第三十號掃海艇の艇歴
年 月 日:艇歴
18.07.28:起工、仮称艦名:第415號艦
18.08.31:命名:達第202号:第三十號掃海艇
18.08.31:類別等級制定:内令第1778号:種別:掃海艇、類別:掃海艇、艇型:第十九號型
18.08.31:本籍仮定:内令第1779号ノ2:横須賀鎮守府
18.12.09:進水
19.01.05:艤装員事務所を株式會社東京石川島造船所深川工場内に設置し事務を開始
19.01.10:艤装員長:海軍大尉 久保田 陸藏
19.02.05:本籍:内令第308号:横須賀鎮守府、役務:警備掃海艇
19.02.05:竣工、艤装員事務所撤去
19.02.05:戦時編制:呉鎮守府部隊呉防備戦隊
19.02.05:掃海艇長:海軍大尉 久保田 陸藏
19.02.05:0930 引渡式
19.02.05:石川島〜02.05横須賀
19.02.06:被服、需品搭載
19.02.07:石炭、重油、糧食、真水搭載
19.02.08:横須賀〜02.10佐伯
19.02.15:燃料、糧食搭載
19.02.17:佐伯〜出動訓練〜02.17広島湾
19.02.18:広島湾〜対潜攻撃諸訓練〜02.18阿部島
19.02.19:阿部島〜対潜攻撃諸訓練〜爆雷教練投射〜02.19臼杵湾
19.02.20:臼杵湾〜主砲、機銃、対空・対水上教練射撃〜02.20佐伯
19.02.21:石炭搭載
19.02.22:佐伯〜主砲、機銃、対空・対水上教練射撃〜02.22臼杵湾
19.02.23:臼杵湾〜対潜攻撃諸訓練〜爆雷教練投射〜02.23安下庄湾
19.02.24:艇内工作により手動式爆雷投下軌道(14個載)新設
19.02.24:安下庄湾〜水中測的訓練〜02.24佐伯
19.02.25:対潜艦艇急速訓練終業式
19.02.26:佐伯〜02.26呉
19.02.28:搭載作業
19.02.29:搭載整備作業
19.02.29:呉〜03.01六連
19.03.01:(モタ07船団護衛)六連〜
〜03.02 2212(N31.04-E130.33)敵潜水艦を聴音探知発見〜
〜03.02 2214 爆雷投射7個〜
〜03.02 2240 爆雷投射5個〜
〜03.02 2320 爆雷投射5個〜
〜03.03山川
19.03.03:九五式爆雷33個補給
19.03.03:山川〜
〜03.03 1720 鹿児島湾五位野沖にてモタ07船団と合同〜
〜03.03鹿児島湾
19.03.04:(モタ07船団護衛)鹿児島湾〜
〜03.05 1320(N32.29-E128.02)浮流機雷1個爆破処分〜
〜03.05 1630 更に西方13浬に浮流機雷4個発見、赤旗付根無浮標を設置し船団を追う〜
〜03.07 1200 船団から落伍した「白鹿丸」と合同、船団を捜索〜
〜03.07 1620 モタ07船団と合同、海軍配當船「日新丸」捜索の為、反転〜
〜03.09 0700 海軍配當船「日新丸」と合同〜
〜03.09 1000 モタ07船団と合同、漁夫2名救助〜
〜03.09高雄(港外)
19.03.09:1440 新濱岸壁に横付け、重油搭載
19.03.09:菲島部隊電令作第150号:
H船団の護衛区分左の通定む(船団番号、護衛艦、マニラ発予定日)
H二二 隼、第三十號掃海艇 十八日
19.03.11:石炭搭載
19.03.12:弾薬搭載
19.03.13:(タマ11船団護衛)高雄〜
〜03.13 2000 威嚇投射〜
〜03.16 0805 潜望鏡らしきものを発見し爆雷攻撃〜
〜03.16マニラ
19.03.15:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第三南遣艦隊第三十二特別根據地隊
