日進の艦歴

 年 月 日:艦歴

13.11.02:起工、仮称艦名:第5號艦 14.09.30:命名:達第161号:敷設艦「日進」(ニツシン) 14.09.30:類別等級制定:内令第666号:種別:軍艦、類別:敷設艦、艦型:なし 14.09.30:本籍仮定:内令第667号:呉鎮守府 14.10.31:達第161号の敷設艦を水上機母艦に変更 14.10.31:類別等級改正:内令第757号:種別:軍艦、類別:水上機母艦、艦型:なし 14.11.30:進水 14.11.30:本籍:内令第 号:呉鎮守府 15.01.23:信号符字點付:達15号:JLKA 15.10.01:本籍変更:内令第611号:舞鶴鎮守府 16.10.15:艤装員長:海軍大佐 駒澤 克己 16.10.26:艤装員事務所を呉海軍工廠内に設置し事務を開始 16.12.01:信号符字改正:達第369号:JQUA 17.01.06:艤装員事務所を艦内に移転 17.01.28:艦長:海軍大佐 駒澤 克己 17.02.27:竣工
17.02.27:戦時編制:聯合艦隊 17.03.20:軍隊区分:先遣部隊指揮官の指揮下 17.03.20:内海西部 17.04.11:官房機密第683番電:       日進に一七米艦載水雷艇(現長門搭載)搭載の件 17.04.17:印度洋方面作戦〜05.08柱島 17.05.08:軍隊区分:先遣部隊指揮官の指揮を解く 17.05.15:官房機密第5992号:       舷梯位置変更の件訓令 17.05.16:軍隊区分:聯合艦隊電令作第147号:第二期兵力部署中、警戒部隊より除き主隊に編入す       日進、千代田は5月23日呉発ウオッチェにて魚雷艇五隻を搭載、千代田は内地帰投後格納筒を       搭載、ミッドウェー攻略後之を同地に運搬すべし 17.05.21:軍隊区分:主力部隊 17.05.21:軍隊区分:機密主力部隊命令第3号:特務隊 17.09.19:外南洋部隊電令作第127号:      1.日進のガダルカナル進出揚陸を9月30日頃に延期す      2.増援部隊指揮官は日進に警戒驅逐艦を附しカビングに回航警戒待機せしむべし 17.10.03:(第1回輸送)ショートランド〜10.03ガダルカナル10.03〜10.04ショートランド 17.10.08:艦本機密第5号ノ11042:主機械噴油弁燃料漉器一部改正工事の件通牒 17.10.08:(第2回輸送)ショートランド〜10.08ガダルカナル10.09〜10.09ショートランド 17.10.11:(第3回輸送)ショートランド〜10.11ガダルカナル10.11〜10.12ショートランド 17.11.01:軍隊区分:聯合艦隊電令作第366号      2.第六驅逐隊(驅逐艦二欠)、千歳(飛行機隊欠)、日進、秋月(以上11月3日附)、        第三水雷戦隊(磯波欠)(以上11月6日附)を外南洋部隊より除き千歳、日進を        聯合艦隊附属に、秋月を機動部隊に、其の他を前進部隊に編入す      4.千歳、日進はトラックに回航すべし 17.11.01:艦長:海軍少将 駒澤 克己 17.11.22:トラック〜横須賀 17.12.04:聯合艦隊電令作第405号:      4.日進、聯合艦隊電令作第396号に依る輸送に従事中、前進部隊指揮官は驅逐艦一隻をして        日進艦長の指揮を承け同右の護衛に従事せしむべし        但しサイパン附近より護衛を開始するものとす 17.12.05:艦長:海軍大佐 伊藤 尉太郎 17.12.10:横須賀〜トラック 17.12.12:艦本機密第5号ノ13515:       装載十一米内火艇高速型六〇馬力ヂーゼル機械冷却水ポンプ換装工事の件通牒 18.01.10:トラック〜 18.02.12:軍隊区分:聯合艦隊電令作第480号:附属に編入、       日進は舞鶴に回航、整備の上、特令する迄内海西部に於て訓練に従事せしむべし      3.回航区分に関しては後令す 18.02.12:聯合艦隊電令作第489号:      1.聯合艦隊電令作第480号に依る回航区分(鳥海、冲鷹を加う)を左の通定む       (イ)第三戦隊、第八戦隊(筑摩欠)、第二航空戦隊(飛鷹欠)、嵐、K潮、陽炎、日進、          鳥海、冲鷹は第三戦隊司令官指揮下に2月15日トラック発       (ロ)爾余の艦は各長官所定      2.前進部隊指揮官は驅逐艦二隻をして第三戦隊司令官の指揮を受け第一項兵力の内地回航        護衛に任ずべし 18.02.15:トラック〜横須賀〜02.24舞鶴 18.03.13:舞鶴〜 18.04.08:呉防備戦隊電令作第139号:      1.日進、敷波、4月9日1900深島出撃後、針路140度速力18節      2.9日1600迄に第二哨戒配備Aとなせ      3.特別掃蕩隊(指揮官:朝倉少佐、兵力:怒和島第三十一號哨戒艇第三十六號驅潜艇)は        1500発動、深島より80浬まで其の針路上の掃蕩を実施したる後、追躡潜水艦の阻止に任ずべし 18.05.07:スラバヤ〜05.11アンボン 18.05.25:呉防備戦隊電令作第182号:      1.日進25日1430深島出撃爾後針路125度速力十九節      2.特別掃蕩隊(指揮官:第四十六號哨戒艇長、兵力:第四十六號哨戒艇、驅潜特務艇2隻)は        直に出動、其の航路上を掃蕩すべし        日進通過後は足摺埼の170度線迄敵潜の追躡阻止に任ずべし 18.06.25:大湊〜 18.07.05:呉〜07.05宇品 18.07.09:宇品〜07.14トラック 18.07.19:軍隊区分:機動部隊電令作第96号:附属 18.07.19:軍隊区分:機密機動部隊第一部隊命令作第2号:第一部隊本隊(甲部隊) 18.07.19:トラック〜07.21ラバウル 18.07.21:軍隊区分:機密機動部隊第一部隊命令作第2号:第一部隊乙部隊 18.07.21:ラバウル〜ブイン向け航行〜      〜07.22 1345 ショートランド北口オバウ島の北方約20浬にて対空戦闘〜      〜07.22 1403 沈没
18.07.22:沈没 18.09.10:類別等級削除:内令第1882号 18.09.10:除籍:内令第1893号
喪失場所:N.-E. ブイン東方60浬 喪失原因:米SBD及びTBFによる空爆

