第百七十六號驅潜特務艇の艦歴

 年 月 日:艦歴

19.03.05:起工、仮称艦名:第2026號艦 19.04.05:命名:達第107号:第百七十六號驅潜特務艇 19.04.05:類別等級制定:内令第534号:種別:特務艇、類別:驅潜特務艇、艇型:第一號型 19.04.05:本籍仮定:内令第532号:呉鎮守府 19.05.04:進水 19.08.09:竣工
19.08.09:本籍:内令第936ノ2号:呉鎮守府 19.08.09:内令第936号ノ3:佐伯防備隊所属 19.08.09:戦時編制:呉鎮守府部隊呉防備戦隊佐伯防備隊 19.--.--:特務艇長:海軍兵曹長 伊達 武三郎 19.09.01:佐伯〜哨戒〜09.01佐伯 19.09.04:佐伯〜哨戒〜09.04佐伯 19.09.08:佐伯〜哨戒〜09.09佐伯 19.09.11:佐伯〜哨戒〜09.12佐伯 19.09.14:佐伯〜哨戒〜09.15佐伯
19.09.16:呉鎮電令作第38号:驅潜特務艇2隻を高雄警備府に派遣 19.09.24:軍隊区分:高雄警備府司令長官指揮下 19.--.--:佐伯〜10.04高雄 19.10.--:軍隊区分:哨戒部隊第一哨戒隊 19.10.05:(ホ509船団護衛)高雄〜香港 19.10.21:(ホタ01船団護衛)香港〜10.25高雄 19.11.--:軍隊区分:哨戒部隊第二哨戒隊 19.11.01:高雄〜      〜11.03 M哨区対潜掃蕩〜      〜11.07高雄 19.11.09:呂宗海峡部隊電令作第40号:      1.第百七十七號驅潜特務艇、第百七十六號驅潜特務艇は10日高雄発タマ三一B船団航路の        対潜掃蕩を実施しつつサブタン泊地に回航すべし      2.第七十四號驅潜特務艇第八十三號驅潜特務艇は現任務を右両艇に引継ぎたる後        タマ三一B船団のサブタン出撃前適宜三〇哨戒線北側附近まで対潜掃蕩を実施したる後        帰投すべし 19.11.10:高雄〜 19.11.11:呂宗海峡部隊電令作第42号:      1.第二昭和丸高知丸は12日高雄発のタマ三一B船団の警戒に任じつつサブタンに回航        昭榮丸の警戒に従事すべし        第七十四號驅潜特務艇、第八十三號驅潜特務艇は右両艇に任務引継後、帰投すべし      2.第百七十七號驅潜特務艇、第百七十六號驅潜特務艇のサブタン行を取止む        明日風波収まり次第D哨区哨戒しつつ帰投せよ     〜11.12 高雄 19.11.14:呂宗海峡部隊電令作第45号:       13日1740敵潜測定位置北緯22度40分東経120度00分   葉(第二十一掃海隊護衛)15日0900左営北上の予定、       各隊は至急出動、左に依り敵潜撃滅、葉の護衛警戒に任ずべし      1.第百六十三號驅潜特務艇第百九十二號驅潜特務艇、第百七十六號驅潜特務艇は        北緯23度10分乃至北緯20度30分及び東経129度40分以東の海面        第百五十一號驅潜特務艇旺洋丸は北緯22度30分以南のD哨区掃蕩      2.東港本隊は高雄港を中心とする50浬圏内(北緯22度20分以北)掃蕩 19.11.18:呂宗海峡部隊電令作第48号:       第三十九號掃海艇、第百七十七號、第百七十六號驅潜特務艇はタマ三二船団の護衛に任じ       ボジドール岬附近にて適宜護衛を止め、爾後列島線に沿い対潜掃蕩しつつ帰投すべし 19.11.20:(タマ32B船団護衛)高雄〜11.20枋寮11.22〜11.22南湾11.24〜      〜11.25 0516 「昭寶丸」被雷〜      〜11.25 2210 「第三十九號掃海艇」に特設運送船さんとす丸」遭難者39名移乗〜      〜11.29 0613 船団と分離〜      〜11.30高雄 19.12.27:主機械分解検査 19.12.28:空気圧縮ポンプ分解検査 19.12.30:(現在)軍隊区分:呂宋海峡部隊 19.12.30:呂宗海峡部隊電令作第4号:      1.第四十一號掃海艇陽光丸鮎川丸紀洋丸、高知丸、第百五十一號、第百六十三號、        第百七十六號、第百七十七號驅潜特務艇は準備出来次第出撃、第四十一號掃海艇長指揮の下に        北緯21度00分東経121度22分敵潜掃蕩撃滅及び呉竹乗員の救助に任ずべしの      2.九五三空海軍航空隊は全力を挙げ右に協力すべし 20.01.02:呂宗海峡部隊電令作第5号:01.02 1600までに敵情を得ざれば適宜帰投 20.01.03:0200 海口燈台202度550mの地点に仮泊      0755 打方始め      0812 打方止め      0825 海口沖出港      0836 打方始め      0838 打方待て      0858 打方始め、九三式十三粍機銃計700発発射      0905 爆雷に被弾、発火   0910 舵索伸縮調整螺に被弾、切断され操縦不能      0920 竹坑海岸岩礁地帯に任意擱坐      0930 士官室、天井を貫通し曳跟弾により士官室天井及び棚火災となる      0935 敵機撃退 0945 士官室消火      1000 爆雷砲台完全消火 20.01.05:夕刻完全擱坐、船底破損、浸水甚大、浮力を失い救難不能
20.01.05:放棄 20.02.10:内令第117号:佐伯防備隊所属解除 20.02.10:類別等級削除:内令第110号 20.02.10:除籍:内令第119号
喪失場所:N.-E. 竹坑海岸岩礁地帯 喪失原因:米第38機動部隊艦載機による空爆

同型艇

 第一號第百號第百五十一號第二百五十號

兵装

(第一號型驅潜特務艇の計画時)
 九二式七粍七単装機銃1基、爆雷22個、吊下式水中聴音機1基、軽便探信儀1基。

(最終時)
 九三式十三粍機銃、小銃2挺、爆雷10個、軽便探信儀1基。

写真資料

 なし

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