19.03.17:石炭、重油搭載
19.03.19:糧食、真水搭載
19.03.20:便乗者40名乗艇
19.03.20:(H22船団護衛)マニラ〜
〜03.22 1116 潜水艦らしきものを探知し爆雷攻撃〜
〜03.23 1530 バシラン海峡にて特設驅潜艇「第十二京丸」に護衛を引継ぎ船団より分離〜
〜03.23 2200 遭難零式観測機の救助に向う〜
〜03.24 0700 パリンバン角の225度14浬にて不時着機発見〜
〜03.24 0816 搭乗員2名救助、機体の曳航を試みるが転覆沈没〜
〜03.24サランガニ
19.03.24:便乗者退艇
19.03.24:サランガニ〜03.25ダバオ
19.03.25:重油、真水搭載
19.03.26:九五式爆雷改一、糧食搭載
19.03.28:石炭、弾薬、真水搭載
19.03.28:菲南部隊電令作第63号:
1.第三十號掃海艇、八代丸は便宜ダバオ発H二二船団護衛後、第三十號掃海艇はザンボアンガ、
八代丸はダバオに帰投すべし
19.03.31:真水搭載
19.04.01:菲島部隊電令作第251号:
H二二船団はサンギ島南方を経てカウに直行せよ
19.04.01:(H22船団護衛)ダバオ〜ザンボアンガに向い避退の途次反転〜04.03カウ
19.04.04:重油搭載
19.04.04:カウ〜04.04ワシレ
19.04.05:菲南部隊電令作第71号:
第三十號掃海艇任務終了後、速やかにザンボアンガに回航待機すべし
19.04.05:(M16船団護衛)ワシレ〜
〜04.05 1916 水雷艇「隼」分離〜
〜04.06タラウド島
19.04.06:ベウ基地にて航空燃料を卸す
19.04.06:菲南部隊電令作第73号:
第三十號掃海艇はザンボアンガ回航を取止め至急ダバオに帰投せよ
19.04.06:(M16船団護衛)タラウド島〜
〜04.07 0400(N05.25-E126.17)ダバオ湾口にて敵浮上潜水艦を発見、船団を避退させ追跡〜
〜04.07 スコールにより敵潜水艦を見失う〜
〜04.07 0600 船団を収容しダバオに向う〜
〜04.07ダバオ
19.04.08:重油、真水、糧食搭載
19.04.08:ダバオ〜04.09ザンボアンガ
19.04.10:重油、真水、糧食搭載
19.04.10:ザンボアンガ〜04.11カガヤン
19.04.11:2000 陸軍1個中隊(片桐大隊)乗艇
19.04.12:カガヤン〜
〜04.12 0600 カミギン島南岸に陸軍部隊を揚陸〜
〜04.12 0806 ミンダナオ北岸タリサヤン砲撃〜
〜04.12 1150 陸軍部隊収容〜
〜04.12 1251 カナウアヨルに対し砲撃〜
〜04.12 1616 潜水艦らしきものを探知発見し爆雷攻撃〜
〜04.12スリガオ
19.04.13:スリガオ〜
〜04.13 0900 メルガにて陸軍部隊を揚陸〜
〜04.13 1120 陸戦隊揚陸〜
〜04.13 1310 陸戦隊帰艇〜
〜04.13 1510 陸軍部隊収容〜
〜04.13スリガオ
19.04.14:スリガオ〜
〜04.14 1145 帆船臨検〜
〜04.14マサペリット
19.04.15:マサペリット〜
〜04.15 0535 ギガキットにて陸軍部隊を揚陸中、敵の反撃を受け、主砲、機銃を以て制圧〜
〜04.15 0630 陸軍部隊揚陸成功〜
〜04.15 1355 陸軍部隊収容〜
〜04.16リアンガ
19.04.16:リアンガ部落を銃砲撃
19.04.16:リアンガ〜04.17マテ
19.04.17:陸軍部隊退艇
19.04.18:マテ〜04.18ダバオ
