第十一號驅潜艇の艇歴

 年 月 日:艇歴

13.01.19:起工、仮称艦名:第66號艦 13.05.28:命名:達第88号:第十一號驅潜艇 13.05.28:類別等級制定:内令第418号:種別:特務艇、類別:驅潜艇、艇型:第一號型 13.06.13:信号符字點付:達第92号:JROD 13.09.22:進水 13.11.02:艤装員長:海軍大尉 岡本 孝一 13.11.15:艤装員長:海軍少佐 岡本 孝一 13.11.05:艤装員事務所を鶴見製鐵造船株式會社内に設置し事務を開始 14.02.02:竣工、艤装員事務所を撤去
14.02.02:本籍:内令第72号:舞鶴要港部 14.02.02:所属:内令第73号:舞鶴防備隊 14.02.02:特務艇長:海軍少佐 岡本 孝一 15.04.01:本籍:内令第199号:舞鶴鎮守府、舞鶴防備隊所属 15.11.15:類別等級削除:内令第821号 15.11.15:除籍:内令第822号
15.11.15:類別等級制定:内令第820号:種別:驅潜艇、類別:驅潜艇、艇型:第一號型 15.11.15:本籍:内令第829号:舞鶴鎮守府 15.11.15:驅潜隊編制:内令第836号:第三十一驅潜隊 15.11.15:戦時編制:聯合艦隊第二艦隊第一根據地隊第三十一驅潜隊 15.11.15:驅潜艇長:海軍大尉 石毛 千冬
16.04.10:戦時編制:聯合艦隊第三艦隊第二根據地隊第三十一驅潜隊 16.09.10:驅潜艇長:海軍大尉 角野 鐡男 16.12.01:信号符字改正:達第369号:JZKP 16.12.09:軍隊区分:機密第二急襲隊命令作第3号(11.29附):掃蕩部隊 16.12.09:馬公〜12.10ビガン 16.12.10:軍隊区分:機密第二急襲隊命令作第3号(11.29附):第一警戒隊 16.12.12:ビガン〜基隆 16.12.--:軍隊区分:機密菲島部隊護衛部隊命令第1号:第三護衛隊 16.12.17:(第三輸送船隊護衛)基隆〜      〜12.21 0700 第一、第二護衛隊に合同〜      〜12.22リンガエン湾 16.12.31:サントトーマス〜 17.01.07:マララグ〜01.07ダバオ 17.01.07:軍隊区分:機密蘭印部隊第一護衛隊命令作第1号(01.04附):主隊 17.01.07:(タラカン攻略作戦)ダバオ〜      〜01.07 1830 A点にて第三警戒航行隊形に占位〜       〜01.10 0000 解列、警戒隊としてタラカン泊地に先行〜   〜01.10 1030 260度方向約10kmに国籍不明船発見〜      〜01.10 1050 蘭商船"Baynain"を拿捕〜      〜01.10 1130 驅逐艦「夏雲」が燈船を拿捕し通信を遮断〜      〜01.10 1353 タラカンを出港する砲艦らしきものを発見、間もなく小型汽艇(42t)と判明〜      〜01.10 1400 「第十二號驅潜艇」が小型汽艇(42t)を拿捕、燈船附近に抑留〜      〜01.10タラカン(東方泊地) 17.01.11:燈船より以西水路及び船隊泊地附近警戒 17.01.12:0820 タラカン島敵司令官以下降伏 17.01.21:軍隊区分:機密蘭印部隊第一護衛隊命令作第3号(01.18附):掃蕩隊 17.01.21:(バリクパパン攻略作戦)タラカン〜      〜01.22 1800 別動隊(海風、江風、はばな丸漢口丸)が分離先行〜      〜01.23 1615 特設運送船南阿丸」が至近弾により損傷〜      〜01.23 1625 特設運送船辰~丸」が被弾〜      〜01.23 1746 特設運送船「南阿丸」が被弾〜      〜01.23 2034 第二驅逐隊(村雨、五月雨)、第十一掃海隊が泊地掃海開始〜 〜01.23 2214 泊地掃海終了〜      〜01.23バリクパパン 17.01.24:1910 輸送船隊を護衛し湾外遊弋 17.01.25:0740 泊地帰投 17.02.27:バリクパパン〜02.27アダン湾02.28〜03.01バンジェルマシン、タキスン沖03.02〜03.03クラガン 17.03.08:クラガン〜      〜03.10 0825 第十一掃海隊(第十五號第十六號)、「第二十號掃海艇」が解列〜      〜03.10 1400 巡洋艦「那珂」が護衛を止めて反転〜      〜03.11タンバクボヨ
