三宅の艦歴

 年 月 日:艦歴

18.02.22:起工、仮称艦名:第322號艦 18.07.05:命名:達第162号:「三宅」(ミヤケ) 18.07.05:類別等級制定:内令第1374号:種別:海防艦、類別:海防艦、艦型:御藏型 18.07.05:本籍仮定:内令第1371号:呉鎮守府 18.08.30:進水 18.10.15:艤装員長:海軍少佐 太田 直次 18.11.01:艤装員事務所を日本鋼管株式會社鶴見造船所内に設置し事務を開始 18.11.30:竣工、艤装員事務所を撤去 18.11.30:本籍:内令第2524号:呉鎮守府 18.11.30:海防艦長:海軍少佐 太田 直次
18.11.30:戦時編制:海上護衛総司令部第一海上護衛隊 18.11.30:艦船番号:(17) 18.11.30:横須賀 18.12.05:(第2705船団護衛)横須賀〜      〜12.06 0110 護衛終了、内海にて単独訓練〜      〜12.15呉 18.12.18:呉〜12.18門司 18.12.21:(第123船団護衛)門司〜      〜12.28 0000 対潜掃蕩〜      〜12.29高雄 18.12.28:官房艦機密第6374号:艦艇に電波探知機装備の件訓令       佐世保海軍工廠並に佐世保海軍軍需部をして首題の件左記に依り施行せしむべし        記      1.施行艦名        敷設艦 常盤        驅逐艦 呉竹、若竹        海防艦 松輪、對馬、干珠、三宅、占守        水雷艇 眞鶴、友鶴        哨戒艇 第三十六號      2.工事要領        受信室(電信室)に新に供給の假稱電波探知機一組を装備し空中線装置、電源装置を装備するもの        とす      3.所要兵器        兵器主管別 兵器名稱           一艦分数量 記事        通信長   假稱電波探知機附属品豫備品共 一組    八線別七八        同     其の他小兵器         所要数   供給の上は品名数量報告のこと      4.完成期        時機を得次第成るべく速に      5.費目       (省略) 19.01.01:高雄〜敵潜掃蕩〜01.02高雄 19.01.04:(第232船団護衛)高雄〜01.10呉 19.01.12:呉海軍工廠にて電波探知機整備工事、一海護機密第021431番電による修理工事 19.01.17:工事完了 19.01.18:呉〜01.18門司 19.01.20:(ヒ37船団護衛)門司〜      〜01.23 0135 対潜掃蕩〜      〜01.23 0800 ヒ37船団護衛〜      〜01.25マニラ 19.01.27:(ヒ32船団護衛)マニラ〜敵潜掃蕩〜02.05呉 19.02.05:電波探知機修理、シリンダー開放手入れ、小修理他 19.02.14:修理完了 19.02.14:呉〜02.15門司 19.02.17:(ヒ45船団護衛)門司〜02.27昭南 19.03.04:昭南〜ヒ47船団護衛〜03.05昭南 19.03.11:(ヒ48船団護衛)昭南〜03.14バンフォン03.15〜      〜03.18 特設運送船北陸丸」被雷沈没〜      〜03.18 敵潜制圧〜      〜03.19高雄 19.03.20:(ヒ48船団護衛)高雄〜      〜03.22 敵潜制圧〜      〜03.23 0600 制圧を止め船団を急追〜      〜03.25 0700 護衛終了〜      〜03.27呉
19.03.30:戦時編制:聯合艦隊 19.04.07:潮岬通過東航 (予定) 19.04.15:(東松6号船団護衛)木更津沖〜      〜04.20 0842 「第二十號掃海艇」が爆雷投射〜      〜04.20 0903 飛行機が爆弾投下〜      〜04.20 0905 「第二十號掃海艇」が爆雷投射〜      〜04.20 0914 「第六號海防艦」が爆雷投射、飛行機が爆弾投下〜      〜04.21 1800 「第十號駆潜艇」が敵潜補足攻撃〜      〜04.22 2120 「第二十號掃海艇」が爆雷脅威投射〜      〜04.23 0300 駆逐艦「卯月」、敷設艇猿島」、「第二十號掃海艇」、             陸軍徴傭船利根川丸」、一般徴傭船稲荷丸」が船団より分離〜      〜04.23サイパン 19.04.24:機密横鎮電令作第308号:       (東松六号船団の編成を解除す)      2.乙直接護衛部隊司令官は2KEg司令官と協議の上サイパン在泊船舶を以て東京湾方面に向う        船舶(東松〇六船団と呼称)を編成しサイパン発横須賀に帰投せよ  19.04.27:(東松06船団護衛)サイパン〜      〜05.03 1845 爆雷攻撃〜      〜05.04横須賀(港外) 19.05.17:(第3515船団護衛)館山沖〜05.25サイパン 19.06.03:軍隊区分:聯合艦隊電令作第135号:渾部隊
19.08.20:戦時編制:聯合艦隊第三十一戦隊 19.09.07:軍隊区分:第一海上護衛隊の作戦指揮下 19.09.08:(ヒ75船団護衛)門司〜09.08伊万里09.08〜09.13高雄09.14〜09.22昭南 19.10.02:(ヒ76船団護衛)昭南〜      〜10.17 1057 反転〜 19.10.16:軍隊区分:第一海上護衛隊の作戦指揮を解き、第一遊撃部隊作戦指揮下
19.10.20:戦時編制:聯合艦隊第三十一戦隊第二十一海防隊 19.10.20:海防隊編制:内令第1197号:第二十一海防隊 19.10.26:(ミ23船団護衛)厦門〜10.27馬公 19.11.14:軍隊区分:第一海上護衛隊司令官の作戦指揮下 19.11.17:第五船団信令第1号:護衛艦船番号:6 19.11.17:(ヒ80船団護衛)昭南〜      〜11.20 1240 「第十七號海防艦」が分離し聖雀に向う〜      〜11.21 0235 視界不良の為、一番船、陸軍徴傭船日南丸」、「第二十三號海防艦」、             海防艦「三宅」、同「滿珠」、「第五十一號海防艦」が船団より分離〜      〜11.21 1155 同船団に合同〜      〜11.22 0103 視界不良の為、八番船、海防艦「滿珠」、「第五十一號海防艦」が船団より分離〜      〜11.22 0830 同船団に合同〜      〜11.22 1531 陸軍徴傭船「日南丸」機械故障の為、海防艦鵜來」が反転、護衛に任ず〜      〜11.22 1815 陸軍徴傭船「日南丸」故障復旧、船団に合同〜      〜11.22 1150 陸軍徴傭船「日南丸」落伍の為、海防艦「鵜來」が反転、護衛に任ず〜      〜11.22 1204 海防艦「滿珠」と護衛交代、船団に合同〜      〜11.28 0930 敷設艇新井埼」、特設運送船良榮丸」、陸軍徴傭船「有馬山丸」解列〜      〜12.02伊万里湾12.03〜12.03六連沖
