御藏の艦歴
年 月 日:艦歴
17.10.01:起工、仮称艦名:第320號艦
18.05.25:命名:達第121号:「御藏」(ミクラ)
18.05.25:類別等級制定:内令第1027号:種別:海防艦、類別:海防艦、艦型:御藏型
18.05.25:本籍仮定:内令第1215号:横須賀鎮守府
18.07.16:進水
18.10.01:艤装員長:海軍大尉 小田 隆輔
18.10.05:艤装員事務所を日本鋼管株式會社鶴見造船所内に設置し事務を開始
18.10.30:竣工、艤装員事務所を撤去
18.10.30:本籍:内令第2235号:横須賀鎮守府
18.10.30:海防艦長:海軍大尉 小田 隆輔
18.10.30:戦時編制:聯合艦隊第四艦隊第二海上護衛隊
18.11.14:(第3114甲船団護衛)横須賀〜11.27トラック
18.11.15:戦時編制:海上護衛総司令部第二海上護衛隊
18.12.05:(第4205乙船団護衛)トラック〜
〜12.07 1400(N13.30-E155.20)特設運送船「總洋丸」被雷、航行不能、
海防艦「平戸」は対潜掃蕩、人員救助、本船は特設運送船「秋葉山丸」を護衛し先航〜
〜12.10サイパン
18.12.12:(第4205乙船団護衛)サイパン〜
〜12.19 1650(N32.50-E139.38)敵潜らしきものを探知、爆雷攻撃〜
〜12.19 1830 船団に合同〜
〜12.20横須賀
19.04.01:(東松四号船団護衛)東京湾〜
〜04.01 1600 海防艦「天草」、同「隠岐」「第二號海防艦」が船団に合同〜
〜04.01 1830 「第二十七號掃海艇」が船団に合同し前方を警戒〜
〜04.02 0730 敵潜出現により船団が南方に一時避退、海防艦「天草」「第二號海防艦」
「第三號海防艦」が爆雷攻撃〜
〜04.02 0800 水雷艇「鵯」が敵潜らしきものを探知爆雷攻撃12個〜
〜04.02 1200 「第二號海防艦」「第三號海防艦」が攻撃を止め船団を追及、合同〜
〜04.02 1330 驅逐艦「朝凪」が船団に合同〜
〜04.03 0700 海防艦「天草」が掃蕩を止め船団を追及〜
〜04.03 1457 陸軍徴傭船「東征丸」被雷〜
〜04.03 1510 海防艦「天草」、同「御藏」が爆雷攻撃〜
〜04.03 1530 「第二號海防艦」が爆雷攻撃14個〜
〜04.03 1615 陸軍徴傭船「東征丸」沈没〜
〜04.04 1250 驅逐艦「朝凪」、海防艦「隠岐」が船団を追及、合同〜
〜04.04 1345 「第三號海防艦」が合同〜
〜04.04 1450 驅逐艦「朝凪」、海防艦「隠岐」「第五十號驅潜艇」が爆雷攻撃〜
〜04.04 1530 海防艦「隠岐」が掃蕩を打切り船団を追及〜
〜04.04 1629 驅逐艦「五月雨」が爆雷攻撃6個、海防艦「m]」が協力〜
〜04.04 1735 陸軍徴傭船「加古川丸」が発砲〜
〜04.04 2135 海防艦「m]」が爆雷攻撃、驅逐艦「朝凪」が協力〜
〜04.05 0400 海防艦「m]」は爆雷補充の為、父島に向う〜
〜04.05 1346 「第百四十九號輸送艦」が船団に合同〜
〜04.06 0600 海防艦「m]」が船団に合同〜
〜04.06 2045 「第五十號驅潜艇」が敵潜らしきものを探知爆雷攻撃〜
〜04.06 2100 驅逐艦「朝凪」を「第五十號驅潜艇」の敵潜探知現場に派遣〜
〜04.06 2300 驅逐艦「朝凪」、「第五十號驅潜艇」が船団に復帰〜
〜04.08 0228 驅逐艦「朝凪」が対潜攻撃〜
〜04.08 0350 驅逐艦「朝凪」と海防艦「隠岐」が敵潜制圧〜
〜04.08 0457 驅逐艦「五月雨」が敵潜らしきものを探知爆雷攻撃4個〜
〜04.08 1445 海防艦「隠岐」が追及合同〜
〜04.08 1630(N17.45-E143.14)パラオ行き船団
(海防艦「m]」「第二號海防艦」「第三號海防艦」、運送艦「間宮」、
一般徴傭船「~丸」、陸軍徴傭船「大安丸」、一般徴傭船「天龍川丸」、
陸軍徴傭船「第五眞盛丸」)解列〜
〜04.08 1830 驅逐艦「朝凪」が合同〜
〜04.09 0800 解列、サイパンに先行〜
〜04.09サイパン
