松輪の艦歴
年 月 日:艦歴
17.02.20:起工、仮称艦名:第311號艦
17.08.20:命名:達第233号:「松輪」(マツワ)
17.08.20:類別等級制定:内令第1554号:種別:海防艦、類別:海防艦、艦型:占守型
17.08.20:本籍仮定:内令第1548号:佐世保鎮守府
17.11.13:進水
18.02.05:艤装員長:海軍中佐 小田原 憲一
18.02.20:艤装員事務所を三井造船所内に設置し事務を開始(*日付は海軍公報掲載日)
18.03.23:竣工、艤装員事務所を撤去
18.03.23:本籍:内令第493号:佐世保鎮守府、役務:警備海防艦
18.03.23:海防艦長:海軍中佐 小田原 憲一
18.03.23:戦時編制:佐世保鎮守府部隊
18.03.31:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第一海上護衛隊
18.03.31:佐世保
18.04.01:艦隊区分:艦船番号(12)
18.04.01:軍隊区分:北支隊
18.04.06:佐世保〜04.08高雄
18.04.16:高雄〜04.16馬公
18.04.19:馬公〜04.19高雄
18.04.22:軍隊区分:東支隊
18.04.22:(第746船団護衛)高雄〜04.25マニラ
18.04.28:(第3104船団護衛)マニラ〜マニラ
18.05.01:(第845船団護衛)マニラ〜05.06パラオ
18.05.09:(第3207船団護衛)パラオ〜05.16マニラ
18.05.21:(第915船団護衛)マニラ〜05.25バリクパパン
18.05.29:(「旭東丸」護衛)バリクパパン〜
〜05.31 1512(N03.52-E124.55)雷跡発見、直ちに附近捜索、制圧〜
〜06.03マニラ
18.06.08:軍隊区分:西支隊
18.06.08:(第3501船団護衛)マニラ〜06.15聖雀
18.06.16:聖雀〜
〜第398船団護衛〜
〜06.18聖雀
18.06.21:(第404船団護衛)聖雀〜06.27高雄
18.06.30:(第277船団護衛)高雄〜07.05佐世保
18.07.07:修理着手
18.07.14:入渠
18.07.26:修理完成
18.07.27:佐鎮機密第272150番電:
松輪は28日0630佐世保発男女群島北方海面より遭難現場附近を捜索しつつ貴機密第271500番電に応ずる
如く行動せしめられ度
18.07.28:佐世保〜
〜07.28 1300 現場着、「三島丸」を攻撃した敵潜掃蕩に協力〜
〜門司
18.07.31:(第182船団護衛)門司〜08.05馬公08.06〜08.06高雄
18.08.01:軍隊区分:電令作第93号:廃止、直率
18.08.10:高雄〜08.10馬公
18.08.13:(ヒ05船団護衛)馬公〜08.19昭南
18.08.15:艦隊区分:機密第一海上護衛隊法令第20号:廃止、艦船番号:(12)
18.08.24:(ヒ06船団護衛)昭南〜09.03佐世保
18.09.--:佐世保海軍工廠にて修理
18.09.08:佐世保〜09.08門司
18.09.10:(ヒ09船団護衛)門司〜
〜09.16 護衛終了〜
〜09.21聖雀
18.09.28:(ヒ10船団護衛)聖雀〜
〜10.06 0900 マ06船団を併せ護衛〜
〜10.09六連
18.10.10:六連〜10.10佐世保
18.10.11:電動空気圧縮喞筒修理検査(10.18まで)
18.10.19:佐世保〜10.19門司
18.10.22:(第108船団護衛)門司〜10.26高雄
18.11.01:海防艦長:海軍大佐 小田原 憲一
18.11.02:(ヒ17船団護衛)高雄〜11.03高雄
18.11.12:海防艦長:海軍少佐 藤本 榮左
18.11.15:戦時編制:海上護衛総司令部第一海上護衛隊
18.11.20:高雄〜11.20高雄
18.11.21:高雄〜11.21高雄
18.11.23:(第340船団護衛)高雄〜
〜11.28 陸軍徴傭船「しどにい丸」、「圖南丸」被雷、沈没
〜11.28 0430 対潜掃蕩〜
〜11.28カムラン
18.11.30:(第340船団護衛)カムラン〜12.01聖雀
18.12.07:(第447船団護衛)聖雀〜
〜12.16 0447 対潜掃蕩〜
〜12.20高雄
18.12.26:(ヒ27船団護衛)高雄〜
〜12.27 1030 対潜掃蕩〜
〜12.28 0900 掃蕩終了、ヒ27船団護衛〜
〜01.02昭南
18.12.28:官房艦機密第6374号:艦艇に電波探知機装備の件訓令
佐世保海軍工廠並に佐世保海軍軍需部をして首題の件左記に依り施行せしむべし
記
1.施行艦名
敷設艦 常盤
驅逐艦 呉竹、若竹
海防艦 松輪、對馬、干珠、三宅、占守
水雷艇 眞鶴、友鶴
哨戒艇 第三十六號
2.工事要領
受信室(電信室)に新に供給の假稱電波探知機一組を装備し空中線装置、電源装置を装備するもの
とす
3.所要兵器
兵器主管別 兵器名稱 一艦分数量 記事
通信長 假稱電波探知機附属品豫備品共 一組 八線別七八
同 其の他小兵器 所要数 供給の上は品名数量報告のこと
