成生の艇歴
年 月 日:艇歴
14.03.24:起工、仮称艦名:第59號艦
14.07.01:命名:達第100号:「成生」(ナリユウ)
14.07.01:類別等級制定:内令第498号:種別:特務艇、類別:敷設艇、艇型:測天型
14.07.01:本籍仮定:内令第497号:舞鶴要港部
14.08.28:進水
14.10.18:信号符字改正:達第71号:JQOD
14.12.20:艤装員長:海軍少佐 金井 博
14.12.26:艤装員事務所を三菱重工業株式會社横浜船渠内に設置し事務を開始
15.03.01:艤装員長:海軍大尉 塚田 重夫
15.04.01:類別等級改正:内令第197号:種別:特務艇、類別:敷設艇、艇型:測天型
15.06.20:本籍:内令第410号:舞鶴鎮守府、舞鶴防備隊所属
15.06.20:竣工、艤装員事務所を撤去
15.06.20:特務艇長:海軍大尉 塚田 重夫
15.11.15:戦時編制:舞鶴鎮守府部隊舞鶴防備隊附属
15.11.15:内令第822号:舞鶴防備隊所属
16.12.01:信号符字改正:達第369号:JHTQ
16.12.01:軍隊区分:大海指第23号:紀伊水道方面の機雷敷設に関し大阪警備府司令長官の指揮下に入る
16.12.01:機密舞鶴鎮守府命令作第3号:
舞鶴防備戦隊司令官は成生をして準備出来次第成る可く速に大阪に回航
大阪警備府司令長官の指揮下に入らしむべし
16.12.02:1130 呉鎮機密第392番電(巨濟、成生は佐伯に回航せしめられ度)受領
16.12.03:舞鶴〜大阪
16.12.05:特務艇長:海軍豫備大尉 明石 道三郎
16.12.08:戦時編制:舞鶴鎮守府部隊舞鶴防備戦隊舞鶴防備隊
17.01.21:軍隊区分:大海指第44号:大阪警備府府司令長官の指揮を解く
17.01.21:軍隊区分:機密舞鶴鎮守府命令作第9号:海面防備部隊
17.01.21:兵力区分:機密舞鶴防備戦隊命令作第7号:第三部隊(3)第一小隊一番艇(1)
17.01.--:大阪〜由良内01.22〜01.25舞鶴
17.01.29:入渠
17.02.12:舷外電路装置装備工事完成
17.02.24:舞鶴〜第三回出動訓練〜02.28舞鶴
17.03.16:舞鶴〜第四回出動訓練〜03.20舞鶴
17.03.20:兵力区分:機密舞鶴防備戦隊命令作第9号:第三部隊(3)第一小隊一番艇(1)
17.03.21:舞鶴〜第八戦隊入泊警戒援護及び水路嚮導〜03.23舞鶴
17.03.26:舞鶴〜耐続実験機雷敷設〜03.26舞鶴
17.03.31:舞鶴〜防潜網設置訓練〜03.31舞鶴
17.04.02:舞鶴〜04.02伊根04.02〜04.02舞鶴
17.04.08:舞鶴〜04.09真野湾
17.04.10:内令第655号:舞鶴防備隊所属
17.04.10:真野湾〜第五回出動訓練〜04.11新潟
17.04.13:新潟〜04.14七尾04.16〜04.16伏木04.17〜04.18舞鶴
17.04.18:舞鶴防備戦隊信令第18号:
山東丸、香取丸、成生、立石は明19日0500以後10節即時待機となせ
17.04.19:舞鶴防備戦隊信令第19号:
1.山東丸、香取丸、成生、立石の待機を解く
2.成生は明日0500以後10節即時待機となせ
17.04.20:舞鶴防備戦隊信令第20号:
信令第19号に依る成生の待機を解く
17.04.21:舞鶴〜
〜04.23 0530 仮泊地発、第八戦隊入泊掩護配備に就く〜
〜04.23 0715 第八戦隊を嚮導開始〜
〜04.23 1400 任務終了〜
〜04.23舞鶴
17.05.02:軍隊区分:大海指第92号:大阪警備府司令官指揮下
17.05.02:舞鶴鎮守府命令作第15号:
舞鶴防備戦隊隊司令官は成生をして準備出来次第速に大阪に回航
作戦に関し大阪警備府司令長官の指揮下に入らしむべし
17.05.03:機密舞鶴防備戦隊命令作第11号:
舞鶴防備隊司令は成生をして準備出来次第速に大阪に回航
作戦に関し大阪警備府司令長官の指揮下に入らしむべし、行動を予定し報告すべし
17.05.03:兵力区分:機密舞鶴防備戦隊命令作第12号:削除
17.05.03:舞鶴〜05.06由良内
17.05.06:軍隊区分:機密大阪警備府作戦命令第11号:海面防備部隊
17.05.07:由良内〜05.12由良内
17.05.14:由良内〜
〜05.17 ---- 市江埼より浚渫船「建設」を護衛〜
〜05.17 1830 対潜掃蕩に向う〜
〜05.17 1915 市江埼灯台の133度7.8浬に於て敵潜水艦羅しきものを探知し威嚇投射〜
〜05.17 2030 「第五十二號驅潜特務艇」と合同し敵潜掃蕩〜
〜05.19 1100 市江埼にて浚渫船「建設」を護衛〜
〜05.19 1330 潮岬南方にて「第五十三號驅潜特務艇」、特設掃海艇「第三江口丸」護衛終了、
驅逐艦「沖風」、敷設艇「浮島」、電纜敷設艇「初島」が護衛開始〜
〜05.19 日没をもって浚渫船「建設」の護衛終了〜
〜串本
17.05.--:串本〜
〜05.22 1340 市江埼の南方4浬にて「第五十二號驅潜特務艇」と合同し索敵掃蕩〜
〜05.22由良内
17.05.25:串本〜対潜掃蕩〜05.31由良内
17.06.01:由良内〜
〜06.03 ---- 瀬戸埼附近より一般徴傭船「第二日新丸」を護衛〜
〜06.03 1540頃 串本基地哨戒機の誘導にて敵潜潜没位置(潮岬の282度10浬)に近接〜
〜06.03 1548 爆雷投射6個、水雷艇「眞鶴」も爆雷投射〜
〜06.03 1550 特設掃海艇「第二高島丸」も爆雷投射〜
〜06.03 1558 爆雷投射4個〜
〜06.04串本
17.06.05:串本〜現場調査〜06.07由良内
17.06.10:由良内〜串本〜06.26由良内
17.06.22:軍隊区分:機密大阪警備府命令第37号:海面防備部隊A部隊(3)
17.06.25:電令作第12号:紀防機密第324番電:
1.第二圖南丸本日一〇二〇東経一三六度五四分北緯二八度五四分に於て敵潜の攻撃を受く
救難の為山風現場に急行しつつあり
3.成生、第五十二號驅潜特務艇及掃海艇一隻は明朝未明潮岬配備に就き対潜哨戒を厳にし甲区以北