19.04.18:陸軍残留部隊退艇
19.04.19:0800 ササ桟橋に回航重油搭載
1300 ダバオ帰投
19.04.20:菲南部隊電令作第80号:
第三十號掃海艇は聖川丸ダバオ、バリクパパン間護衛に従事したる後、ザンボアンガに帰投すべし
19.04.20:載炭、特設運送艦「聖川丸」にて行動打合せ
19.04.21:爆雷搭載
19.04.22:(「聖川丸」護衛)ダバオ〜
〜04.22 1650 特設運送艦「聖川丸」機械故障につき付近を対潜警戒〜
〜04.23 0019 特設運送艦「聖川丸」故障復旧〜
〜04.25バリクパパン(港外)
19.04.25:特設運送艦「聖川丸」に横付け、重油35t、真水搭載
19.04.25:菲島部隊電令第290号:
菲南部隊指揮官は第三十號掃海艇をして聖川丸護衛任務終了後タラカンに回航、
鹽屋のバリクパパン経由ダバオ間護衛に任ぜしむべし
19.04.26:菲南部隊電令作第84号:
第三十號掃海艇は菲島部隊電令第290号の任務に従事すべし
19.04.26:1434 転錨、桟橋横付け、石炭、糧食搭載
19.04.27:0940 転錨
19.04.27:バリクパパン〜04.28タラカン
19.04.29:(「足摺」護衛)タラカン〜
〜04.30 1934 威嚇投射〜
〜05.01バリクパパン(六号桟橋)
19.04.30:菲南部隊電令作第86号:
鹽屋機密第231番電に依り足摺をバリクパパン迄護衛したる後、鹽屋護衛ダバオに回航すべし
19.05.01:石炭40t、重油38.7t搭載
1800 A2浮標に繋留替え、真水70t補給
19.05.04:(「鹽屋」護衛)バリクパパン〜05.06ダバオ
19.05.07:重油45t搭載
19.05.08:石炭45t搭載
19.05.09:32特根機密第082151番電:鹽屋をダバオ、セブJ基地間護衛後、ザンボアンガに帰投待機
19.05.09:(「鹽屋」護衛)ダバオ〜05.10ザンボアンガ05.10〜05.11セブ(六号桟橋)
19.05.12:石炭25t、運送艦「鹽屋」より重油28t搭載
19.05.14:32特根機密第141930番電:情勢止むを得ず鹽屋に対し引続きバリクパパン迄護衛
爾後成るべく速やかにザンボアンガに回航待機
19.05.14:(「鹽屋」護衛)セブ〜05.16バリクパパン(A1浮標)
19.05.17:二号桟橋にて石炭30t、重油44t搭載
A1浮標に繋留替え
19.05.18:菲南部隊電令作第100号:
第三十號掃海艇は鹽屋に対しバリクパパン、ダバオ間護衛に任ずべし
19.05.23:(「鹽屋」護衛)バリクパパン〜
〜05.24 0615 対潜哨戒機(零式観測機)1機護衛開始〜
〜05.24 0713(N01.45-E121.04)運送艦「鹽屋」雷撃4本回避〜
〜05.24 0724 第1回爆雷攻撃7個〜
〜05.24 0726 第2回爆雷攻撃7個〜
〜05.24 0757 第3回爆雷攻撃12個〜
〜05.25 0825 攻撃中止〜
〜05.25ダバオ
19.05.25:重油45t搭載
19.05.26:石炭30t搭載
19.05.26:菲南部隊電令作第102号:
1.隼は26日2400 ザンボアンガ発接岸航行、柳河丸、慶安丸を護衛しダバオに回航
2.第三十號掃海艇はサランガニ水道、ダバオ間護衛に協力すべし
19.05.27:ダバオ〜
〜05.28 0600 サランガニ海峡着、爾後付近を捜索するが水雷艇「隼」及び船団を発見できず〜
〜05.28 0930 反転〜
〜05.28ダバオ
19.05.30:缶内部掃除
19.06.01:缶内部掃除(二号缶)終了、石炭30t、重油13t搭載
