛鷹欠)及第十五驅逐隊(親潮欠)
沖ノ島通過(両日共0730)北上の予定帰着、針路概ね345度
2.飛鷹及鹿屋空飛行機は九州東方及南方海面対潜掃蕩実施の予定
3.20日21日両日共0500迄に第二哨戒配備Aとなせ
4.佐伯防備隊司令は19日20日両日、釣島、第三十一號哨戒艇、夏島、怒和島、第三十六號、
第三十九號驅潜艇を以て艦隊航路上、沖ノ島より70浬迄の夜間掃蕩を実施すべし
5.第三十一掃海隊司令は19日20日両日共、日没迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了すると
共に両日共、夜間その隊の2隻を以てE2哨区の掃蕩を実施すべし
18.02.18:佐伯防備隊電令作第65号:呉防備戦隊電令作第44号に依る19飛20日の対潜掃蕩要領左の通
1.掃蕩隊指揮官を朝倉少佐に指定す(夏島)
2.兵力及艦船番号
(イ)19日:夏島(1)、怒和島(2)、釣島(3)、第三十六號驅潜艇(4)、
第三十九號驅潜艇(5)
(ロ)20日:夏島(1)、釣島(2)、怒和島(3)、由利島(4)、
第三十一號哨戒艇(5)、第三十六號驅潜艇(6)、第三十七號驅潜艇(7)、
第三十九號驅潜艇(8)
3.両日共、1番艇発動点、沖ノ島灯台の165度5.5浬
4.列線方位、足摺埼灯台の255度第一掃蕩隊形、開距離5浬、針路165度(345度)速力10節
5.各艇は1800発動点に到達する如く行動せよ
6.其の他の詳細に関しては指揮官所定とす
18.02.19:佐伯〜対潜訓練〜対潜掃蕩〜02.20宿毛
18.02.19:呉防備戦隊電令作第46号:
1.球磨川丸、21日1015深島南下、爾後針路140度、速力11節
2.佐伯防備隊司令は夏島をして電令作第44号に依る20日夜間掃蕩終了後、深島より
都井岬の90度線まで右直接護衛に任ぜしむべし
18.02.20:宿毛〜対潜掃蕩〜船団護衛〜02.22佐伯
18.02.23:呉防備戦隊電令作第55号:
1.畿内丸、日祐丸(重要輸送船)24日1000深島南下、トラックに向う速力10節
2.佐伯防備隊司令は鳩、夏島をして水ノ子より北緯27度線まで右護衛に任ぜしむべし
18.02.24:佐伯〜船団護衛〜02.27佐伯
18.03.01:佐伯〜
18.03.02:呉防備戦隊電令作第69号:
1.陸軍輸送船くらいど丸、鎭西丸、七星丸、26日パラオ発3月7日0600深島通過の予定
5日及び6日の正午位置:北緯27度40分東経132度12分、北緯30度40分東経132度08分
2.佐伯防備隊司令は怒和島及夏島をして現護衛任務終了後、5日正午頃右船団と会合
深島まで直接護衛に任ぜしむべし
〜03.03 E2船団護衛〜
18.03.05:特務艇長:海軍豫備大尉 sc 茂一郎
18.03.06:呉防備戦隊電令作第73号:
1.陸軍輸送船くらいど丸、鎭西丸、七星丸、豊後水道に向け北上中、6日正午位置
北緯30度53分東経132度38分、針路350度、速力6節
2.第三十一掃海隊司令はその隊の1隻をしてこれに会合、深島まで護衛に任ぜしむべし
電令作第71号による掃蕩兵力を2隻に改む
3.怒和島及夏島は会合出来ざる場合はその後方の警戒に任じつつ北上、怒和島は細島に寄港
船員を陸上に収容したる後、佐伯に帰投すべし
18.03.06:呉防備戦隊電令作第74号:
陸軍輸送船鎭西丸、北緯30度53分東経132度38分、敵潜の雷撃を受く、直に掃蕩せよ
〜03.07佐伯
18.03.08:呉防備戦隊電令作第80号:
1.夏島及怒和島は佐伯に於ける補給後、直に掃蕩隊に復帰すべし
2.第四十六號哨戒艇は現任務終了後、掃蕩隊に入れ
3.釣島は佐伯に帰投、補給の上、別に定むる所に依り飛行機魚雷採集に任ずべし
4.那沙美は現任務終了後、佐伯に於て補給の上、後命を待て
