松江丸の船歴

 年 月 日:船歴

T09.09.23:起工 T10.03.06:進水、命名:松江丸(Matsuye Maru) T10.04.05:竣工
T10.04.--:新規登録 T10.04.02:登録検査、船級:LR ✠100A1 T12.11.10:Bremen〜Newport〜Swansea〜馬耳塞〜坡土西〜蘇士〜新嘉坡〜香港〜上海〜神戸〜大阪〜      〜02.07横浜 T13.07.12:Bremen〜安土府〜Rotterdam〜漢堡〜Lisbon〜坡土西〜蘇士〜新嘉坡〜香港〜上海〜神戸〜      〜大阪〜09.24横浜 T14.--.--:横浜にて第一次第一種定期検査 T14.--.--:漢堡線に就航 04.--.--:横浜にて第一次第二種定期検査 08.10.--:横浜にて第一次第三種定期検査 11.05.12:横浜にて第一次第三種定期検査
12.10.28:徴傭:陸軍 13.01.10:解傭
13.07.20:徴傭:陸軍 14.02.04:中間検査 14.05.22:解傭
15.04.22:横浜にて第二次第一種定期検査
16.07.11:徴傭:陸軍 16.10.06:門司〜10.11広東10.19〜10.20上海 16.10.25:上海〜11.03広島 16.11.21:軍隊区分:機密G攻略部隊命令作第1号:護衛集団輸送船第一分隊(船番号:2) 16.11.24:坂出〜11.29母島 16.12.01:母島〜各種運動訓練、上陸演習、泊地進入訓練〜12.02母島 16.12.04:(G攻略作戦:輸送船第一分隊)母島〜      〜12.08 1400 輸送船隊第三分隊解列〜      〜12.09 1005 解列〜      〜12.09グァム島沖 16.12.10:0203 塚本支隊揚陸開始 16.12.10:グァム沖〜12.10大宮島油港(=アプラ港) 16.12.--:大宮島〜12.12サイパン12.14〜01.08宇品 17.02.25:中間検査 17.02.27:宇品〜03.10高雄 17.03.12:高雄〜03.16聖雀 17.03.27:聖雀〜04.08ジャカルタ04.11〜04.13パレンバン04.15〜04.17ジャカルタ04.18〜      〜04.20パレンバン04.21〜04.28昭南 17.04.29:昭南〜ラバウル 17.04.26:軍隊区分:機密RZP攻略部隊命令作第1号:輸送部隊第一輸送隊(船番号:1) 17.05.04:(RZP攻略作戦:第一輸送隊)ラバウル〜      〜05.04 2140 驅逐艦「追風」がセントジョージ岬の北80度西20浬にて敵潜水艦発見〜      〜05.04 2220 驅逐艦「追風」が爆雷攻撃、制圧に任ず〜   〜05.05 0220 驅逐艦「追風」が合同〜      〜05.05 午前 第二十五航空戦隊戦闘機、掩護部隊水偵が対潜対空警戒〜      〜05.05 1233 特設運送船長和丸」舵機故障、列外に出る〜      〜05.05 1252 特設運送船「長和丸」舵機故障復旧〜      〜05.05 午後 航空母艦」艦攻、艦戦、掩護部隊水偵が対潜対空警戒〜      〜05.06 0255 驅逐艦「睦月」解列、国籍不明船確認に向う〜      〜05.06 0343 国籍不明船は特設運送船吾妻山丸」と判明、驅逐艦「睦月」が船団へ誘導〜      〜05.06 0630 特設運送船「吾妻山丸」が列に入る〜      〜05.06 0706 驅逐艦「追風」解列、遭難者(豪洲飛行機搭乗員9名)救助に向う〜      〜05.06 0850 驅逐艦「追風」が列に入る〜      〜05.06 終日 航空母艦「鳳」艦攻、艦戦、掩護部隊水偵が対潜対空警戒〜      〜05.06 1106 敷設艦津輕」が敵大型機に発砲〜      〜05.06 1135 特設砲艦京城丸」が列に入る〜      〜05.06 1430 デボイネ方向に変針〜      〜05.06 1700 巡洋艦「夕張」、第二十九驅逐隊(追風、朝凪)、特設運送船「吾妻山丸」解列〜      〜05.06 2340 第三十驅逐隊(睦月、望月)、「第二十號掃海艇」解列〜      〜05.07 0315 驅逐艦「彌生」、陸軍徴傭船淺香山丸」合同〜      〜05.07 0453 巡洋艦「夕張」、第二十九驅逐隊復帰〜      〜05.07 0552 敵ボーイング2機来襲〜      〜05.07 0700 敵機動部隊出現により北西方に避退〜      〜05.07 0828 第三十驅逐隊(睦月、望月)復帰〜      〜05.07 0935 航空母艦「鳳」沈没〜      〜05.07 1015 敵ボーイング3機来襲〜      〜05.07 1144 針路0度速力10節〜      〜05.07 1240 第六水雷戦隊(夕張、29驅、30驅)が分離、夜戦に備え第六戦隊合同に向う〜      〜05.07 1320 「第二十號掃海艇」復帰〜   〜05.07 1800 特設運送船「吾妻山丸」が列に入る〜      〜05.07 1840 第四艦隊機密第378番電によりRZP攻略日を2日延期〜      〜05.08 0600 反転、針路210度〜      〜05.08 0828 敵機来襲〜      〜05.08 1015 反転、針路25度、RZP電令作第5号の如く行動〜      〜05.08 1245 敵機来襲〜      〜05.08 1420 第四艦隊機密第396番電によりRZP攻略作戦延期〜      〜05.08 1505 敵機来襲〜      〜05.09 0750 特設運送船「吾妻山丸」解列、ラバウルに先行〜      〜05.09 0848 解列、ラバウルに先行〜      〜05.09ラバウル 17.05.