19.06.02:(「第百二十七號特設輸送艦」護衛)ダバオ〜
〜06.03 0830 敷設艦「嚴島」との予定合同地点(サランガニ島180度20浬)着〜
〜06.03 1435 敷設艦「嚴島」と合同できず〜
〜06.03サランガニ
19.06.03:軍隊区分:聯合艦隊電令作第112号:渾部隊
19.06.--:軍隊区分:第二輸送隊第一悌団
19.06.04:菲南部隊電令作第105号:
3.第三十號掃海艇は第百二十七號特設輸送艦合同後、ダバオに帰投せよ
19.06.04:サランガニ〜サランガニ泊地南方を移動哨戒〜
〜06.04 2400 「第百二十七號特設輸送艦」と合同しサンギ島南方2浬「嚴島」合同地点に向う〜
〜06.05 1230 予定合同地点にて敷設艦「嚴島」と合同、護衛を引継ぎ反転〜
〜06.05 港湾状況調査のためサンギ島タウナ湾寄港〜
〜06.06ダバオ
19.06.05:渾部隊電令作第7号:津輕(第三十號掃海艇護衛)は所定の搭載物件をソロンに揚陸後
アンボンに避退
19.06.06:石炭50t、重油40t搭載(ササ桟橋)
19.06.06:渾部隊電令作第9号:津輕はLQKにて第三十號掃海艇と合同
19.06.07:ダバオ〜敷設艦「津輕」に合同すべくワシレ向け航行〜
〜06.07 1659 合同地点変更、ソロン(S00.53-E131.13)に向う〜
〜06.08 航路を変更しダンピール海峡西方海面を通過しソロンに向う〜
〜06.09 1630 ソロン西方10浬にて敷設艦「津輕」と合同、直衛〜
〜06.09サラワケ島西方泊地
19.06.10:サラワケ島西方泊地〜
〜06.10 0931 敷設艦「津輕」より分離先行〜
〜06.11カウ
19.06.12:特殊重油船より重油53t搭載
19.06.12:カウ〜06.13ソロン06.13〜06.13サラワケ島西方泊地
19.06.13:敷設艦「津輕」に横付け、重油20t搭載
19.06.15:サラワケ島西方泊地〜06.15ソロン
19.06.15:石炭55t搭載
19.06.16:軍隊区分:南西部隊電令作第423号:渾部隊編制解除
19.06.16:対空戦闘:十二糎砲8発、二十五粍機銃167発発射
19.06.16:ソロン〜
〜06.16 ソロン西方海面にて第一五三海軍航空隊搭乗員2名救助〜
〜06.16 エフマン島基地にて遭難者退艇〜
〜06.17バチアン島オビト泊地
19.06.17:敷設艦「津輕」と合同
巡洋艦「鬼怒」に横付け、重油28t搭載
19.06.18:転錨
19.06.19:オビト泊地〜陸軍大発2隻を曳航〜
〜06.20 1430 ソロン西方海面にて曳航大発を離し反転〜
〜06.20サラワケ島西方泊地
19.06.21:0800 敷設艦「津輕」入泊
直ちに横付けし重油補給を計った時、敵機を発見し横付を離す
0830 敷設艦「津輕」に横付け、重油33t補給
0900 敷設艦「津輕」出港
0938 敷設艦「津輕」が蘭潜水艦"K-14"の雷撃を受ける
19.06.21:サラワケ島西方泊地〜
〜06.21 1300 敷設艦「津輕」に合同し直衛、カウに向う〜
〜06.21 1500 驅逐艦「帆風」及び「第二十二號掃海艇」に合同、護衛を引継ぎ反転〜
〜06.21ソロン
19.06.21:「第百二十七號特設輸送艦」と合同
19.06.21:軍隊区分:南西部隊電令作第442号:濠北部隊
19.06.21:(「第百二十七號特設輸送艦」護衛)ソロン〜06.21バタンタ島マルチュサ湾
19.06.22:1200 「第三十六號驅潜艇」入泊、当輸送隊指揮を「第三十六號驅潜艇」に引継ぐ
19.06.22:濠北部隊電令作第133号:ソロン付近陸軍局地輸送に従事