同船の護衛に関し協力すべし
17.06.28:由良内〜串本
17.06.29:串本基地にて驅逐艦「村雨」、同「五月雨」と合同
17.06.29:串本〜
〜06.29 1300 哨区に就く〜
〜串本
17.07.10:内令第1220号:舞鶴防備隊所属
17.07.14:信電令作第1号:
十四日一〇二七潮岬二六〇度三〇浬に西行する敵浮上潜水艦を味方哨戒機発見
1.成生、第五十三號驅潜特務艇は成生艇長之を区処し現地に急行、附近C線以南甲乙区を掃蕩せよ
17.07.14:串本〜
〜07.14 1800 「第五十二號驅潜特務艇」と共に現地着、対潜掃蕩〜
〜07.14 1825 市江崎の235度1浬にて爆雷攻撃10個〜
〜07.14 1828 哨戒機1機(マ二六)墜落、搭乗員捜索〜
〜07.14 1909 爆雷投射5個〜
〜07.14 2346 信電令作第2号(H線以東、I線以西の甲区丁区を掃蕩せよ)〜
〜07.15 0650 差期日攻撃地点附近に於て油の浮上を認める〜
〜07.15 1035 飛行機敵潜攻撃地点に急航〜
〜07.15 1200 市江埼灯台の225度19浬の敵潜発見現場着、探信掃蕩、爆雷攻撃15個〜
〜07.15 1600 信電令作第4号(1900以後哨戒区域:市江埼灯台の二三〇度二〇浬地点を中心とす
る二十浬圏内、担任哨区:潮岬灯台を通ずる二七〇度線以南の海面)受領〜
〜07.16 1130 信電令作第5号(眞鶴、千鳥現場着後由良内に帰投せよ)受領〜
〜07.16 1900 信電令作第6号(最寄港に仮泊、明朝由良内に帰投せよ)受領〜
〜07.17由良内
17.07.20:信電令作第14号:
1.成生、第五十三號驅潜特務艇は〇六〇〇出撃、夫々丁丙区の対潜掃蕩に任ずべし
17.07.21:由良内〜
〜07.22 0935 日ノ御埼の175度43浬摩耶一番機の敵潜発見地点に急行〜
〜07.22 1130 哨戒機の誘導で驅逐艦「時雨」と共に爆雷攻撃2個〜
〜07.22 1720 信電令作第17号(1900に至るも状況変化なければ潮岬配備)受領〜
〜串本
17.07.24:1430 紀防機密第406番電:眞鶴、成生は至急出港準備をなせ
1500 紀防機密第406番電:眞鶴、成生は串本に於て待機すべし
1620 紀防機密第408番電:
信電令作第19号:
眞鶴、千鳥、成生は第四水雷戦隊派出の先任驅逐艦長(又は第二十七驅逐隊司令)の区処を受け
本日夕刻より二十五日正午迄潮岬の一七〇度方向海面の対潜掃蕩に任ずべし
17.07.24:串本〜
〜07.24 1920 予定線(170度)上掃蕩開始〜
〜07.24 2130 170度の線上を速力12節にて南下中〜
〜07.26由良内
17.07.27:由良内〜07.30由良内
17.08.01:由良内〜08.05由良内
17.08.07:由良内〜
〜08.08 1320 陸軍徴傭船「北明丸」沈没現場(市江埼の210度2浬)に急行〜
〜08.08 1523 電令作第1号(本日昼間市江埼灯台を中心とする20浬圏内に於てH線対潜掃蕩)
受領〜
〜08.08 1600 附近威嚇投射〜
〜08.08 1720 電令作第2号(1900に至るも敵情に変化なければI線以西の甲区対潜掃蕩)受領〜
〜08.09 1500 電令作第4号(1900に至るも情況変化なければI線以東の甲区掃蕩)受領〜
〜08.09 2000 電令作第5号(電令作第4号により行動せよ)受領〜
〜08.10 ---- 電令作第12号(串本にて待機し、明早朝出撃潮岬配備、明11日1200に至るも状況に
変化なければ第六配備に復帰)
〜08.10串本
17.08.11:電令作第13号:紀防機密第463番電:
阪警電令作第32号による紀伊水道通過一般船舶の直接護衛要領を左の通定む
1.護衛艦艇名基地
眞鶴、千鳥、成生:串本、
第五十二號驅潜特務艇、第五十三號驅潜特務艇:田邊灣(由良内)とす
2.護衛艦発着要領
(イ)大島 〇六〇〇発の艇は瀬戸埼一三〇〇発
(ロ)大島 一〇〇〇発の艇は瀬戸埼一六〇〇発
(ハ)瀬戸埼 一〇〇〇発の艇は大島一四〇〇発
何れも船団護衛終了後基地に帰投す -- 紀防機密第463番電により削除
3.航路指示
友ケ島配備の監視艇は南下船舶に所定の時刻場所を示達するものとす
此の場合護衛開始点に密集停船し輻輳せざるよう注意すべし
4.護衛艦は其の都度発着時刻並に隻数を報告するものとす
17.08.11:電令作第14号:紀防機密第456番電:
2.電令作第13号による直接護衛艦の日割は各基地毎に先任艇長之を区処するを立前とす
3.十三日以後直接護衛艦の哨戒配備に関しては特令す
17.08.11:串本〜
〜08.11 0615 信電令作第21号(本日日没迄潮岬配備)受領〜
〜08.12 0700 紀防機密第466番電(電令作第13号に依り大島発直接護衛)受領〜
〜08.12 1400 「朝鮮丸」雷跡発見現場(樫野埼56度5浬)に急行〜
〜08.12 1417 電令作第15号(樫野埼56度3.2浬の敵潜を直に索敵攻撃)受領〜
〜08.12 1815 電令作第16号(今夜丁区掃蕩)受領〜
〜08.12 2100 電令作第17号(明13日未明に至るも情況に変化なければ市江埼附近配備)受領〜
〜08.13由良内
17.08.14:電令作第20号:紀防機密第482番電:
本日〇三〇〇梶取埼二六度一二.五浬にて敵潜の攻撃を受けたる後木本泊地に座礁せる船舶あり
1.眞鶴、千鳥は樫野配備に就き夫々第一、第二護衛艦となし成生は第三護衛艦となれ
17.08.14:串本〜
〜08.14 1650 電令作第23号(1900に至るも状況に変化なければ第六配備に復帰、明日第三護衛艦
由良内に帰投)受領〜
〜08.14 1700 電令作第26号(2000に至るも状況に変化なければUV区掃蕩)受領〜
〜08.14串本
17.08.14:電令作第24号:紀防機密第491番電:
一五一五市江埼の一四四度八浬に敵潜の攻撃を受けたる船あり、千鳥は現場に於て掃蕩中
成生、眞鶴は直ちに出動先任艇長之を区処し現場を中心とする二〇浬圏内を掃蕩せよ
17.08.14:串本〜
