第十號驅潜艇の艇歴
年 月 日:艇歴
13.09.16:起工、仮称艦名:第68號艦
13.09.20:命名:達第145号:第十號驅潜艇
13.09.20:類別等級制定:内令第807号:種別:特務艇、類別:驅潜艇、艇型:第一號型
13.11.22:艤装員事務所を東京石川島造船所内に設置し事務を開始
14.01.31:進水
14.02.17:信号符字點付:達第26号:JRND
14.02.20:艤装員長:海軍大尉 椿 正憲
14.06.15:竣工、艤装員事務所を撤去
14.06.15:本籍:内令第463号:呉鎮守府
14.06.15:特務艇長:海軍大尉 椿 正憲
15.04.01:本籍:内令第199号:呉鎮守府、佐伯防備隊所属
15.11.01:本籍:内令第776号:舞鶴鎮守府、舞鶴防備隊所属
15.11.15:類別等級削除:内令第821号
15.11.15:除籍:内令第822号
15.11.15:類別等級制定:内令第820号:種別:驅潜艇、類別:驅潜艇、艇型:第一號型
15.11.15:本籍:内令第829号:舞鶴鎮守府
15.11.15:驅潜隊編制:内令第836号:第三十一驅潜隊
15.11.15:戦時編制:聯合艦隊第二艦隊第一根據地隊第三十一驅潜隊
15.11.15:驅潜艇長:海軍中佐 澤村 成二
15.12.05:驅潜艇長:海軍豫備大尉 内藤 蕃
16.04.10:戦時編制:聯合艦隊第三艦隊第二根據地隊第三十一驅潜隊
16.09.20:驅潜艇長:海軍豫備大尉 津田 象吾
16.12.01:信号符字改正:達第369号:JZJP
16.12.09:軍隊区分:機密第二急襲隊命令作第3号(11.29附):掃蕩部隊
16.12.09:馬公〜12.10ビガン
16.12.10:軍隊区分:機密第二急襲隊命令作第3号(11.29附):第一警戒隊
16.12.12:ビガン〜基隆
16.12.--:軍隊区分:機密菲島部隊護衛部隊命令第1号:第三護衛隊
16.12.17:(第三輸送船隊護衛)基隆〜
〜12.21 0700 第一、第二護衛隊に合同〜
〜12.22リンガエン湾
16.12.31:サントトーマス〜
17.01.07:マララグ〜01.07ダバオ
17.01.07:軍隊区分:機密蘭印部隊第一護衛隊命令作第1号(01.04附):主隊
17.01.07:(タラカン攻略作戦)ダバオ〜
〜01.07 1830 A点にて第三警戒航行隊形に占位〜
〜01.10 0000 解列、警戒隊としてタラカン泊地に先行〜
〜01.10 1030 260度方向約10kmに国籍不明船発見〜
〜01.10 1050 蘭商船"Baynain"を拿捕〜
〜01.10 1130 驅逐艦「夏雲」が燈船を拿捕し通信を遮断〜
〜01.10 1353 タラカンを出港する砲艦らしきものを発見、間もなく小型汽艇(42t)と判明〜
〜01.10 1400 「第十二號驅潜艇」が小型汽艇(42t)を拿捕、燈船附近に抑留〜
〜01.10タラカン(東方泊地)
17.01.11:燈船より以東と燈船附近警戒
17.01.12:0820 タラカン島敵司令官以下降伏
17.01.21:軍隊区分:機密蘭印部隊第一護衛隊命令作第3号(01.18附):掃蕩隊
17.01.21:(バリクパパン攻略作戦)タラカン〜
〜01.22 1800 別動隊(海風、江風、はばな丸、漢口丸)が分離先行〜
〜01.23 1615 特設運送船「南阿丸」が至近弾により損傷〜
〜01.23 1625 特設運送船「辰~丸」が被弾〜
〜01.23 1746 特設運送船「南阿丸」が被弾〜
〜01.23 2034 第二驅逐隊(村雨、五月雨)、第十一掃海隊が泊地掃海開始〜
〜01.23 2214 泊地掃海終了〜
〜01.23バリクパパン
17.01.24:1910 輸送船隊を護衛し湾外遊弋
17.01.25:0740 泊地帰投
17.02.27:バリクパパン〜02.27アダン湾02.28〜03.01バンジェルマシン、タキスン沖03.02〜03.03クラガン
