染殿丸の船歴
年 月 日:船歴
T05.03.08:起工
T05.12.14:進水、命名:染殿丸
T06.01.20:竣工
T06.01.--:変更登録:船籍港:長崎市、
登録純噸数:3,174
T06.--.--:登録検査、船級:LR ✠100A1
T07.09.25:変更登録:船籍港:兵庫縣武庫郡西宮町
T09.11.04:変更登録:登録純噸数:3,188
T10.--.--:神戸にて第一次第一種定期検査
T12.12.11:エベレット〜01.11横浜
T13.03.05:バンクーバー〜03.31横浜
T13.06.12:バンクーバー〜07.07横浜
T13.09.19:バンクーバー〜10.23横浜
T13.12.06:Grays Harbour〜12.29横浜
T14.02.19:Grays Harbour〜天津〜神戸〜03.30横浜
T14.04.01:市制施行により西宮町は西宮市に変更
T14.--.--:大阪にて第一次第二種定期検査
03.09.--:神戸にて第一次第三種定期検査
08.03.01:訂正登録:船籍港:西宮市
08.--.--:神戸にて第二次第一種定期検査
10.12.26:早鞆瀬戸部崎沖にてシャフト折損
12.05.21:下関にて第二次第二種定期検査
13.08.14:中間検査
16.06.30:大阪にて第二次第三種定期検査
16.06.30:登録検査、船級:TK N.S.、船級番号:1050
16.10.06:徴傭:陸軍
16.10.06:名古屋〜10.16海口10.26〜10.27壼盧島10.28〜11.20高雄
16.11.20:高雄〜馬公
16.12.03:輸送船隊区分:機密菲島部隊護衛部隊命令第1号:第二輸送船隊第八分隊(船番号:24)
16.12.18:(第二輸送船隊)馬公〜
〜12.19 0530 第一護衛隊に合同〜
〜12.20 0540 第三護衛隊が合同〜
〜12.22リンガエン湾
16.12.22:部隊揚陸
16.12.27:リンガエン〜01.07宇品
17.01.16:輸送船隊区分:機密護衛部隊命令第1号:護衛部隊第一輸送船隊第一分隊(船番号:3)
17.01.18(19):部隊乗船
17.01.--:宇品〜01.21六連沖
17.01.21:(第二師団第三次船団)六連沖〜01.26馬公01.29〜01.29高雄
17.01.27:機密蘭印部隊第三護衛隊命令第1号:第十六軍第二次輸送
17.02.03:(第二次回航船団)高雄〜
〜02.07 驅逐艦「長月」、同「水無月」が護衛に加入〜
〜02.08カムラン湾
17.02.01:輸送船隊区分:機密蘭印部隊第三護衛隊命令第2号:第三嚮導隊第三船隊第一分隊(船番号:2)
17.02.18:(西部ジャワ攻略作戦:第三船隊第一分隊)カムラン湾〜
〜02.20 1800 驅逐艦「文月」、同「春風」、同「松風」、同「旗風」が燃料補給の為分離〜
〜02.21 0800 巡洋艦「由良」、第十一驅逐隊、第十二驅逐隊、第一掃海隊が合同〜
〜02.21 1000 驅逐艦「皐月」、同「長月」、同「朝風」が燃料補給の為分離〜
〜02.21 1700 水雷艇「千鳥」が合同〜
〜02.21 2100 運送艦「鶴見」が合同〜
〜02.21 1800 驅逐艦「文月」、同「春風」、同「松風」、同「旗風」が合同〜
〜02.22 1200 ス作戦、ヤ作戦の上陸開始期日を1日延期〜
〜02.22 1400 第三護衛隊はアナンバス南東海面にて1日行程反転〜
〜02.23 1400 再度反転、南下開始〜
〜02.25 0920 驅逐艦「吹雪」、同「春風」が列に入る〜
〜02.26 1900 驅逐艦「水無月」、「第五號掃海艇」が列を解き第三嚮導隊に合同〜
〜02.27 0500 第三嚮導隊が分離〜
〜02.27 1030(S04.25-E106.40)輸送船隊反転〜
〜02.27 1048 巡洋艦「名取」、同「由良」、第十一、第十二驅逐隊は敵方に進出攻撃に向かう〜
〜02.27 1515 上陸日を更に1日繰り下げられる〜
