赤城丸の船歴
年 月 日:船歴
10.12.02:起工、第二次船舶改善助成施設第38号
11.06.06:進水、命名:赤城丸
11.09.10:竣工
11.09.--:新規登録:登録総噸数:7,366、登録純噸数:4,352
11.09.10:登録検査、船級:TK N.S.*、船級番号:523
11.09.10:船長:草野 清次
11.10.19:訂正登録:登録総噸数:7,386、登録純噸数:4,329
--.--.--:ヨーロッパ航路リバプール線用→ハンブルク線
--.--.--:東航世界一周航路
12.07.--:中間検査
13.07.--:中間検査
13.07.30:変更登録:登録総噸数:7,389、登録純噸数:4,327
14.07.01:中間検査
15.08.14:横浜にて第一次第一種定期検査
15.09.12:横浜〜中南米〜ガルフ〜
16.06.14:中間検査
16.09.--:中南米航路
--.--.--:浦口〜川崎(石炭輸送)
16.11.23:徴傭
16.11.25:株式會社大阪鉄工所本社工場にて艤装工事開始
16.12.10:入籍:内令第1624号:特設巡洋艦、呉鎮守府所管
16.12.10:艦長:海軍大佐 作間 應雄
16.12.30:艤装工事完了
16.12.31:大阪
16.12.31:戦時編制:聯合艦隊第五艦隊第二十二戦隊
17.01.01:大阪〜01.01呉
17.01.06:軍隊区分:北方部隊電令作第5号:哨戒部隊
2.哨区:GHI哨戒線
4.第二十二戦隊は補給終了次第出港、速に哨区に就くものとす
17.01.09:呉〜01.11横須賀
17.01.17:横須賀〜01.19厚岸〜(訓練)〜01.29第二十二戦隊に合流〜
17.02.01:軍隊区分:機密北方部隊命令作第14号:哨戒部隊本隊
17.02.01:厚岸〜02.06横須賀
17.02.10:横須賀〜哨区〜
〜02.23 1525 犬吠崎の132度105浬にてソ連商船"リオン"を捕捉、不審の点有と認め東京湾に連行〜
〜02.25横須賀
17.02.26:横須賀〜
〜02.19 1425 特設砲艦「昌榮丸」と会合、監視艇の指揮を引継〜
〜02.28釧路
17.03.01:釧路〜03.01厚岸03.03〜03.03釧路
17.03.03:釧路〜03.03厚岸03.04〜03.04釧路
17.03.06:釧路〜第一直哨戒隊支援艦〜
〜03.07 1300 特設砲艦「昌榮丸」と会合〜
〜03.09 0600 着哨〜
〜03.09 1500 特設砲艦「昌榮丸」と会合〜
〜03.17 1200 撤哨〜
〜03.19 0930 釧路港外着〜
〜03.19 1500 釧路港外発〜
〜03.20 0730 特設砲艦「昌榮丸」と会合〜
〜03.21釧路
17.03.27:釧路〜
〜04.01 着哨〜
〜04.08 撤哨〜
〜04.11厚岸
17.04.11:厚岸〜04.12釧路
17.04.18:釧路〜
〜04.19 着哨〜
〜ドーリットル空襲部隊と交戦の特設監視艇「榮吉丸」を捜索〜
〜04.20 特設監視艇「榮吉丸」と会合、護送〜
〜04.24釧路
17.04.26:釧路〜
〜04.30 1230 特設砲艦「昌榮丸」と会合〜
〜05.01 着哨〜
〜特設監視艇「第五惠比壽丸」の救援〜
〜05.04厚岸
17.05.04:1335 特設砲艦「第一雲洋丸」と会合、交信
17.05.04:厚岸〜
〜05.04 1335 特設砲艦「第一雲洋丸」と会合、交信〜
〜05.10 1530 特設監視艇「第五惠比壽丸」と会合、重傷者搬入〜
〜05.12横須賀
17.05.15:横須賀〜05.15横浜05.21〜05.21横須賀
17.05.28:横須賀〜05.28横須賀
17.05.30:横須賀〜
〜06.12 1820 特設砲艦「昭興丸」と会合〜
〜06.12 1830 特設砲艦「昭興丸」と別動〜
〜06.12 2135 特設監視艇「第八號住吉丸」遭難現場着〜
〜06.12 2210 一旦現場を去る〜
〜06.14 0537 特設監視艇「第八號住吉丸」遭難現場着〜
〜06.14 1040 特設砲艦「昌榮丸」と会合〜
〜06.16 1130 特設砲艦「昭興丸」と会合〜
〜06.24 特設砲艦「安州丸」と会合〜
〜06.27横須賀
17.07.08:横須賀〜
〜07.12 1825 特設砲艦「昌榮丸」と会合〜
〜07.17 0505 特設砲艦「昌榮丸」と会合〜
〜07.23横須賀
