第八昭和丸の船歴
年 月 日:船歴
11.04.09:起工
11.07.24:進水、命名:第八昭和丸
11.08.31:竣工
11.08.--:新規登録:所有者:共同漁業株式會社、登録長:37.0
11.09.15:船舶検査証書交付
11.--.--:(第二回南氷洋捕鯨)〜10.24フリーマントル〜03.29フリーマントル〜
12.04.22:変更登録:所有者:日本水産株式會社
12.04.22:訂正登録:登録長:37.9
12.--.--:(第三回南氷洋捕鯨)〜10.20フリーマントル〜03.23フリーマントル〜
〜04.13土生(因島工場沖に投錨)
13.09.16:中間検査
13.--.--:(第四回南氷洋捕鯨)〜10.29フリーマントル〜
15.05.30:第一次第一種定期検査
15.05.31:傭船主:北洋捕鯨株式會社(09.19まで)
16.05.30:中間検査
16.08.23:機密大湊要港部命令第217号:
1.左記の通船舶を徴傭せらる
(抜粋)
特設艦船:特設監視艇(乙)
2.右船舶当地入港せば関係各廰長は大湊要港部戦時計画規程により處理すべし
3.大湊防備隊司令は当分の間右船舶を指揮し且所轄所としての諸要務を處理すべし
16.08.23:機密大湊要港部命令第218号:
1.大湊防備隊司令は左記に依り徴傭船を回航せしめ艤装完了次第帰港せしむべし
特設艦船:特設掃海艇、回航地:函館、隻数:二、
特設艦船:特設驅潜艇、回航地:函館、隻数:一、
特設艦船:特設監視艇、回航地:函館、隻数:二、
特設艦船:特設監視艇、回航地:小樽、隻数:四、
特設艦船:特設監視艇、回航地:青森、隻数:三、
記事:1.横須賀に於て授受のものを含む
2.大湊防備隊司令は工作部長と協議の上各回航すべき艇を指定すべし
2.大湊防備隊司令の定むる處に依り乗員の乗船に至る迄保安整備の上必要なる固有船員を残留
せしめることを得
3.行動を予定し報告すると共に関係の向に通知すべし
16.08.25:徴傭
16.09.12:入籍:内令第1049号:特設掃海艇、横須賀鎮守府所管
16.09.12:掃海艇長:海軍豫備大尉 河合 彌
16.09.20:艤装工事開始
16.10.13:艤装工事完了
16.10.15:特設掃海隊編制:内令第1252号:第十六掃海隊
16.10.15:戦時編制:聯合艦隊第四艦隊第六根據地隊第十六掃海隊
16.11.03:横須賀〜南洋方面〜
16.12.01:(現在)艦隊区分:第六根據地隊第二部隊第十六掃海隊(3)第二小隊(164)
16.12.01:(現在)軍隊区分:マーシャル方面防備部隊クエゼリン部隊
16.12.08:横須賀〜二見12.14〜01.02ポナペ
16.12.31:艦隊区分:第六根據地隊第十六掃海隊(3)第二小隊(164)
17.01.05:軍隊区分:マーシャル方面防備部隊クエゼリン海面防備部隊
17.01.05:ポナペ〜01.09クエゼリン
17.01.11:クエゼリン〜01.12ルオット01.23〜01.23クエゼリン
17.01.28:クエゼリン島ミルー水道北西方約2.5浬にて対潜戦闘:爆雷投下
17.02.--:クエゼリン
17.03.11:クエゼリン〜03.13ブラウン03.14〜03.16ルオット03.29〜03.29クエゼリン
17.04.--:ルオット付近哨戒
17.05.15:一般徴傭船「第二清壽丸」から10t補給
17.05.17:南洋部隊電令作第195号:
第十六掃海隊は準備出来次第、現地発速にサイパンに回航、第二艦隊長官の指揮を受け行動すべし
17.05.--:軍隊区分:機密攻略部隊命令第1号:護衛隊
17.05.--:ルオット〜クエゼリン
17.05.18:クエゼリン〜05.24サイパン
17.05.25:燃料補給 、糧食、軍需品搭載
17.05.26:軍隊区分:機密MI攻略部隊護衛隊命令第1号:(第一)別動隊
17.05.26:(MI攻略作戦)サイパン〜
〜05.30 1404(N18.03-E159.49)特設掃海艇「第七昭和丸」汽缶漏洩の為速力がでず、之の護衛の為
特設掃海艇「第五玉丸」、同「第三玉丸」と分離〜
〜06.03大鳥島
17.06.01:燃料補給