19.06.23:バタンタ島マルチュサ湾〜06.23ソロン
19.06.23:1145 石炭25t搭載
19.06.24:ソロン〜06.24バタンタ島マルチュサ湾
19.06.24:(「第百二十七號特設輸送艦」護衛)バタンタ島マルチュサ湾〜06.24ソロン
19.06.24:重油10t、二十五粍機銃弾2,000発搭載
19.06.25:(「第百二十七號特設輸送艦」護衛)ソロン〜06.25バタンダ島北岸ゲゲンロル湾06.25〜
〜06.25サマテ
19.06.26:(「第百二十七號特設輸送艦」護衛)サマテ〜06.26バタンダ島北岸ゲゲンロル湾
19.06.26:バタンダ島北岸ゲゲンロル湾〜06.26エフマン島沖
19.06.26:第二十三航空戦隊転進に協力、第一五三海軍航空隊基地便乗者86名収容
19.06.26:エフマン島沖〜06.26ソロン
19.06.26:「第百二十七號特設輸送艦」と合同
19.06.27:(「第百二十七號特設輸送艦」護衛)ソロン〜陸軍大発1隻曳航〜06.27ワイゲオ島カバレ
19.06.27:第二十三航空戦隊便乗者を「第百二十七號特設輸送艦」に移載
19.06.27:カバレ〜06.28ワシレ
19.06.28:軍隊区分:南西部隊電令作第459号:原隊復帰
19.06.28:南西部隊電令作第463号:
第三十號掃海艇、第三十六號驅潜艇は原隊復帰の途次ワシレ、ダバオ内第一航空艦隊基地員物件
(約二〇〇名一四トン)の輸送に任ずべし
19.06.29:菲島部隊電令作第231号:
菲南部隊指揮官は第三十號掃海艇をして南西部隊電令作第463号に依る任務終了後、成るべく
速にホロ、バシラン間左の航路及び附近海面の探掃を実施せしめ敵潜水艦に依る機雷敷設に
対する判断を報告すべし、掃海航路
(イ)ピラス水道より北緯〇六度二三、六分東経一二一度四〇分を経てホロに至る航路
(ロ)ホロより拠点水深1,100米界線に至る航路
(ハ)北緯六度四二分東経一二一度四六分よりマルソーに通ずる航路
(ニ)マルソーより北緯六度二二、八分東経一二一度〇四分に至る航路
19.06.29:特殊重油船より重油30t搭載
19.06.30:ワシレ〜06.30ワシレ湾口ハテタバコ
19.06.30:第一航空艦隊残留人員並機材収容
19.06.30:(「第百二十七號特設輸送艦」護衛)ワシレ湾口ハテタバコ〜06.30ボレ07.01〜07.02ダバオ
19.07.03:重油30t、石炭80t搭載
19.07.05:ダバオ〜07.06バシラン島南口
19.07.06:バシラン島西岸一帯調査
19.07.06:バシラン島南口〜07.06バシラン島マルソー湾
19.07.07:バシラン島マルソー湾〜バシラン島西岸一帯探掃〜07.07バシラン島マルソー湾
19.07.08:バシラン島マルソー湾〜ホロ−バシラン島間探掃、浮流機雷5個処分〜07.08ホロ
19.07.09:ホロ〜探掃、浮流機雷4個処分〜07.09バシラン島マルソー湾
19.07.10:バシラン島マルソー湾〜浮流機雷3個処分〜07.10ザンボアンガ
19.07.11:桟橋横付け、石炭60t、重油25t搭載
19.07.12:転錨
19.07.13:桟橋横付け
19.07.14:重油35t搭載
19.07.17:菲南部隊電令作第115号:
鶴見船団16日ザンボアンガに回航
第三十號掃海艇及び第一號東光丸はザンボアンガ、ダバオ間の護衛に任ずべし
19.07.17:菲南部隊電令作第116号:
2.第三十號掃海艇、第一號東光丸は直ちに出動
立石丸、夏川丸を警戒、ザンボアンガに帰投の上、菲南部隊電令作第115号の任務に就け
