大瀬の艦歴

 年 月 日:艦歴

09.--.--:起工 09.12.15:進水、命名:Genota 10.04.10:竣工
10.--.--:新規登録:信号符字:PEHL、           所有者:N.V. Petroleum Maats "La Corona"、船籍港:Haag、           登録総噸数:7,986.86、登録純噸数:1,753.97、           登録長:463.0呎、登録幅:59.3呎、登録深:33.9呎 10.04.10:登録検査、船級:LR ✠100A1 15.--.--:Sourabayaにて第一次第一種定期検査 17.04.30:ジェラルトン〜アバダン向け航行〜
17.05.09:拿捕
拿捕場所:S17.40-E76.20 印度洋 拿捕原因:特設巡洋艦愛國丸」による
17.05.09:現場発〜05.17彼南〜05.30タラカン 17.05.31:原油搭載 17.--.--:タラカン〜06.10徳山(港外) 17.06.11:徳山〜串本 17.06.16:串本〜06.17船形06.17〜06.17横浜(日本石油横浜精油所桟橋) 17.06.--:原油陸揚 17.06.20:第七岸壁に繋留替え、横須賀捕獲審検所に引渡し
17.07.20:命名:達第207号:特務艦「大瀬」(オホセ) 17.07.20:類別等級制定:内令第1317号:種別:特務艦、類別:運送艦、艦型:なし 17.07.20:本籍:内令第1329号:舞鶴鎮守府、役務:在役特務艦 17.07.20:戦時編制:海軍省配属給油艦 17.07.20:特務艦長:海軍大佐 三坂 直兼 17.08.15:横須賀捕獲審検所事件番号昭和十七年第九號判決「捕獲」 17.09.28:改装工事完了 17.10.06:横須賀〜10.18パレンバン(予定) 17.10.10:官房機密第12792号:特型運貨船搭載装置新設の件訓令 18.01.11:1330 沖八番浮標に繋留中の航空母艦雲鷹」が走錨し本艦艦首に触接、その後本艦右舷に横付け 18.02.21:2250 我潜水艦と交戦中N29.30-E133.00   2305 我潜水艦の雷撃を受く、雷数2、損害なし 18.06.22:(第169船団)門司〜      〜06.23 ---- 「第三十八號哨戒艇」、一般徴傭船「那須山丸」、龍王山丸」、             特設運送船北安丸」が合同〜      〜06.24 1120(N28.45-E127.03)米潜水艦"Snook"(SS-279)の雷撃を受け前部兵員室下及び           六番タンク破壊、六番タンクを支点とし船体前後に10度傾斜を生じる〜      〜06.24 1230 誠心丸機密第002番電(大瀬は第三十八號哨戒艇護衛のもとに奄美大島に行け、             第三十八號哨戒艇は右終わらば船団のあとを追及せよ)〜      〜06.25瀬相 18.06.25:大瀬機密第251302番電:       6月24日1120敵潜水艦による主なる被害状況左の如し      1.戦死傷者        戦死下士官二名兵三名、行方不明兵二名傭人一名、重傷者下士官一名兵三名其の他准士官以上一名        兵三名      2.船体並に機関兵器       (イ)全部兵員室及其の上下甲板、倉庫、弾薬庫、艦底全壊、揚錨機使用不能、繋留用諸索具亡失       (ロ)一番砲使用不能       (ハ)六番タンク破壊、同タンクを支点とし前後に約一〇度傾斜且後部艦体に歪を生ず       (ニ)速力通信機使用不能       (ホ)後部に傾斜せる為クランク空軸貫通部より潤滑油漏洩(毎時約二〇〇立)         (ヘ)全力運転不能(靜水時十分の六全力可能)       (ト)補給用タンク一、六、七全部及五番右使用不能       (チ)マスト維持索六本       右修理は当地にて実施不可能に付一応損所検査の上佐世保に回航致度 18.--.--:瀬相〜佐世保 18.08.04:官房艦機密第3951号:水中聴音機装備の件訓令 18.09.15:特務艦長:海軍大佐 木岡 蟻志松 18.09.17:官房艦機密第4742号:光学兵器整備の件訓令 18.10.27:特務艦長:海軍大佐 木岡 蟻志松(兼務) 18.11.01:特務艦長:海軍大佐 木岡 蟻志松 18.11.20:修理完成 18.12.17:官房艦機密第6258号:運送艦迷彩塗装の件訓令:二號色 18.12.01:(船団護衛)門司〜12.05高雄12.06〜12.09マニラ 18.12.30:昭南〜01.08高雄 19.01.10:(T船団護衛)高雄〜01.16門司 19.02.11:(ヒ43船団)門司〜02.12福江02.13〜02.16基隆02.18〜02.19高雄02.19〜02.23カムラン
19.02.25:戦時編制:聯合艦隊所属給油艦 19.02.28:(ヒ43船団)カムラン〜03.03昭南 19.03.06:昭南〜03.07パレンバン 19.03.11:パレンバン〜03.12昭南 19.03.16:昭南〜03.27パラオ 19.03.28:「第三十六號哨戒艇」に燃料補給
19.03.30:沈没 19.05.10:類別等級削除:内令第662号 19.05.10:除籍:内令第657号
喪失場所:N.-E. パラオ 喪失原因:米第58機動部隊艦載機による空爆

同型艦

 Rapana。

兵装

艦本機密第1ノ7021号通牒(18.05.31)による調整図面)
 四十五口径三年式十二糎砲G型2門、九三式十三粍二聯装機銃二型1基、同単装機銃六型2基、
 七十五糎探照燈1基、一米半測距儀1基、防雷具4基、爆雷手動投下台2基。

写真資料

 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2735-2737)
 「日本海軍艦艇写真集 巡洋艦」ダイヤモンド社 H17.08 呉市海事歴史科学館(P.221)
 "Ozne Mooiste Koopvaardijschepen Deel 6" De Alk bv 1995 Arne Zuidhoek (P.98)
 "Australian War Memorial", ID No. 303324
 "Arendnet Scheepvaartsite"

図面資料

 "Lloyd's Register Foundation-Heritage & Education Centre", Unique reference code:-
   LRF-PUN-006160-006174-0059-P

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