長白山丸の船歴
年 月 日:船歴
02.12.21:起工
03.03.27:進水、命名:長白山丸
03.06.25:竣工
03.06.--:登録検査、船級:TK N.S.*、船級番号:309
03.07.06:新規登録:登録純噸数:1,240.02
04.02.16:信号符字點付:朝鮮總督府告示第40号:PHGD
05.06.--:中間検査
06.04.22:変更登録:登録純噸数:1,243.46
06.06.--:中間検査
07.12.01:信号符字変更:朝鮮總督府告示第78号(08.03.08附):JQSB
12.07.17:出渠
12.11.04:徴傭
12.11.05:入籍:内令第788号:特設砲艦、横須賀鎮守府所管
12.11.05:砲艦長:海軍中佐 溪口 豪介
12.11.07:特設砲艦隊編制:内令第---号:第二砲艦隊
12.11.15:株式會社玉造船所にて艤装工事開始
12.11.27:艦隊編制:第四艦隊第二砲艦隊
12.11.29:艤装工事完了
12.11.29:玉〜11.29呉
12.12.06:旅順
12.12.06:特設砲艦「鮮海丸」に横付け
12.12.09:特設砲艦「でりい丸」を右舷に横付け
12.12.11:旅順〜12.15山東省靖海湾〜旅順
12.12.18:特設砲艦「長平丸」のを右舷に横付け
12.12.--:旅順〜12.20旅順
12.12.20:特設砲艦「長平丸」に横付け
12.12.24:旅順〜
〜12.26 カッターを特設砲艦「でりい丸」に横付け、郵便物、託送品を配送、便乗者2名移送〜
〜01.04旅順
13.01.04:特設砲艦「長平丸」の右舷に横付け
13.01.05:旅順〜裏長山列島01.08〜青島01.11〜01.14旅順
13.01.14:1126 特設砲艦「でりい丸」を右舷に横付け
13.01.17:旅順〜芝罘〜01.20青島
13.01.20:転錨
13.01.--:青島〜威海衛
13.02.03:威海衛〜02.03芝罘02.03〜02.03威海衛
13.02.07:威海衛〜
〜02.07 1000-1009 機銃試射〜
〜02.07大連(第四埠頭第四十七番)
13.02.08:1049-1410 水船を左舷前部に横付け
1700- 石炭搭載
13.02.09:1300-1650 水船を左舷中部に横付け
13.02.10:大連〜02.10芝罘02.11〜02.11威海衛
13.02.14:転錨(威海衛港灯台357度1800m)
13.02.16:転錨(威海衛港灯台15度1650m)
13.02.16:転錨(威海衛港灯台118度2890m)
13.02.18:転錨(威海衛港灯台2度1850m)
13.02.19:内火通船を卸す(桟橋付近測深)
13.02.22:威海衛〜02.22旅順(東港西岸)
13.02.24:0930 糧食搭載
13.02.26:旅順〜02.27芝罘02.27〜02.27龍口
13.02.28:転錨(起母岳灯台155度4500m)
13.03.01:内火艇にて港内偵察
13.03.03:転錨
13.03.03:2034-2200 探照燈陸上照射
13.03.04:0335-0421 探照燈照射
13.03.08:転錨
13.03.13:龍口〜03.14旅順(東港西岸壁)
13.03.14:1040-1645 清水、石炭搭載
13.03.16:旅順〜03.17芝罘03.17〜03.17龍口
13.03.18:2000-2037 探照燈照射教練
13.03.19:転錨
13.03.22:2020-2105 探照燈照射
13.03.23:2020-2140 探照燈照射
2022 中国船「北京」へ内火通船派遣
2030 中国船「北京」を拿捕、芝罘に回航することとなる