〜08.14 2230 電令作第25号(明15日0600至るも情況に変化なければPW区を飛行機と協力徹底的
に掃蕩攻撃すべし)受領〜
〜08.15 0715 PW区の掃蕩を開始〜
〜08.16 1145 電令作第27号(1400に至るも状況に変化なければ串本に入港せよ)受領〜
〜08.16 1935 電令作第28号(呉竹丸が敵潜の攻撃を受けた現場(N33.35-E136.--)に急行、
附近海面を掃蕩せよ)受領〜
〜08.16 2300 梶取埼灯台の西側20浬圏内を掃蕩開始〜
〜08.17 1310 電令作第30号(室戸埼の北東五浬にに急行附近海面を掃蕩せよ)受領〜
〜08.17 1400 室戸埼の北東五浬にに急行(2000現場着予定)〜
〜08.17 1415 掃蕩要領:現場より20浬圏内中現場より90度線の北〜
〜08.17 1610 電令作第31号(潮岬配備に就け)受領〜
〜08.17 1810 電令作第32号(今後串本にて待機、明朝0630出港、潮岬配備に就け)受領〜
〜08.17 1900 潮岬海面掃蕩〜
〜08.17串本
17.08.18:串本〜
〜08.18 0730 潮岬灯台260度4浬に於て敵潜らしきものを探知爆雷攻撃4個〜
〜08.18 1620 午前攻撃地点の10浬圏内を探知掃蕩せるも捕捉せず〜
〜08.18 1805 潮岬の西5浬附近に重油の浮上を発見〜
〜08.18 1954 紀防機密第18195446番電(明19日第三護衛艦、護衛終了後最寄基地に待機)受領〜
〜08.20由良内
17.08.--:由良内〜串本
17.08.21:1315 紀防機密第521番電(千鳥は取敢えず爆雷成生より補給せよ)受領
1430 紀防機密第523番電(機関の手入復旧を急ぎ速に敵潜攻撃にゆけ)受領
---- 「第五十二號驅潜特務艇」に爆雷12個補給
17.08.21:串本〜
〜08.21 1700 樫野埼灯台の173度2浬の現場着〜
〜08.21 1802 「第五十二號驅潜特務艇」「第五十三號驅潜特務艇」と共に第一回爆雷投射4個〜
〜08.21 1815 「第五十二號驅潜特務艇」と共に第二回爆雷投射4個〜
〜08.21 1826 「第五十二號驅潜特務艇」と共に第三回爆雷投射4個〜
〜08.21 1830 電令作第34号(今夜掃蕩配備:樫野埼灯台の170度2浬を基点、其の外方五十浬圏内
基点の120度線以東)受領〜
〜08.21 1907 爆雷投射6個〜
〜08.21 2000 電令作第34号により行動〜
〜08.21 2220 電令作第35号(明朝串本に於て第三江口丸より爆雷を補充せよ)受領〜
〜08.22串本
17.08.22: 特設掃海艇「第三江口丸」から爆雷26個補給
17.08.22:串本〜
〜08.22 1200 樫野埼灯台の170度2浬にて現場調査〜
〜08.23 0850 潮岬181度5浬に急行〜
〜08.23 0900 電令作第36号(飛行機と協力、潮岬180度9浬の敵潜水艦を攻撃撃滅せよ)受領〜
〜08.23 0930 現場着〜
〜08.23 1200 「第五十三號驅潜特務艇」現場着、合同〜
〜08.24 1000 状況報告〜
〜08.26 1200 信電令第22号(荒天準備、日没迄に(要すれば哨戒護衛を中止)避泊せよ)受領〜
〜08.26避泊
17.08.27:大阪警備府電令作第43号:
1.電令作第32号に依る紀伊水道通航一般船舶の直接護衛は八月末日を以て取止む
17.08.--:出撃〜
〜08.30 1130 紀防機密第553番電(N33.30-E135.32に急行敵潜掃蕩)受領〜
〜08.30 1330 水雷艇「眞鶴」と共に掃蕩中〜
〜08.30 1430 掃蕩区域をY区とする〜
〜08.30 1629 電令作第38号(状況変化なければ今夜串本に待機し、明日潮岬配備)受領〜
〜08.30串本
17.09.02:由良内〜09.02由良内
17.09.04:由良内〜09.04由良内
17.09.07:由良内〜09.07由良内
17.09.08:由良内〜09.08由良内
17.09.09:由良内〜09.09由良内
17.09.10:戦時編制:大海幕機密第574号の36:舞鶴鎮守府部隊舞鶴防備隊
17.09.11:由良内〜09.11由良内
17.09.14:由良内〜09.15由良内
17.09.17:由良内〜09.17由良内
17.09.18:由良内〜09.18由良内
17.09.20:由良内〜09.20由良内
17.09.23:由良内〜09.24由良内
17.09.25:由良内〜09.25大阪
17.09.25:蓬莱造船鐵工株式會社にて入渠
17.10.10:修理完成
17.10.10:由良内〜
〜10.10 1847 紀防機密第101430番電(1700に至るも情況に変化なければ11日串本進出予定)受領〜
〜10.11 1959 紀防機密第111730番電(第六配備に復帰、12日成生、13日千鳥、14日眞鶴潮岬配備
以下之の順)受領〜
〜10.15 1705 市江埼280度12浬に攻撃に向う〜
〜10.15 1822 電令作第62号(今夜の掃蕩配備:市江埼を中心とする十浬以南I線以西の甲区)受領〜
〜10.21 0915 電令作第63号(潮岬配備)受領〜
〜10.22 0355 電令作第64号(市江埼灯台を中心とする一五浬圏内を索敵攻撃すべし)受領〜
〜10.22 0600 索敵行動開始〜
〜10.22 1230 紀防機密第647番電(1500に至るも情況に変化なければ昼間甲区に就け)受領〜
〜串本
17.10.23:2200 「立川丸」より事情聴取
17.10.24:電令作第66号:
1.本日一六四五串本哨戒機は樫野埼の八〇度八浬に敵潜水艦の油らしきもの発見せり
2.成生は今夜樫野埼を中心とする概ね三〇浬圏内を索敵掃蕩すべし
17.10.24:出撃〜
〜10.26 1330 哨区に就く〜
〜10.26 1610 電令作第68号(松本丸護衛終了後I線以西の甲区配備対潜掃蕩)受領〜
〜10.26 2100 特設運送船「松本丸」の護衛を終了、電令作第68号に依る掃蕩開始〜
〜10.27 0635 紀防機密第678番電(本日潮岬配備に復帰)受領〜