17.08.01:官房機密第384番電:搭載機を三座水上偵察機〇分の一と定む
17.08.04:射出機搭載工事着手
17.08.14:官房機密第458番電:部下海軍工廠をして内火艇搭載又は輸送せしむる件訓令
17.08.20:官房機密第10381号:横須賀海軍工廠をして探照燈移装の件訓令
17.08.25:官房機密第10546号:横須賀海軍工廠をして機銃装備の件訓令
17.08.26:官房機密第10641号:横須賀海軍工廠をして光学兵器増備の件訓令
17.08.26:横須賀〜08.27横須賀
17.08.30:横須賀〜
〜09.02 1145 特設砲艦「第一雲洋丸」と遭遇〜
〜09.21横須賀
17.10.07:横須賀〜哨区〜10.13横須賀
17.10.22:横須賀〜哨区〜11.08横須賀
17.11.24:横須賀〜
〜12.01 特設砲艦「安州丸」と会合〜
〜12.04横浜
17.12.18:横浜〜12.18横須賀
17.12.21:横須賀〜12.22横須賀
18.01.06:横須賀〜01.08哨区01.11〜01.15釧路
18.01.17:釧路〜01.19哨区01.19〜01.21横須賀
18.02.04:横須賀〜02.06哨区02.15〜02.17横須賀
18.02.06:官房機密第195号:呉式二号射出機五型及五型一改造の件訓令
部下海軍航空廠及海軍航空技術廠をして首題の件左記に依り施行せしむべし
記
1.目的
呉式二号射出機五型及五型一の性能を左の通向上せしむるため各部の機構を改造するに在り
(イ)射出し得る最大飛行機重量 4,500瓩
(ロ)射出速度最大加速3.5Gにて30米/秒
2.改造要領
航空技術廠図面目録番号第386に依るものとし改造に要する部品は一括航空技術廠に於て
製作の上各航空廠に送付するものとす
3.改造すべき射出機及改造工事施行廠(抜粋:全文はJACAR:C08030342100参照)
改造工事施行廠 兵器製造番号 在庫又は供用先
第十一航空技術廠 航七六號 赤城丸
4.完成期日
時機を得次第成るべく速に完成するものとす
5.費目
(以下省略)
18.02.--:水上飛行機増載、電波探信儀、水中聴音機、二十五粍機銃新設
18.03.02:艦長:海軍大佐 K崎 林藏
18.03.27:横須賀〜東京湾〜03.27横須賀
18.03.29:横須賀〜東京湾〜03.29横須賀
18.--.--:横須賀〜哨区04.02〜04.05横須賀
18.04.09:哨戒部隊電令作第86号:準備出来次第出撃、速やかに「ユ」哨戒線に進出、北緯36度以南の支援
18.04.10:横須賀〜04.12哨区04.12〜04.14横須賀
18.04.12:哨戒部隊電令作第88号:哨区を徹し横須賀帰投、訓令工事施行
18.04.25:横須賀〜
18.04.27:哨戒部隊電令作第95号:1830 155度線に進出
〜04.29 0600 哨区〜
18.04.30:哨戒部隊信電令作第7号:潜水艦の制圧攻撃
18.04.30:哨戒部隊電令作第98号:「第五惠比壽丸」の捜索に協力
〜04.30 0715 水偵3機発進、特設監視艇「第五惠比壽丸」交戦の敵潜水艦攻撃に向う〜
〜04.30 0853(N36.57-E155.07)航行中の潜水艦を爆撃するが効果不明〜
〜05.01 0415 特設砲艦「第二日の丸」と会合〜
〜05.04 1100 特設砲艦「第二日の丸」と会合〜
〜05.05 0600 撤哨〜
〜05.07横須賀
18.--.--:軍隊区分:第一直哨戒隊支援艦
18.05.23:横須賀〜05.28幌筵
18.06.01:軍隊区分:北方部隊哨戒部隊主隊。全作戦支援(当時水偵3機搭載)
18.06.20:片岡湾に一時転錨
18.07.13:0715 特設砲艦「第二日の丸」を横付け、真水補給144t
18.07.15:0630 特設砲艦「第二日の丸」を横付け、真水補給77t
0930 転錨の為、真水補給中止
0955 A三錨地に転錨
18.07.18:軍隊区分:北方部隊哨戒部隊主隊。哨戒隊の支援並びに哨戒
18.07.20:幌筵〜07.25横須賀
18.07.27:横須賀〜07.27横浜
18.07.--:整備
18.08.05:軍隊区分:北東方面部隊第二基地航空部隊哨戒部隊
18.08.21:山下桟橋Aに横付け
18.08.23:横浜〜08.23横須賀〜哨区
18.08.26:横須賀〜
〜09.01 1125 特設砲艦「浮島丸」と会合、電纜を渡す〜
