帝龍丸の船歴
年 月 日：船歴
--.--.--：起工
T03.10.19：進水、命名：Northwestern Miller
T04.03.--：竣工
T04.--.--：新規登録：船舶番号：137431、信号符字：JKGP、
所有者：Norfolk and North American Steam Shipping Company, Limited、
船籍港：Liverpool、
登録総噸数：5,046.22、登録純噸数：3,159.89、
登録長：419.8呎、登録幅：53.4呎、登録深：27.8呎、
管理者：Furness, Withy and Company, Limited
T04.03.04：登録検査、船級：LR ✠100A1
T06.--.--：変更登録：登録総噸数：6,504、登録純噸数：4,151
T09.--.--：Londonにて第一次第一種定期検査
T12.--.--：Londonにて第一次第二種定期検査
02.03.--：Queenstownにて第一次第三種定期検査
02.12.--：国籍変更：改名：Augsburg、信号符字：QMGN
所有者：Norddeutscher Lloyd、船籍港：Bremen、
登録総噸数：6,512、登録純噸数：4,095、
登録長：419.8呎、登録幅：53.4呎、登録深：27.8呎
06.--.--：Bremenにて第二次第一種定期検査
10.--.--：Bremenにて第二次第二種定期検査
14.09.06：大連で係船
15.12.05：帝國船舶株式會社が購入
16.--.--：新規登録：改名：帝龍丸、船舶番号：48041、信号符字：JQQO、
所有者：帝國船舶株式會社、船籍港：東京市、
登録総噸数：6,550、登録純噸数：4,104、
16.02.03：笠戸島にて第二次第三種定期検査
16.02.03：登録検査、船級：TK N.S. f、船級番号：1002
16.02.03：船舶検査証書交付
16.02.10：無線電信取扱所設置：逓信省告示第395号（02.19附）
名称：帝龍丸無線電信取扱所
位置：大同海運株式會社所属帝龍丸
定繋港：神戸
16.02.10：無線局名：逓信省告示第396号（02.19附）：局名：帝龍丸、呼出符号：JQQO
16.04.18：陸支密第1108号：購入独逸船陸軍徴傭に関する件通牒
16.09.20：徴傭：陸軍
16.09.20：宇品〜09.21壼盧島09.30〜10.06広東
16.12.--：軍隊区分：南方部隊菲島部隊南菲支援隊第五急襲隊
16.12.15：軍隊区分：機密第五急襲隊命令第１号：第二梯団（船番号：２）
16.12.17：（ダバオ攻略作戦：第二梯団）パラオ〜
〜12.18 0016 巡洋艦「~通」が左斜後に占位〜
〜12.18 0800 巡洋艦「~通」が第三梯団に向う〜
〜12.18 2000 敷設艦「白鷹」が敵潜らしきものを探知、爆雷攻撃〜
〜12.20ダバオ（0440 ティブンコ沖泊地）
16.12.20：0441 上陸開始
17.01.04：軍隊区分：機密蘭印部隊第一護衛隊命令作第１号：輸送船隊第二分隊（船番号：２）
17.01.05：マララグ錨地（ダバオ）集合
17.01.07：（タラカン攻略作戦：第二分隊）マララグ湾〜
〜01.07 1100 ダリアオ発〜
〜01.07 1130 巡洋艦「那珂」が合同〜
〜01.07 1830 Ａ点にて第三警戒航行隊形に占位〜
〜01.10 0000 第十一掃海隊、第三十掃海隊、第三十一驅潜隊が解列、タラカン泊地に先行〜
〜01.10 0700 驅逐艦「朝雲」、同「夏雲」、同「峯雲」が解列、タラカン泊地に先行〜
〜01.10 1830 泊地進入〜
〜01.10 1900 タラカン（第一泊地）
17.01.10：2130 坂口支隊上陸開始
2215 第二泊地に向け転錨
0000 上陸成功
0120 第二泊地に投錨
17.01.18：軍隊区分：機密蘭印部隊第一護衛隊命令作第３号：輸送船隊第二分隊（船番号：３）