4.完成期
時機を得次第成るべく速に
5.費目
(省略)
19.01.08:(ヒ28船団護衛)昭南〜
〜01.16 0230 敵潜掃蕩〜
〜01.17 2240 掃蕩中止〜
〜01.18高雄
19.01.20:(第236船団護衛)高雄〜01.26佐世保
19.01.25:海防艦長:海軍少佐 土取 英
19.01.26:佐世保海軍工廠にて電波探知機工事
19.01.31:工事完了
19.02.01:(ヒ41船団護衛)門司〜02.11昭南
19.02.16:(ヒ42船団護衛)昭南〜
〜02.24 0345(N24.20-E122.25)特設運送船「南邦丸」被雷沈没〜
〜02.24 ----(N24.15-E122.19)一般徴傭船「淺間丸」被雷小破〜
〜02.24 敵潜掃蕩〜
〜02.25基隆
19.02.26:(ヒ42船団護衛)基隆〜
〜02.28 護衛終了〜
〜02.29佐世保
19.03.12:佐世保〜03.12門司
19.03.19:(ヒ55船団護衛)門司〜03.24高雄03.26〜04.04昭南
19.04.08:(ヒ56船団護衛)昭南〜04.11聖雀04.14〜04.19高雄04.19〜04.24佐世保
19.04.25:電波探信儀基礎工事、船体兵器機関整備
19.05.13:電波探知機基礎工事完了
19.05.13:佐世保〜ヒ63船団護衛〜05.18マニラ
19.05.20:(ヒ63船団護衛)マニラ〜
〜05.24 0220(N01.17-E107.53)海防艦「壹岐」被雷沈没、敵潜制圧〜
〜05.25昭南
19.05.--:修理
19.06.06:(ヒ64船団護衛)昭南〜
〜06.15 0700 船団と分離〜
〜06.15佐世保
19.06.16:佐世保海軍工廠にて主機械シリンダー入子換装(07.15まで)
19.07.16:佐世保〜07.17佐伯
19.07.20:佐伯〜07.20門司
19.07.24:(ミ13船団護衛)門司〜07.24唐津湾07.25〜07.25伊万里湾
19.07.26:(ミ13船団護衛)伊万里湾〜
〜07.27 ---- 特設驅潜艇「第三拓南丸」は故障船「ちゃいな丸」を護衛し伊万里に向け変針〜
〜07.29 0930 「松浦丸」が分離し基隆に向かう〜
〜07.30 ---- 「第十八號掃海艇」と海軍配當船「第二小倉丸」が船団から分離〜
〜07.31高雄
19.07.28:軍隊区分:第三掃蕩小隊
19.08.04:(ミ13船団掃蕩隊)高雄〜
〜08.07 0900 敵潜掃蕩〜
〜08.07 2205(N14.50-E119.57.5)海防艦「草垣」被雷沈没〜
〜08.08マニラ
19.08.09:(マタ26船団掃蕩隊)マニラ〜08.15左営
19.08.13:軍隊区分:第二掃蕩小隊
19.08.16:軍隊区分:第三掃蕩小隊
19.08.17:(ヒ71船団掃蕩隊)左営〜
〜08.18 0524(N20.28-E121.04)「永洋丸」被雷小破、驅逐艦「夕凪」が護衛し分離〜
〜08.18 2225(N18.12-E120.22)航空母艦「大鷹」被雷沈没〜
〜08.18 2310(N18.09-E119.56)「帝亞丸」被雷沈没〜
〜08.19 0032(N18.10-E119.55)特設運送船「能代丸」被雷中破〜
〜08.19 0033(N18.03-E120.00)「阿波丸」被雷小破〜
〜08.19 0320(N17.40-E119.30)運送艦「速吸」被雷沈没〜
〜08.19 0400(N18.00-E120.00)陸軍徴傭船「玉津丸」被雷沈没〜
〜08.19 0510(N17.50-E119.30)特設運送船「帝洋丸」被雷沈没〜
〜08.21 敵潜掃蕩〜
〜08.22 被雷
19.08.22:沈没
19.08.22:海防艦長:海軍中佐 土取 英(戦死)
19.10.10:類別等級削除:内令第1159号
19.10.10:除籍:内令第1165号
喪失場所:N14.15-E120.05 マニラ南西50マイル
喪失原因:米潜水艦Harder(SS-257)の雷撃
同型艦
擇捉、佐渡、隠岐、六連、壹岐、對馬、若宮、平戸、m]、天草、滿珠、干珠、笠戸。
兵装
(計画時)
四十五口径三年式十二糎砲G型3門、二十五粍二聯装機銃2基、
九六式軽機銃2挺、一四式拳銃25丁、三八式小銃50挺、
九六式三米測距儀1基、九六式六十六糎測距儀1基、
九三式水中聴音機1基、九三式探信儀一型1基、須式七十五糎探照燈四型改一1基、
九四式投射機1基、爆雷装填台三型1基、爆雷水圧投下台三型2基、爆雷手動投下台一型4基、
九五式爆雷36個、
小掃海具一型改一2組、水中処分具一型2基。
写真資料
雑誌「世界の艦船」海人社 1996年2月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」(P.13)
雑誌「世界の艦船」海人社 2017年12月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」(P.13)
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