第三十四號海防艦の艦歴

 年 月 日:艦歴

19.03.25:起工、仮称艦名:第2717號艦 19.05.10:命名:達第153号:「第三十四號海防艦」 19.05.10:類別等級制定:内令第661号:種別:海防艦、類別:海防艦、艦型:第二號型 19.05.10:本籍仮定:内令第663号ノ2:横須賀鎮守府 19.06.26:艤装員長:海軍少佐 井代 四良 19.07.06:進水 19.07.09:艤装員事務所を株式會社東京石川島造船所第二工場内に設置し事務を開始 19.08.04:艤装員長:海軍大尉 吉野 岩雄 19.08.25:竣工、艤装員事務所を撤去 19.08.25:本籍:内令第995号:横須賀鎮守府、役務:警備海防艦 19.08.25:海防艦長:海軍大尉 吉野 岩雄
19.08.25:戦時編制:呉鎮守府部隊呉防備戦隊 19.08.31:1400(N33.45-E135.12)敵潜らしきものを探知爆雷攻撃8個
19.10.04:戦時編制:海上護衛総司令部第一海上護衛隊 19.10.04:艦船番号:(74) 19.10.04:船体、兵器、機関、修理整備(10.09まで) 19.10.09:呉〜10.10門司10.14〜10.15佐世保 19.10.18:(ミ23船団護衛)佐世保〜      〜10.19 1430 「第三十八號海防艦」と「第百二號哨戒艇」が対潜攻撃のため列外に出る〜      〜10.20 0300 「第三十八號海防艦」が合同〜      〜10.21 1710 「第百二號哨戒艇」が合同〜      〜10.24 1100 臨時配當船雲仙丸」、特設運送船廣田丸」、陸軍徴傭船陽海丸」を護衛し             「第三十八號哨戒艇」と「第百二號哨戒艇」が船団から分離〜      〜10.24 1601 「第四十六號海防艦」が敵潜らしきものを探知し攻撃に向かう〜      〜10.24 1905 「第四十六號海防艦」が船団に合同〜      〜10.25 0135 「第四十六號海防艦」が船団より分離、敵潜制圧に当る〜      〜10.25 0215(N25.07-E119.45)海軍配當船江原丸」、海軍配當船松本丸」被雷〜      〜10.25 0425 対潜掃蕩〜      〜10.25厦門 19.10.25:厦門〜10.27高雄 19.10.27:高雄〜10.28馬公 19.10.29:(ミ23船団護衛)馬公〜      〜10.29 1330 「第十六號海防艦」「第三十四號海防艦」が船団に合同〜      〜10.30 1143 「第二十號海防艦」が船団より分離〜      〜10.31 0720 船団より分離し機関故障の二番船「山口丸」を警戒〜      〜海軍配當船第二勇山丸」護衛〜      〜11.03楡林 19.11.01:海防艦長:海軍少佐 吉野 岩雄 19.11.06:一、二号送風機修理(11.12まで) 19.11.12:(「第二勇山丸」護衛)楡林〜      〜ミ25船団に合同、海軍配當船「第二勇山丸」沈没〜      〜11.14スアンダイ 19.11.15:スアンダイ〜11.20上川島11.20〜11.20萬山11.21〜11.21香港 19.11.23:香港〜11.25高雄 19.11.30:(タマ33船団護衛)高雄〜 19.12.10:戦時編制:海上護衛総司令部第一護衛艦隊
20.01.01:戦時編制:大海幕機密第608号ノ174:海上護衛総司令部第一護衛艦隊第百二戦隊 20.01.01:艦隊区分:隊番号:20、艦船番号:(24) 20.01.01:(ヒ84船団護衛)キノン〜01.02ツーラン01.02〜01.04横欄01.05〜01.09舟山島01.10〜01.13門司 20.01.14:門司〜01.15呉 20.01.16:呉海軍工廠にて機関修理(01.23まで) 20.01.24:呉〜01.25門司 20.01.26:(モス01船団護衛)門司〜01.28馬路海01.29〜02.03海壇島 20.02.04:海壇島〜02.06馬公 20.02.06:第百二戦隊電令第2号:      2.屋代は修理完成次第、速に舟山島に回航すべし        爾余の各艦は現任務終了後、速に定海に於て当隊に合同すべし      3.2月15日頃より約20日間当戦隊及び九三一空を以て台湾北部、中支沿岸附近敵潜掃蕩作戦        (AS一作戦)実施の予定 20.02.07:馬公〜02.08汕頭 20.02.09:(スシ01船団第二分団護衛)汕頭〜      〜02.10 陸軍徴傭船第十二多聞丸」と触衝、艦首水線上1米の所より上甲板約2米後方に屈折凹所〜      〜02.13海壇島南口02.13〜      〜02.15七洋口02.16〜02.17揚子江ミヅルグラウモンド02.18〜02.18上海 20.02.18:重油搭載100t、艦首修理 20.02.20:上海〜02.21定海 20.02.21:定海〜      〜02.22 0000 AS一作戦開始(02.12:第一護衛艦隊電令第62号:AS一部隊編成)〜      〜QM哨区哨戒〜      〜03.03泗礁山 20.03.