18.03.08:佐伯防備隊信電令作第17号:
其の艇は佐伯発古江仮泊中の第三十六號驅潜艇に合同する如く行動せよ
18.03.08:呉防備戦隊電令作第81号:
1.味方飛行機の情報:室戸埼の230度25浬に敵潜水艦らしきものを認む、針路西8日1010
2.佐伯防備隊司令は掃蕩隊を以てF1,F3哨区の掃蕩を実施すべし
3.第三十一掃海隊司令は「ケ」「フ」哨区の哨艇を残し全力を以てE2、E1哨区の掃海を
実施すべし
18.03.08:佐伯防備隊電令作第72号:
掃蕩隊は直に出動、呉防備戦隊電令作第81号によるF1,F3哨区の南北掃蕩を実施すべし
掃蕩要領指揮官所定
18.03.08:佐伯〜03.09佐伯
18.03.11:呉防備戦隊電令作第92号:
1.夏島及釣島を掃蕩隊に編入す
2.第四十六號哨戒艇は12日正午以後掃蕩を中止、佐伯に帰投補給すべし
18.03.11:佐伯〜03.14佐伯
18.03.13:呉防備戦隊電令作第97号:
1.間宮、13日1200北緯30度15分東経134度35分、14日0800深島
2.夏島は一時掃蕩を止め適宜、間宮に合同、深島まで右護衛に任ずべし
18.03.14:呉防備戦隊電令作第99号:
1.嚴島丸、15日1900深島通過、爾後針路185度速力15節
2.夏島は今夜E1、J1哨区を掃蕩したる後、古江に入港
明日嚴島丸に合同、種子島南端の90度線まで護衛したる後、掃蕩隊に復帰すべし
〜03.14古江
18.03.15:古江〜
〜03.15 一般徴傭船「嚴島丸」を護衛〜
18.03.16:呉防備戦隊電令作第103号:
1.17日0900以後、第三十六號驅潜艇及釣島を掃蕩隊より除き怒和島を編入す
2.夏島及び怒和島は夏島艇長之を指揮し油津を基地とし掃蕩を続行すべし
3.第三十六號驅潜艇及釣島は16日夜間掃蕩終了後、佐伯に帰投、補給の上
第三十六號驅潜艇は呉に回航修理、釣島は別に定むる所により飛行機の魚雷採集に任ずべし
18.03.17:呉防備戦隊電令作第105号:
1.今夜の掃蕩要領左の外、指揮官所定
(イ)発動点:大島灯台の75度5浬
(ロ)発動時刻:1800
(ハ)速力10節
(二)針路75度0130より315度(船団航路)
2.深島まで掃蕩終らば夏島は佐伯帰投補給、怒和島は古江に仮泊すべし
3.明日の掃蕩要領追て定む
〜03.18佐伯
18.03.18:呉防備戦隊電令作第107号:
1.第三戦隊(榛名欠)驅逐艦二隻護衛の下に3月20日0000大隅海峡、0800沖ノ島通過
入泊の予定
2.20日0600迄に第二哨戒配備Aとなせ
3.特別掃蕩隊(指揮官:朝倉少佐、兵力:鳩、第四十六號哨戒艇、夏島、怒和島)は
19日夜沖ノ島より入泊、航路上50浬迄の往復掃蕩を実施したる後、艦隊沖ノ島通過迄
E2北半哨区の警戒に任ずべし
但し鳩は0500以後、掃蕩隊より之を除き別に定むる所により行動せしむ
4.第三十一掃海隊司令は3月20日0600迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了すべし
18.03.19:佐伯〜03.20佐伯
18.03.23:呉防備戦隊電令作第116号:
1.明24日より3日間の日施掃蕩兵力を夏島に指定す、主としてE0、J0、I0哨区の
掃蕩を実施すべし
2.第四十六號哨戒艇は今夜の掃蕩終わらば佐伯に帰投せよ
18.03.24:佐伯〜03.27佐伯
18.03.25:呉防備戦隊電令作第117号:
1.夏島0406沖ノ島灯台の222度43浬に於て探知爆雷攻撃をなせり
2.摩耶山丸は鳩、之を護衛1200佐伯出港
3.夏島は摩耶山丸附近海面通過まで(1700頃)E1哨区の針路上を掃蕩すべし
4.第四十六號哨戒艇は準備出来次第、摩耶山丸出撃針路上を掃蕩したる後、之に合同