19.11.20:戦時編制:聯合艦隊北東方面艦隊第五艦隊第三十一戦隊第二十一海防隊 19.12.05:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第五艦隊第三十一戦隊第二十一海防隊 19.12.25:海防隊編制:内令第1381号:第二十一海防隊より削る
19.12.25:戦時編制:聯合艦隊 20.01.01:(マタ40船団護衛)サンフェルナンド〜      〜01.03 1123(N22.45-E119.25)陸軍特殊船陸軍特殊船~洲丸」被爆沈没、同「日向丸」被爆小破〜      〜01.03 ----(N22.40-E119.35)陸軍特殊船吉備津丸」被爆大破〜      〜01.01ムサ01.02〜01.03高雄港外 20.01.08:聯合艦隊電令第592号:      2.三宅、屋久は南西方面艦隊司令長官の指揮を承け昭南までヒ八七船団の護衛に従事すべし 20.01.--:高雄〜香港 20.01.14:第二工作部突提側、驅逐艦「梅」横付け 20.01.17:(ヒ87A船団:さらわく丸護衛)香港〜01.19楡林01.20〜      〜01.24 0709 驅逐艦「時雨」被雷沈没〜      〜01.24 0712 対潜掃蕩〜      〜01.24 0817(N06.00-E103.45)「さらわく丸」被雷大破〜      〜01.24 1910 対潜掃蕩終了、「第十三號海防艦」と共に船団追及〜      〜01.26昭南 20.01.21:軍隊区分:第一護衛艦隊司令長官作戦指揮下 20.01.31:(ヒ88C船団護衛)昭南港外〜02.04プロダマ泊地02.05〜02.08キノン02.09〜      〜02.12後水湾02.13〜02.16金門島沖02.17〜02.17南日島02.18〜船団から分離〜      〜02.18馬祖島 20.02.19:馬祖島〜ヒ88C船団に合同〜      〜02.21 揚子江口沖にて「第二十號掃海艇」とともに船団から分離、海軍配當船延長丸」を護衛〜      〜02.21上海 20.02.25:(「延長丸」護衛)上海〜02.27魚龍島沖02.28〜03.02六連 20.03.03:六連〜03.03呉 20.03.04:呉海軍工廠にて入渠諸修理工事(03.31まで)
20.03.05:戦時編制:大海幕機密第608号ノ210:海上護衛総司令部第一護衛艦隊 20.03.--:艦隊区分:隊番号:40、艦船番号(9) 20.03.25:海防艦長:海軍少佐 野間 龍雄 20.04.10:軍隊区分:第一護衛艦隊電令作第32号(04.09):AS三部隊第三哨戒部隊 20.04.10:軍隊区分:第三哨戒部隊機密第101018番電:第十二哨戒隊 20.04.11:(モシ02船団護衛)門司〜      〜04.11 ---- 「第二百十三號海防艦」が船団より分離〜      〜04.11 2000 豆酸湾仮泊〜      〜04.12 0630 豆酸湾口に於て「第三十九號海防艦」が船団に合同〜      〜04.12 1800 巨文島仮泊〜      〜04.13 0530 仮泊地発〜      〜04.13 1400 飛揚島仮泊 20.04.14:0030 移動哨戒のため出港      0403 飛揚島錨地にて特設運送船壽山丸」被雷      0408 海防艦能美」被雷 20.04.14:第三哨戒部隊電令作第10号:       三宅、海八二、海四一は現実施中の掃蕩を打ち切りモシ〇三船団(2300兄弟島泊地0500同発)       に会合、揚子港口迄護衛すべし、但し海四一は123度30分線までとす 20.04.15:第三哨戒部隊電令作第11号:       電令作第10号より三宅を削除 20.04.--:飛揚島〜門司 20.04.21:門司〜04.21六連04.21〜04.22巨文島
20.04.25:戦時編制:大海幕機密第608号ノ237:海上護衛総司令部第一護衛艦隊第百三戦隊 20.04.--:巨文島〜      〜04.30 2108 視界不良の為、海防艦對馬」と接触〜 20.05.05:軍隊区分:第一護衛艦隊電令作第50号(05.01附):鮮南哨戒部隊第三哨戒部隊 20.06.01:軍隊区分:第一護衛艦隊電令作第72号(05.27附):黄海方面護衛部隊
20.07.10:戦時編制:戦時編制:大海幕機密第608号ノ269:聯合艦隊第七艦隊第百三戦隊 20.08.26:役務:内令第749号:第一豫備海防艦 20.09.15:戦時編制:呉鎮守府部隊 20.11.30:帝國海軍編制より除く(第281840番電にて予定) 20.12.01:除籍
20.12.01:入籍:内令第6号:特別輸送艦、呉地方復員局所管 20.12.22:艦長:第二復員官 平山 敏夫 21.01.22:欠員 21.02.17:艦長:第二復員官 南部 伸C 21.03.07:艦長:第二復員官 山上 亀三雄 21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅) 21.04.01:艦長:第二復員事務官 山上 亀三雄 21.--.--:艦長:復員事務官 田中 常治 21.09.05:復二第230号:特別保管艦に指定(08.12附) 21.10.15:臨時艦長:復員事務官 平山 敏夫 21.11.30:艦長:欠員 21.12.10:復二第448号:特別保管艦(特)に指定 22.01.07:復二第12号:佐世保地方復員所管に改む
22.04.10:除籍:復二第268号