17.03.08:クラガン〜03.11タンバクボヨ
17.03.10:戦時編制:大海幕機密第571号ノ16:聯合艦隊第三南遣艦隊第三十一特別根據地隊第三十一驅潜隊
17.03.12:タンバクボヨ〜03.13バリクパパン
17.03.15:バリクパパン〜03.20リンガエン湾
17.03.23:リンガエン湾〜03.23ゴロ島哨区〜03.29ナスグブ03.31〜03.31オロンガポ
17.04.01:オロンガポ〜04.02オロンガポ
17.04.02:オロンガポ〜マニラ湾口哨区ナスグブ基地〜04.08オロンガポ
17.04.08:オロンガポ〜マニラ湾口哨区ナスグブ基地
17.04.10:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第三南遣艦隊第三十一特別根據地隊第三十一驅潜隊
17.05.01:役務:内令第775号:警備驅潜艇
17.05.01:軍隊区分:大海指第91号:作戦に関して聯合艦隊司令長官の指揮に入る
17.05.09:軍隊区分:大海指第95号:作戦に関する聯合艦隊司令長官の指揮を解く
17.05.15:驅潜隊編制:内令第853号:第三十一驅潜隊解隊
17.05.15:戦時編制:呉鎮守府部隊
〜06.27舞鶴
17.08.13:佐伯防信電令作第1号:
第二部隊及び驅潜隊は先任艇長之を指揮し呉防備戦隊電令作第55号に依る対潜掃蕩を
宿毛を基地とし先に依り実施すべし
1.14日1200迄、第十一號驅潜艇、第十號驅潜艇
15日1200迄、第四十六號哨戒艇、第十二號驅潜艇
以下而追定む
2.掃蕩区域:E1、E2哨区
3.掃蕩要領:編隊を以て昼夜連続実施するものとし其の他先任艇長所定とす
〜08.13 2110 沖ノ島灯台の161度7.5浬にて「第十一號驅潜艇」と隊形をとり掃蕩開始〜
〜08.14 0042 敵浮上潜水艦右真横700mを反航〜
〜08.14 0044 敵潜潜航〜
〜08.14 0850 「第十二號驅潜艇」来着〜
〜08.14 1007 九五式爆雷投射9個〜
〜08.17宿毛
17.08.18:宿毛〜
〜08.18 1640 水雷艇「鳩」と合同、第一掃蕩隊形をとる〜
〜08.18 1930 沖ノ島燈台の174度27浬にて爆雷投射4個〜
17.09.04:呉防備戦隊電令作第61号:
1.佐伯防備隊司令は鳩及び驅潜隊を以て5日日没時より特令ある迄E1、E2哨区の
対潜掃蕩を実施すべし
2.6日1200迄第二哨戒配備となせ
17.09.05:佐伯防備隊電令作第2号:
1.特務隊指揮官は鳩及び第十二號驅潜艇を急派し特令ある迄、都井埼附近に出現したる
敵潜掃蕩に任ぜしむべし
2.夏島、那沙美は準備出来次第出港、宿毛に回航
佐伯防備隊機密第042200番電による任務に従事すべし
17.09.06:呉防備戦隊電令作第63号:
鳩、夏島、那沙美及び驅潜艇は呉防備戦隊電令作第61号によるE1、E2哨区の
対潜掃蕩を止め佐伯防備隊司令所定の哨戒配備に復帰すべし
17.09.07:呉防備戦隊電令作第64号:
1.本日1000警備隊監視艇東経133度北緯32度10分に敵潜水艦二隻発見、針路不明
2.伯防司令は那沙美及び驅潜隊に急派、捕捉撃滅に任ずべし
17.09.07:佐伯防信電令作第3号:
特務艇隊指揮官は第四十六號哨戒艇、那沙美、第十號、第十二號驅潜艇を率い至急出港
呉防備戦隊電令作第64号に依る敵潜撃滅に任ずべし
17.09.08:呉防備戦隊電令作第65号:
8日1200迄、敵情を得ざれば驅潜隊をして一時掃蕩を止め佐伯に帰投せしむべし
17.09.23:呉防備戦隊電令作第71号:
佐伯防備隊司令は驅潜隊、第四十六號哨戒艇(日朗丸護衛任務終了後)を以て
23日2100より特令ある迄E1、E2哨区の対潜掃蕩を実施すべし
17.09.24:呉防備戦隊電令作第72号:
1.雲鷹、明25日1730沖ノ島を出撃す
2.驅潜隊、第四十六號哨戒艇は本日昼間の掃蕩を打切り宿毛湾に待機