17.03.10:戦時編制:大海幕機密第571号ノ16:聯合艦隊第三南遣艦隊第三十一特別根據地隊第三十一驅潜隊 17.03.12:タンバクボヨ〜03.13バリクパパン 17.03.15:バリクパパン〜03.20リンガエン湾 17.03.23:リンガエン湾〜03.23ゴロ島哨区〜03.29ナスグブ04.02〜04.02オロンガポ 17.04.02:オロンガポ〜04.02マニラ湾口哨区ナスグブ基地
17.04.10:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第三南遣艦隊第三十一特別根據地隊第三十一驅潜隊 17.05.01:役務:内令第775号:警備驅潜艇 17.05.01:軍隊区分:大海指第91号:作戦に関して聯合艦隊司令長官の指揮に入る 17.05.09:軍隊区分:大海指第95号:作戦に関する聯合艦隊司令長官の指揮を解く 17.05.15:驅潜隊編制:内令第853号:第三十一驅潜隊解隊
17.05.15:戦時編制:呉鎮守府部隊      〜06.27舞鶴 17.08.13:佐伯防信電令作第1号:       第二部隊及び驅潜隊は先任艇長之を指揮し呉防備戦隊電令作第55号に依る対潜掃蕩を       宿毛を基地とし先に依り実施すべし      1.14日1200迄、第十一號驅潜艇、第十號驅潜艇        15日1200迄、第四十六號哨戒艇第十二號驅潜艇        以下而追定む      2.掃蕩区域:E1、E2哨区      3.掃蕩要領:編隊を以て昼夜連続実施するものとし其の他先任艇長所定とす      〜08.13 2110 沖ノ島灯台の161度7.5浬にて「第十號驅潜艇」と隊形をとり掃蕩開始〜      〜08.14 0850 「第十二號驅潜艇」来着〜      〜08.17佐伯 17.08.19:佐伯〜 17.09.07:呉防備戦隊電令作第64号:      1.本日1000警備隊監視艇東経133度北緯32度10分に敵潜水艦二隻発見、針路不明      2.伯防司令は那沙美及び驅潜隊に急派、捕捉撃滅に任ずべし 17.09.07:佐伯防信電令作第3号:       特務艇隊指揮官は第四十六號哨戒艇、那沙美、第十號、第十二號驅潜艇を率い至急出港       呉防備戦隊電令作第64号に依る敵潜撃滅に任ずべし 17.09.07:佐伯防機密第491番電:佐伯防信電令作第3号の掃蕩隊に第十一號驅潜艇を追加す 17.09.08:呉防備戦隊電令作第65号:       8日1200迄、敵情を得ざれば驅潜隊をして一時掃蕩を止め佐伯に帰投せしむべし 17.09.23:呉防備戦隊電令作第71号:       佐伯防備隊司令は驅潜隊、第四十六號哨戒艇(日朗丸護衛任務終了後)を以て       23日2100より特令ある迄E1、E2哨区の対潜掃蕩を実施すべし 17.09.24:呉防備戦隊電令作第72号:   1.雲鷹、明25日1730沖ノ島を出撃す      2.驅潜隊、第四十六號哨戒艇は本日昼間の掃蕩を打切り宿毛湾に待機        日没より呉防備戦隊電令作第71号による掃蕩を再興すべし 17.09.26:呉防備戦隊電令作第73号:   佐伯防備隊司令は驅潜隊を以て26日より28日迄D0、E1、29日E1、D2哨区の       対潜掃蕩一面、毎日夜間に実施すべし 17.10.01:呉防備戦隊電令作第77号:      1.第十一、第十驅潜艇は10月1日夕刻よりD0、E1哨区の対潜掃蕩を実施し        2日深島附近より(1330頃)1900迄第六船団(やすくに丸、愛媛丸、住吉丸)の        直接護衛に任ずべし      2.第十二號驅潜艇は10月2日佐伯出港時より1900迄第六船団の直接護衛に任ずべし 17.07.10:驅潜艇長:海軍豫備大尉 濱本 渉 17.10.--:佐世保にて機関修理中