同型艦

 御藏淡路能美倉橋屋代千振草垣

兵装

(計画時)
 四十五口径十二糎聯装高角砲A型改三1門、四十五口径十二糎高角砲A型改三1門、
 二十五粍二聯装機銃2基、九六式軽機銃2挺、一四式拳銃25丁、三八式小銃50挺、
 九六式三米測距儀1基、九六式六十六糎測距儀1基、
 九三式水中聴音機1基、九三式探信儀一型1基、須式七十五糎探照燈四型改一1基、
 九四式投射機2基、爆雷装填台三型2基、爆雷水圧投下台三型2基、
 爆雷手動投下台一型2基、爆雷手動投下台二型2基、九五式爆雷120個、
 単艦式大掃海具1組、小掃海具一型改一2組、水中処分具一型2基。

(19.09.07現在)
 四十五口径十二糎聯装高角砲A型改三1門、四十五口径十二糎高角砲A型改三1門、
 九六式二十五粍三聯装機銃1基、同二聯装機銃2基、同単装機銃11基、三式八糎迫撃砲1門、
 須式七十五糎探照燈1基、
 二号電波探知機二型1基、一号電波探知機三型1基。

写真資料

 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.28「海防艦」(P.14)
 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫(2275)
 "Naval History and Heritage Command" Catalog #:NH 85896

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