〜10.27 0800 甲区異状なし潮岬配備に復帰〜
〜10.27 1408 紀防機密第682番電(本日市江配備に改む)受領〜
〜10.27 1600 市江埼配備に就く〜
〜10.27 2307 紀防機密第685番電(29日市江配備)受領〜
〜10.28 0700 特設驅潜艇「第八日東丸」と哨区を交代〜
〜10.28串本
17.10.25:軍隊区分:機密大阪警備府命令第74号:海面防備部隊A部隊(1)
17.10.29:串本〜
〜10.29 0925 市江配備に向う〜
〜10.30 0930 市江埼228度6浬にて雷撃を受けるが被害なし、爆雷攻撃18個〜
〜10.30 1315 爆雷威嚇投射6個〜
〜10.30 1550 電令作第72号(1800に至るも情況に変化なければ最寄港に待機)受領〜
〜10.30最寄港
17.10.31:電令作第74号:
阪警電令作第65号による掃海は左記に依り速かに之を完了すべし
1.第三十二掃海隊は切目埼の二二五度線以北海面
2.紀防機雷長は成生、新井埼を指揮し右以南の海面
17.10.31:最寄港〜
〜11.01 1000 「第五十三號驅潜特務艇」と交代〜
〜11.01由良内
17.11.01:(対艦式大掃海具二型1組搭載中)
17.11.02:由良内〜
〜11.02 0700 切目埼の300度2浬附近にて敷設艇「新井埼」に合同し掃海を開始〜
〜11.02 1630 掃海中止(掃海海面:切目埼の225度1,700mと市江埼灯台の225度1,700m地点連結線
(145度線)の外側、幅(2,100m)4航海、拘捉、感知なし)
〜11.02田辺湾
17.11.03:田辺湾〜
〜11.03 0645 掃海開始〜
〜11.03 1620 掃海中止(掃海海面:11月2日の掃海面の外側に於て切目埼瀬地埼間幅2,900m(
5航海)、瀬戸埼、市江埼間幅2,400m(4航海)拘捉、感知なし)〜
〜11.03田辺湾
17.11.04:田辺湾〜
〜11.04 0715 掃海開始〜
〜11.04 1515 電令作第74号による掃海完了、拘束、感知なし〜
〜11.04串本
(17.12の発着は由良内ではなく串本又は田辺の可能性あり)
17.12.02:由良内〜12.03由良内
17.12.04:由良内〜12.04由良内
17.12.05:由良内〜12.06由良内
17.12.08:由良内〜12.09由良内
17.12.10:由良内〜12.11由良内
17.12.12:由良内〜12.13由良内
17.12.13:1930 紀防機密第131552番電(15日潮岬配備)受領
17.12.15:由良内〜12.16由良内
17.12.20:由良内〜12.21由良内
17.12.21:由良内〜12.21由良内
17.12.24:由良内〜12.25由良内
17.12.25:由良内〜12.25由良内
17.12.27:由良内〜12.28由良内
17.12.30:由良内〜12.31由良内
18.01.14:電令作第80号:
1005千鳥は市江埼の225度3.5浬に敵潜望鏡を発見す
成生、第五十一號驅潜特務艇、第九日東丸、第三十二掃海隊は之を攻撃撃滅せよ
18.01.14:串本〜
〜01.14 1215 現場着〜
〜01.14 1400 油湧出点(市江埼の220度3浬)にて爆雷投射5個〜
〜01.14 1420 「ニ」「マ」「ヤ」「ク」地区探信掃蕩開始〜
〜01.14 1614 電令作第81号(状況変化なければ1800以後の掃蕩配備:市江埼灯台を中心とする
10浬圏内以外の丁区)受領〜
〜01.15 0800 掃蕩打切〜
〜01.15串本
18.01.16:電令作第82号:
本日0120潮岬の75度35浬に敵浮上潜水艦を発見、左記に依り索敵攻撃に任ずべし
1.成生(丙丁区)、第八日東丸潮岬配備
18.01.16:串本〜
〜01.16 1700 引続き掃蕩中なれど異状を認めず〜
〜01.16 1825 紀伊防機密第161710番電(状況変化なければ2000以後哨区を撤し串本待機)受領〜
〜01.16串本
18.01.--:串本〜01.20由良内
18.01.21:由良内〜由良内
(18.02の発着は由良内ではなく串本又は田辺の可能性あり)
18.02.01:由良内〜02.02串本
18.02.02:電令作第83号:
0830Vの205度2浬敵潜水艦発見、飛行機触接中之を捜敵攻撃撃滅せよ
18.02.02:串本〜
〜02.02 1215 現場着掃蕩開始〜
〜02.02 1250 市江埼灯台の205度2,500mを中心に爆雷投射9個〜
〜02.02 1350 市江埼灯台の225度7,000mを中心に爆雷攻撃27個〜
〜02.02 1650 海防機密第021507番電(状況に変化なければ1800以後固有配備に復帰)受領〜
〜02.02由良内
18.02.03:由良内〜02.03由良内
18.02.05:由良内〜02.06由良内
18.02.06:特務艇長:海軍豫備大尉 佐藤 忠登
18.02.08:由良内〜02.08由良内
18.02.09:由良内〜02.10由良内
18.02.13:由良内〜02.14由良内
18.02.17:由良内〜02.18由良内
18.02.20:特務艇長:海軍豫備大尉 末永 益雄
18.02.20:由良内〜02.21串本
18.02.22:電令作第2号:
昨夜2345梶取埼の東4浬に於て敵浮上潜水艦を発見せり
1.成生は梶取配備に就き之を索敵攻撃せよ
18.02.22:串本〜
〜02.22 1235 現場着索敵攻撃開始〜
〜02.22 1750 梶取埼哨区異状なし、引続き探知捜索中〜
〜02.22由良内
18.02.23:由良内〜
〜02.24 1125 海防機密第241030番電(電令作第2号による索敵攻撃中止固有配備に復帰)受領〜
〜02.24串本
18.02.25:由良内〜02.25由良内
18.02.27:由良内〜
〜02.28 1240 潮岬灯台220度3浬CO哨戒中〜
〜02.28串本
18.03.02:串本〜03.03由良内(又は串本、田辺)
18.03.04:由良内〜03.05由良内
18.03.05:由良内〜03.07由良内