17.10.15:戦時編制:大海幕機密第574号ノ45:聯合艦隊第四艦隊第四根據地隊第三十一驅潜隊 17.10.15:内令第1904号:第三十一驅潜隊 17.10.--:佐伯〜11.01トラック 17.11.01:驅潜艇長:海軍豫備少佐 濱本 渉 17.11.02:トラック〜11.03トラック 17.11.03:トラック〜11.04トラック 17.11.06:トラック〜対潜掃蕩〜11.09トラック 17.11.12:トラック〜対潜掃蕩〜11.15トラック 17.11.17:トラック〜対潜掃蕩〜11.18トラック 17.11.19:トラック〜対潜掃蕩〜11.20トラック 17.11.21:トラック〜11.22トラック 17.11.23:トラック〜対潜掃蕩〜11.26南水道11.27〜11.27トラック 17.11.28:トラック〜パラオ 17.12.--:パラオ方面護衛任務 17.12.--:パラオ〜01.01パラオ 18.01.07:パラオ〜船団間接護衛〜01.10トラック 18.01.11:トラック〜護衛〜01.14トラック 18.01.19:トラック〜船団護衛並に救助〜01.24トラック 18.01.25:トラック〜護衛〜01.26トラック 18.01.28:トラック〜船団護衛〜02.03トラック 18.02.--:軍隊区分:トラック海上部隊南方部隊 18.02.05:トラック〜02.06トラック 18.02.07:トラック〜護衛〜02.11トラック 18.02.13:トラック〜護衛〜02.14トラック 18.02.15:トラック〜哨区哨戒〜02.17トラック 18.03.02:トラック〜護衛〜03.06トラック 18.03.08:トラック〜護衛〜03.10トラック 18.03.11:トラック〜護衛〜03.16トラック 18.03.18:トラック〜護衛〜03.21トラック 18.03.23:トラック〜護衛〜03.28トラック 18.04.--:船体機関修理
18.05.01:戦時編制:大海幕機密第592号ノ11:聯合艦隊南東方面艦隊第八艦隊第一根據地隊第三十一驅潜隊 18.05.25:(護衛)トラック〜05.28サイパン 18.05.29:(護衛)サイパン〜06.13舞鶴 18.06.01:軍隊区分:機密RX方面防備部隊命令作第31号:RWO海上防備部隊 18.06.--:舞鶴海軍工廠にて入渠修理中 18.07.01:驅潜艇長:海軍少佐 濱本 渉 18.07.--:整備中 18.08.08:舞鶴〜08.09佐伯 18.08.11:呉防戦信令作第48号:       船団出港日時12日0730パラオに向け出港、深島を1030通過、爾後針路42度       北緯30度25分針路180度、速力8節       第四十六號哨戒艇、第十一號驅潜艇はパラオ迄、       第三拓南丸、多摩丸は北緯29度線迄、護衛に任ぜしめらる 18.08.12:(オ208船団護衛)佐伯〜      〜08.13 1315(N29.40-E134.13)「第四十六號哨戒艇」が敵潜探知〜      〜08.13 1945 「第四十六號哨戒艇」が船団に合同〜      〜08.-- ---- 特設掃海艇第三拓南丸」、多摩丸」が護衛を終了〜       〜08.21パラオ
18.11.06:沈没 19.03.20:戦時編制:聯合艦隊中部太平洋方面艦隊第三十根據地隊第三十一驅潜隊 19.07.18:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第三南遣艦隊第三十根據地隊第三十一驅潜隊 20.03.05:戦時編制:大海幕機密第608号ノ210:海上護衛総司令部第一護衛艦隊第三十一驅潜隊 20.08.25:役務:内令第747号:第一豫備驅潜艇 20.09.30:除籍:(機密第261630番電にて予定) 20.09.30:驅潜隊編制:第三十一驅潜隊解隊(機密第261630番電にて予定) 21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
喪失場所:N.-E. ブカ島西方 喪失原因:米陸軍航空隊B-25による空爆

同型艇

 第四號第五號第六號第七號第八號第九號第十號第十二號

兵装

(計画時)
 毘式四十粍二聯装機銃1基、
 三八式歩兵銃17挺、十四年式拳銃6丁、 
 九三式水中聴音機1基、九三式一型探信儀1基、
 九四式投射機2基、爆雷装填台三型2基、爆雷投下軌道1基、九五式爆雷36個。

写真資料

 要調査

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