荒埼の艦歴
年 月 日:艦歴
17.11.10:起工、仮称艦名:第263号艦
18.02.05:命名:達第16号:特務艦「荒埼」(アラサキ)
18.02.05:類別等級制定:内令第196号:種別:特務艦、類別:運送艦、艦型:杵埼型
18.02.27:進水
18.05.07:艤装員長:海軍予備少佐 松本 薫藏
18.05.15:艤装員事務所を日立造船株式會社櫻島造船所内に設置し事務を開始
18.05.29:竣工、艤装員事務所を撤去
18.05.29:本籍:内令第1071号:舞鶴鎮守府、役務:在役特務艦
18.05.29:戦時編制:聯合艦隊所属給糧艦
18.05.29:軍隊区分:聯合艦隊電令作第581号:南東方面部隊
18.05.29:特務艦長:海軍予備少佐 松本 薫藏
18.06.16:特務艦長:海軍予備大尉 梅原 忠衛
18.06.29:特務艦長:海軍大尉 梅原 忠衛
18.08.07:ラバウル〜08.09ショートランド〜ラバウル
18.08.17:(第7701船団護衛)ラバウル〜ダバオ
18.12.17:官房艦機密第6258号:運送艦迷彩塗装の件訓令:二號色
19.02.03:官房艦機密第684号:杵埼型運送艦に二十五粍機銃装備の件訓令
19.02.14:二十五粍機銃装備工事指令
19.02.29:第二警備部隊電令作第290号:
1.第百二號哨戒艇は01日1000バリクパパン発オ一〇二船団、はあぶる丸並那須山丸
(02日1600北緯01度35分東経118度43分にて分離タラカン行)をパラオ迄護衛したる後
ネ二船団(03日パラオ発)護衛に任ずべし
荒埼オ一〇二船団護衛に協力す
2.第三十六號哨戒艇は那須丸山船団分離迄護衛に協力し爾後那須山丸をタラカン湾口迄
護衛し速に帰投すべし
19.03.01:第二警備部隊機密第011235番電:
第二警備部隊電令作第290号に依る船団のバリクパパン発を後令まで延期
19.03.04:第二警備部隊機密第041740番電:
1.第百二號哨戒艇は05日1000バリクパパン発、はあぶる丸をパラオ迄、
ネ二船団(12日パラオ発予定)をバリクパパン迄護衛すべし
2.水偵隊ははあぶる丸船団マンカリハット岬北七十浬附近通過まで対潜警戒に任ずべし
マンカリハット岬通過6日1200と予定す
3.第百六號掃海特務艇はマンカリハット北10浬まで、
荒埼はパラオ迄、はあぶる丸船団護衛に協力
19.03.05:(「はあぶる丸」護衛)バリクパパン〜
〜03.06 マンカリハット岬10浬にて「第百六號掃海特務艇」が護衛を終了〜
〜03.06 海軍配當船「那須山丸」が船団より分離〜
〜03.07 0330(N02.06-E119.37)「第百二號哨戒艇」が敵潜水艦2隻を探知〜
〜03.07 0342 「第百二號哨戒艇」が爆雷攻撃8個〜
〜03.09 2336(N04.06-E128.24)「第百二號哨戒艇」が被雷(不発)〜
〜03.09 2342 「第百二號哨戒艇」が爆雷攻撃4個〜
〜03.12パラオ
19.03.15:(船団)パラオ〜03.18ダバオ
19.04.07:特設運送船「北上丸」に生糧品20tを補給
19.05.12:タウイタウイ
19.05.--:タウイタウイ〜スラバヤ
19.06.01:スラバヤ〜06.03バリクパパン
19.06.09:バリクパパン〜
19.08.06:二艦隊機密第062030番電:8月下旬昭南島にて入渠整備及び機銃増備、水中聴音器新設訓令工事実施の件
19.10.01:官房艦機密第6053号:電波探信儀装備の件訓令
19.10.10:電波探信儀装備工事指令
19.10.26:官房艦機密第7270号:杵埼型運送艦に機銃増備の件訓令
19.11.15:軍隊区分:南西方面部隊第二遊撃部隊
19.12.04:機銃増備工事指令
20.01.23:リンガ泊地〜01.26スラバヤ(予定)
20.01.27:軍隊区分:西方部隊電令作第231号:附属部隊
20.04.01:スラバヤにて兵器装備(04.03まで)並に船体機関修理及び整備(04.17まで)
20.04.09:貯糧品搭載
20.04.10:軍隊区分:SBB電令作第25号:東印部隊附属
20.04.18:スラバヤ〜試運転〜04.18スラバヤ
20.04.18:清水搭載
20.04.19:スラバヤ〜訓練〜04.19スラバヤ
20.04.19:爆雷、燃料搭載
20.04.20:スラバヤ〜04.20プロボリンゴ泊地04.20〜04.21ベノア
20.04.22:補給用生糧品搭載
20.04.23:ベノア〜特設驅潜艇「第十七昭南丸」と合同〜
〜04.23 0858(S08.53-E115.05)雷撃を受けるが被害なし、対潜戦闘:砲、爆雷攻撃〜
〜04.23 2200プロボリンゴ泊地
20.04.24:プロボリンゴ泊地〜04.24スラバヤ
20.04.24:対空戦闘
20.04.25:桟橋横付け、生糧品陸揚
20.04.26:爆雷、真水搭載
20.04.27:スラバヤ〜04.27プロボリンゴ泊地
20.08.15:残存
*20.11.15:特務艦長:海軍大尉 小野 信平(* 21.01.24付公報にて辞令取消し)
20.12.28:特務艦長:海軍少佐 山崎 實
21.02.20:除籍
21.02.20:入籍:内令第28号:特別輸送艦、舞鶴地方復員局所管
21.02.20:艦長:第二復員官 山崎 實
21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
21.04.01:艦長:第二復員事務官 山崎 實
21.04.25:艦長:第二復員事務官 松岡
21.05.30:艦長:第二復員事務官 上杉 一秋
21.06.15:艦長:復員事務官 上杉 一秋
22.01.15:艦長:復員事務官 福島 榮吉
22.03.29:臨時艦長:復員事務官 南部 仲清
22.04.05:艦長:復員事務官 松尾 敬次
22.04.10:復二第276号:特別保管艦に指定
22.05.10:艦長:復員事務官 谷口 敏雄
22.09.07:艦長:復員事務官 廣田 秀三
22.09.18:艦長:復員事務官 永井 博
22.09.20:艦長:復員事務官 田ヶ原 義太郎
--.--.--:除籍
同型艦
杵埼、早埼、白埼。
兵装
四十口径三年式八糎高角砲、九三式十三粍二聯装機銃1基、爆雷8個。
写真資料
雑誌「世界の艦船」海人社 1978年7月号増刊「日本軍艦史3.昭和編」
雑誌「世界の艦船」海人社 1997年3月号増刊「日本海軍特務艦船史」
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.34「特務艦」
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.111「終戦時の帝国艦艇」(P.82)
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房1975年4月号 「日本の小艦艇(続)」(P.121)
「海軍第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会(P.125)
「日本補助艦艇物語」光人社 H05.12 福井静夫著作集第十巻
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2750)
「日本海軍艦艇写真集 巡洋艦」ダイヤモンド社 H17.08 呉市海事歴史科学館(P.194)
「終戦と帝国艦艇」光人社 H23.01 福井静夫(174)
"木島隆オフィシャルサイト"
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