18.03.08:由良内〜03.09由良内
18.03.10:由良内〜03.10由良内
18.03.12:由良内〜03.13由良内
18.03.13:軍隊区分:機密大阪警備府命令第23号:海面防備部隊A部隊(1)
18.03.16:由良内〜03.17由良内
18.03.20:由良内〜03.21由良内
18.03.24:由良内〜03.25由良内
18.03.27:由良内〜03.28串本
18.04.01:内令第584号:舞鶴防備隊所属
18.--.--:串本〜04.03由良内
18.04.05:由良内〜
〜04.08 0830 哨区を撤し串本に向う〜
〜04.08串本
18.04.08:海防電令作A:海防機密第080930番電:
七日二一〇〇以後敵潜発見せず、本日の哨戒掃蕩左の如し
1.新井埼、成生は新井埼艇長区処の下に丙丁哨区(トチリヌル)の哨戒に任ずべし
18.04.08:串本〜串本
18.04.08:海防電令作B:海防機密第082015番電:
4.那智丸、第五日正丸、新井埼、成生は電令作A任務を続行せよ
18.04.09:串本〜
〜04.09 0800 潮岬以西哨戒〜
〜04.10 0210 紀防機密100151番電(N33.34-E136.00に急行遭難船救助)受領〜
〜04.10 0405 現場に急行〜
〜04.10 0455 勝浦沖にて遭難船を捕捉、救助〜
〜04.10 0550 遭難船はドイツ船"Quito"で灯台を誤り擱坐したものと判明〜
〜04.10 0600 離洲のための曳航作業を準備〜
〜04.10 0930 救難作業終了、潮岬以東を哨戒〜
〜04.10 1120 海防電令作C(1600迄異状なければR配備串本基地)受領〜
〜串本
18.04.16:海防電令作第3号(本日0200迄新井埼と対艦でケフコエテ区敵潜掃蕩)受領
18.04.16:串本〜
〜04.16 1315 テ区より探知掃蕩を開始〜
〜04.16 1743 海防電令作第4号(1800至るも状況変化なければ串本に帰投待機)受領〜
〜04.16串本
18.04.--:串本〜04.25由良内
18.04.28:由良内〜由良内
18.05.01:由良内〜05.02由良内
18.05.03:由良内〜05.03由良内
18.05.04:由良内〜05.04由良内
18.05.04:由良内〜05.08舞鶴
18.05.--:一般整備工事
18.05.15:舞鶴海軍工廠第一船渠にて入渠
18.05.28:出渠
18.06.14:舞鶴海軍工廠にて入渠修理工事完成
18.06.14:舞鶴〜由良内
18.06.18:海防信電令第9号:
海特山霜丸、サイパン丸十二節護衛艦なし18日1200友ヶ島1740潮岬通過東航の予定
1.成生は右船団を由良内沖より梶取埼北方迄之が警戒護衛に任じ任務終了後串本にて待機せよ
18.06.18:由良内〜
〜06.18 1945 梶取埼附近に於て特設工作艦「山霜丸」、「サイパン丸」の護衛を終了〜
〜06.18串本
18.06.21:串本〜06.22串本
18.06.23:串本〜06.23串本
18.06.24:海防電令作第16号:
24日0600 N34.00-E136.40に於て木津川丸(八六二三船団)敵潜の雷撃を受く、損害なし
1.紀伊防機雷長は新井埼、成生を率い現場に急行之を索敵攻撃せよ
18.06.24:串本〜
〜06.24 1345 三木埼の115度索敵を開始〜
〜06.25 0818 海防電令作第17号(0300に至るも情況に変化なければ敵潜掃蕩を止め
第一回聯合教練に参加)受領〜
〜06.25 1530 西航船団(名瀬丸外2隻)が潮岬西にて雷撃を受ける〜
〜06.25 1730 現場着掃蕩を開始〜
〜06.25 1810 掃蕩部隊電令第1号(日没迄に敵を得ざる場合1930以後の掃蕩区分:第一掃蕩隊、
Rの180度Jの140度間距岸20浬の外方20浬)受領〜
〜06.26 0250 敵潜水艦らしきものを発見するが直ぐに見失う〜
〜06.26 1810 海防電令作第22号(27日0500に入らるも情況に変化なければ樫野埼配備附近及
市江梶取埼間の第二航路帯外方を索敵掃蕩)受領〜
〜06.26 1850 串本進出部隊電令作第2号(今夜D線以南(G線J線間)遠距離索敵)〜
〜06.27串本
18.06.27:串本〜
〜06.27 1800 串本進出部隊電令作第3号(今夜索敵配備は電令作第2号)〜
〜06.28大島
18.06.28:真水糧食補給
18.06.28:大島〜06.29串本
18.07.01:特務艇長:海軍大尉 末永 益雄
18.07.01:海防電令作第26号:
本日0115N33.28-E136.48に於て泰洋丸雷跡を認む
1.串本進出部隊は新井埼艇長之を指揮索敵攻撃に任ずべし
18.07.01:海防電令作第27号:
1450V136度6.5浬に於て商船雷撃を受く被害なし
海防部隊は左に依り之を攻撃撃滅せよ
1.紀防機雷長は第十號驅潜特務艇、第二百五十一號驅潜特務艇を率い直に出撃串本進出部隊を
指揮し昼間江須埼梶取埼間距岸20浬以内夜間20浬外方海面
18.07.01:串本〜
〜07.01 1510 江須埼西方商船被雷撃現場に急行〜
〜07.01 1615 Vの165度11浬着、索敵開始〜
〜07.01 1815 Vの225度8浬に於て敷設艇「新井埼」と協同攻撃中、爆雷攻撃2個〜
〜07.01 1950 串本進出部隊電令作第5号(夜間索敵配備:Z線以内距岸概ね30〜40浬)受領〜
〜07.02 0810 串本進出部隊電令作第6号(昼間索敵掃蕩配備:Zの180度以西)受領〜
〜07.02 1915 251Cha機密第021805番電(夜間索敵配備:Z線以内距岸概ね20〜30浬)受領〜
〜07.03 1224 海防信電令作第11号(一時現任務を撤し富士丸と共に第8703船団を市江埼沖より
三木埼附近迄直接護衛)受領〜
〜07.03 1850 串本進出部隊電令作第7号(第三配備に復帰、船団護衛終了後串本帰投)受領〜
〜07.03 2100 瀬戸埼にて第8703船団の護衛を開始〜
〜07.04 0700 三木埼にて第8703船団の護衛を終了〜