13.03.24:0820 中国船「北京」回航員派遣(第1回)
0945 中国船「北京」回航員派遣(第2回)
13.03.24:龍口〜03.25芝罘
13.03.25:0419 中国船「北京」回航員帰艦
13.03.25:芝罘〜03.25大連
13.03.26:0945-1350 水船を右舷中部に横付け
1045-1510 石炭船を右舷に横付け、載炭
13.03.27:0830-0930 生糧品搭載
13.03.28:大連〜03.28芝罘03.29〜龍口に向うが反転〜03.29芝罘
13.03.30:1930-2010 弾薬搭載
13.04.04:転業(芝罘港外)
13.04.--:芝罘〜04.07旅順
13.04.10:旅順〜龍口04.21〜04.22大連04.25〜04.26龍口05.01〜05.06旅順
13.05.06:1620 特設砲艦「長平丸」の右舷に横付け
13.05.08:旅順〜05.08南隍城島〜05.09旅順
13.05.09:特設砲艦「鮮海丸」を横付け
13.05.13:旅順〜05.14龍口
13.05.14:転錨(龍口内港)
13.05.24:龍口〜05.25旅順
13.05.28:旅順〜〜05.28芝罘
13.05.31:転錨(外港)
13.06.01:転錨(外港)
13.06.01:転錨(内港)
13.06.02:芝罘〜06.11旅順
13.06.14:旅順〜06.14芝罘06.18〜龍口
13.06.20:龍口〜特設砲艦「鮮海丸」と聯合夜間教練〜旅順
13.06.--:旅順〜06.18龍口06.22〜06.25旅順
13.06.28:旅順〜
〜07.01 特設砲艦「鮮海丸」と聯合測的教練〜
〜07.06 1737-1930 特設砲艦「鮮海丸」と合同、測距教練〜
〜07.06大黒山島沖07.06〜07.07芝罘07.11〜07.12旅順
13.07.17:1400 出渠
13.07.19:旅順〜07.24芝罘07.28〜07.29旅順
13.07.31:旅順〜芝罘08.14〜08.15大連08.19〜08.19隍城島〜08.31旅順
13.09.03:旅順〜09.03龍口〜09.05芝罘09.08〜09.11旅順
13.09.15:特設砲艦隊編制:内令第785号:第二砲艦隊より削る
13.09.15:特設砲艦隊編制:内令第785号:第一砲艦隊
13.09.16:旅順〜南支方面〜09.22基隆
13.09.23:基隆〜10.09長山泊地〜10.14長山泊地〜11.07基隆〜11.12呉
13.11.10:砲艦長:欠員
13.11.13:特設砲艦隊編制:内令第934号:第一砲艦隊の項を削る
13.11.28:除籍:内令第985号
13.11.28:解傭
13.12.06:定期検査
16.05.31:中間検査
16.11.01:徴傭
16.11.10:入籍:内令第1389号:特設砲艦、佐世保鎮守府所管、機雷敷設に従事する特設砲艦に指定
16.11.10:砲艦長:海軍豫備大尉 C水 實次
16.11.17:艤装員事務所を玉造船所内に設置し、事務を開始
16.11.20:戦時編制:馬公警備府部隊
16.11.20:軍隊区分:機密馬公警備府命令作第−号:基隆方面防備部隊
16.12.04:艤装工事完了
16.12.27:機密馬公警備府命令作第32号:
1.特設砲艦長白山丸及特設驅潜艇秋津丸は12月27日準備完成次第、馬公出港、紅海湾に急行
同地に避泊中の野島救難作業に従事すべし
長白山丸砲艦長は馬公出港時より帰投迄秋津丸を指揮すべし
2.馬公海軍工作部長は応急処置材料並に工員約40名を長白山丸に搭載(便乗)野島の救難作業
に協力せしむべし
16.12.27:馬公〜12.29紅海湾
16.12.29:特務艦「野島」救難作業
17.01.03:紅海湾〜01.04馬公