同型艦

 なし。

兵装

(水上機母艦:計画時)
 五十口径三年式十四糎聯装砲3基、九六式二十五粍三聯装機銃4基、
 一式二号一一型射出機4基、
 十二試水上偵察機12機(補用3機)、水上偵察機紫雲8機(補用2機)。

(甲標的母艦:計画時)
 五十口径三年式十四糎聯装砲3基、九六式二十五粍三聯装機銃8基、
 一式二号一一型射出機2基、
 水上偵察機12機、甲標的12基。

【航空関連】
(定数:17.02.01)
 三座水上偵察機1機。

写真資料

 雑誌「世界の艦船」海人社 1978年7月号増刊「写真集・日本軍艦史<3>昭和編」(P.38-39)
 雑誌「世界の艦船」海人社 1994年5月号別冊「日本航空母艦史」(P.124-125)
 雑誌「世界の艦船」海人社 2011年1月号増刊「日本航空母艦史」(P.130-131)
 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No. 25「水上機母艦」(P.25)
 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.130「戦時中の日本の空母II」(P.65-67)
 雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.17「写真集 日本の小艦艇」(P.24)
 雑誌「丸エキストラ」潮書房 第六十一集「連合艦隊」(P.19)
 「海軍艦艇史3」 潟xストセラーズ S57.04 福井静夫(3532-3534)
 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (0942-0944)
 「日本海軍艦艇写真集 航空母艦・水上機母艦」ダイヤモンド社 H17.06 呉市海事歴史科学館(P.142-143)
 "Naval History and Heritage Command" Catalog #:NH 80-G-31514

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