〜07.04串本
18.07.05:串本〜
〜07.05 1209 海防電令作第10号(第8705A船団を瀬戸埼より三木埼間直接護衛)受領〜
〜07.05 1620 切目埼北方にて第8705A船団の護衛を開始〜
〜07.05 1655 「帝瑞丸」機関故障の為、御坊港に避泊させる〜
〜07.06 0120 三木埼通過、第8705A船団の護衛を終了〜
〜07.06 0430 潮岬哨区復帰〜
〜07.06 0900 徹哨〜
〜07.06由良内
18.07.06:燃料、清水補給
18.07.07:由良内〜対潜訓練〜07.08串本
18.07.07:軍隊区分:大海指第256号:大阪警備府府司令長官の指揮を解く
18.07.07:軍隊区分:機密大阪警備府作戦命令第11号:削除
18.07.08:軍隊区分:機密舞鶴鎮守府命令作第48号:海面防備部隊
18.07.08:大阪警備府信令第23号:
新井埼、成生は教練作業を取止め由良内にて出動準備を整え至急舞鶴に回航せしむべし
18.07.08:海防電令第13号:
新井埼、成生は大阪警備府信令第23号の如く行動すべし
18.07.08:機関開放
18.07.08:串本〜07.08由良内
18.07.09:由良内〜07.09姫島07.10〜07.11舞鶴
18.07.11:海防信電令作第10号:07.12 1000以後出港、対潜掃蕩を行い
07.13 日ノ御崎の北5浬付近にて常盤と合同し第四掃海水路まで護衛
18.07.12:舞鶴〜
〜07.12 1310 日ノ御崎の北東10浬より敷設艦「常盤」護衛〜
〜07.16舞鶴
18.07.13:海防信電令作第11号:常盤護衛終了後、C哨区哨戒
18.07.14:海防信電令作第12号:07.14 1900以後C哨区を徹し
07.15 0400以後第十哨区にて附近の対潜掃蕩、
経ヶ岬の北1.5浬より日ノ御崎の235度10浬に至る間高榮丸艦長の区処を受け
二曳と共に高榮丸、新興丸の直接護衛、その後舞鶴帰投
18.07.16:呉防備戦隊電令作第276号:
1.南海丸、辰春丸(成生護衛)18日1000六連錨地に向け舞鶴発、速力12.5節、
同日2300島根県日ノ御埼沖通過の予定
2.佐伯防備隊司令は由利島をして日ノ御埼沖にて成生と会合、護衛を引継ぎ六連まで之が
護衛に任ぜしむべし
18.07.17:海防信電令作第15号:博奕岬北方より日ノ御崎の北約3浬の地点まで
由利島に引継ぐまで南海丸、辰春丸の直接護衛
18.07.18:舞鶴〜哨戒〜07.19舞鶴
18.07.24:軍隊区分:機密舞鶴鎮守府命令作第53号:海面防備部隊
18.07.24:舞鶴〜哨戒〜07.24舞鶴
18.08.02:海防信電令作第22号:博奕岬沖より日ノ御崎迄高榮丸、新興丸、西貢丸護衛
18.08.03:舞鶴〜
〜08.03 特設敷設艦「高榮丸」、同「新興丸」、特設巡洋艦「西貢丸」護衛〜
〜08.04 哨戒配備に就く〜
〜08.05 美保関北東5浬にて遭難漁船を救助、淀江町に回航〜
〜08.05 哨区復帰〜
〜08.07舞鶴
18.08.13:舞鶴〜哨戒〜08.17舞鶴
18.08.19:舞鶴海面防備部隊信電令作第24号:
0630金澤の北西30浬附近に敵味方不明の潜水艦見ゆとの情報あり
成生は七尾回航の途中附近を捜索掃蕩せよ
18.08.19:舞鶴〜08.20七尾
18.08.22:舞鶴海面防備部隊信電令作第25号:
佐渡海面の対潜警戒を厳にせよ
成生は補給の上出港、主として新潟を基地とし新潟沖より男鹿半島に至る沿岸航路帯の警戒に
任ずべし
18.08.23:七尾〜哨戒〜08.26七尾
18.08.24:舞鶴海面防備部隊信電令作第26号:
8月25日以後日本海北航路の第四種航行管制を実施せらる
第二十一號掃海艇及び成生は新潟男鹿半島間の沿岸航路帯にありて対潜警戒
航行船団の間接護衛に任ずべし
18.08.31:七尾〜哨戒〜
18.09.01:内令第1833号:舞鶴防備隊所属
18.09.03:海防信電令作第28号:第二十號掃海特務艇と協力、禄剛埼沖の敵潜撃滅
〜09.03 掃蕩開始〜
〜09.05 0600 掃蕩中止〜
〜09.05新潟
18.09.05:海防信電令作第29号:掃蕩中止
18.09.07:新潟〜哨戒〜09.13七尾
18.09.13:補給
18.09.14:七尾〜哨戒〜09.18舞鶴
18.09.15:軍隊区分:機密舞鶴鎮守府命令作第57号:海面防備部隊
18.09.22:舞鶴〜哨戒〜09.23舞鶴
18.09.23:海防信電令作第30号:主として七尾を基地として佐渡海面沿岸航路帯の警戒
18.09.26:舞鶴〜哨戒〜09.30七尾
18.10.01:舞鶴海面防備部隊信電令作第34号:
十月一日一八一〇雲仙丸敵潜の追躡雷撃を受くN四〇度三八分E一三三度三八分
成生は直ちに機械を復旧の上出撃敵潜の捜索撃滅に任ずべし
18.10.02:七尾〜対潜掃蕩〜
18.10.02:舞鶴海面防備部隊信電令作第35号:
十月三日雲仙丸羅津入港予定
信電令作第34号の索敵を止め哨区に復帰すべし
〜七尾
18.10.06:富山〜哨戒〜10.08七尾
18.10.09:舞鶴海面防備部隊信電令作第38号:
1.九日〇一二五N三九度四九分E一三九度四六分(男鹿半島南三浬)に敵潜出現
成生は速に出撃之を撃滅すべし
18.10.09:七尾〜哨戒〜10.14七尾
18.10.10:舞鶴海面防備部隊信電令作第39号:
3.成生は(イ)哨区に在りて状況許す限り男鹿半島粟生島間航行の船団の直接護衛に任ずべし
18.10.16:舞鶴海面防備部隊信電令作第40号:
2.第四哨戒配備となせ
成生、第二昭和丸は成る可く速に舞鶴に回航すべし
18.10.18:七尾〜哨戒〜10.19舞鶴
18.10.20:機関修理
18.11.02:舞鶴〜訓練〜11.02舞鶴
18.11.08:舞鶴〜哨戒〜11.12舞鶴
18.11.20:軍隊区分:機密舞鶴鎮守府命令作第66号:海面防備部隊
18.11.20:舞鶴〜哨戒〜11.24舞鶴
18.11.29:舞鶴〜訓練〜11.29舞鶴
18.12.04:舞鶴〜訓練〜12.04舞鶴
18.12.08:軍隊区分:機密舞鶴鎮守府命令作第68号:海面防備部隊