17.01.21：（バリクパパン攻略作戦：第二分隊）タラカン〜
〜01.22 1800 別動隊（海風、江風、はばな丸、漢口丸）が分離先行〜
〜01.23 1615 特設運送船「南阿丸」が至近弾を受け損傷〜
〜01.23 1625 特設運送船「辰~丸」の後部船倉に小形爆弾一命中、損害軽微〜
〜01.23 1855 特設運送船「南阿丸」総員退船〜
〜01.23 2034 第二驅逐隊（村雨、五月雨）、第十一掃海隊が泊地掃海開始〜
〜01.23 2214 泊地掃海終了〜
〜01.23 2300 バリクパパン投錨（第一泊地）
17.01.24：0035 陸軍徴傭船「敦賀丸」被雷
0240 第一次上陸成功
0432 特設急設網艦「須磨の浦丸」被雷轟沈
0435 特設運送船「辰~丸」被雷、約30分後沈没
0442 特設運送船「球磨川丸」が敵驅逐艦と交戦
0445 陸軍徴傭船「呉竹丸」被雷沈没
0521 退避
0630 第二次上陸成功
1910 湾外へ移動
17.01.25：0740 泊地帰投
17.--.--：バリクパパン〜パラオ
17.02.22：パラオ〜
〜02.24 ---- 驅逐艦「峯雲」が誘導〜
〜02.24 1600頃 ス作戦輸送船隊に合同〜
〜02.24 2300 コタバルの100度36浬に仮泊〜
〜02.25 0730 仮泊地発〜
〜02.27 1315 西方に避退〜
〜02.27 2015 輸送船隊反転〜
〜03.01 0130 陸軍徴傭船「浄寶縷丸」が四番艙に被弾、ガソリン缶に引火〜
〜03.01 0145 陸軍徴傭船「ｺ島丸」が至近弾を受け浸水〜
〜03.01 0235 クラガン投錨
17.03.01：0400 第一次上陸成功
17.03.--：クラガン〜03.--バリクパパン
17.06.03：高雄〜06.13神戸
17.07.--：中間検査
17.07.06：門司〜07.14高雄07.28〜07.29馬公07.30〜08.05神戸
17.10.17：門司〜10.21高雄
17.11.01：高雄〜11.04マニラ11.06〜11.18ラバウル
17.11.28：ラバウル〜12.04パラオ
17.12.06：パラオ〜12.12高雄
17.12.13：大海機密第131306番電：
12月21日頃上海よりトラック方面に向け明兵團（第六師団）の海上輸送を実施せらるる予定に付
之が護衛に関し手配あり度
輸送計画の細項は上海方面特別根據地隊司令部と第二船舶輸送司令部に於て直接連絡のことに
打合あり 予定使用船舶左の通
第一眞盛丸(JIUD)、はばな丸(JHCD)、妙法丸(JGAM)、染殿丸(JYND)、ｗm丸(JTHD)、旭盛丸(JDCM)、
~愛丸(JTGB)、乾坤丸(JGGJ)、マカツサ丸(JNVD)、すらばや丸(JHQD)、大井川丸(JPDO)、
帝洋丸(JQAO)、太平丸(JCJC)、賀茂丸(JKOB)、帝龍丸(JQQO)
機密保持上本輸送を「六號輸送」と匿称す
17.12.15：上海方面根據地隊機密第151853番電：
大海機密第131306番電に依る船団輸送に関し陸軍側と連絡の都合あり貴隊対潜直衛艦（
対潜直衛艦、対潜直衛の受継点及寄港地等）至急知らされ度
当隊対潜直衛艦及船団行動概要其の他左の通
１．船団区分
（イ）第一船団（先遣部隊乗船）
~愛丸、第一眞盛丸、旭盛丸、乾坤丸、妙法丸
（ロ）第二船団（師団幹部其の他乗船）
大井川丸、太平丸、帝洋丸、賀茂丸、明宇丸
（ハ）第三船団（後続部隊乗船）
日帝丸、帝龍丸、すらばや丸、マカツサ丸、盤谷丸、染殿丸
２．上海発航予定期日
第一、第二船団共 12月21日
第三船団 12月25日
３．船団速力各約10節
各船はトラック迄途中補給を要せず
４．当隊は第一、第二船団に対しては蓮、栗、第三船団に対しては栂を以て馬公又は南西列島線附近迄
直接対潜直衛の予定
17.12.15：高雄〜12.18上海
17.12.25：（六號輸送第三船団）上海〜12.28馬公
17.12.28：馬公〜12.30門司
18.01.02：宇品〜01.24ラバウル
