東光丸・第一號東光丸の船歴

 年 月 日:船歴

--.--.--:起工 13.09.10:進水、命名:東光丸 13.11.25:竣工
13.11.--:新規登録 13.11.25:登録検査、船級:TK N.S.* (Greater Coasting Service)、船級番号:780 13.11.25:船舶検査証書交付
14.03.23:徴傭      〜03.24佐世保 14.03.26:1415 繋留換      1800 繋留換 14.03.27:佐世保〜 14.12.--:中間検査 15.11.29:中間検査 15.12.25:入籍:内令第1019号:特設捕獲網艇、佐世保鎮守府所管 15.12.16:捕獲網艇長:海軍豫備中尉 高林 信 16.01.07:笠戸にて艤装工事完了 16.01.15:特設驅潜隊編制:内令第29号:第五十一驅潜隊 16.01.15:艦隊編制:聯合艦隊第二艦隊第一根據地隊第五十一驅潜隊 16.02.05:略称制定:第511号捕獲網艇 16.03.22:須崎〜中支方面〜04.04唐津 16.04.10:艦隊編制:聯合艦隊第三艦隊第一根據地隊第五十一驅潜隊 16.06.02:捕獲網艇長:海軍豫備大尉 高林 信 16.06.10:佐世保〜南支方面〜07.16馬公 16.07.22:高雄〜南支方面〜09.07基隆 16.09.01:戦時編制:聯合艦隊第三艦隊第一根據地隊第五十一驅潜隊 16.10.15:官房機密第9524号:「第一號東光丸」と改名 16.10.15:特設驅潜隊編制:内令第1251号:第五十一驅潜隊 16.11.10:捕獲網艇長:海軍豫備中尉 鈴木 壽勝 16.12.17:久慈湾〜12.24ラモン湾12.30〜01.04高雄 17.01.03:戦時編制:聯合艦隊第三南遣艦隊第三十二特別根據地隊第五十一驅潜隊 17.01.03:艦隊区分:235 17.01.03:軍隊区分:南方部隊電令作第48号(01.04附):菲島部隊 17.01.06:軍隊区分:菲島部隊電令作第2号:菲島東部隊 17.01.06:高雄〜01.11ダバオ 17.01.17:ダバオ〜01.18ダバオ 17.01.19:ダバオ〜哨区哨戒〜01.20ダバオ 17.01.22:ダバオ〜哨区哨戒〜01.24ダバオ 17.01.24:ダバオ〜01.24ダバオ 17.01.26:ダバオ〜哨区哨戒〜01.27ダバオ 17.01.29:ダバオ〜01.30ダバオ 17.03.10:軍隊区分:機密菲島部隊命令作第6号:菲島東部隊 17.04.10:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第三南遣艦隊第三十二特別根據地隊第五十一驅潜隊 17.05.10:捕獲網艇長:海軍豫備中尉 橋村 直春      〜05.22馬公 17.05.31:特設驅潜隊編制:内令第980号:第五十一驅潜隊の項を削る 17.05.31:内令第985号:第三十二特別根據地隊所属 17.05.31:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第三南遣艦隊第三十二特別根據地隊 17.06.06:馬公〜 17.07.03:スリガオ水道東口にて特設運送船天城山丸」の護衛を特設水上機母艦讃岐丸」から引き継ぎ 17.08.01:捕獲網艇長:海軍豫備大尉 橋村 直春 17.11.20:内令第2141号:呉鎮守府所管に変更 18.07.01:捕獲網艇長:海軍大尉 橋村 直春 18.07.--:〜08.04ホロ 18.08.01:(現在)軍隊区分:哨戒部隊 18.08.05:ホロ〜08.05ザンボアンガ 18.08.12:ザンボアンガ〜08.14タラカン08.16〜08.18ザンボアンガ 18.08.20:ザンボアンガ〜08.23ダバオ 18.08.27:ダバオ〜08.30メナド09.01〜09.07バリックパパン09.10〜09.14メナド09.17〜      〜09.20ダバオ 18.10.17:ダバオ〜10.19ホロ 18.10.23:ホロ〜10.24タウイタウイ10.28〜10.29ホロ 18.11.01:ホロ〜10.01ザンボアンガ 18.11.02:ザンボアンガ〜11.04ダバオ 18.11.07:ダバオ〜11.09ホロ 18.11.10:ホロ〜11.11ボンガオ11.12〜11.12ボンガオ11.14〜11.14ホロ 18.11.15:ホロ〜11.15ザンボアンガ 18.11.17:ザンボアンガ〜11.17ホロ 18.11.18:ホロ〜11.19ザンボアンガ 18.11.19:ザンボアンガ〜11.25ルタサンパンダ湾11.27〜11.27ザンボアンガ 18.11.29:ザンボアンガ〜12.02タラカン12.04〜12.06ザンボアンガ 18.12.08:ザンボアンガ〜12.09ダバ湾(ルマラオ)12.11〜12.12ザンボアンガ 18.12.18:ザンボアンガ〜12.18ホロ 18.12.19:ホロ〜12.20ボンガオ12.21〜12.22タラカン12.25〜12.28ザンボアンガ 18.12.28:ザンボアンガ〜12.30ダバオ 19.01.23:ダバオ〜01.25ザンボアンガ 19.01.27:ザンボアンガ〜01.27ホロ 19.01.28:ホロ〜01.29ボンガオ01.30〜01.31ザンボアンガ 19.02.03:ザンボアンガ〜02.05セブ02.05〜02.08キャビテ 19.03.03:キャビテ〜03.06ザンボアンガ 19.03.07:ザンボアンガ〜03.10カウ03.11〜03.11ワシレ 19.03.11:103哨機密第111105番電:103哨機密第081600番電改正:      1.M一四船団三隻護衛艦第百三號哨戒艇(一貫)、第十二京丸(ザンボアンガ迄)、        第四十六號驅潜艇、第一號東光丸(サランガニ迄)、第十七日東丸(タラウド島北迄)        11日ワシレ発18日正午マニラ着の予定、速力八節      4.