年 月 日:船歴
11.06.20:起工 11.12.06:進水、命名:昌榮丸 12.03.10:竣工
12.03.12:船舶検査証書交付 12.04.--:新規登録:所有者:嶋谷汽船株式會社 12.05.06:傭船者:日魯漁業株式會社(07.04まで)
12.--.--:徴傭:陸軍、船番号:190 〜12.18大沽 13.05.19:大沽内港に向け出港 〜06.04大沽 13.06.05:0740 内港に向う 13.06.07:塘沽〜 --.--.--:解傭
14.03.17:中間検査 16.04.--:定期検査
16.09.07:徴傭 16.09.10:淺野船渠にて艤装工事開始 16.09.20:入籍:内令第1093号:特設砲艦、横須賀鎮守府所管 16.09.20:砲艦長:海軍豫備大尉 石井 次郎 16.09.22:石井豫備大尉着任 16.10.15:戦時編制:横須賀鎮守府部隊横須賀警備戦隊 16.10.15:砲艦長:海軍豫備少佐 石井 次郎 16.12.06:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第14号:警備部隊 16.12.06:横須賀〜 16.12.08:館山〜 16.12.09:横警戦機密21番電: 14日0500以後哨区N八、九、一〇第二哨戒法、但し引返し点Oに移動することを得 16.12.11:横警戦機密21番電:「駒橋」到着後哨区N八、九 16.12.12:横警戦機密31番電:14日1800迄その付近にて現任務を続行後哨区N五、六 16.12.13:横警戦機密32番電:直ちに哨区N五、六に就け 16.12.15:哨区発 〜12.19横須賀 16.12.31:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第31号:警備部隊より削除 16.12.31:戦時編制:聯合艦隊第五艦隊 17.01.12:横須賀〜哨戒〜館山湾 17.01.19:官房機密第597号:横須賀海軍工廠をして九米内火艇搭載の件訓令 17.02.01:戦時編制:聯合艦隊第五艦隊第一監視艇隊 17.02.01:特設監視艇隊編制:内令第195号:第一監視艇隊 17.02.01:軍隊区分:北方部隊哨戒部隊第一哨戒隊旗艦 17.02.03:館山湾〜02.03横須賀 17.02.04:清水搭載 17.02.05:石炭搭載 17.02.06:石炭搭載 17.02.09:酒保物品搭載 17.02.13:糧食、石炭、清水搭載 17.02.14:横須賀〜 〜02.19 0000 哨区着〜 〜02.19 1425 特設巡洋艦「赤城丸」と会合、監視艇の指揮を継承〜 〜02.24 1600 撤哨〜 〜02.27 0730 反転、特設監視艇「第五千秋丸」の救助に向う〜 〜02.27釧路 17.02.25:特設監視艇隊編制:内令第353号:第一監視艇隊 17.02.25:軍隊区分:北方部隊哨戒部隊第一哨戒隊旗艦 17.03.01:清水搭載(03.03まで) 17.03.02:石炭搭載 17.03.05:釧路〜 〜03.07 1300 特設巡洋艦「赤城丸」と会合〜 〜03.09 1400 哨区着〜 〜03.09 1500 特設巡洋艦「赤城丸」と会合〜 〜03.17 1300 撤哨〜 〜03.20 0730 特設巡洋艦「赤城丸」と会合〜 〜03.21釧路 17.03.22:清水搭載(03.24まで) 17.03.23:石炭搭載 17.03.23:特設運送船「第二號東光丸」より生糧品を補給 17.03.25:生糧品、酒保物品搭載 17.03.26:釧路〜 〜03.30 1200 哨区着〜 〜04.08 1300 撤哨〜 〜04.10厚岸 17.04.10:軍隊区分:北方部隊哨戒部隊第一哨戒隊旗艦 17.04.11:厚岸〜04.12釧路 17.04.12:特設運送船「第二號東光丸」より生糧品を補給 17.04.14:石炭搭載 17.04.14:清水搭載(04.18まで) 17.04.18:石炭搭載 17.04.18:釧路〜 〜04.18 1530 釧路湾外にて機銃試射〜 〜04.20 0100 哨区着〜 〜04.21 東経151度の新哨戒線に移動〜 〜04.24 1620 特設砲艦「第十榮丸」と会合〜 〜04.28 2115 機械故障〜 〜04.29 0200 機械復旧〜 〜04.30 1230 特設巡洋艦「赤城丸」と会合〜 〜05.01 1200 撤哨〜 〜05.05横須賀 17.05.06:清水搭載(05.07まで) 