18.02.08：ラバウル〜02.16パラオ
18.03.06：パラオ〜03.12ハンサ03.13〜03.18パラオ
18.04.06：パラオ〜04.12ハンサ04.13〜04.18パラオ
18.05.08：パラオ〜05.13ウエワク05.13〜05.17パラオ
18.05.17：パラオ〜06.14宇品
18.06.14：宇品〜04.12マニラ
18.07.01：東京市と東京府は廃止され東京都となる
18.07.12：マニラ〜07.13聖雀07.16〜08.06マニラ
18.08.23：マニラ〜08.23聖雀
18.09.07：（第424船団）聖雀〜
〜09.07 1325 「千代田丸」が舵故障し列外に出る〜
〜09.07 1337 「第二號哨戒艇」が反転し「千代田丸」の警戒にあたる〜
〜09.09 0845 「第二號哨戒艇」が船団と合同、定位置に就く〜
〜09.09 2020 「東星丸」が機械故障、「第二號哨戒艇」が反転し警戒にあたる〜
〜09.09 2125 「東星丸」が故障復旧し列に入る〜
〜09.11 0100 船団から分離〜
〜09.12マニラ
18.10.03：マニラ〜10.04聖雀10.04〜10.06聖雀〜11.25マニラ
18.11.26：マニラ〜01.07昭南
19.01.28：昭南〜02.21マニラ
19.03.04：マニラ〜03.07セブ03.28〜04.02ザンボアンガ04.07〜04.08イロイロ04.11〜
〜04.12セブ04.16〜04.18マニラ
19.05.04：マニラ〜05.08基隆05.24〜05.25高雄
19.05.28：高雄〜05.31マニラ
19.06.09：マニラ〜06.12セブ06.21〜06.24マニラ
19.07.03：（マユ04船団）マニラ〜
〜07.07 0130（N16.58-E110.37）陸軍徴傭船「ぱしふいつく丸」が雷撃を受けるが被害なし〜
〜07.07楡林
19.07.11：楡林〜07.12八所
19.07.13：八所〜07.13三亞
19.07.15：（ユタ09船団）三亞〜高雄向け航行〜
〜07.19 0748（N20.00-E118.29）船体中央部に被雷〜
〜07.19 0753 沈没
19.07.19：沈没
19.07.19：解傭
喪失場所：N19.08-E116.12 香港南南東400km附近
喪失原因：米潜水艦Guardfish(SS-217)の雷撃
同型船
Southwestern Miller。
兵装
野砲、機銃２基。
写真資料
"NORDDEUTSCHER LLOYD, BREMEN 1857-1970 Vol. II" Cordillera Publishing Company 1995 Edwin Drechsel T（P.73）
"ONI 208-J (Revised) Japanese Merchant Ships Recognition Manual (1944)" (P.202)
"TYNE BUILT SHIPS"
"State Library of New South Wales", Digital order No. a636301r
"Internationales Maritimes Onlie Archiv", Object number 100446-100448
図面資料
"Lloyd's Register Foundation-Heritage & Education Centre", Unique reference code:-
LRF-PUN-008648-008655-0282-P
LRF-PUN-008648-008655-0283-P
LRF-PUN-008648-008655-0284-P
LRF-PUN-008648-008655-0285-P
LRF-PUN-008648-008655-0286-P
LRF-PUN-008648-008655-0287-P
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