海軍配當船(その1)
海軍配當船について
海軍配當船とは船舶運營會から海軍が傭上げをした船腹を海軍運輸本部長又は海軍大臣の定める者が運航する船舶を指し、主として内地と南方軍政地域間又は南方軍政地域相互間の物資及人員の輸送につくことを任務としました。詳しくは海軍配當船舶取扱要領をご覧ください。昭和18年8月23日兵備三機密第18号の8の37にて37隻(さらに2隻追加)の徴傭船を8月31日附で解傭し海軍配當船とすることが決定されました。これらは応急油槽船や捕鯨母船であり、その後海軍配當船となったものも多くは油槽船でした。
昭和18年から昭和20年にかけて計5回海軍配當船の一覧表が「海軍公報」に掲載されており、本サイトではそれらに掲載されてある船舶を取り上げました。これらの一覧表は、ある一時点での一覧表であるため、各一覧表の作成間に海軍配當船となったものの、沈没その他の要因にて海軍配當船でなくなったものは掲載されておりません。従って、本サイトにおいてすべての海軍配當船をご紹介しているわけではありませんのでご注意ください。また、他の資料から判明した海軍配當船を(その8)の最後と附録にまとめてあります。
なお、海軍配當船の中で特筆に値するのは「しまね丸」で飛行甲板を備えていました。
海軍配當船の諸元
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海軍配當船の船歴
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北安丸
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南丸
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日鐵丸
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山幸丸
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松祐丸
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昭永丸
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金津丸
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日達丸
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第五雲海丸
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コ和丸
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日南丸
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日鶴丸
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日翼丸
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光コ丸
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第二圖南丸
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第三圖南丸
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西安丸
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松本丸
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滿珠丸
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五洋丸
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写真出典:
- 北安丸:雑誌「世界の艦船」2013年1月号(海人社)「思い出の日本貨物船その197」
- 南丸:雑誌「海運」昭和18年1月号 (日本海運集会所出版部)
- 山幸丸(推定):"UGLY DUCKLINGS" Nval Institute Press", S.C. Heal
- 昭永丸(推定):"Naval History and Heritage Command"
- 金津丸:(撮影者)木下卯八、(所蔵)小樽市博物館
- 日鐵丸:雑誌「海洋少年」昭和18年7月号(海と空社)
- コ和丸:「日東商船株式会社社史」 (ジャパンライン株式会社)
- 光コ丸:「大光商船小史」(馬場大光商船株式会社)
- 第二圖南丸、第三圖南丸:「船舶百年史前篇」(有明書房)上野喜一郎
- 西安丸:雑誌「船の科学」1997年01月号(船舶技術協会)「日本商船隊の懐古 No.210」山田早苗
- 松本丸:雑誌「船の科学」1987年12月号(船舶技術協会)「日本商船隊の懐古 No.101」山田早苗
- 滿珠丸:「汽船表(別冊冩眞帳)」(海軍省軍務局編)
- 五洋丸:「営業案内」(川崎重工業株式會社艦船工場)
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