17.01.14:八単水道にて対潜掃蕩を実施後、入港せよ
17.01.15:軍隊区分:機密馬公警備府命令作第7号:基隆方面防備部隊
17.01.15:機密馬公警備府命令作第8号:
機密馬公警備府命令作第7号別紙一、馬公警備府兵力部署表中、高雄、基隆方面防備部隊に
編入すべき特設艦船の馬公発を左の通定む
1月31日 特設砲艦長白山丸
17.01.31:馬公〜基隆
17.02.02:遭難船救助
17.02.15:馬公警備府電令作第16号:
長白山丸は準備出来次第直に出動、15日0200北緯26度30分東経E123度34分に出現の敵潜水艦を
攻撃すべし
17.03.09:馬公警備府電令作第24号:
1.第四師団輸送船はわい丸、光jロ、明宇丸、3月9日1500呉淞発リンガエン湾直航、
速力約10節、航路花鳥山灯台東5浬、東馬鞍島東3浬、北魚山島東5浬、鼻頭角東5浬を
経て台湾東岸北島北西岸を接岸航行す
3.長白山丸は本府担任区域内の直接護衛に任ずべし
17.03.09:基隆〜陸軍徴傭船「はわい丸」、同「光jロ」、同「明宇丸」護衛〜03.13基隆
17.03.30:馬公警備府電令作第30号:
1.陸軍輸送船団(旺洋丸、橘丸、撫順丸、盛安丸、二揚丸)3月30日正午基隆集合の上
同地発宇品に向う
2.長白山丸は右船団の直接護衛に任じ奄美大島附近に於て佐世保鎮守府部隊に之を引継ぐべし
17.03.30:基隆〜「旺洋丸」他4隻護衛〜奄美大島付近〜基隆
17.04.17:馬警府機密第486番電:05.10〜05.11基隆にて高松宮殿下乗機の警戒
17.04.18:馬警府機密第492番電:準備出来次第出港、千洋丸曳航の泥受船捜索に協力
17.04.23:澎湖水道にて対水上教練射撃
17.05.26:機密馬公警備府命令第46号:
1.陸軍輸送船りすぼん丸は応急修理の上、陸軍曳航指揮官指揮の下に陸軍輸送船第一吉田丸に
曳航され5月30日馬公発香港に回航す
第十一特別工作部附属救難船秋津丸は右被曳航作業に協力す
2.特設砲艦長白山丸、特設驅潜艇旺洋丸、朗洋丸は、りすぼん丸被曳航中之が護衛に任ずべし
本行動中、長白山丸砲艦長は特設驅潜艇を指揮すべし
6.長白山丸砲艦長は香港到着後、適宜回航、関係員を収容し別に指示する所に依り軍需品を搭載
帰投すべし
17.05.28:基隆〜05.28馬公
17.05.30:(「りすぼん丸」護衛)馬公〜06.02香港
17.06.04:馬公警備府電令第1号:
2.特設砲艦長白山丸は機密馬公警備府命令第46号第6項の作業終了次第、香港発陸軍輸送船
第一吉田丸を護衛、馬公経由基隆に帰投すべし
3.馬公防備隊司令及長白山丸砲艦長は右行動を予定し報告すべし
17.06.08:(「第一吉田丸」護衛)香港〜06.09馬公
17.06.30:馬公警備府電令作第39号:
1.第一海上護衛隊第二三〇船団7月9日1000馬公発北上の予定
2.長白山丸は第二三〇船団の護衛に関し魚山群島附近迄第一海上護衛隊の直接護衛に協力し
任務終了後、任務地に帰投すべし
3.長白山丸は4日午前中に馬公に回航すべし
17.07.02:基隆〜馬公
17.07.06:(第230船団護衛)馬公〜07.08基隆
17.07.14:軍隊区分:機密馬公警備府命令作第43号:基隆方面防備部隊
17.08.22:基隆〜対潜掃蕩〜08.28基隆
17.09.04:基隆〜09.04基隆
17.09.07:第1回聯合訓練実施(09.09まで)
17.09.14:基隆〜09.15基隆09.27〜09.28馬公
17.09.28:第2回聯合訓練実施(10.01まで)
17.10.02:馬公〜10.20馬公
17.10.07:出動訓練(10.08まで)
17.10.12:第3回聯合訓練実施(10.14まで)