17.06.03:大鳥島〜
〜06.05 反転〜
〜06.08大鳥島
17.06.08:燃料補給
17.06.09:軍隊区分:第二水雷戦隊機密第444番電:第四艦隊司令長官の指揮下に復帰
17.06.09:大鳥島〜06.10大鳥島
17.06.18:大鳥島〜06.21クエゼリン
17.07.06:クエゼリン〜07.09ポナペ07.11〜07.16サイパン07.19〜07.23二見07.24〜07.27横須賀
17.07.14:略称:第四艦隊機密第323号:164
17.08.03:横須賀〜08.03東京
17.08.03:株式會社石川島造船所にて修理
17.09.14:東京〜09.14横須賀
17.09.23:横須賀〜09.27二見09.28〜10.05サイパン10.07〜10.13クエゼリン
17.10.17:クエゼリン〜10.18ウオッチェ10.19〜10.19モギリ10.20〜10.20ワンギリック10.21〜
〜10.21エニベルトク10.22クエゼリン
17.10.23:クエゼリン〜10.24ヤルート10.25〜10.26ルオット11.11〜11.11クエゼリン
17.12.20:クエゼリン〜12.20ルオット01.02〜01.02クエゼリン
18.01.03:クエゼリン〜01.03ルオット02.04〜02.05クエゼリン
18.02.10:クエゼリン〜02.14クエゼリン
18.02.15:軍隊区分:機密マーシャル方面防備部隊命令作第1号:クエゼリン海面防備部隊
18.02.20:(「諏訪丸」護衛)ポナペ〜02.23ジャボール(ヤルート)
18.03.09:クエゼリン〜03.12ポナペ03.25〜03.28クエゼリン
18.03.31:水産統制令に基づき日本水産株式會社の権利業務一切を日本海洋漁業統制株式會社が承継
18.2Q :変更登録:所有者:日本海洋漁業統制株式會社
18.04.15:クエゼリン〜04.16クエゼリン
18.04.20:クエゼリン〜04.22クエゼリン
18.04.24:クエゼリン〜04.24ルオット05.05〜05.05クエゼリン
18.05.06:クエゼリン〜05.07ヤルート05.08〜05.09ミレ05.10〜05.11ヤルート05.13〜
〜05.15クサイ05.16〜05.18クエゼリン
18.05.19:クエゼリン〜05.19???05.27〜05.27クエゼリン
18.06.01:クエゼリン〜06.02ルオット
18.06.04:クエゼリン〜06.05ルオット
18.06.06:クエゼリン〜06.06ルオット
18.06.08:(「香取丸」護衛)ルオット〜06.09タロア06.10〜06.12タラワ06.13〜06.15ヤルート
18.06.17:ヤルート〜06.18クエゼリン
18.06.19:クエゼリン〜06.19ルオット07.03〜07.03クエゼリン
18.07.01:掃海艇長:海軍大尉 河合 彌
18.07.04:クエゼリン〜07.05ウオッチェ07.05〜07.06ヤルート07.07〜07.08クエゼリン
18.07.10:クエゼリン〜07.10ルオット07.18〜07.19ウオッチェ07.20〜07.21クエゼリン
18.07.22:クエゼリン〜07.22ルオット07.27〜07.27クエゼリン
18.07.29:クエゼリン〜08.01マキン08.09〜08.10ヤルート08.12〜08.13クエゼリン
18.08.25:掃海艇長:海軍大尉 久瀬川 晋二
18.08.26:クエゼリン〜08.29ミレ09.03〜09.05クエゼリン
18.09.12:クエゼリン〜
18.09.12:クエゼリン〜
〜09.13 1330 運送艦「知床」遭難現場着、警戒〜
〜09.13 1500 特設砲艦「香取丸」が運送艦「知床」を曳航開始〜
〜09.15ルオット
18.09.16:ルオット〜09.16クエゼリン
18.10.--:艦隊区分:第六根據地隊第十六掃海隊(6)第二小隊(164)
18.10.--:軍隊区分:機密マーシャル方面防備部隊命令作第10号:クエゼリン海上防備部隊
18.10.--:クエゼリン〜10.02マロエラップ10.04〜10.05クエゼリン