〜02.28 0120 驅逐艦「松風」が分離〜
〜02.28 0415 巡洋艦「名取」、同「由良」、第十一、第十二驅逐隊が合同〜
〜02.28 2020 第二嚮導隊が分離〜
〜02.28 2100 泊地進入〜
〜02.28 2300 驅逐艦「春風」が蘭監視艇を発見、驅逐艦「初雪」と協力、砲撃破壊、擱坐させる〜
〜02.28 2315 バンタム湾入泊
17.03.01:0030 上陸成功
17.03.03:バンタム湾〜03.03メラク泊地
17.03.07:メラク泊地〜03.08ゴーシチャン03.23〜03.23盤谷
17.03.24:盤谷〜03.26ゴーシチャン04.20〜04.27宇品
17.08.--:中間検査
17.12.12:宇品〜12.17上海
17.12.13:大海機密第131306番電:
12月21日頃上海よりトラック方面に向け明兵團(第六師団)の海上輸送を実施せらるる予定に付
之が護衛に関し手配あり度
輸送計画の細項は上海方面特別根據地隊司令部と第二船舶輸送司令部に於て直接連絡のことに
打合あり
予定使用船舶左の通
第一眞盛丸(JIUD)、はばな丸(JHCD)、妙法丸(JGAM)、染殿丸(JYND)、wm丸(JTHD)、旭盛丸(JDCM)、
~愛丸(JTGB)、乾坤丸(JGGJ)、マカツサ丸(JNVD)、すらばや丸(JHQD)、大井川丸(JPDO)、
帝洋丸(JQAO)、太平丸(JCJC)、賀茂丸(JKOB)、帝龍丸(JQQO)
機密保持上本輸送を「六號輸送」と匿称す
17.12.15:上海方面根據地隊機密第151853番電:
大海機密第131306番電に依る船団輸送に関し陸軍側と連絡の都合あり
貴隊対潜直衛艦(対潜直衛艦、対潜直衛の受継点及寄港地等)至急知らされ度
当隊対潜直衛艦及船団行動概要其の他左の通
1.船団区分
(イ)第一船団(先遣部隊乗船)
~愛丸、第一眞盛丸、旭盛丸、乾坤丸、妙法丸
(ロ)第二船団(師団幹部其の他乗船)
大井川丸、太平丸、帝洋丸、賀茂丸、明宇丸
(ハ)第三船団(後続部隊乗船)
日帝丸、帝龍丸、すらばや丸、マカツサ丸、盤谷丸、染殿丸
2.上海発航予定期日
第一、第二船団共 12月21日
第三船団 12月25日
3.船団速力各約10節
各船はトラック迄途中補給を要せず
4.当隊は第一、第二船団に対しては蓮、栗、第三船団に対しては栂を以て馬公又は南西列島線附近迄
直接対潜直衛の予定
17.12.25:(六號輸送第三船団)上海〜12.28馬公01.02〜01.05パラオ01.10〜01.15トラック
18.01.19:(六號輸送船団C)トラック〜01.24エレベンタ
18.01.25:エレベンタ〜01.28ラバウル
18.02.12:ラバウル〜02.17ブイン
18.02.18:ブイン〜02.18バラレ
18.02.18:荷役作業
18.02.18:バラレ〜02.18ブイン
18.02.18:被爆
18.02.19:沈没
18.02.19:解傭
喪失場所:ブーゲンビル島ブイン(エレベンタ泊地)
喪失原因:米陸軍航空隊B-17による空爆
同型船
(辰馬型)
甲谷陀丸、綾葉丸、呉羽丸、織殿丸、ひまらや丸、甲南丸、海安丸、室蘭丸、
イースタン・ブラウン、函館丸、イースタン・ビクター、辨加拉丸、馬拉加丸、廣祐丸。
兵装
要調査。
写真資料
雑誌「船の科学」船舶技術協会 1988年11月号「日本商船隊の懐古 No.112」山田早苗
「日本近世造船史 大正時代」S10.12 造船協會(第五十圖)
「船舶百年史前篇」有明書房 S32.09 上野喜一郎(P.74)
「商船建造の歩み」 S34.08 三菱造船株式会社(P.54)
「殉職者追悼録」 S57.08 山下新日本汽船株式会社(P.175)
"City of Vancouver Archives", Reference code: AM1506-S3-2-: CVA 447-2704
小樽市博物館所蔵(131-12, 140-11)
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