高知丸の船歴
年 月 日:船歴
12.08.03:起工
13.02.04:進水、命名:高知丸
13.03.31:竣工
13.06.--:新規登録
13.07.11:(鰹漁場調査第1次航)三崎〜07.24塩釜
13.07.29:(鰹漁場調査第2次航)塩釜〜08.08塩釜
13.08.14:(鰹漁場調査第3次航)大船渡〜08.28塩釜
13.09.03:(鰹漁場調査第4次航)砂子浜〜09.10石巻
13.12.11:(鮪漁場調査第1次航)高雄〜01.02高雄
14.01.31:(鮪漁場調査第2次航)高雄〜02.26高雄
14.04.22:(鰹漁場調査第1次航)鹿児島〜05.07山川
14.05.10:(鰹漁場調査第2次航)鹿児島〜05.24山川
14.06.04:(鰹漁場調査第3次航)鹿児島〜06.17山川
14.06.19:(鰹漁場調査第4次航)須崎〜06.26三崎06.27〜07.05三崎
14.07.11:(鰹漁場調査第5次航)三崎〜07.23塩釜
14.09.14:(鰹漁場調査第6次航)−−〜09.23気仙沼
14.11.23:(鮪漁場調査第1次航)浦賀〜12.12浦賀
14.12.17:(鮪漁場調査第2次航)浦賀〜01.05浦賀
15.01.21:(鮪漁場調査第3次航)浦賀〜02.22浦賀
15.03.06:(鮪漁場調査第4次航)油津〜03.12油津
15.03.26:下関市にて中間検査
15.04.29:(鰹漁場調査第1次航)須崎〜05.13清水
15.--.--:本州南方の海流観測
15.07.31:(鰹漁場調査第2次航)小湊〜08.16三崎
15.08.21:(鰹漁場調査第3次航)浦賀〜08.26気仙沼
15.08.29:(鰹漁場調査第4次航)宮古〜09.05石巻
15.09.13:(鰹漁場調査第5次航)石巻〜09.23気仙沼
15.11.03:(鮪漁場調査第1次航)清水〜12.05浦賀
15.12.14:(鮪漁場調査第2次航)須崎〜01.24浦賀
16.07.05:(鮪漁場調査第1次航)清水〜08.06浦賀
16.08.17:(鮪漁場調査第2次航)三崎〜09.17浦賀
17.01.27:(鮪漁場調査第3次航)油津〜02.01油津
17.02.05:(鮪漁場調査第4次航)油津〜02.20須崎
17.03.16:防空監視船(04.18まで)
17.03.19:0800より足摺埼の100度40浬の地点にて防空監視
17.03.31:2400以降、配備を徹す
18.10.14:阪警機密第30号ノ28:民防空監視船高知丸配備等に関する件照会:
首題の件左記に依り実施せしめらるべく候條可然御取計相成度
記
1.配備時期
本府長官より其の都度指示さる(但し十一月より実施)
2.哨区其の他
別紙
3.監視要領 阪警機密第30号ノ24に依る
別紙 漁船を以てする対敵監視実施要領に依る
4.貸与兵器
呉鎮守府より貸与のものを引続使用のこととす、本府呉鎮守府と協議済
5.燃料消耗品の下附並処理
昭和十八年阪警機密第73号ノ61に依る
18.10.20:阪警機密第30号ノ31:民防空監視船配備の件指示:
配備期間:自11月1日至11月5日
自11月16日至11月21日、配備点:イ哨区
記事:1.各船の配備及撤去時刻を0800とす
2.毎日0600及1800の位置を其の都度必ず報告のこと
18.11.15:阪警機密第30号ノ33:民防空監視船配備の件指示:
追而行動中は主として対潜見張警戒に当ると共に対空監視に当る様示達相成度
配備期間:自12月1日至12月6日
自12月16日至12月21日、配備点:イ哨区
記事:1.各船の配備及撤去時刻を0800とす
2.毎日0600及1800の位置を其の都度必ず報告のこと
18.12.21:阪警機密第30号ノ40:民防空監視船配備の件指示:
配備期間:自1月7日至1月12日
自1月19日至1月26日、配備点:イ哨区
記事:1.各船の配備及撤去時刻を0800とす
2.毎日0600及1800の位置を其の都度必ず報告のこと
備考:高知丸は本配備終了後入渠のこととし入渠期日決定せば至急通知相成度
19.01.04:借用発令:
授受地:大阪
授受年月日:昭和19年1月12日
記事:呉鎮守府より大阪警備府に委託
19.01.13:借用
19.01.15:入籍:内令第124号:特設驅潜艇、呉鎮守府所管