17.05.09:石炭搭載(05.10まで) 17.05.12:迷彩塗粧及び味方識別標識実施 17.05.12:石炭、酒保物品搭載 17.05.13:清水搭載 17.05.15:横須賀〜 〜05.16 0014 勝浦燈台より78度31浬にて雷撃を受けるが回避〜 〜05.16 2140 雷撃を受けるが回避、八糎砲9発発射〜 〜05.18 1500 哨区着〜 〜05.21 1625 特設監視艇「第貮海南丸」と会合〜 〜05.24 特設監視艇「高貴丸」、同「第貮海南丸」、同「第三八千代丸」、 同「楡林丸」と会合〜 〜05.25 特設砲艦「第十榮丸」、特設監視艇「高貴丸」、同「第一紀寶丸」と会合〜 〜05.26 特設監視艇「第一紀寶丸」、同「第三八千代丸」、同「楡林丸」、 同「勝榮丸」、特設砲艦「第十福榮丸」、同「第五千秋丸」、 同「第一大~丸」、同「第一日東丸」と会合〜 〜05.28 1200 撤哨〜 〜05.31館山 17.06.01:館山〜06.01横須賀 17.06.03:清水搭載 17.06.04:石炭(06.06まで)、酒保物品搭載 17.06.06:清水搭載 17.06.06:砲艦長:海軍豫備大尉 横田 志茂喜 17.06.07:横須賀〜 〜06.12 1200 哨区着〜 〜06.14 1040 特設巡洋艦「赤城丸」と会合〜 〜06.15 1600 特設監視艇「第一大~丸」と会合〜 〜06.17 0000 「カ」「コ」(東経151度)哨戒線に移動〜 〜06.19 1500 哨区着〜 〜06.19 特設監視艇「三重丸」、同「第五千秋丸」と会合〜 〜06.22 1200 撤哨〜 〜06.25横須賀 17.06.26:酒保物品搭載 17.06.29:清水搭載 17.06.30:貯糧品搭載 17.07.01:石炭搭載(07.03まで) 17.07.03:清水搭載 17.07.05:横須賀〜 〜07.05 1415 速力試験(平均速力10.92浬)〜 〜07.08 0700 哨区着〜 〜07.09 特設監視艇「第十六南進丸」、同「rキ丸」、同「第貮月浦丸」と会合〜 〜07.10 1750 特設監視艇「第五h鼕ロ」と会合〜 〜07.11 0800 特設監視艇「鳥海丸」と会合〜 〜07.12 特設監視艇「第二十七南進丸」、同「鳥海丸」、特設監視艇「第二十二南進丸」、 同「第貮月浦丸」、同「rキ丸」と会合〜 〜07.12 1825 特設巡洋艦「赤城丸」と会合〜 〜07.13 特設監視艇「rキ丸」、同「第三朝洋丸」と会合〜 〜07.14 特設監視艇「第十六南進丸」、同「第壹海南丸」、同「第貮海南丸」と会合〜 〜07.15 特設監視艇「新勢丸」、同「第一コ丸」、同「第三十五南進丸」と会合〜 〜07.16 0732 特設監視艇「第三明~丸」と会合〜 〜07.16 1945 特設監視艇「第二十八南進丸」、同「第十二明~丸」と会合〜 〜07.17 0505 特設巡洋艦「赤城丸」と会合〜 〜07.17 特設監視艇「第五千秋丸」、同「第三明~丸」と会合〜 〜07.18 0830 特設監視艇「第三盛進丸」と会合〜 〜07.19 特設監視艇「第一大~丸」、同「第二號稲荷丸」と会合〜 〜07.20 1615 特設監視艇「第一コ丸」と会合〜 〜07.21 1200 撤哨〜 〜07.24横須賀 17.07.28:横須賀〜07.28浦賀 17.08.06:浦賀船渠株式會社分工場にて入渠 17.08.06:舵、主錨鎖修理(08.10まで) 17.08.07:小錨搬出用ダビット位置変更工事(08.10まで) 17.08.10:出渠 17.08.15:前檣見張所改造工事(08.18まで) 17.08.16:係船桁新設工事(08.18まで) 17.08.20:浦賀〜08.20横須賀 17.08.24:石炭搭載(08.25まで) 17.08.25:清水搭載 17.08.27:糧食搭載 17.08.29:糧食、酒保物品搭載 17.08.30:清水、石炭搭載 17.08.31:横須賀〜 〜09.03 1200 着哨〜 〜09.17 1200 特設監視艇「第三明~丸」と会合〜 〜09.19 1200 撤哨〜 〜09.22横須賀(Y一番) 17.09.24:石炭搭載 17.09.27:酒保物品、糧食搭載 17.09.27:十二糎双眼望遠鏡新設 17.09.28:石炭、糧食搭載 17.09.29:七粍七機銃増設 17.09.29:横須賀〜 〜10.01 1800 着哨〜 〜10.09 撤哨〜 〜10.12横須賀 17.10.17:石炭搭載(10.18まで) 