〜09.02 1544 特設砲艦「浮島丸」と会合〜
〜09.03 1510 特設砲艦「浮島丸」と会合〜
〜09.08横須賀
18.09.09:0903 特設砲艦「第十榮丸」に将旗移揚
18.09.20:横須賀〜片岡湾
18.10.03:片岡湾〜
〜10.03 東経153度にて驅逐艦「白雲」が護衛を終了〜
〜10.06函館
18.10.10:函館〜10.10大湊
18.10.15:大湊〜10.19幌筵
18.10.25:幌筵〜10.27釧路10.31〜11.01大湊
18.11.10:大湊〜11.13片岡11.18〜11.21釧路11.25〜11.28横浜
18.12.18:横浜〜12.21宇品12.24〜鹿児島
18.12.26:(鹿505船団)鹿児島〜
〜12.28 0800 「隅田丸」「第五東洋丸」が解列、古仁屋に向う〜
〜12.28 1715 「第二十七號掃海艇」が護衛を終了し、「美洋丸」護衛に向う〜
〜12.28 1815 「第二十七號掃海艇」が再度鹿船団護衛の為、那覇に向う〜
〜12.29 0800 「第二十七號掃海艇」が船団護衛終了〜
〜12.29那覇
19.01.--:那覇〜01.09呉01.13〜01.16佐伯01.19〜01.20横須賀
19.01.24:横須賀〜館山沖01.25〜02.01トラック
19.02.17:(第4215船団)トラック〜横須賀に向け航行(一般引揚者25名輸送)
19.02.17:沈没
19.03.31:除籍:内令第508号
19.03.31:解傭
喪失場所:N07.54-151.25E トラック島北水道付近
喪失原因:第58機動部隊艦載機による空爆
同型船
(A型)有馬丸、淺香丸、粟田丸、吾妻丸。
兵装
(18.07.01現在-Ref. JACAR:C08030072100, P74)
五十口径三年式十四糎砲4門、
九六式二十五粍二聯装機銃2基、九六式十三粍四聯装機銃1基、
九三式十三粍二聯装機銃2基、同単装機銃4基、九二式七粍七単装機銃2基、
九二式百十糎探照燈1基、仮称二号一型電波探信儀1基、一三式三米半測距儀1基、
六年式二聯装発射管1基(魚雷6本)、呉式二号五型射出機1基、零式水上偵察機一一型3機、
仮称吊下式一型水中聴音機1基、
九五式改二爆雷12個。
写真資料
雑誌「海と空」臨時増刊「日本船舶画報」S12.06 海と空社 (P.55)
雑誌「海と空」臨時増刊「日本船舶画報2600年版」S15.04 海と空社(P.80)
雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和11年7月号、昭和11年9月号
雑誌「世界の艦船」海人社 1998年10月号「思い出の日本貨物船その26」
雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本郵船船舶100年史」(P.236)
雑誌「船の科学」船舶技術協会 1979年8月号「日本商船隊の懐古 No.2」山田早苗
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.53「日本の小艦艇」(P.13)
-- 岩重多四郎氏の最近の調査で2枚とも粟田丸ではなく赤城丸と判明
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.20 「写真集 日本の小艦艇(続)」(P.131) -- 同上
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2935) -- 同上
「船舶百年史」有明書房 S32.09 上野喜一郎 (P.140)
「海軍第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会(P.208)
「知られざる戦没船の記録(下)」柘植書房 H07.08 戦没船を記録する会(P.18)
「汽船表(別冊冩眞帳)」S13 海軍省軍務局編
「船体写真集」S42.03 日本郵船株式会社(P.79)
フォト海道(道新写真データベース) 0090361363
"WW II Wrecks of the Kwajalein and Truk Lagoons"
North Valley Diver Publications 1992 Dan E. Bailey(P.132)
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