日没より呉防備戦隊電令作第71号による掃蕩を再興すべし
17.09.26:呉防備戦隊電令作第73号:
佐伯防備隊司令は驅潜隊を以て26日より28日迄D0、E1、29日E1、D2哨区の
対潜掃蕩一面、毎日夜間に実施すべし
17.10.01:呉防備戦隊電令作第77号:
1.第十一、第十驅潜艇は10月1日夕刻よりD0、E1哨区の対潜掃蕩を実施し
2日深島附近より(1330頃)1900迄第六船団(やすくに丸、愛媛丸、住吉丸)の
直接護衛に任ずべし
2.第十二號驅潜艇は10月2日佐伯出港時より1900迄第六船団の直接護衛に任ずべし
17.10.15:戦時編制:大海幕機密第574号ノ45:聯合艦隊第四艦隊第四根據地隊第三十一驅潜隊
17.10.15:内令第1904号:第三十一驅潜隊
17.10.--:佐伯〜11.01トラック
17.11.02:トラック〜対潜掃蕩〜11.04トラック
17.11.06:トラック〜11.07トラック
17.11.07:トラック〜対潜掃蕩〜11.09トラック
17.11.12:トラック〜対潜掃蕩〜11.15トラック
17.11.17:トラック〜対潜掃蕩〜11.18トラック
17.11.19:トラック〜対潜掃蕩〜11.20トラック
17.11.23:トラック〜対潜掃蕩〜11.26南水道11.27〜11.27トラック
17.12.01:トラック〜対潜掃蕩〜哨区哨戒〜12.05トラック
17.12.08:トラック〜対潜掃蕩〜12.11トラック
17.12.14:トラック〜護衛〜12.15トラック
17.12.16:トラック〜哨区哨戒〜12.18トラック
17.12.19:トラック〜対潜掃蕩〜12.21トラック
17.12.25:トラック〜哨区哨戒〜01.01トラック
18.01.04:トラック〜護衛〜01.06トラック
18.01.10:トラック〜護衛〜01.12トラック
18.01.16:トラック〜護衛〜01.16トラック
18.01.18:トラック〜護衛〜01.19トラック
18.01.21:トラック〜救助作業〜01.22トラック
18.01.22:トラック〜救助作業〜01.23トラック
18.01.24:トラック〜護衛〜01.29トラック
18.01.31:トラック〜護衛〜02.05トラック
18.02.--:軍隊区分:トラック海上部隊南方部隊
18.02.09:(護衛)トラック〜02.13サイパン
18.02.14:(護衛)サイパン〜02.18パラオ
18.02.18:(護衛)パラオ〜02.20トラック
18.02.23:トラック〜護衛〜02.25トラック
18.02.26:トラック〜護衛〜02.28トラック
18.03.01:機関修理(03.14まで)
18.03.15:(護衛)トラック〜03.18サイパン
18.03.20:(護衛)サイパン〜03.23トラック
18.03.27:トラック〜護衛〜03.31トラック
18.04.01:トラック〜護衛〜04.05トラック
18.04.08:(護衛)トラック〜04.11ラバウル
18.04.23:(護衛)ラバウル〜04.27トラック
18.04.30:(護衛)トラック〜05.02大宮島
18.05.01:戦時編制:聯合艦隊南東方面艦隊第八艦隊第一根據地隊第三十一驅潜隊
18.05.07:大宮島〜05.08サイパン
18.05.10:サイパン〜第4508船団第二分隊の救難〜護衛〜05.19横須賀
18.05.21:横須賀〜05.24舞鶴
18.05.--:舞鶴海軍工廠にて入渠修理
18.06.01:軍隊区分:機密RX方面防備部隊命令作第31号:RWO海上防備部隊
18.07.01:驅潜艇長:海軍大尉 津田 象吾
18.07.10:舞鶴〜
18.--.--:(第807船団護衛)〜08.05ラバウル
18.08.07:(「日遼丸」「第五日の丸」「住吉丸」「荒埼」護衛)ラバウル〜08.09ショートランド
18.08.10:(「第十八眞盛丸」「義勇丸」護衛)ショートランド〜08.12ラバウル