19.07.17:ザンボアンガ〜
〜07.17 1730 「第三十一號驅潜艇」船団と合同、付近掃蕩〜
〜07.17ザンボアンガ
19.07.18:(「鶴見」船団護衛)ザンボアンガ〜07.18マリゲイ湾07.19〜07.19レバク湾07.20〜
〜07.20サランガニ湾グラン07.21〜07.21ダバオ湾マララグ07.22〜07.22ダバオ
19.07.22:重油44t搭載
19.07.25:(Z258船団護衛)ダバオ〜
〜07.25 1452 哨戒機が右140度陸岸近くに爆弾投下、
「第四十九號驅潜艇」「第五十八號驅潜艇」が攻撃に向う〜
〜07.25 1600 「第百二十七號特設輸送艦」、一般徴傭船「柳河丸」、特設驅潜艇「第二鶚丸」、
特設捕獲網艇「第一號東光丸」が船団より分離サランガニ湾に向う〜
19.07.26:菲南部隊電令作第117号:第三十號掃海艇、第十三京丸、十勝丸は旺洋丸、安土山丸、第二菱丸、
第二共榮丸、辰春丸を護衛、ザンボアンガ着後、第三十號掃海艇は立石丸を護衛、ダバオに帰投
〜07.27 0055(N05.20-E121.43)米潜水艦Dace(SS-247)の雷撃を受け
特設運送船「第二共榮丸」が損傷後沈没〜
〜07.27 1400 ピラス水道にて哨戒機爆弾投下、該地点に爆雷攻撃16個〜
〜07.27ザンボアンガ
19.07.28:桟橋横付け、石炭50t、重油30t搭載
19.07.30:(「立石丸」護衛)ザンボアンガ〜07.30イガット湾07.31〜07.31レバック湾08.01〜
〜08.01 0725(N06.23-E124.02)敵潜の雷撃4本を受け、哨戒機と協力制圧〜
〜08.01 0729 爆雷攻撃16個〜
〜08.01 1130 掃蕩を打切り船団を追及〜
〜08.01 1230 ミルブック沖にて遭難者1名(「眞珠丸」船長)救助〜
〜08.01 1600 船団と合同〜
〜08.01グラン
19.08.02:(「立石丸」護衛)グラン〜
〜08.02 0630 サランガニ湾口にて潜望鏡らしきものを認め爆雷攻撃10個〜
〜08.02ダバオ
19.08.03:石炭30t、重油26t搭載
19.08.04:爆雷、糧食搭載
19.08.05:菲南部隊電令作第121号:
3.第三十號掃海艇、第十二京丸、第十一號驅潜特務艇は八月五日ダバオ発、鶴見、備後丸、
王星丸をザンボアンガ迄護衛すべし
19.08.05:(「鶴見」船団護衛)ダバオ〜
〜08.05 1113 米潜水艦Cero(SS-225)の雷撃を受け運送艦「鶴見」転覆、直ちに爆雷攻撃〜
〜08.05 1130 特設驅潜艇「第十二京丸」に一般徴傭船「備後丸」を護衛し
ダバオに向うよう命ずる〜
〜08.05 1137 「第十一號驅潜特務艇」に運送艦「鶴見」人員救助を命ずる〜
〜08.05 1250 特設電線敷設船「王星丸」指揮官に船団を指揮しダバオに向うよう命ずる〜
〜08.05 1537(N06.10-E125.44)特設驅潜艇「第十二京丸」が敵潜探知攻撃〜
〜08.05 1735 陸岸銃撃〜
〜08.05 1835 帆船臨検〜
〜08.05 2000 「第二十二號掃海艇」「第六十二號驅潜特務艇」来援〜
〜08.06 0845(N05.48-E125.41)来援中の零観と協力制圧中、敵潜探知発見、爆雷攻撃〜
〜08.06ダバオ
19.08.06:爆雷搭載、重油17t
19.08.07:(「備後丸」船団護衛)ダバオ〜08.07マララグ
19.08.07:第32特別根據地隊機密第071700番電:山珠丸沈没、
第三十號掃海艇、第十二京丸は直ちに救難に向え、備後丸船団は出港を待て
19.08.07:マララグ〜