17.10.14:馬公警備府電令作第71号:
1.14日1610北緯25度20分東経121度1分に於て帝村丸は敵潜水艦の雷撃を受け鷺掃蕩中
2.基隆方面防備部隊は全力を以て之が掃蕩撃滅に任ずべし
17.10.15:「帝村丸」救難及び対潜掃蕩(10.18まで)
17.10.17:馬公警備府信電令第29号:
3.基隆方面防備部隊は本府電令作第71号の任務を続行すべし
17.10.18:馬公警備府電令作第72号:
1.18日1220東経121度55分北緯25度15分に於て丹後丸敵潜水艦の雷撃を受けたるも被害なし
2.基隆方面防備部隊は本府電令作第71号の任務を止め右敵潜水艦の撃滅に任ずべし
17.10.19:基隆方面対潜掃蕩(10.23まで)
17.10.21:馬公警備府電令作第74号:(馬公警備府機密第211620番電にて一部訂正):
1.21日0120頃東経120度26分北緯24度26分附近にて、あふりか丸は敵潜の雷撃を受け沈没す
4.長白山丸は準備出来次第、基隆発右に協力すべし
17.10.21:馬公警備府電令作第75号:
本府電令作第74号中、長白山丸を除く
長白山丸は便宜基隆に帰投すべし
17.10.25:馬公警備府電令第4号:
1.陸軍徴傭船ひまらや丸は10月23日0300蘇澳沖20浬附近より基隆に向い以後消息不明
2.基隆方面防備部隊は右船舶の捜索に任ずべし
17.10.25:陸軍徴傭船「ひまらや丸」捜索(10.27まで)
17.10.27:馬公警備府電令第5号:
本府電令第4号に依る捜索を取止む
17.11.04:基隆〜11.25基隆
17.12.11:第1回聯合訓練実施(12.13まで)
17.12.17:基隆〜12.17基隆
17.12.28:基隆〜12.28基隆
17.12.28:第2回聯合訓練実施(12.30まで)
18.01.05:基隆〜01.05基隆
18.01.11:単独訓練(01.13まで)
18.01.15:基隆〜01.15基隆01.21〜01.21基隆
18.01.25:単独訓練(01.28まで)
18.02.04:第5回聯合訓練実施(02.06まで)
18.02.24:第6回聯合訓練実施(02.26まで)
18.03.01:馬公警備府電令作第7号:
1.3月1日0900新竹空飛行機は観音灯台の330度25浬に潜没潜水艦一隻を発見、0930之を見失う
敵針170度
2.基隆方面防備部隊指揮官は麾下全力(長白山丸は夜間のみ)を以て之の掃蕩攻撃に任ずべし
本掃蕩隊指揮官を馬公防備隊機雷長に指定す
18.03.01:基隆〜対潜掃蕩〜03.05基隆
18.03.04:馬公警備府電令作第9号:
敵情を得ざれば3月4日1200以後馬公警備府電令作第7号及第8号に依る対潜掃蕩を取止む
基隆方面防備部隊は同指揮官所定に依り基隆に回航すべし
18.03.08:基隆〜
18.03.15:馬公警備府電令作第18号:
1.3月15日1300北緯25度33分東経121度53分富士丸敵潜水艦の雷撃を受く
2.基隆方面防備部隊は全力を以て之が撃滅に任ずべし
18.03.18:馬公警備府電令作第22号:
馬公警備府電令作第18号掃蕩を取止む
18.03.20:馬公警備府電令作第24号:
1.3月19日1500北緯25度27分東経122度17分潜没敵潜水艦らしきものあり
2.基隆方面防備部隊は之が掃蕩攻撃に任ずべし
18.03.21:馬公警備府電令作第25号:
基隆方面防備部隊は馬公警備府電令作第24号掃蕩を続行しつつ主として高千穂丸乗員の救助に
任ずべし
18.03.21:0100(N25.58-E122.18)浮上潜水艦発見〜
0144(N25.55-E122.17)爆雷攻撃〜
0314 爆雷攻撃〜
18.03.23:1200 爆雷攻撃6個〜