18.12.13:舞鶴〜作業〜12.13舞鶴
18.12.15:舞鶴〜作業〜12.16舞鶴
18.12.18:舞鶴〜哨戒〜12.21舞鶴
18.12.24:舞鶴〜訓練〜12.24舞鶴
18.12.25:舞海防信電令作第46号:舞鶴より日ノ御崎まで「常盤」を護衛
18.12.28:舞鶴〜「呂號第三十九」、「呂號第四十四潜水艦」を目標に対潜訓練〜12.28舞鶴
18.12.30:舞鶴〜哨戒〜12.31舞鶴
19.01.01:舞鶴〜哨戒〜01.03舞鶴
19.01.04:舞鶴〜訓練〜01.04宮津湾
19.01.05:宮津湾〜訓練〜01.05宮津湾
19.01.06:宮津湾〜訓練〜01.06舞鶴
19.01.11:舞鶴〜訓練〜01.11宮津湾
19.01.12:宮津湾〜訓練〜01.12舞鶴
19.01.13:舞鶴〜哨戒〜01.14舞鶴
19.01.14:海護總電令作第27号:
1.舞鎮長官は成生をして阪警長官の作戦指揮を受けしむべし
19.01.15:機密舞鶴鎮守府命令作第73号:由良内回航、大阪警備府司令長官の作戦指揮
19.01.15:軍隊区分:機密舞鶴鎮守府命令作第74号:海面防備隊より除く
19.01.17:舞鶴〜01.21由良内
19.01.18:大阪警備府信電令第1号:
1.成生を阪警海面防備部隊に編入す
2.成生は由良内を経て串本に回航第三十二掃海隊司令の指揮を承くべし
19.01.--:串本〜
〜01.28 1545 潮岬の280度6.7浬にて対潜掃蕩〜
〜01.30 0212 潮岬の255度11浬にて雷撃を受けるが被害なし〜
〜01.31 1307 阪警機密第311307番電(串空の飛行機捜索に協力)〜
19.02.01:類別等級削除:内令第272号
19.02.01:内令第279号:舞鶴防備隊から削る
19.02.01:類別等級制定:内令第271号:種別:敷設艇、類別:敷設艇、艇型:測天型
19.02.01:本籍:内令第280号:舞鶴鎮守府、役務:警備敷設艇
19.02.01:戦時編制:舞鶴鎮守府部隊
19.02.01:軍隊区分:機密大阪警備府命令作第1号(01.20附):海面防備部隊潮岬部隊
19.02.01:敷設艇長:海軍大尉 末永 益雄
19.02.04:大阪警備府電令作第1号:阪警機密第041125番電:
海面防備部隊指揮官は成生を分派し雲鷹の警戒(要すれば曳航)に任ぜしむべし
雲鷹と合同後特令時迄雲鷹艦長の指揮を受けしむべし
19.02.16:藤永田造船所株式會社船町工場にて入渠修理工事着手
19.03.07:藤永田造船所株式會社船町工場にて修理工事完成
19.03.--:船町〜
〜04.01 1438 海防機密第011438番電(護衛任務終了後串本にて待機)発令〜
〜04.01串本
19.04.02:海防機密第021410番電:
1.第一護衛法となせ
2.東航陸軍重要船団四隻一二〇〇洲本沖発速力十三・五節
護衛艦帆風、笠戸、皐月
3.成生は市江埼、新宮沖間直接護衛に任ぜよ
19.04.19:海防機密第191050番電:
成生は大阪警備府電令第45号に基き由良内を経て25日中に室戸港に回航すべし
19.04.23:串本〜
〜04.23 1045 海防電令作第9号(敵潜掃蕩に関し那智丸艇長の指揮を受くべし)発令〜
〜04.23 1805 海防電令作第6号(掃蕩を止め串本に待機)発令〜
〜04.23 1811 海防機密第231811番電(24日第8423船団甲を市江埼沖新宮沖間直接護衛)発令〜
〜04.23 2210 串本
19.04.24:串本〜
〜04.24 1242 海防機密第241242番電(海防機密第191054番電及同231811番電に依る行動取止め
護衛任務終了せば第一掃蕩隊に復帰)発令〜
〜04.24 1420 第8424船団甲の護衛を止め第一掃蕩隊に復帰〜
〜04.24 1600 成生機密第241600番電(1800以後丙哨区距岸20浬圏内を掃蕩)発令〜
〜04.25 1445 海防信電令第7号(第一護衛法別法第三掃蕩配備第一掃蕩隊)発令〜
〜04.26 0600 配備に復帰〜
〜04.26 0837 海防機密第260837番電(敵潜出現第一掃蕩隊は市江埼の208度2浬に急行)発令〜
〜04.26 0840 現場に向う〜
〜04.26 1525 海防電令第4号(1800以後掃蕩哨戒安宅配備)発令〜
〜04.26 1645 海防機密第261645番電(第8424、第8425、第8426船団瀬戸埼新宮間直接護衛)発令〜
〜04.26 2034 海防機密第262034番電(由良内に回航し燃料補給)発令〜
〜04.26由良内
19.04.27:由良内〜
〜04.27 1025 海防機密第271025番電(潮岬附近より瀬戸埼間第7424船団甲を直接護衛)発令〜
〜04.27 1050 潮岬の140度2浬(特設砲艦「那智丸」の敵潜発見現場)に向う〜
〜04.27 1055 海防機密第271055番電(現場へ急行せよ)発令〜
〜04.27 1420 梶取沖着、掃蕩開始〜
〜04.27 1539 海防機密第271539番電(一時掃蕩を止め第7424甲船団を直接護衛)発令〜
〜04.27 1640 海防電令第6号(護衛終了後潮岬配備)発令〜
〜04.27 2100 瀬戸埼冲にて船団護衛を止め潮岬配備に就く〜
〜04.28 0443 海防機密第280443番電(敵潜水艦あり、潮岬の150度6浬に急行)発令〜
〜04.28 1825 海防機密第281825番電(第8428船団甲乙を市江埼灯台沖新宮沖間、
第7427船団甲を新宮沖市江埼灯台沖間直接護衛)発令〜
〜04.28串本
19.04.28:串本〜
〜04.29 0640 切目埼沖にて第8428船団甲の護衛を開始す〜
〜04.29 1410 木ノ本沖にて第8428船団甲の護衛を止む〜
〜04.29 1620 三木埼以南第7427船団甲を認めず〜
〜04.29 1900 海防機密第291900番電(第8429船団甲乙を市江埼梶取埼間直接護衛)発令〜
〜04.30 1320 梶取埼沖にて第8429船団甲の護衛を終了(第8429船団乙は串本に仮泊)〜