北緯30度まで護衛に任ずべし
18.03.25:呉防備戦隊電令作第118号:
夏島は当隊電令作第117号による掃蕩終わらば今夜九州沿岸15浬附近を掃蕩しつつ南下
次いでI2、N1哨区を掃蕩したる後、油津に入泊、明26日夜間はI2、J3、J2、
E2哨区の掃蕩を実施すべし
18.03.27:軍隊区分:大海指第215号:作戦に関し鎮海警備府司令長官の指揮下
18.03.28:軍隊区分:鎮警信電令作第5号:旅順方面部隊
18.03.28:佐伯〜呉
18.04.01:内令第584号:佐伯防備隊所属
18.03.--:呉〜04.03大連
18.04.03:大連〜04.03旅順
18.05.06:出港〜対潜掃蕩
18.06.--:(チ70船団護衛)
18.06.--:(チ84船団護衛)
18.06.--:(チ85船団護衛)
18.07.--:(チ90船団護衛)
18.08.--:(タ10船団護衛)
18.08.--:(チ29船団護衛)
18.08.--:(チ34船団護衛)
18.08.--:(タ11船団護衛)
18.08.--:(チ40船団護衛)
18.08.--:(チ41船団護衛)
18.09.01:内令第1833号:佐伯防備隊所属
18.09.--:(チ55船団護衛)
18.09.--:(チ60船団護衛)
18.09.--:(チ61船団護衛)
18.10.--:(タ19船団護衛)
18.10.--:(タ20船団護衛)
18.10.20:1800 敷設艇「那沙美」と合同
18.10.21:0100 敵情を得ず
18.12.01:戦時編制:聯合艦隊南東方面艦隊第八艦隊第八根據地隊
18.12.01:内令第2561号:第八根據地隊所属
〜12.02鎮海
18.12.04:鎮海〜12.05佐伯
19.02.01:類別等級削除:内令第272号
19.02.01:内令第279号:第八根據地隊から削る
19.02.01:類別等級制定:内令第271号:種別:敷設艇、類別:敷設艇、艇型:なし
19.02.01:本籍:内令第280号:呉鎮守府
19.02.01:戦時編制:聯合艦隊南東方面艦隊第八艦隊第八根據地隊
19.02.21:沈没
19.04.30:類別等級削除:内令第597号
19.04.30:除籍:内令第602号
喪失場所:S02.40-E149.40 ニューハノーバー北部
喪失原因:米驅逐艦Charles Ausburne(DD-570)、Dyson(DD-572)及びStanly(DD-478)の砲撃
同型艇
那沙美。
兵装
(計画時)
四十口径三年式八糎高角砲2門、九三式十三粍単装機銃1基、
三八式小銃26挺、一四式拳銃6丁、
須式七十五糎探照燈1基、
八一式投射機2基、爆雷装填台2基、
八九式機雷120個又は大掃海具四号1組、爆雷18個、防潜網1式、
大掃海具二号特1組、小掃海具2組。
写真資料
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.47「敷設艇」 (P.17-19)
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.17「写真集 日本の小艦艇」(P.100,102,104)
雑誌「世界の艦船」海人社 1996年2月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」(P.86-87)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2635-2636)
"ONI 41-42 Japanese Naval Vssels"(P.255)
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