以下略 19.03.11:(M14船団護衛)ワシレ〜サランガニ 19.03.--:サランガニ〜03.14ダバオ 19.03.21:ダバオ〜03.23ダバオ 19.03.25:菲島南部隊電令作第61号:      1.H二二船団北緯5度38分東経125度57分被雷撃、新京丸、辨加拉丸沈没      2.第一號東光丸、第十一號驅潜特務艇八代丸十勝丸は直ちに出撃敵潜水艦を撃滅 19.03.25:ダバオ〜対潜掃蕩〜03.27ダバオ 19.04.01:菲島部隊電令作第251号:H二二船団はサンギ島南方を経てカウに直航せよ 19.04.01:(H22船団護衛)ダバオ〜反転〜04.01ダバオ 19.04.03:第三南遣艦隊電令第29号:   第百五號哨戒艇長はH二三船団(護衛艦:第百五號哨戒艇、第百三號哨戒艇、   第四十五號驅潜艇)を護衛、04月05日セブ発、07日1200バタド角(N06-E124.37)の180度       20浬に於いて、ダバオ待機中のH二二船団の陸軍船2隻(護衛艦:第一號東光丸、       八代丸)を併せサンギ島西方を経てカウに入泊せしむべし 19.04.07:ダバオ〜04.07マテ 19.04.08:1230 マテ北東岸マナイに調査隊揚陸の際、敵約50(機銃2)により反撃を受ける 19.04.08:マテ〜04.09ダバオ 19.04.10:ダバオ〜04.10マテ04.11〜04.12カテール04.12〜04.12リアンガ04.13〜      〜04.13ラヌサ04.14〜04.15マテ04.15〜04.16カテール04.17〜04.17リアンガ04.19〜      〜04.20マララグ〜04.30ダバオ 19.05.--:軍隊区分:菲島南第一部隊哨戒部隊 19.05.01:(現在)捕獲網艇長:海軍大尉 橋村 直春 19.05.05:ダバオ〜05.10ダバオ 19.05.23:ダバオ〜05.25ダバオ 19.05.30:ダバオ〜 19.07.17:菲南部隊電令作第115号:鶴見船団16日ザンボアンガに回航      第三十號掃海艇及び第一號東光丸はザンボアンガ、ダバオ間の護衛 19.07.17:菲南部隊電令作第116号:第三十號掃海艇、第一號東光丸は直ちに出動      立石丸夏川丸を警戒、ザンボアンガに帰投の上、菲南部隊電令作第115号の任務 19.07.17:ザンボアンガ〜対潜掃蕩〜ザンボアンガ 19.07.18:(「鶴見」船団護衛)ザンボアンガ〜07.18マリゲイ湾07.19〜07.19レバク湾07.20〜      〜07.20サランガニ湾グラン07.21〜07.21ダバオ湾マララグ07.22〜07.22ダバオ 19.07.25:(Z258船団護衛)ダバオ〜      〜07.25 1452 哨戒機が右140度陸岸近くに爆弾投下、             「第四十九號驅潜艇」「第五十八號驅潜艇」が攻撃に向う〜      〜07.25 1600 「第百二十七號特設輸送艦」、一般徴傭船柳河丸」、             特設驅潜艇第二鶚丸」とともに船団より分離〜      〜07.25サランガニ湾 19.09.01:マリパノ〜バコロド向け航行〜09.02空襲により反転〜マリパノ 19.09.09:1720 対空戦闘:二十粍機銃3基にて応戦      1722 グラマン戦闘機撃墜、捕獲網甲板に墜落、爆弾炸裂火災発生、機械室破壊、火災拡大      1730 総員退去      2300 爆雷誘爆
19.09.09:2300 沈没 20.05.10:除籍:内令第417号 20.05.10:解傭
喪失場所:ダバオ湾内サマル島マリパノ泊地九四米高地西側陸岸より7m 喪失原因:米第38機動部隊艦載機による銃爆撃

同型船

 國光丸星光丸

兵装

(参考:開戦時の標準兵装)
 四十口径四一式八糎砲1門、十三粍単装機銃1基、七粍七単装機銃1基、
 六十糎探照燈1基、
 爆雷投射機1式、爆雷投下台2組、爆雷24個、
 一四式捕獲網4組、吊下式水中聴音機1基。

(最終時)
 二十粍単装機銃3基(第二〇一海軍航空隊貸与品)装備。

写真資料

 「海軍艦艇史3」 潟xストセラーズ S57.04 福井静夫          (3512-3513)
 "Naval History and Heritage Command" Catalog #:NH 82446-82448

備考

 本船はその後引揚げられ、昭和19年11月頃マニラに曳航、港湾閉塞に充当されたそうです。

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