砲艦

砲艦について

昭和19年9月29日附軍令海第8号(同年10月1日施行)により艦船令に追加された種別で、同年10月1日から艦艇類別等級表に編入が開始されました。砲艦は明治の時代から軍艦の中の一類別にあり、当初は砲力を備えた沿岸防御用の浅喫水の艦でした。これらの艦がすべて除籍されたあと大正期には通報艦から類別変更された艦と中国警備用の艦により砲艦は構成されました。昭和15年4月1日に通報艦から転籍組の「淀」が除籍されると以後は中国警備用の砲艦のみで占められることになります。「橋立」は昭和19年07月10日に除籍されていますので、新設の砲艦としては就役しておりませんが、本サイトでは便宜上ここでご紹介します。なお河川航行のみで航洋性をもたないものは特に河用砲艦と呼ばれ、浅喫水で巾広な船体とういう独特の形状をしていました。

砲艦の諸元

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砲艦の艦歴

下の各艦の画像をクリックして下さい。

安宅

鳥羽

嵯峨

橋立

宇治

勢多

堅田

比良

保津

熱海

二見

伏見

隅田

多多良

須磨

唐津

舞子

鳴海

興津

 

写真出典:

  1. 安宅:「新造船写真史」三菱重工業株式会社横浜造船所
  2. 嵯峨、橋立、宇治:"ONI 222-J The Japanese Navy"
  3. 鳥羽、熱海、多多良、須磨、唐津、舞子、鳴海、興津:"ONI 208J Supplement No.2 Far-Eastern Small Craft"
  4. 保津:「新三菱神戸造船所五十年史」新三菱重工業株式会社神戸造船所
  5. 勢多:「播磨造船所50年史」株式会社播磨造船所
  6. 堅田、比良:「日本軍艦集 2600年版」海軍研究社
  7. 二見:"Naval History and Heritage Command" Catalog #:NH 82469
  8. 伏見・隅田:"Wikipedia"

 

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