〜08.08 0830(N06.05-E124.23)一般徴傭船「山珠丸」遭難現場着、「第三號驅潜艇」と交代制圧〜
〜08.08 1030(N06.05-E124.23)特設驅潜艇「第十二京丸」遭難現場着〜
〜08.08 1750 菲南部隊電令作第123号(敵情を得ざれば便宜ダバオ又はマララグに帰投)受領〜
〜08.08 1230 掃蕩を止め反転〜
〜08.09マララグ
19.08.09:マララグ〜08.09ダバオ
19.08.09:重油20t補給
19.08.09:ダバオ〜08.09マララグ
19.08.11:(Z1105船団護衛)マララグ〜
〜08.11 1030 威嚇投射〜
〜08.11 1230 威嚇投射計6個〜
〜08.11 1800 ビートン行陸軍徴傭船一隻が分離〜
〜08.11グラン
19.08.11:特設驅潜艇「第十二京丸」、一般徴傭船「柳河丸」が船団に合同
19.08.12:(Z1105船団護衛)グラン〜
〜08.12 0735 帆船臨検〜
〜08.13ザンボアンガ
19.08.14:菲南部隊電令作第124号:
1.第三十號掃海艇、第十二京丸、第十一號驅潜特務艇、第十五號驅潜特務艇は第二菱丸を護衛し
ダバオに帰投すべし
(* 実際は「第十一號驅潜特務艇」は欠)
19.08.15:桟橋横付け、石炭30t、重油20t搭載
19.08.15:転錨
19.08.16:便乗者31名乗艇
19.08.16:(D161船団護衛)ザンボアンガ〜
〜08.16 1230 特設運送船「第二菱丸」機械故障〜
〜08.16 1330 特設運送船「第二菱丸」故障復旧〜
〜08.16 1414 潜望鏡らしきものを認め爆雷攻撃〜
〜08.18 0012(N04.50-E124.35)敵B-24 1機来襲、投弾2個〜
〜08.18 0120(N04.53-E124.42)敵B-24 1機来襲、投弾2個〜
〜08.18 1059(N05.34-E125.38)敵潜の雷撃4本回避、直ちに爆雷攻撃15個〜
〜08.18 船団を先行させ単独掃蕩〜
〜08.18マララグ
19.08.19:(D161船団護衛)マララグ〜08.19ダバオ
19.08.19:重油35t、爆雷補給
19.08.19:ダバオ〜08.19サマール島(避泊錨地)08.20〜08.20ダバオ
19.08.20:石炭30t搭載
19.08.20:菲南部隊電令作第127号:
1.第三十號掃海艇、第十二京丸、第十五號驅潜特務艇、十勝丸は21日ダバオ発、立石丸、
第二菱丸をザンボアンガ迄護衛すべし
ザンボアンガ着後、第三十號掃海艇は所要の機関の整備を実施すべし
19.08.20:ダバオ〜08.20サマール島(避泊錨地)08.21〜08.21ダバオ
19.08.21:ダバオ〜08.21マララグ
19.08.22:(Z222船団護衛)マララグ〜
〜08.22 0720 陸岸家屋銃砲撃〜
〜08.22 0854 威嚇投射4個〜
〜08.22 0851(N06.08-E125.44)陸軍徴傭船「立石丸」が敵潜水艦の雷撃2本を受けるが回避〜
〜08.22 1800 掃蕩を打切り船団と合同〜
〜08.22グラン
19.08.23:(Z222船団護衛)グラン〜
〜08.23 0304 敵大型機の触接を受ける〜
〜08.23 0430 特設驅潜艇「第十二京丸」が対空戦闘〜
〜08.24ザンボアンガ
19.08.25:桟橋横付け、石炭15t、重油35t、爆雷搭載、缶内部掃除に着手
19.08.26:転錨
19.08.28:菲南部隊電令作第132号:
1.第三十號掃海艇、第十二京丸は31日迄に機関を完了すべし
2.第三十號掃海艇は31日ザンボアンガ発、第三共榮丸、第二菱丸、カロリン丸を