19.04.09:(東松四号船団護衛)サイパン〜トラック
19.05.01:海防艦長:海軍少佐 小田 隆輔
19.05.17:(第3515船団護衛)館山沖〜05.25サイパン
19.06.18:軍隊区分:第一海上護衛隊作戦指揮下
19.06.18:艦船番号:(21)
19.06.--:ダバオ〜
〜06.21 1400 P196船団と合流、護衛を開始〜
〜06.21 1730 マテイ仮泊地着〜
〜06.22 0545 マテイ仮泊地発〜
〜06.22ダバオ
19.06.30:ダバオ〜セダ01船団護衛〜
〜07.03ダバオ
19.07.07:(ダマ01船団護衛)ダバオ〜07.09セブ07.11〜07.13マニラ
19.07.15:マニラ〜
〜ミ08船団護衛〜
〜07.16マニラ
19.07.18:戦時編制:海上護衛総司令部第一海上護衛隊
19.07.17:マニラ〜
〜タマ21C船団護衛〜
〜ヒ69船団遊撃隊〜
〜07.20マニラ
19.07.24:(ヒ68船団護衛)マニラ〜
〜07.26 「大鳥山丸」、陸軍徴傭船「安藝丸」、同「東山丸」被雷沈没〜
〜07.26 0500 特設運送艦「聖川丸」被雷小破〜
〜07.27高雄
19.07.28:(ヒ68船団護衛)高雄〜08.03六連
19.08.03:六連〜08.04佐世保
19.08.05:佐世保海軍工廠にて整備(08.07まで)
19.08.08:(ヒ71船団護衛)佐世保〜08.08伊万里湾08.10〜08.13馬公
19.08.17:(ヒ71船団護衛)馬公〜
〜08.18 0524(N20.28-E121.04)「永洋丸」被雷小破、驅逐艦「夕凪」が護衛し分離〜
〜08.18 2225(N18.12-E120.22)航空母艦「大鷹」被雷沈没〜
〜08.18 2310(N18.09-E119.56)「帝亞丸」被雷沈没〜
〜08.19 0032(N18.10-E119.55)特設運送船「能代丸」被雷中破〜
〜08.19 0033(N18.03-E120.00)「阿波丸」被雷小破〜
〜08.19 0320(N17.40-E119.30)運送艦「速吸」被雷沈没〜
〜08.19 0400(N18.00-E120.00)陸軍徴傭船「玉津丸」被雷沈没〜
〜08.19 0510(N17.50-E119.30)特設運送船「帝洋丸」被雷沈没〜
〜08.21 敵潜掃蕩〜
〜08.21マニラ
19.08.26:(ヒ71船団護衛)マニラ〜09.01昭南
19.09.06:(ヒ72船団護衛)昭南〜
〜09.11 0900 マモ03船団(「第十九號驅潜艇」「香久丸」「護國丸」「吉備津丸」)が合同〜
〜09.12 0159(N18.02-E114.35)海防艦「平戸」被雷〜
〜09.12 敵潜掃蕩〜
〜09.13三亞
19.09.13:三亞〜救難〜09.14楡林
19.09.16:(ヒ72船団第一分団護衛)楡林〜
〜09.20 0110(N23.20-E119.12)B-24の攻撃を受ける〜
〜09.20 0112(N23.35-E119.04)特設運送船「護國丸」が直撃弾に依り舵機故障〜
〜09.20 01-- 特設運送船「淺香丸」が至近弾により航行不能〜
〜09.20 0142(N29.31-E117.00)直撃弾1(不発)、至近弾3により航行不能〜
〜09.24 「第二十六號海防艦」が護衛に就く〜
〜09.25 海防艦「擇捉」、「第十八號海防艦」が護衛に就く(何れかが曳航)〜
〜09.26馬公
19.09.26:馬公海軍工作部にて戦傷復旧工事
19.10.01:馬公海軍工作部にて入渠、損傷部復旧工事並諸修理工事(11.03まで)
19.11.04:馬公〜11.04高雄
19.11.06:(タモ28船団護衛)高雄〜11.12福岡湾11.13〜
〜11.13 0320 六連にて護衛終了〜
〜11.13佐世保
19.11.14:佐世保海軍工廠にて損傷部復旧工事
19.12.10:戦時編制:海上護衛総司令部第一護衛艦隊
19.12.31:(ヒ87船団護衛)門司〜01.03舟山島北東錨地01.05〜01.06基隆港外
20.01.06:(ヒ87船団護衛)基隆港外〜
〜01.07 1123(N25.00-E121.14)「宗像丸」被雷小破〜