〜04.30 1724 海防電令第7号(護衛任務終了後串本待機)発令〜
〜04.30 1725 海防機密第301725番電(第8430船団を市江埼梶取埼間、第7429船団を梶取埼市江埼間
直接護衛)発令〜
〜04.30串本
19.05.01:串本〜
〜05.01 1815 海防機密第011815番電(明日第8501船団を市江埼梶取埼間、第7430船団を
梶取埼市江埼間直接護衛)〜
〜05.02 1645 海防機密第021645番電(明日第7501船団を梶取埼市江埼間直接護衛)〜
〜05.03 1800 市江埼沖にて第7501船団の護衛を終了〜
〜05.03 ---- 探信儀故障〜
〜05.04 1620 海防機密第041620番電(明日第8504船団及7503船団を瀬戸埼梶取埼間直接護衛)〜
〜05.05 0950 潮岬の290度12浬にて右艇首40度約800mに雷跡1本発見、面舵一杯にて回避、
第8504船団二番船の一般徴傭船「白根丸」が中部に被雷、約2分後沈没〜
〜05.05 0957 爆雷攻撃9個〜
〜05.05 1004 爆雷攻撃7個(上甲板に装備のもの全部)〜
〜05.05 1013 爆雷攻撃3個〜
〜05.05 1220 掃蕩を中止し第7503船団の護衛に向う〜
〜05.05 1735 海防機密第051735番電(F線以東I線以西距岸10浬圏内の圏外距岸20浬圏内掃蕩)〜
〜05.05 2030 探信儀故障復旧〜
〜05.06 1545 海防機密第061545番電(串本に於ける補給終了後山陽丸の直接護衛)〜
〜05.07 1128 紀防機密第071022番電(阿波尾島の160度25浬に急行敵潜の掃蕩)受領〜
〜05.07 1701 海防機密第071701番電(第8507船団及第7505船団を市江埼梶取埼間直接護衛)〜
〜05.08 0935 樫野埼163度3.5浬にて第8507船団護衛中潜水艦らしきものを探知、爆雷投射10個〜
〜05.08 1120 大阪警備府信令第55号(適宜対潜掃蕩を打切り船団護衛に復帰)〜
〜05.09 1554 海防機密第091545番電(明日白山丸及第7508船団を市江埼梶取埼間直接護衛)〜
〜05.10 0810 海防機密第100810番電(東航白山丸の行動を1日繰下、本日の直接護衛中止)〜
〜05.10 1138 海防機密第101138番電(直接護衛主務、基地:串本)〜
〜05.11 1826 海防機密第111826番電(明日第8510甲船団及啓東丸を市江埼梶取埼間直接護衛、
船団護衛終了後串本待機)〜
〜05.12 1642 海防機密第121642番電(明日第7512乙船団を潮岬新宮沖間直接護衛)〜
〜05.12 1732 海防機密第121732番電(西航啓東丸13日1230潮岬に変更)〜
〜05.12串本
19.05.13:串本〜
〜05.13 1623 海防機密第131623番電(明日第8513船団を市江埼梶取埼間直接護衛後、第7511船団を
梶取埼市江埼間直接護衛)〜
〜05.14 1652 海防機密第141652番電(明日第8514船団甲を市江埼梶取埼間直接護衛)〜
〜05.15 1913 阪警機密第151754番電(第8514船団甲は予定を1日繰下げ)受領〜
〜入港
19.05.16:0700 探信儀並に帰還定期整備(05.20未明完了予定、完了まで出港不能)
19.05.19:大阪警備府信電令第46号:
五月二十日以後海面防備部隊、串本航空隊、小松島航空隊の作戦に関し左の通定む
2.成生は第三海上護衛隊に編入せらる
19.05.20:戦時編制:横須賀鎮守府部隊第三海上護衛隊
19.05.30:三海護機密信電令第7号:
1.〇九〇〇頃室戸の30度五浬附近に於て敵潜水艦の雷撃を受けたる船舶あり
3.成生は現場に急行、阪警隊の艦船と連携し之を捕捉撃滅すべし
〜05.30 1855 現場着、掃蕩開始〜
〜05.31 0345 敵情を得ず〜
〜05.31 1615 敵情を得ず〜
〜06.20由良内
19.06.--:由良内〜
〜06.29 1805 東京湾部隊信電令作第24号(瀬戸埼防備衛所聴知の潜水艦を捜索攻撃)受領〜
〜06.30 0332 探知捜索するも異状なし〜
〜06.30 0938 紀州部隊信電令作第5号(固有配備に復帰)受領〜
〜07.01 1530 東京湾西航路部隊機密第011130番電(1400に至るも敵情を得ざれば掃蕩を止め
今夜田辺に於て補給の上、明日東航船団を護衛しつつ串本に帰投)受領〜
〜07.01田辺
19.08.15:軍隊区分:横鎮電令作第604号:甲直接護衛部隊
19.08.--:(第3818船団護衛)横須賀〜父島
19.08.23:(第4823船団護衛)父島〜横須賀
19.09.07:甲直接護衛部隊電令作第237号:
1.第二號日吉丸、如月丸を以て第三九一〇船団を編成、10日父島に向け東京湾を出撃せしむ
2.護衛艦:成生、網代
3.船団部隊指揮官:成生敷設艇長に指定す
19.09.--:(第3910船団護衛)東京湾〜09.16父島
19.09.14:機密小笠原部隊命令作第72号:敷設隊
19.09.17:(第4917船団護衛)父島〜横須賀
19.10.01:軍隊区分:小笠原部隊
20.02.10:敷設艇長:海軍大尉 荒井 勇三
20.02.16:沈没
20.04.10:類別等級削除:内令第303号
20.04.10:解役:内令第311号
20.04.10:除籍:内令第312号
喪失場所:N32.10-E135.54 潮岬南方150km附近
喪失原因:米潜水艦Sennet(SS-408)の雷撃
同型艇
測天、白~、巨濟、浮島。
兵装
(計画時)
毘式四十粍二聯装機銃1基、
三八式小銃20挺、一四式拳銃5丁、
須式七十五糎探照燈1基、一四式一米半測距儀2基、
九四式投射機1基、爆雷装填台三型1基、爆雷水圧投下装置2基、爆雷手動投下台8基、
九一式一型爆雷36個、
大掃海具二号二型2組、小掃海具一型2組、
九三式機雷120個(又は一四式二号防潜網2組又は一四式捕獲網8組)。
写真資料
フィルムあり
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