18.08.14:(「協成丸」「如月丸」「~海丸」及び漁船2隻護衛)ラバウル〜08.17ショートランド
18.08.18:ショートランド〜08.18キエタ
18.08.18:(「測天」護衛)キエタ〜08.19ラバウル
18.08.22:「第二十八號掃海艇」に便乗者22名移乗
18.08.24:(「第二高周丸」「月灘丸」「第八榮丸」「如月丸」「義勇丸」護衛)ラバウル〜08.26ショートランド
18.08.29:ショートランド〜
〜08.29 一般徴傭船「義勇丸」、同「如月丸」、同「平和丸」、同「拓榮丸」護衛〜
〜08.30 1200(S55.58-E155.31)被爆中破〜
〜08.30 1408 キエタ湾北西方マビリ岬の112度6,000mに於いて「第二十八號掃海艇」が曳航開始〜
〜08.30 1843 「第二十八號掃海艇」が曳航を終了〜
〜08.30キエタ
18.08.30:「第二十八號掃海艇」に便乗者1名移乗、同艇から糧食補給
18.--.--:キエタ〜トラック
18.11.14:(第4114船団:「北江丸」が曳航)トラック〜
〜11.18 0415(N22.20-E147.48)一般徴傭船「北江丸」被雷〜
〜11.19 1210 一般徴傭船「北江丸」に代わり特設運送船「地洋丸」が曳航、
護衛の海防艦「m]」とともに父島に先行〜
〜11.21父島
18.11.23:(第4114船団:「地洋丸」が曳航)父島〜11.26横須賀
19.01.06:官房艦機密第22号:
第十號、第十二號驅潜艇に機銃装備の件訓令
19.03.01:驅潜艇長:海軍大尉 進藤 寛治
19.03.20:戦時編制:聯合艦隊中部太平洋方面艦隊第三十根據地隊第三十一驅潜隊
19.04.02:軍隊区分:機密横鎮電令作第263号:甲直接護衛部隊
19.04.09:軍隊区分:機密横鎮電令作第281号:乙直接護衛部隊、東松六號船団の護衛
1.指揮官:第七護衛船団司令官
2.兵力:帆風、澤風、三宅、第六號海防艦、第二十號掃海艇、第二十八號掃海艇、
第三十一驅潜隊(第十一號驅潜艇欠)、巨濟、由利島
3.指揮官乗船を帆風に指定す
19.04.15:(東松6号船団護衛)木更津沖〜
〜04.20 0842 「第二十號掃海艇」が爆雷投射5個〜
〜04.20 0903 飛行機が爆弾投下〜
〜04.20 0905 「第二十號掃海艇」が爆雷投射8個〜
〜04.20 0914 「第六號海防艦」が爆雷投射、飛行機が爆弾投下〜
〜04.21 1800 敵潜補足攻撃〜
〜04.22 2120 「第二十號掃海艇」が爆雷脅威投射〜
〜04.23 0300 駆逐艦「卯月」、敷設艇「猿島」、「第二十號掃海艇」、
陸軍徴傭船「利根川丸」、一般徴傭船「稲荷丸」が船団より分離〜
〜04.23サイパン
19.05.02:パラオ諸島アンガウル島にて座礁
19.07.18:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第三南遣艦隊第三十根據地隊第三十一驅潜隊
19.07.23:軍隊区分:機密横鎮電令作第308号:乙直接護衛部隊より除き、原隊復帰
19.09.08:ダバオ〜特設驅潜艇「瑞鷹丸」による曳航不能となり反転〜09.08サマル島
19.11.10:内令第1252号:第三十一驅潜隊から削る
19.11.10:類別等級削除:内令第1247号
19.11.10:除籍:内令第1254号
喪失場所:N.-E.
喪失原因:
同型艇
第四號、第五號、第六號、第七號、第八號、第九號、第十一號、第十二號。
兵装
(計画時)
毘式四十粍二聯装機銃1基、
三八式歩兵銃17挺、十四年式拳銃6丁、
九三式水中聴音機1基、九三式一型探信儀1基、
九四式投射機2基、爆雷装填台三型2基、爆雷投下軌道1基、九五式爆雷36個。
写真資料
要調査
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