タラカン迄護衛すべし
19.08.29:転錨
19.08.30:桟橋横付け、石炭5t搭載
19.08.31:転錨、缶内部掃除終了
19.09.--:ザンボアンガ〜タラカン
19.09.22:(「知床」護衛)ボンガオ〜09.22サンダカン09.23〜09.24ポートプリンセサ
19.09.25:(「知床」護衛)ポートプリンセサ〜ブルネイ向け航行〜
〜09.26 1050 反転〜
〜09.26ポートプリンセサ
19.09.27:(「知床」護衛)ポートプリンセサ〜
〜09.28 0737 荒天の為、反転〜
〜09.28ポートプリンセサ
19.09.30:(「知床」護衛)ポートプリンセサ〜09.30タウイタウイ10.01〜
〜10.01ブスアンガ島10.02〜10.02アンビル水道10.03〜10.03マニラ
19.10.06:(知床船団護衛)マニラ〜10.06ルビアン島10.06〜
〜10.06 2250 浮上潜水艦を発見〜
〜10.07 0334(N13.03-E119.02)運送艦「知床」が被雷2本〜
〜10.07ブスアンガ
19.10.12:(知床船団護衛)ブスアンガ〜10.12タウイタウイ10.13〜10.13ポートプリンセサ
19.10.18:(知床船団護衛)ポートプリンセサ〜
〜10.20 知床船団と分離〜
〜10.22ミリ
19.10.24:(「第二日南丸」護衛)ミリ〜
〜10.26 0715 「第二日南丸」が雷撃を受けるが被害なし、爆雷攻撃〜
「第十七號掃海艇」と現場に残り対潜掃蕩〜
〜10.26 1200 船団に合同〜
〜10.26バキット湾
19.10.27:(「第二日南丸」護衛)バキット湾〜
〜10.28 0015 「第二日南丸」が敵潜を発見〜
〜10.28 0020 敵潜潜没位置に「第十八號掃海艇」が爆雷攻撃〜
〜10.28マニラ
19.11.01:掃海艇長:海軍少佐 久保田 陸藏
19.11.04:軍隊区分:機密南西方面部隊命令作第31号:第三次輸送部隊第二護衛部隊
19.11.09:(多號作戦第三次輸送部隊)マニラ〜
19.11.11:沈没
20.01.10:類別等級削除:内令第16号
20.01.10:除籍:内令第29号
喪失場所:N10.50-E124.35 レイテ島オルモック湾
喪失原因:米第38機動部隊艦載機による空爆
同型艇
第二十五號、第二十六號、第二十七號、第二十八號、第二十九號、第三十三號、第三十四號、
第三十八號、第三十九號、第四十一號。
兵装
(計画時)
四十五口径十一年式十二糎砲3門、九六式二十五粍二聯装機銃1基、
十四年式拳銃6丁、三八式歩兵銃22挺、須式電動七十五糎探照燈四型改一1基、九六式二米測距儀1基、
九四式投射機1基、爆雷装填台三型1基、爆雷水圧投下台2基、爆雷投下台二型4基、爆雷36個、
対艦式大掃海具4組、単艦式掃海具2組、小掃海具一型改一1組。
(19.02.24)
四十五口径十一年式十二糎砲3門、九六式二十五粍二聯装機銃1基、
十四年式拳銃、九九式小銃、
九四式投射機1基、爆雷装填台三型1基、爆雷水圧投下台2基、爆雷手動投下台四型2基、
手動式投下軌道1基、二式爆雷36個(最大50個搭載)。
写真資料
雑誌「世界の艦船」海人社 1996年2月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」(P.63)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2567)
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