17.10.19:糧食、酒保物品搭載 17.10.21:石炭、清水搭載 17.10.22:横須賀〜 〜10.25 着哨〜 〜11.04 1200 撤哨〜 〜11.07横須賀 17.11.15:石炭、清水搭載 17.11.16:九三式十三粍聯装機銃装備 17.11.17:糧食、酒保物品搭載 17.11.18:石炭、清水搭載 17.11.19:横須賀〜 〜11.22 着哨〜 〜11.22 1640(N35.40-E149.00)対空戦闘:八糎四番砲威嚇射撃2発〜 17.11.25:軍隊区分:機密北方部隊電令作第193号:哨戒部隊より除く 17.11.25:戦時編制:聯合艦隊第五艦隊第二十二戦隊第一監視艇隊 〜12.01 1200 撤哨〜 〜12.04横須賀 17.12.12:釣床フック新設工事完成 17.12.14:二番、三番船艙昇降口コーミング及び蓋新設工事完成 17.12.17:被服庫新設工事完成 17.12.20:野菜兼糧食庫新設工事完成 17.12.21:横須賀〜東京湾外にて第一類教練作業〜12.22横須賀 17.12.24:糧食、酒保物品搭載 17.12.25:舵、鎖伸縮転?、舷梯、繋船桁修理工事完成 17.12.25:清水、石炭搭載(12.26まで) 17.12.26:機密図書箱新設工事完成 17.12.27:横須賀〜 〜12.30 着哨〜 〜01.11 撤哨〜 〜01.16 爆雷投下訓練〜 〜01.17横須賀 18.02.01:清水搭載 18.02.02:燃料、貯糧品搭載 18.02.03:燃料、清水搭載 18.02.06:四年式一米半測距儀新設工事完成 18.02.07:二キロ信号燈新設工事完成 18.02.08:横須賀〜 〜02.10 1200 着哨〜 〜02.17 1800(N33.25-E147.59)主機械故障の特設監視艇「第三朝洋丸」救援に向う〜 〜02.18 1200 特設監視艇「第三朝洋丸」に合同、護衛〜 〜02.19 1405 特設砲艦「安州丸」と会合〜 〜02.21 1200 撤哨〜 〜02.25横須賀 18.02.26:石炭、糧食搭載 18.02.27:貯糧品搭載 18.03.01:艦長室伝声管及び測距儀用伝声管新設工事(03.05まで) 18.03.01:軍醫長室、寝台改装工事(03.06まで) 18.03.01:電信室寝台取外、机新設工事(03.07まで) 18.03.01:士官寝室利のリューム4箇所修理(03.08まで) 18.03.04:酒保物品、石炭搭載 18.03.05:爆雷搭載 18.03.06:弾薬搭載 18.03.07:石炭、清水搭載 18.03.08:生糧品、清水搭載 18.03.09:横須賀〜 〜03.12 着哨〜 18.03.15:特設監視艇隊編制:内令第452号:第一監視艇隊より削る 18.03.15:除籍:内令第453号
18.03.15:入籍:内令第443号:特設運送船(雑用船)、横須賀鎮守府所管 18.03.15:戦時編制:海軍省配属、特設運送船(乙) 〜03.24 0200 「ヌ」哨戒線(148度線)に移動〜 〜03.26 1200 撤哨〜 〜03.28横須賀 18.03.29:生糧品、清水搭載 18.04.14:日本鋼管株式會社鶴見造船所にて艤装工事開始 18.05.10:艤装工事完了 18.05.16:(第3516船団)横須賀〜05.27トラック 18.06.02:(第1023船団)トラック〜06.06ラバウル 18.06.19:ラバウル〜06.20ブカ06.23〜06.24ラバウル 18.06.25:ラバウル〜06.26ブカ06.27〜06.28ブイン06.28〜06.29ラバウル 18.07.09:ラバウル〜07.13トラック 18.07.31:(第1312船団)トラック〜08.04ラバウル 18.08.07:ラバウル〜08.09キャビン08.10〜08.13トラック 18.08.21:(第4821船団)トラック〜 〜08.22 1705(N10.13-E147.22)特設運送船「會昌丸」被雷沈没〜 〜08.29横須賀 18.09.01:横須賀〜09.01東京 18.09.02:株式會社東京石川島造船所にて修理 18.09.22:修理完了〜09.23芝浦 18.09.25:芝浦〜09.25横浜09.27〜09.27横須賀 18.09.30:(第7930船団)横須賀〜 〜10.01 1200 「第二十七號掃海艇」が船団護衛終了〜 〜10.05佐伯 18.10.07:佐伯〜10.18パラオ10.20〜10.27バリックパパン 