〜01.07中港01.08〜01.09高雄
20.01.01:戦時編制:大海幕機密第608号ノ174:海上護衛総司令部第一護衛艦隊第百二戦隊
20.01.01:艦隊区分:隊番号:20、艦船番号:10
20.01.09:高雄〜01.10基隆
20.01.12:(タモ35船団護衛)基隆〜01.14舟山島01.15〜01.16加徳水道01.17〜01.17門司
20.01.18:門司〜01.18佐世保
20.01.19:佐世保海軍工廠にて船体兵器機関の修理整備(01.22まで)
20.01.23:佐世保〜01.23門司
20.01.26:(モス01船団護衛)門司〜01.28馬路海01.29〜02.03海壇島02.04〜02.05汕頭
20.02.06:第百二戦隊電令第2号:
2.屋代は修理完成次第、速に舟山島に回航すべし
爾余の各艦は現任務終了後、速に定海に於て当隊に合同すべし
3.2月15日頃より約20日間当戦隊及び九三一空を以て台湾北部、中支沿岸附近敵潜掃蕩作戦
(AS一作戦)実施の予定
20.02.09:(スシ01船団第一分団護衛)汕頭〜
〜02.10 「第三十三號海防艦」が触衝、左舷後部双繋柱破損、同所水線上一米附近に凹所〜
〜02.16上海
20.02.20:上海〜
〜02.20 泗礁山にて練習巡洋艦「鹿島」より重油補給40t〜
〜02.21定海
20.02.21:定海〜
〜02.22 0000 AS一作戦開始(02.12:第一護衛艦隊電令第62号:AS一部隊編成)〜
〜03.03泗礁山
20.03.--:艦隊区分:第一〇二戦隊、隊番号:12
20.03.03:練習巡洋艦「鹿島」より重油補給40t
20.03.04:泗礁山〜
〜無線方位測定によるF哨区附近の対潜掃蕩〜
〜03.06 K哨区対潜掃蕩〜
〜03.09 掃蕩を止め、ユモ01船団護衛に向う〜
〜03.13 海南島大沙附近にて「第三十三號海防艦」が「第六十九號海防艦」を曳航〜
〜03.16 香港沖約60浬附近にて風浪により「第六十九號海防艦」沈没〜
〜03.16香港
20.03.17:(「光島丸」護衛)香港〜03.19厦門
20.03.19:(「光島丸」「明島丸」護衛)厦門〜
〜03.21 海防艦「新南」、同「宇久」が護衛に加入〜
〜03.21韭山列島東方03.22〜03.22泗礁山
20.03.23:(「光島丸」護衛)泗礁山〜03.26門司
20.03.27:門司〜第一遊撃部隊前路掃蕩〜
〜03.28 1715(N31.45-E131.45)敵艦上機と交戦
20.03.28:沈没
20.03.28:海防艦長:海軍中佐 小田 隆輔(戦死)
20.05.25:類別等級削除:内令第472号
20.05.25:除籍:内令第470号
喪失場所:N31.45-E131.44 都井岬北東
喪失原因:米潜水艦Threadfin(SS-410)の雷撃
同型艦
三宅、淡路、能美、倉橋、屋代、千振、草垣。
兵装
(計画時)
四十五口径十二糎聯装高角砲A型改三1門、四十五口径十二糎高角砲A型改三1門、
二十五粍二聯装機銃2基、九六式軽機銃2挺、一四式拳銃25丁、三八式小銃50挺、
九六式三米測距儀1基、九六式六十六糎測距儀1基、
九三式水中聴音機1基、九三式探信儀一型1基、須式七十五糎探照燈四型改一1基、
九四式投射機2基、爆雷装填台三型2基、爆雷水圧投下台三型2基、
爆雷手動投下台一型2基、爆雷手動投下台二型2基、九五式爆雷120個、
単艦式大掃海具1組、小掃海具一型改一2組、水中処分具一型2基。
(19.12.30現在)
四十五口径十二糎聯装高角砲A型改三1門、四十五口径十二糎高角砲A型改三1門、
九六式二十五粍二聯装機銃5基、同単装機銃1基、三式八糎迫撃砲1門、
須式七十五糎探照燈1基、
二号電波探知機二型1基、一号電波探知機三型1基。
写真資料
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.28「海防艦」(P.14)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫(2274)
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