19.01.15:内令第125号:紀伊防備隊所属
19.01.15:戦時編制:大阪警備府部隊紀伊防備隊
19.02.01:軍隊区分:機密大阪警備府作命令作第1号(01.20附):海面防備部隊紀伊水道部隊
19.02.17:日立造船株式會社大浪造船所にて艤装工事着手
19.--.--:驅潜艇長:海軍兵曹長 川上 喜一
19.04.06:日立造船株式會社大浪造船所にて艤装工事完了
19.04.07:大阪〜04.07由良内
19.04.08:主機クランク室開放検査
19.04.12:焼玉機械修理
19.04.20:由良内〜呉〜04.25由良内
19.04.25:海防信電令第7号:第一護衛法別法第三掃蕩配備:軍隊区分:第一掃蕩隊
19.04.25:成生機密第251930番電:天候回復次第、丁哨区を掃蕩
19.04.26:由良内〜対潜掃蕩〜
19.04.26:海防機密第260837番電:市江崎の208度2浬へ急行せよ
19.04.26:海防信電令第8号:第一掃蕩配備
19.04.26:那智丸機密第261445番電:1800以降、市江崎の20浬圏内200度線以西掃蕩
〜1650 由良内
19.04.26:由良内〜
19.04.26:海防電令第4号:1800以降、周参見配備掃蕩哨戒
〜2000 市江崎着の予定
19.04.27:〜1135 潜水艦発見現場へ急行、1230着予定〜
19.04.27:海防電令第6号:1800以後特令後、第一掃蕩隊周参見配備掃蕩哨戒
19.04.28:海防機密第280443番電:潮岬の150度6浬に急行せよ
19.04.28:〜0645 現場付近着予定〜
〜0735 潮岬の205度8浬に敵潜水艦確認、爆雷攻撃8個、尚捜索中〜
19.04.30:〜0830 市江崎の230度10浬にて威嚇投射〜
19.04.30:海防電令第7号:第一護衛法別法第三掃蕩配備:市江配備
〜05.01由良内
19.05.03:由良内〜
19.05.03:海防機密第031645番電:甲哨区瀬戸崎の250度線以南を掃蕩せよ
19.05.03:掃特22機密第031840番電:市江崎の250度線北方瀬戸崎の250度迄を掃蕩せよ
19.05.05:海防機密第050821番電:1200までに状況に変化なければ市江配備
〜1045 特設驅潜艇「紀洋丸」とともに敵潜水艦発見現場(N33.27-E135.33)へ急行〜
19.05.05:海防機密第051708番電:市江崎梶取崎間
「洋興丸」直接護衛
19.05.05:海防機密第051735番電:F線以東H線以西距岸10浬圏内対潜掃蕩
19.05.05:海防機密第052050番電:05.06 「洋興丸」護衛終了後、梶取崎市江崎間
「第二號日吉丸」直接護衛
19.05.06:海防機密第061545番電:05.07 市江崎梶取崎間
第8506船団直接護衛
19.05.07:〜1425 ドイツ船"Rossbach"遭難現場へ急行〜
19.05.07:那智丸機密第071700番電:C線付近F線G線間を捜索掃蕩せよ
19.05.08:海防機密第081106番電:掃蕩を止め由良内に回航、補給せよ
〜05.09由良内
19.05.09:海防機密第091545番電:05.10 市江崎梶取崎間
第8509及び第7508船団直接護衛
19.05.10:海防機密第101138番電:第一護衛法別法第三掃蕩配備:田辺又は由良内を基地とし直接護衛主務
19.05.10:由良内〜
19.05.10:海防機密第101138番電:第一護衛法別法第三掃蕩配備:船団護衛終了後田辺にて待機
〜05.10田辺
19.05.11:田辺〜船団護衛〜05.11田辺
19.05.11:海防機密第111826番電:05.12 市江崎梶取崎間
第8510甲船団及び「啓東丸」直接護衛、護衛終了後、田辺待機
19.05.12:田辺〜船団護衛〜05.12田辺
19.05.12:海防機密第121642番電:05.13 市江崎新宮沖間
「太隆丸」及び第7511乙船団直接護衛
19.05.12:海防機密第121732番電:西航船「啓東丸」05.13 1230潮岬に変更
19.05.13:田辺〜船団護衛〜05.13田辺
19.05.13:海防機密第131623番電:05.14 市江崎梶取崎間