18.10.09:クエゼリン〜10.11ミレ10.18〜10.20タラワ10.21〜10.25クエゼリン
19.--.--:〜02.29二見
19.03.31:特設掃海隊編制:内令第504号:第十六掃海隊の項を削る
19.03.31:内令第506号:第四十一警備隊所属
19.03.31:戦時編制:聯合艦隊中部太平洋方面艦隊第四艦隊第四根據地隊第四十一警備隊
19.04.--:軍隊区分:機密カロリン方面防備部隊命令作第14号:哨戒部隊
19.04.30:東京〜04.30横須賀
19.05.06:(第3506船団護衛)横浜〜05.07館山05.08〜05.12父島
19.05.12:特設掃海艇「第七昭和丸」を左舷に横付け
19.05.14:(第3506船団護衛)父島二見〜05.20サイパン
19.05.20:(第4520船団護衛)サイパン〜船団から分離〜05.25二見05.25〜船団に合流〜
19.05.26:対潜戦闘:爆雷1個威嚇投射〜05.28館山沖05.28〜05.28横須賀
19.05.29:軍隊区分:機密横鎮電令作第394号:甲直接護衛部隊
19.05.30:軍隊区分:機密横鎮電令作第399号:戌直接護衛部隊
19.06.01:軍隊区分:機密横鎮命令作第403号:第3606船団部隊戊直接護衛部隊
19.06.05:横須賀〜06.05木更津
19.06.06:(第3606船団護衛)横浜〜
〜06.07 0820 水雷艇「千鳥」護衛終了、船団から分離〜
〜06.07 2230 一般徴傭船「杉山丸」を護衛し船団から分離、東京湾へ避退〜
19.06.08:機密横須賀鎮守府電令作第414号:
第十八號驅潜艇及び第八昭和丸は第二十五號掃海艇と合同後、杉山丸護衛を同艇に引継ぎ
速やかに追及原隊に復帰する如く行動せよ
19.06.09:機密横須賀鎮守府電令作第420号:
1.第十八號驅潜艇及び第八昭和丸は杉山丸を分離後、八丈島神湊泊地に至り第三六〇九船団部隊に
合同、同部隊指揮官(第十七掃海隊司令)の指揮を承け父島に進出すべし
2.隠岐は八丈島着後、第三六〇九船団部隊に合同
〜06.09 1700 「第二十五號掃海艇」に合同できず護衛継続〜
〜06.09 2200 館山湾
19.06.09:機密横須賀鎮守府電令作第420号:八丈島神湊泊地にて第3609船団と合同、父島進出
19.06.10:機密横鎮電令作第423号:
小笠原部隊指揮官は第三六〇九船団父島着後、同地に於て左の要領に依り第三六〇六船団を改編
其の所定に依りサイパンに向け進撃せしむべし
1.船団部隊指揮官:古賀大佐
2.護衛艦:天草、能美、隠岐、第十六號驅潜艇、第十八號驅潜艇、第八昭和丸
3.船団:美保丸、甘井子丸、豐川丸、淡路丸
4.船団部隊指揮官は部下艦艇船舶中、作戦実施上最適当なるものに其の乗艦(船)を
定むるものとす
5.船団部隊はサイパン着時を以て其の編成を解く
19.06.--:館山湾〜二見
19.06.13:小笠原部隊電令作第121号:
美保丸船団は明14日0100出撃、東京湾方面に避退待機すべし
19.06.14:小笠原部隊電令作第122号:
1.第三六〇六船団を改編
護衛隊:能美、隠岐、天草、第七昭和丸、第八昭和丸
船団:美保丸、甘井子丸、豐川丸、淡路丸
本船団を美保丸船団と呼称す
2.船団部隊指揮官を古賀大佐に指定す、乗艦は指揮官所定
3.船団部隊指揮官は出撃までの日時を利用、教育訓練を励行すべし
4.船団部隊出撃日時は特令
19.06.14:(美保丸船団護衛)二見〜
19.06.15:沈没
19.08.01:除籍:内令第925号
19.08.20:解傭
喪失場所:N30.00-E141.15 鳥島南東120km付近
喪失原因:消息不明
濃霧の中、第七昭和丸が曳光弾及び爆発音を認めていることから
潜水艦の攻撃を受けたと推定されます。
同型船
第七昭和丸、第十昭和丸。
兵装
要調査。
写真資料
雑誌「海と空」増刊「特殊船舶画報」S14.07 海と空社(P.43)
"Australian War Memorial", ID No. 304058
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