天草の艦歴

 年 月 日:艦歴

18.04.05:起工、仮称艦名:第321號艦 18.07.31:命名:達第181号:「天草」(アマクサ) 18.07.31:類別等級制定:内令第1549号:種別:海防艦、類別:海防艦、艦型:占守型 18.07.31:本籍仮定:内令第1558号:横須賀鎮守府 18.09.31:進水 18.10.15:艤装員長:海軍少佐 篠田 良知 18.10.18:艤装員事務所を日立造船株式會社櫻島造船所内に設置し事務を開始 18.11.20:竣工、艤装員事務所を撤去 18.11.20:本籍:内令第2455号:横須賀鎮守府 18.11.20:海防艦長:海軍少佐 篠田 良知
18.11.20:戦時編制:海上護衛総司令部第二海上護衛隊 18.11.23:(第8123船団護衛)神戸〜11.25横須賀 18.12.03:(「秋津洲」護衛)横須賀〜12.09トラック 18.12.10:トラック〜クエゼリン発の巡洋艦「五十鈴」、同「長良」を護衛〜12.12トラック 18.12.15:(第4215船団護衛)トラック〜12.28横須賀 18.12.31:(第3231船団護衛)横須賀〜トラック 19.04.01:(東松四号船団護衛)横須賀?〜東京湾口外船団航路対潜掃蕩〜      〜04.01 1600 海防艦隠岐」「第二號海防艦」と共に船団に合同〜      〜04.01 1830 「第二十七號掃海艇」が船団に合同し前方を警戒〜      〜04.02 0730 敵潜出現により船団が南方に一時避退、本艦、「第二號海防艦」             「第三號海防艦」が爆雷攻撃〜        〜04.02 0800 水雷艇」が敵潜らしきものを探知爆雷攻撃12個〜      〜04.03 0700 掃蕩を止め船団を追及〜      〜04.03 1457 陸軍徴傭船東征丸」被雷〜      〜04.03 1510 本艦、海防艦御藏」が爆雷攻撃〜      〜04.03 1530 「第二號海防艦」が爆雷攻撃14個〜      〜04.09 1742 制圧を止め一般徴傭船昭瑞丸」に合同〜      〜04.09 1800 運送艦杵埼」が人員の収容を止め一般徴傭船「昭瑞丸」に合同〜      〜04.09 2000 トラック及び大宮島行船団解列〜      〜トラック 19.05.06:海防艦長:海軍少佐 松井 敏男 19.06.10:機密横鎮電令作第423号:       小笠原部隊指揮官は第三六〇九船団父島着後、同地に於て左の要領に依り第三六〇六船団を改編       其の所定に依りサイパンに向け進撃せしむべし      1.船団部隊指揮官:古賀大佐      2.護衛艦:天草、能美隠岐第十六號驅潜艇第十八號驅潜艇第八昭和丸      3.船団:美保丸甘井子丸豐川丸淡路丸   4.船団部隊指揮官は部下艦艇船舶中、作戦実施上最適当なるものに其の乗艦(船)を        定むるものとす      5.船団部隊はサイパン着時を以て其の編成を解く 19.06.13:小笠原部隊電令作第121号:       美保丸船団は明14日0100出撃、東京湾方面に避退待機すべし 19.06.14:小笠原部隊電令作第122号:      1.第三六〇六船団を改編        護衛隊:能美、隠岐、天草、第七昭和丸、第八昭和丸        船団:美保丸、甘井子丸、豐川丸、淡路丸        本船団を美保丸船団と呼称す      2.船団部隊指揮官を古賀大佐に指定す、乗艦は指揮官所定   3.船団部隊指揮官は出撃までの日時を利用、教育訓練を励行すべし      4.船団部隊出撃日時は特令 19.06.14:小笠原部隊機密第140705番電:       船団を二群とし 第一群:旧第三六〇六船団(美保丸船団と呼称)、船団部隊指揮官:古賀大佐、0100出撃       第二群:旧第三六〇九船団(彌榮丸船団と呼称)、船団部隊指揮官:第十六號驅潜艇長、           0700出撃せしむ
19.07.18:戦時編制:横須賀鎮守府部隊 19.07.18:役務:内令第876号:警備海防艦 20.01.20:甲直接護衛部隊信電令作第9号:      1.長津丸、龍神丸公稱第3998號重油船御代丸第四號海防艦、天草、第四十四號驅潜艇、        第八昭南丸を以て第3122船団を編成す      2.第四號海防艦、天草、第四十四號驅潜艇、第八昭南丸は前項船団の東京湾父島間直接護衛を        実施すべし      3.船団部隊指揮官を第四號海防艦長に指定す 20.01.23:(第3122船団護衛)館山〜父島向け航行〜      〜01.24 機動部隊接近の報により反転、八丈島に向う〜      〜01.25 反転、父島に向う〜      〜01.27父島 20.02.20:海防艦長:海軍少佐 内藤 蕃 20.06.30:海防艦長:海軍少佐 坂野 正己 20.07.15:戦時編制:大海幕機密第608号ノ272:横須賀鎮守府部隊第一特攻戦隊
20.08.09:沈没 20.09.15:除籍:機密第081856番電 21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
喪失場所:N.-E. 女川沖 喪失原因:英第37機動部隊艦載機による空爆

同型艦

 擇捉松輪佐渡隠岐六連壹岐對馬若宮平戸m]滿珠干珠笠戸

兵装

(計画時)
 四十五口径三年式十二糎砲G型3門、二十五粍二聯装機銃2基、
 九六式軽機銃2挺、一四式拳銃25丁、三八式小銃50挺、
 九六式三米測距儀1基、九六式六十六糎測距儀1基、
 九三式水中聴音機1基、九三式探信儀一型1基、須式七十五糎探照燈四型改一1基、
 九四式投射機1基、爆雷装填台三型1基、爆雷水圧投下台三型2基、爆雷手動投下台一型4基、
 九五式爆雷36個、
 小掃海具一型改一2組、水中処分具一型2基。

(19.08.20現在)
 四十五口径三年式十二糎砲G型3門、
 九六式二十五粍二聯装機銃2基、同単装機銃10基、九三式十三粍単装機銃2基、
 須式七十五糎探照燈1基。

写真資料

 雑誌「世界の艦船」海人社 1996年2月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」(P.13)
 雑誌「世界の艦船」海人社 2017年12月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」(P.13)
 「日本海軍艦艇写真集 駆逐艦」ダイヤモンド社 H17.10 呉市海事歴史科学館(P.161)
 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫(2270)

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