1326 爆雷攻撃〜
18.03.25:馬公警備府電令作第28号:
馬公警備府電令作第24号掃蕩並に救難を取止む
18.03.31:基隆〜04.01基隆
18.04.01:戦時編制:高雄警備府部隊
18.04.01:軍隊区分:機密高雄警備府命令作第6号:基隆方面防備部隊
18.04.12:基隆〜04.13基隆
18.04.22:基隆〜04.23基隆
18.05.03:第11回聯合訓練実施(05.08まで)
18.05.09:高雄〜救難〜05.10基隆
18.05.31:基隆〜05.31基隆
18.06.01:軍隊区分:機密高雄警備府命令作第15号:海面防備部隊(06.08実施)
18.06.01:砲艦長:海軍豫備少佐 清水 實次
18.06.07:基隆〜06.08高雄
18.06.12:高雄〜救難作業〜06.18高雄
18.06.19:軍隊区分:大海指第252号:作戦に関し海南警備府司令長官の指揮下
18.06.20:機密高雄警備府命令作第16号:
1.06.22高雄要港発馬公経由海南島楡林港に回航、作戦に関し海南警備府司令長官の指揮下
2.馬公にて急速機雷敷設軌道を改造し九三式機雷200個を搭載
18.06.20:機密海南部隊命令第20号:大海指第252号による楡林港外対潜用深々度機雷堰を構成
18.06.22:高雄〜06.22馬公
18.06.--:船底検査
18.06.25:砲艦長:海軍豫備大尉 石割 正
18.06.27:馬公〜07.01三亞
18.07.01:砲艦長:海軍大尉 石割 正
18.07.25:三亞〜07.27馬公
18.07.26:軍隊区分:大海指第262号:作戦に関する海南警備府司令長官の指揮を解く
18.07.30:馬公〜07.30高雄
18.08.09:高雄〜第17回聯合訓練実施〜08.11高雄
18.08.25:第18回聯合訓練実施(08.27まで)
18.09.04:高雄警備府電令作第254号:対潜掃蕩
18.09.04:高雄〜
〜09.04 1157 現場着〜
〜09.04 1340 陸軍徴傭船「宏山丸」を曳航開始〜
〜09.04 2055 陸軍徴傭船「宏山丸」が左営沖にて沈没〜
18.09.07:高雄警備府電令作第256号:1200までに敵情を得ざれば対潜掃蕩中止
〜09.07高雄
18.09.22:軍隊区分:機密高雄警備府命令作第21号:海面防備部隊(10.01実施)
18.09.27:高雄〜第20回聯合訓練実施〜09.29高雄
18.10.07:第21回聯合訓練実施(10.09まで)
18.10.01:高雄〜船団護衛〜10.11佐世保
18.10.05:(第209船団護衛)高雄〜10.12門司
18.10.13:佐世保〜船団護衛〜10.20佐世保
18.10.22:(第108船団護衛)佐世保〜10.28高雄
18.11.03:高雄〜11.03高雄(商港)
18.11.08:(第217船団第二分団護衛)高雄〜11.14佐世保
18.11.19:(第115船団護衛)佐世保〜11.20佐世保
18.11.30:(船団護衛)佐世保〜12.01門司
18.12.02:(第118船団護衛)門司〜
〜12.03 1100 「第三十六號哨戒艇」が護衛に加入〜
〜12.08高雄
18.12.26:高雄警備府電令作第488号:臨時船団2隻を佐世保まで護衛、
高雄揚物件搭載、便宜高雄に帰投
18.12.28:(船団護衛)高雄〜01.05佐世保
〜02.02門司
19.02.04:(モタ01船団護衛)門司〜
〜02.10「まるた丸」被雷、直ちに対潜掃蕩〜
〜02.13高雄
19.02.17:大海機密第171935番電:
左記に依りマリアナ諸島、カロリン諸島方面緊急輸送に従事せしめられ度
1.派遣艦艇
呉鎮守府 大衆丸、大K天丸、第三日正丸