第8513船団直接護衛、護衛終了後、梶取崎市江崎間、第7512船団直接護衛
19.05.14:田辺〜船団護衛〜05.14田辺
19.05.14:海防機密第141652番電:05.15 市江崎梶取崎間
第8514乙船団直接護衛
19.05.15:田辺〜船団護衛〜05.15田辺
19.05.15:海防機密第151903番電:05.16 市江崎梶取崎間
第8514甲船団直接護衛
19.05.16:田辺〜船団護衛〜05.16田辺
19.05.16:海防信電令第10号:第三哨戒配備兵力部署:直接護衛を主務とし待機地従前通り
19.05.--:驅潜艇長:海軍兵曹長 安井 勇
19.05.16:海防機密第161634番電:05.17 市江崎新宮間
第8516船団直接護衛
19.05.17:田辺〜
19.05.17:海防機密第171644番電:05.18 市江崎新宮間
第8517甲船団直接護衛
19.05.17:海防機密第171817番電:05.18 第8517甲船団直接護衛終了後、新宮潮岬間
「泰來丸」直接護衛をし、串本待機
19.05.18:海防機密第181632番電:05.19 市江崎新宮間
第8518船団直接護衛、適宜の位置より市江崎まで「第十五日寶丸」直接護衛
〜05.19由良内
19.05.23:海防機密第231542番電:05.24 瀬戸崎潮岬間、第8523船団、潮岬瀬戸崎間、
第7520乙船団直接護衛、護衛終了後、田辺待機
19.05.24:由良内〜05.24田辺
19.05.25:驅潜艇長:海軍中尉 小林 強太郎
19.05.25:田辺〜船団護衛〜05.25田辺
19.05.25:海防機密第251406番電:05.26 瀬戸崎潮岬間、
第8525船団直接護衛、護衛終了後、田辺待機
19.05.26:田辺〜船団護衛〜05.26田辺
19.05.26:海防機密第261616番電:05.27 瀬戸崎潮岬間、
第8526船団及び第7524乙船団直接護衛、護衛終了後、由良内回航
19.05.27:田辺〜船団護衛〜05.27由良内
19.05.28:海防機密第281605番電:05.29 瀬戸崎潮岬間、
「第三共榮丸」及び第7527乙船団直接護衛、護衛終了後、田辺待機
19.05.29:由良内〜船団護衛〜05.29田辺
19.05.29:海防機密第291635番電:05.30 0600 田辺発市江配備、
第8529船団、「第一小倉丸」「楽洋丸」、第7529甲船団、「第十一良友丸」区間護衛
19.05.30:田辺〜
19.05.30:海防機密第301643番電:05.31 瀬戸崎周参見間、
「C忠丸」「第十榮丸」「第二靜興丸」直接護衛
19.05.31:海防機密第311638番電:今夜田辺にて補給の上、06.01 0600発、乙哨区敵潜掃蕩
〜05.31田辺
19.06.01:田辺〜甲哨区配備〜06.03由良内
19.06.02:海防機密第021652番電:由良内回航
19.06.06:由良内〜甲哨区配備〜06.08田辺
19.06.06:海防機密第061601番電:06.07 瀬戸崎周参見間、
「瑞興丸」及び第7604乙船団護衛、第8604船団、第7604甲船団、第7605船団区間護衛
19.06.08:海防機密第080708番電:第7604甲、乙船団の行動1日遅延
19.06.09:田辺〜教練射撃〜06.09由良内
19.06.11:海防機密第111535番電:06.12 室戸崎阿波大島間、
特設病院船「高砂丸」護衛
19.06.12:由良内〜乙哨区配備〜06.14由良内
19.06.15:海防機密第151703番電:06.16 0800出港甲哨区配備、
西航「z謚ロ」「第二筑紫丸」直接護衛
19.06.16:海防機密第160500番電:由良内待機
19.06.16:由良内〜甲哨区配備〜06.18由良内
19.06.19:海防機密第190928番電:1000 由良内発甲哨区配備
19.06.19:由良内〜甲哨区配備〜
〜1900 全船団無事通過、距岸10浬付近の索敵掃蕩に向う〜
19.06.20:海防機密第201522番電:特令あるまで現任務続行
19.06.21:海防機密第211545番電:06.22「那智丸」と交代
〜06.22由良内
19.06.25:軍隊区分:機密大阪警備府命令作第9号(06.20附):海面防備部隊