--:ラバウル〜ジャカルタ05.24〜05.31パラオ 17.06.18:パラオ〜06.25ラバウル 17.07.02:ダバオ〜07.05パラオ 17.07.07:パラオ〜07.12マニラ 17.07.28:マニラ〜08.01ダバオ 17.08.01:ダバオ〜08.09宇品 17.08.10:宇品〜ラバウル 17.09.01:ラバウル〜09.03バザブア09.04〜09.06ラバウル 17.09.07:ラバウル〜09.15パラオ 17.09.22:パラオ〜09.27マニラ 17.10.03:マニラ〜10.11昭南 17.10.22:昭南〜10.25聖雀 17.10.28:聖雀〜11.05高雄 17.11.08:高雄〜11.15門司 17.12.18:門司〜12.18釜山12.20〜12.20門司 18.03.14:佐世保鎮守府信電令作第19号:       佐世保防備戦隊司令官は一艇を派遣し第一海上護衛隊の船団護衛(護衛艦:第三十六號哨戒艇)に       協力せしむべし      1.第一三七船団六隻松江丸、六甲丸日美丸北光丸華陽丸松江丸(陸軍兵員2,700名乗船速力        9節)      2.3月15日1100門司発高雄行      3.護衛協力区域 大瀬崎北方より北緯30度30分東経134度30分附近迄 18.03.15:(第137船団)門司〜03.20高雄 18.09.22:(第3218船団)パラオ〜09.26マニラ 19.01.--:宇品〜トラック 19.01.27:(第4127船団)トラック〜      〜01.27 0840 特設敷設艇金城丸」が船団に合同し護衛協力開始〜      〜01.27 1944 特設敷設艇「金城丸」が爆雷攻撃〜      〜01.30 1100 特設掃海艇第二文丸」が船団に会合、護衛協力開始〜      〜02.02サイパン 19.02.09:サイパン〜02.19横浜 19.03.04:海護總機密第042158番電:       海護總機密第230109番電関連       敵機動部隊の不時出現をも考慮し内南洋防備緊急増強輸送の船舶中左記は門司発臺灣経由       パラオ行のこととせり      1.3月6日(情況に依り8日)頃門司発A松江丸(メレヨン島行7000噸3月12日10節        軍隊1950名車輛軍需品)Aはんぶるぐ丸(ヤップ島行5000噸9節軍隊2600名車輛軍需品)      2.3月14日頃門司発天龍川丸辰浦丸秋川丸富津丸長白山丸(何れもB船パラオ行、        秋川丸は七.八節他は十節以上)      3.其の後のもの追て通知す 19.03.08:(モタ09船団)門司〜03.08富江03.09〜      〜03.11 0950 落伍船「忠洋丸」捜索の為、「第三十八號哨戒艇」が約2時間反転〜      〜03.13 1130 敷設艇前島」が護衛に加入〜      〜03.13 1844(N25.58-E121.34)「第三十八號哨戒艇」が敵潜水艦らしきものを探知〜      〜03.13 1851 「第三十八號哨戒艇」が爆雷50個を反復投射〜      〜03.14馬公 19.03.15:(モタ09船団)馬公〜      〜03.15 1210 「第三十八號哨戒艇」が船団に復帰〜      〜03.15高雄 19.03.20:高雄〜03.27パラオ 19.03.29:パラオ〜04.02メレヨン04.16〜
19.04.17:沈没 19.04.17:解傭
喪失場所:N09.30-E142.35 メレヨン島北西270km附近 喪失原因:米潜水艦Harder(SS-257)の雷撃

同型船

 武豐丸高岡丸水戸丸松本丸前橋丸

兵装

 野砲。

写真資料

 雑誌「海と空」臨時増刊「日本船舶画報」S12.06 海と空社 (P.13)
 雑誌「船の科学」船舶技術協会 1987年10月号「日本商船隊の懐古 No.99」山田早苗
 雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本郵船船舶100年史」(P.182)
 「日本郵船株式會社五十年史」 S10.12 日本郵船株式會社(P.415)
 「汽船表(別冊冩眞帳)」S13 海軍省軍務局編
 「日本郵船戦時戦史上巻」S46.05 日本郵船株式会社(P.605)

図面資料

 "Lloyd's Register Foundation-Heritage & Education Centre", Unique reference code:-
   LRF-PUN-009771-009779-0001-P

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