佐世保鎮守府 冨津丸、第二新東丸
舞鶴鎮守府 紀進丸
鎮海警備府 第一號桐丸、朝輝丸
高雄警備府 長白山丸
大阪警備府 那智丸
2.行動其の他
(1)発着地搭載物件等は運輸本部より直接協議す
(2)差当り各艦一往復の予定
19.02.23:(タモ05船団護衛)高雄〜
〜02.27 2058(N31.56-E127.44)陸軍徴傭船「錫蘭丸」触雷〜
〜02.27 2105 陸軍徴傭船「錫蘭丸」沈没〜
〜02.27佐世保
19.03.04:海護總機密第042158番電:
海護總機密第230109番電関連
敵機動部隊の不時出現をも考慮し内南洋防備緊急増強輸送の船舶中左記は門司発臺灣経由パラオ行の
こととせり
1.3月6日(情況に依り8日)頃門司発A松江丸(メレヨン島行7000噸3月12日10節軍隊1950名車輛
軍需品)Aはんぶるぐ丸(ヤップ島行5000噸9節軍隊2600名車輛軍需品)
2.3月14日頃門司発天龍川丸、辰浦丸、秋川丸、富津丸、長白山丸(何れもB船パラオ行、秋川丸は
七.八節他は十節以上)
3.其の後のもの追て通知す
19.03.06:佐世保〜03.07下関03.12〜03.13神戸03.14〜03.16横浜
19.03.20:横浜〜03.20木更津
19.03.22:(東松3号船団護衛)木更津〜04.02サイパン04.07〜04.11クルーツ島04.13〜04.14パラオ
19.04.15:軍隊区分:機密高雄警備府命令作第16号:海面防備部隊
19.04.20:パラオ〜04.23ダバオ05.09〜05.13マニラ
19.05.24:(マタ20船団護衛)マニラ〜05.28高雄
19.05.30:軍隊区分:機密高雄警備府命令作第26号:南東海面部隊高雄方面防備部隊
19.06.03:高雄〜
19.06.11:(タモ20A船団護衛)高雄〜06.17六連
〜06.25佐世保
19.07.01:(第3311船団)左営〜07.10泗礁山錨地07.11〜07.19青島07.20〜
〜海州沖〜蝟島〜小塩島〜壱岐島郷ノ浦〜佐世保
19.07.24:佐世保〜伊万里湾
19.07.26:(ミ13船団護衛)伊万里湾〜
〜07.27 ---- 特設驅潜艇「第三拓南丸」は故障船「ちゃいな丸」を護衛し伊万里に向け変針〜
〜07.29 0930 「松浦丸」が分離し基隆に向かう〜
〜07.30 ---- 「第十八號掃海艇」と海軍配當船「第二小倉丸」が船団から分離〜
〜07.31高雄
19.08.05:高雄〜
19.08.20:(タモ23船団護衛)高雄〜08.26門司
19.09.09:(ミ19船団護衛)門司〜09.18高雄
19.09.27:(タモ26船団護衛)高雄〜
〜09.28 0205 「第一號海防艦」が合同し護衛開始〜
〜09.28基隆
19.10.01:(タモ26船団護衛)基隆〜
〜10.01 0900 「第一號海防艦」が合同し護衛開始〜
〜10.01 ---- 主冷却水管破損修理の為、船団から分離〜
〜基隆
19.11.01:砲艦長:海軍少佐 石割 正
19.11.03:(ミ25船団護衛)門司〜11.16聖雀
19.11.05:戦時編制:海上護衛総司令部第十八戦隊
19.11.26:(タモ30船団護衛)高雄〜門司
19.12.20:(現在)佐世保にて入渠中、二十五粍機銃17基、探信機、聴音機、電探装備
19.12.28:軍隊区分:佐世保鎮守府信電令作第162号:佐世保鎮守府機雷部隊
20.01.09:佐鎮信電令作第5号:
機雷部隊指揮官は麾下兵力を以て1月17日以降速に南西諸島に対する緊急輸送一回を実施
せしむべし
1.輸送物件は左の外南西諸島行物件成るべく多数とす
(イ)第三十八震洋隊(石垣島行) 1隊
(ロ)水雷射堡隊(沖縄行) 4隊
(ハ)櫻花兵器(沖縄行) 約30