19.06.25:小林艇長退任
19.06.25:驅潜艇長:海軍少尉 瀧口 一之
19.06.24:海防機密第241505番電:06.25 0800出港、乙哨区配備
19.06.25:由良内〜乙哨区配備〜
19.06.26:海防機密第261953番電:06.27「第二十一號」掃海特務艇と交代
〜06.27由良内
19.06.29:由良内〜瀬戸戸崎の280度14,000mの敵潜水艦攻撃に向う〜
19.06.30:0401 探知掃蕩するも敵発見できず〜
〜07.02由良内
19.07.04:由良内〜乙哨区配備〜07.06由良内
19.07.08:海防機密第081550番電:07.09 0800出港、甲配備
19.07.09:由良内〜
19.07.10:海防機密第101430番電:護衛終了後、田辺待機
〜07.10田辺
19.07.11:海防機密第111630番電:07.12 0700出港、甲配備
19.07.11:田辺〜甲哨区配備〜07.11田辺
19.07.12:田辺〜
19.07.12:海防機密第121700番電:2000以後、07.13 0500まで主として瀬戸崎周参見間
距岸5浬乃至10浬間を掃蕩
19.07.13:海防機密第131600番電:第7711船団護衛終了後、由良内帰投
〜07.14由良内
19.07.16:海防機密第161400番電:07.17 0730出港、甲配備
19.07.17:由良内〜甲哨区配備〜07.19由良内
19.07.20:海防機密第201630番電:07.21 0730出港、甲配備
19.07.21:由良内〜07.21田辺07.22〜甲哨区配備〜07.23由良内
19.07.26:由良内〜対潜訓練〜07.26由良内
19.07.27:由良内〜対潜訓練〜07.27由良内
19.07.27:海防機密第271600番電:対潜聯合訓練研究会終了後、1200頃出港、甲配備
19.07.28:由良内〜甲哨区配備〜07.31由良内
19.08.02:由良内〜08.02伊島08.02〜08.02由良内
19.08.02:海防機密第021540番電:08.03 0600出港、甲配備
19.08.03:由良内〜甲哨区配備〜08.05由良内
19.08.08:由良内〜甲哨区配備〜08.10由良内
19.08.11:海防機密第110726番電:08.11 0800出港、甲配備
19.08.11:由良内〜甲哨区配備〜
19.08.12:海防機密第121536番電:護衛終了後、田辺待機
〜08.13田辺
19.08.13:海防機密第131621番電:08.14 1400出港、甲配備
19.08.14:田辺〜甲哨区配備〜
19.08.14:海防機密第141552番電:「早鞆丸」と交代、田辺待機
〜08.15田辺
19.08.15:海防機密第151512番電:08.16 1400出港、甲配備
19.08.16:田辺〜甲哨区配備〜
19.08.16:海防機密第161703番電:「早鞆丸」と交代、田辺待機
19.08.17:海防機密第171035番電:護衛終了後、田辺待機
〜08.17田辺
19.08.17:海防機密第171700番電:08.18 0500出港、甲配備、護衛終了後、田辺待機
19.08.18:田辺〜甲哨区配備〜08.18田辺
19.08.18:海防機密第181659番電:08.19 0730出港、甲配備
19.08.19:田辺〜甲哨区配備〜08.19田辺
19.08.19:海防機密第190922番電:08.20 0900出港、甲配備、
「第三十二號」掃海特務艇と交代、由良内回航
19.08.20:田辺〜甲哨区配備〜08.19由良内
19.08.22:海防機密第221456番電:08.23 0730出港、対潜訓練、終了後帰投
19.08.23:由良内〜対潜訓練〜08.23由良内
19.08.24:由良内〜対潜訓練〜08.24由良内
19.08.24:海防機密第241430番電:08.25 研究会終了後(1200頃)出港、甲配備
19.08.25:由良内〜甲哨区配備〜08.27由良内
19.08.29:海防機密第291433番電:08.30 0730出港、甲配備、
「早鞆丸」探信儀公試の目標艇として協力
19.08.30:由良内〜甲哨区配備〜対潜掃蕩〜
19.08.30:海防機密第311645番電:敵情により2200以後、田辺待機