--:艦隊区分:第一〇二戦隊、隊番号:12  20.03.04:練習巡洋艦鹿島」より重油補給20t 20.03.04:泗礁山〜03.11泗礁山 20.03.11:練習巡洋艦「鹿島」より重油補給70t 20.03.11:泗礁山〜03.12上海 20.03.12:2400 AS一作戦終結 20.03.13:0000 AS二作戦開始(AS二作戦命令第1号:掃蕩部隊掃蕩隊) 20.03.15:上海〜      〜03.16 K哨区対潜掃蕩〜      〜03.17 1200 AS二作戦終結〜      〜03.18臺州湾 20.03.18:1040 臺州湾海門西方約1浬に不時着した二式大艇の捜索のため、内火艇、短艇各一を派遣 20.03.18:1730 内火艇、短艇帰艦 20.03.19:臺州湾〜      〜03.19 0000 AS三作戦開始(第三哨戒部隊)〜      〜03.19定海 20.03.19:定海〜03.29佐世保 20.03.29:佐世保海軍工廠にて推進器換装、艦首觸衝部復旧工事並電探装備 20.04.03:軍隊区分:AS三部隊第三哨戒部隊電令第11号(03.31)第十四掃蕩隊 20.04.03:軍隊区分:第一護衛艦隊電令作第21号:東海哨戒部隊 20.04.--:(サシ03船団護衛)佐世保〜      〜04.15 0105 「第二百七號海防艦」が合同〜      〜04.15 1518 「第二百七號海防艦」が護衛を止め哨区に向う〜      〜泗礁山 20.04.15:第三哨戒部隊電令作第13号:      1.海二、海三四、屋代は第一護衛艦隊電令作第34号の任務終了後、泗礁山にて待機せよ      2.屋代は便宜泗礁山発18日1200DE哨区にて海四一に合同する如く行動すべし 20.04.25:軍隊区分:第三哨戒部隊電令第22号:第十五掃蕩隊 20.04.25:(シモ02船団護衛)泗礁山〜      〜所安港附近にて護衛終了〜      〜所安港 20.05.05:軍隊区分:第一護衛艦隊電令作第50号(05.01附):鮮南哨戒部隊第二哨戒部隊 20.06.01:軍隊区分:第一護衛艦隊電令作第72号(05.27附):鮮南方面海防部隊 20.06.01:軍隊区分:鮮南方面海防部隊電令作第1号:哨戒部隊
20.07.05:戦時編制:海上護衛総司令部第一護衛艦隊第二海防隊 20.07.05:海防隊編制:内令第601号:第二海防隊 20.08.01:海防艦長:海軍少佐 西田 祐志 20.08.25:役務:内令第747号:第一豫備海防艦 20.10.17:海防艦長:海軍中佐 角町 與平 20.11.27:海防艦長:海軍少佐 中村 乾一 20.12.01:除籍
20.12.01:入籍:内令第6号:特別輸送艦、横須賀地方復員局所管 20.12.01:艦長:第二復員官 中村 乾一 20.12.20:内令第12号:「海第三十四號」と呼称 21.01.11:艦長:第二復員官 白戸 敏造 21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅) 21.04.01:艦長:第二復員事務官 白戸 敏造 21.05.18:艦長:第二復員事務官 武田 新太郎 21.09.05:復二第230号:特別保管艦に指定(08.10附) 22.06.01:臨時艦長:復員事務官 田中 常治
22.07.05:除籍:復二第468号

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兵装

(計画時)
 四十五口径十年式十二糎高角砲2門、
 九六式二十五粍三聯装機銃2基、九九式軽機銃2挺、一四式拳銃13丁、九九式小銃39挺、
 九六式三米高角測距儀一型1基、九六式六十六糎測距儀1基、
 九三式二号水中聴音機小艦艇用甲1基、九三式探信儀一型1基、須式七十五糎探照燈四型改一1基、
 二号電波探知機二型改二1基、
 仮称三式投射機12基、爆雷投下軌道1條、九五式爆雷120個。

写真資料

 雑誌「世界の艦船」海人社 1996年2月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」(P.47)
 雑誌「世界の艦船」海人社 2017年12月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」(P.47)
 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫(2348)

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