18.10.26:三井船舶株式會社は嶋谷汽船株式會社を吸収合併 18.4Q :変更登録:所有者:三井船舶株式會社 18.11.02:バリックパパン〜11.04マカッサル11.12〜11.19昭南11.26〜11.29西貢 18.12.30:(現在)機関故障のため西貢碇泊中 19.01.01:(現在)南西方面艦隊雑用船 19.02.15:軍隊区分:南西部隊電令作第253号:濠北部隊 19.02.16:若松〜02.17神戸〜02.19大阪湾外02.20〜02.20尾鷲湾02.21〜 〜02.21伊勢湾02.22〜02.22館山02.23〜02.23横浜02.29〜03.01伊勢湾03.02〜 〜03.02尾鷲湾03.03〜03.04門司 19.03.08:(モタ09船団)門司〜03.08富江03.09〜 〜03.11 0950 落伍船「忠洋丸」捜索の為、「第三十八號哨戒艇」が約2時間反転〜 〜03.13 1130 敷設艇「前島」が護衛に加入〜 〜03.13 1844(N25.58-E121.34)「第三十八號哨戒艇」が敵潜水艦らしきものを探知〜 〜03.13 1851 「第三十八號哨戒艇」が爆雷50個を反復投射〜 〜03.14馬公 19.03.15:(モタ09船団)馬公〜 〜03.15 1210 「第三十八號哨戒艇」が船団に復帰〜 〜03.15高雄 19.03.24:高雄〜 〜03.29仏印キクイキ03.30〜04.01聖雀04.01〜04.01西貢04.02〜04.02聖雀04.04〜 〜04.07セレター 19.04.12:セレター〜04.13バンカ島04.15〜04.17スラバヤ04.26〜04.30ケンダリ05.08〜05.10アンボン 19.05.18:アンボン〜05.20バボ05.22〜05.22コカス05.23〜05.26アンボン 19.06.06:アンボン〜06.10マリフット 19.06.10:軍隊区分:機密濠北部隊命令作第8号:附属部隊 19.06.13:マリフット〜06.13ハテタバコ06.15〜06.15カウ06.17〜06.17マリフット06.19〜 〜06.19ロロバタ06.28〜06.28サマリット06.29〜07.04アンボン 19.07.25:軍隊区分:機密濠北部隊命令作第14号:附属部隊 19.07.27:アンボン〜08.01マリフット08.02〜08.02カウ 19.08.04:カウ〜08.04グルア08.04〜08.04ロロバタ08.05〜08.05マリフット08.06〜08.11アンボン 19.08.14:アンボン〜08.19マカッサル 19.08.29:マカッサル〜09.01スターリング湾09.03〜09.03ケンダリ 19.09.08:「第百四十九號輸送艦」から便乗者乗船 19.09.09:ケンダリ〜09.13マカッサル09.27〜10.02スラバヤ 19.10.07:第百二工作部にて入渠、修理 19.11.11:修理完了 19.12.08:スラバヤ〜12.10ジャカルタ12.15〜12.15ラタイ湾12.16〜 19.12.16:2203 スマトラ向け航行中
19.12.16:沈没 20.02.05:除籍:内令第101号 20.02.01:解傭
喪失場所:S05.57-E104.44 スマトラ南西端チナ岬東方10km付近 喪失原因:英潜水艦Stoic(P.231)の雷撃
昌寶丸、昭コ丸、昭武丸、立山丸。
(開戦時) 四十口径八糎砲4門、機銃。 (17.09.29) 七粍七単装機銃増設。 (17.11.16) 九三式十三粍二聯装機銃装備。
雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和12年1月号 雑誌「海と空」臨時増刊「日本船舶画報2600年版」S15.04 海と空社(P.73) 雑誌「世界の艦船」海人社 2006年4月号「思い出の日本貨物船その116」 「海軍第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会(P.158) 「船舶史稿」船舶部会「横浜」第二巻(P.99) 「商船が語る太平洋戦争」H14.05 野間恒 「商船三井船隊史」 H21.04 野間恒(P.296) 「商船三井 船舶史 1884-2010」 H22.12 木津重俊 "ONI 208-J Japanese Merchant Ships Recognition Manual" (P.150)
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