(ニ)九三式機雷 700個
(ホ)航空燃料
2.九五一空司令官は本輸送部隊に対する対潜警戒を厳にすべし
20.01.12:機雷部隊電令作第9号:
高榮丸艦長は高榮丸、長白山丸、第二十九號海防艦、第二十二號海防艦、濟州を率い
佐鎮信電令作第5号に依る南西諸島緊急輸送を実施すべし
20.01.18:佐世保〜01.18富江
20.01.20:富江〜
〜01.21 0740(N29.00-E126.24)「第五十八號驅潜艇」が敵潜を探知〜
〜01.21 0755 「第五十八號驅潜艇」が爆雷攻撃18個〜
〜01.21 0826 対潜戦闘:爆雷攻撃14個〜
〜01.21 0908 「第二十二號海防艦」が爆雷攻撃15個〜
〜01.21 1030 攻撃打切り〜
〜01.21 1300(N24.54-E126.09)富江に引返す〜
〜01.22六横山
20.01.23:佐鎮信電令作第8号:
左に依り輸送部隊を行動せしむべし
1.第一輸送部隊(高榮丸、第二十九號海防艦、濟州)情況に依り佐世保に於て補給の上
任務続行
2.第二輸送部隊(長白山丸、第二十二號海防艦、第五十八號驅潜艇)要すれば基隆に於て
補給の上、砂糖、アルコール、其の他内地向け物件を搭載帰投
20.01.23:機雷部隊電令作第3号:
1.第一輸送部隊は要すれば佐世保に於て至急補給の上、任務を続行すべし
2.第二輸送部隊は避泊地発、予定任務終了後、要すれば基隆に於て補給の上、同地に於て
内地向け物件を搭載帰投すべし
20.01.24:六横山〜01.25台州列島01.27〜
〜01.27 2220(N27.05-E123.45)「第二十二號海防艦」が爆雷攻撃18個〜
〜01.28石垣
20.01.28;輸送物件揚搭作業
20.01.29:佐鎮信電令作第17号:
1.2月3日附燕、怒和島を機雷部隊に編入す
2.機雷部隊指揮官は左に依り機雷敷設並に南西諸島方面輸送を実施行動す
(イ)2月上旬
九四式機雷輸送:長白山丸(沖縄行230個)、燕(石垣行70個)、怒和島(宮古行70個)
(ロ)2月上旬
第四〇及第四四震洋隊其の他物件大島輸送:高榮丸、第二十二號、第二十九號海防艦
(ハ)2月中旬
(高榮丸大島輸送終了後)海護総電令作第357号に依る第六機雷堰構成
第十八戦隊(長白山丸欠、護衛艦一隻を加う)
(ニ)石垣宮古方面九三式機雷輸送並に敷設(敷設計画:沖根司令官所定):
長白山丸、燕、怒和島、濟州
(ホ)2月下旬
震洋隊其の他物件(細目別に令す)沖縄
20.01.29:石垣〜01.30基隆
20.01.30:内地行軍需品搭載
20.02.02:(タモ40船団護衛)基隆〜02.06泗礁山02.08〜佐世保
20.02.--:機雷約1000個、震洋搭載
20.02.10:佐世保〜02.26那覇02.27〜02.27金武湾02.28〜02.28那覇
20.03.01:艦上機の攻撃を受け爆弾6個命中、二聯装機銃2基使用可能
20.03.01:沈没
20.05.10:除籍:内令第417号
20.05.10:解傭
喪失場所:那覇港
喪失原因:米第58機動部隊艦載機による空爆
同型船
金剛山丸、長壽山丸。
兵装
十二糎砲3門、十三粍単装機銃1基、七粍七単装機銃1基、爆雷、機雷120個、
七十五糎探照燈1基、五年式二米半測距儀。
(18.06)
九三式機雷200個。
(19.12)
二十五粍機銃17基、探信機、聴音機、電探装備
写真資料
雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本の客船(1)」(P.155)
「朝鮮郵船株式會社二十五年史」 S12 朝鮮郵船株式會社
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