〜08.30田辺
19.09.01:海防機密第011215番電:1400 基地発、甲配備
19.09.01:田辺〜甲哨区配備〜
19.09.01:海防機密第011609番電:第九十八號驅潜特務艇と交代、由良内帰投
〜09.02由良内
19.09.04:由良内にて修理(09.09まで)
19.09.11:海防機密第111552番電:09.12 0630出港、乙配備
19.09.12:由良内〜甲哨区配備〜
19.09.13:海防機密第131511番電:09.13 田辺待機
〜09.13田辺
19.09.14:海防機密第141532番電:09.15 未明出港、護衛に関し各艇を区処
19.09.15:田辺〜
19.09.15:22掃海艇機密第151557番電:1700以後掃蕩配備:第三海上護衛隊の区処
19.09.15:22掃海艇機密第151750番電:固有哨区に就く
19.09.15:海防機密第152110番電:掃蕩を止め適宜最寄港待機
19.09.16:阪警信電令第120号:高雄警備府へ派遣、作戦に関し同司令長官の指揮下
19.09.17:海防機密第171610番電:最寄港待機、明朝、江須崎付近より「筥崎丸」護衛
〜09.18由良内
19.09.--:九五式爆雷15個還納
19.09.23:海防機密第221015番電:高雄回航予定:*
*19.09.23:由良内〜09.25呉09.27〜09.28門司09.29〜09.30佐世保
以後、佐世保鎮守府海上護衛に協力しつつ高雄に進出
19.10.01:軍隊区分:機密大阪警備府命令作第16号:作戦に関し高雄警備府司令長官の指揮を承く
19.10.11:(船団護衛)鹿児島〜10.11知林ヶ島10.12〜10.13薩川湾
19.10.15:薩川湾〜10.15久慈湾
19.10.17:久慈湾〜奄美大島東方海面対潜掃蕩〜10.18古仁屋
19.10.23:古仁屋〜10.23久慈湾
19.10.26:(船団護衛)古仁屋〜10.27那覇
19.10.28:(カタ916船団護衛)那覇〜10.28慶良間10.29〜10.29宮古10.31〜
〜10.31西表島船浮11.01〜11.01基隆
19.11.05:(キタ9船団護衛)基隆〜11.06高雄
19.11.06:軍隊区分:呂宗海峡部隊
19.11.--:軍隊区分:哨戒部隊第三哨戒隊
19.11.11:呂宗海峡部隊電令作第42号:
1.第二昭和丸、高知丸は12日高雄発のタマ三一B船団の警戒に任じつつサブタンに回航
昭榮丸の警戒に従事すべし
第七十四號驅潜特務艇、第八十三號驅潜特務艇は右両艇に任務引継後、帰投すべし
2.第百七十七號驅潜特務艇、第百七十六號驅潜特務艇のサブタン行を取止む
明日風波収まり次第D哨区哨戒しつつ帰投せよ
19.11.12:(タマ31B船団警戒)高雄〜11.13サブタン島
19.11.13:呂宗海峡部隊電令作第44号:
1.第七十四號驅潜特務艇、第八十三號驅潜特務艇はマタ三一船団サブタン着後、便宜同地発
対潜掃蕩しつつ帰投せよ
2.第二昭和丸、高知丸は当分の間サブタンを基地としM哨区の対潜哨戒掃蕩に従事すべし
19.11.--:サブタン島〜
〜11.18 イバホス島で座礁した「あとらす丸」乗員を収容〜
〜11.19高雄
19.11.21:呂宗海峡部隊電令第5号:
第四十一號掃海艇、第百五十一號、第百九十二號、第八十三號驅潜特務艇、旺洋丸は
対潜掃蕩をしつつ成るべく速に台湾堆南方に、第三十八號掃海艇は適宜洋心に進出
第百六十三號驅潜特務艇、高知丸、第二昭和丸は壽山下に避泊、敵機動部隊の来襲に対し警戒せよ
19.11.21:高雄〜寿山沖に退避〜11.23高雄
19.11.25:呂宗海峡部隊電令作第51号:
1.バタン島イトバヤット島西方海面敵潜蝟集す
2.第一哨戒配備となせM哨区
3.第四十一號掃海艇、高知丸、旺洋丸は準備出来次第出撃現場に急行、航空部隊と協力
敵潜を撃滅すべし
19.11.25:高雄〜
〜11.27 サブタン島付近対潜掃蕩〜
〜12.02 0300(N21.13-E121.06)ワイアミ島の276度48浬にて荒天の為漂泊するが燃料不足のため
「第四十一號掃海艇」が先行〜
〜12.03高雄
19.11.30:呂宗海峡部隊電令作第54号:
1.タマ三三船団30日2200高雄発1日0900ワイアミ島以後南下
2.今明日I及M(東側)哨区第二哨戒配備となせ
3.第四十一號掃海艇、高知丸、旺洋丸は前路哨戒に引続きバタン島附近まで側方警戒に任ずべし
4.電探機哨戒中に付、夜間上空灯点出すると共に味方識別に注意すべし
19.12.11:呂宗海峡部隊電令第8号:
12日前後在支米空軍台湾空襲の算大なり、各隊左に依り警戒を厳にすべし
1.高知丸、第百七十七號驅潜特務艇、第百八十九號驅潜特務艇は12日0700高雄発
海口又は南湾を基地としHI区哨戒、右の外特令に依り壽山下及び左営に分散退避
2.第二十一掃海隊は適宜台湾南湾避泊、13日夕刻帰投せよ
3.航空部隊哨戒機以外の機材車輛燃料等の分散退避遮蔽
4.D哨区哨戒は予定通り
19.12.12:高雄〜HI区哨戒〜12.14高雄
19.12.27:呂宗海峡部隊電令作第3号:
1.紀洋丸、高知丸は準備出来次第出港、カミギン島にて作業終了の尊條丸を護衛、帰投すべし
2.第四十一號掃海艇及第百九十一號驅潜特務艇は掃41機密第262130番電通り高雄に帰投すべし
19.12.27:高雄〜
〜12.29 1500 特設驅潜艇「第二昭和丸」と合同〜
19.12.30:呂宗海峡部隊電令作第4号:
1.第四十一號掃海艇、陽光丸、鮎川丸、紀洋丸、高知丸、第百五十一號、第百六十三號、
第百七十六號、第百七十七號驅潜特務艇は準備出来次第出撃、第四十一號掃海艇長指揮の下に
北緯21度00分東経121度22分敵潜掃蕩撃滅及び呉竹乗員の救助に任ずべしの
2.九五三空海軍航空隊は全力を挙げ右に協力すべし
20.01.02:呂宗海峡部隊電令作第5号:01.02 1600までに敵情を得ざれば適宜帰投
20.01.02:給油喞筒故障の為海口に仮泊応急修理
20.01.03:0200 海口燈台202度550mの地点に仮泊
0825 海口沖出港
1327 空爆に依り火災発生、陸岸に擱坐
1825 離礁作業援助中の「第四十一號掃海艇」が座洲
---- 離洲
20.01.04:0025 「第四十一號掃海艇」を曳航開始
0030 ビット破損、曳航を中止
0245 「第四十一號掃海艇」から戦傷者を移乗
〜01.07高雄
20.01.20:高雄〜
20.01.24:驅潜艇長:海軍少尉 花岡 C夫
20.02.01:軍隊区分:機密大阪警備府命令作第2号(01.20附):作戦に関し高雄警備府司令長官の指揮を承く
20.02.10:内令第121号:高雄海軍警備隊所属
20.02.10:戦時編制:高雄警備府部隊高雄海軍警備隊
20.02.10:驅潜艇長:海軍中尉 花岡 清夫
20.03.22:軍隊区分:機密高雄警備府命令作第37号:高雄海上防備部隊(02.10付)
20.03.--:機関修理中
20.05.01:戦時編制:高雄警備府部隊高雄方面根據地隊
20.08.15:残存:高雄
20.12.31:返却
21.04.30:除籍:内令第59号
同型船
なし。
兵装
(17.03.16)
九二式七粍七単装機銃1基、三八式小銃3挺。
(19.05現在)
山内短六糎砲1門、九三式十三粍単装機銃1基、
九四式投射機1台、爆雷手動投下台一型1基、爆雷、
仮称軽便探信儀1基。
(20.03現在)
山内短六糎砲1門、九三式十三粍単装機銃1基、
九四式投射機1台、爆雷手動投下台一型1基、二式爆雷12個、
仮称簡易式聴音機二型1基、仮称軽便探信儀三型1基。
写真資料
雑誌「海と空」増刊「特殊船舶画報」S14.07 海と空社(P.18)
「漁船」第八號 漁船協会
「漁船機關」第15巻第168号 漁船機關士協會
"ONI 208-J Supplement No.2 (March 1945) Far-Eastern Small Craft"(P.135)
備考
- 諸元の方では「昭和十七年度日本船名録」記載の通り長さを23.5としております。しかし「商船建造の歩み」では33.5となっており、総噸数からみて33.5が正しいと思われます。
- 昭和20年3月高雄海軍警備隊戦時日誌では投下台が2基のように読めますが、4月以降再び1基となっていることから、この時点でも1基であったと推定しています。
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