第百七十七號驅潜特務艇の艦歴
年 月 日:艦歴
18.11.05:起工、仮称艦名:第2027號艦
19.04.05:命名:達第107号:第百七十七號驅潜特務艇
19.04.05:類別等級制定:内令第534号:種別:特務艇、類別:驅潜特務艇、艇型:第一號型
19.04.05:本籍仮定:内令第532号:呉鎮守府
19.04.06:進水
19.05.18:竣工
19.05.18:本籍:内令第686号:呉鎮守府
19.05.18:内令第687号:佐伯防備隊所属
19.05.18:戦時編制:呉鎮守府部隊呉防備戦隊佐伯防備隊
19.--.--:特務艇長:海軍兵曹長 宮原 兼市
19.09.03:佐伯〜訓練〜09.03佐伯
19.09.05:佐伯〜敵潜掃蕩〜09.09佐伯
19.09.11:佐伯〜敵潜掃蕩〜09.15佐伯
19.09.16:呉鎮電令作第38号:驅潜特務艇2隻を高雄警備府に派遣
19.09.24:軍隊区分:高雄警備府司令長官指揮下
19.--.--:佐伯〜10.04高雄
19.10.--:軍隊区分:哨戒部隊第一哨戒隊
19.10.05:(ホ509船団護衛)高雄〜香港
19.10.21:(ホタ01船団護衛)香港〜10.25高雄
19.11.--:軍隊区分:哨戒部隊第二哨戒隊
19.11.01:高雄〜
〜11.03 M哨区対潜掃蕩〜
〜11.07高雄
19.11.09:呂宗海峡部隊電令作第40号:
1.第百七十七號驅潜特務艇、第百七十七號驅潜特務艇は10日高雄発タマ三一B船団航路の
対潜掃蕩を実施しつつサブタン泊地に回航すべし
2.第七十四號驅潜特務艇、第八十三號驅潜特務艇は現任務を右両艇に引継ぎたる後
タマ三一B船団のサブタン出撃前適宜三〇哨戒線北側附近まで対潜掃蕩を実施したる後
帰投すべし
19.11.10:高雄〜
19.11.11:呂宗海峡部隊電令作第42号:
1.第二昭和丸、高知丸は12日高雄発のタマ三一B船団の警戒に任じつつサブタンに回航
昭榮丸の警戒に従事すべし
第七十四號驅潜特務艇、第八十三號驅潜特務艇は右両艇に任務引継後、帰投すべし
2.第百七十七號驅潜特務艇、第百七十六號驅潜特務艇のサブタン行を取止む
明日風波収まり次第D哨区哨戒しつつ帰投せよ
〜11.12 高雄
19.11.15:呂宗海峡部隊電令作第46号:
明16日0800迄敵情を得ざれば帰投せよ
第百七十七號驅潜特務艇は明日0800以後出動、17日正午迄D哨区及び湾口哨戒を実施すべし
19.11.18:呂宗海峡部隊電令作第48号:
第三十九號掃海艇、第百七十七號、第百七十六號驅潜特務艇はタマ三二船団の護衛に任じ
ボジドール岬附近にて適宜護衛を止め、爾後列島線に沿い対潜掃蕩しつつ帰投すべし
19.11.20:(タマ32B船団護衛)高雄〜11.20枋寮11.22〜11.22南湾11.24〜
〜11.24 1530 鵞鸞鼻108度35浬に不時着した船団直衛中の零式水偵1機機捜索救難〜
〜11.25 0725 遭難機を発見できず〜
〜11.25 0925 船団を追及〜
〜11.29 0613 船団と分離〜
〜11.30高雄
19.12.11:呂宗海峡部隊電令第8号:
12日前後在支米空軍台湾空襲の算大なり、各隊左に依り警戒を厳にすべし
1.高知丸、第百七十七號驅潜特務艇、第百八十九號驅潜特務艇は12日0700高雄発
海口又は南湾を基地としHI区哨戒、右の外特令に依り壽山下及び左営に分散退避
2.第二十一掃海隊は適宜台湾南湾避泊、13日夕刻帰投せよ
3.航空部隊哨戒機以外の機材車輛燃料等の分散退避遮蔽
4.D哨区哨戒は予定通り
19.12.12:高雄〜HI区哨戒〜
19.12.12:D哨区に退避
19.12.30:呂宗海峡部隊電令作第4号:
1.第四十一號掃海艇、陽光丸、鮎川丸、紀洋丸、高知丸、第百五十一號、第百六十三號、
第百七十六號、第百七十七號驅潜特務艇は準備出来次第出撃、第四十一號掃海艇長指揮の下に
北緯21度00分東経121度22分敵潜掃蕩撃滅及び呉竹乗員の救助に任ずべしの
2.九五三空海軍航空隊は全力を挙げ右に協力すべし
20.01.02:呂宗海峡部隊電令作第5号:01.02 1600までに敵情を得ざれば適宜帰投
20.01.03:0200 海口燈台202度550mの地点に仮泊
0750 打方始め
0810 打方止め
0825 海口沖出港
0905 打方始め
1000 打方止め
1320 打方始め
1325 被弾、船体及び操舵装置機械室、清水槽、前部無線空中線切断
1322 打方止め、発射弾数計1,750
1335 「第百五十一號驅潜特務艇」とともに左営に向う
20.01.04:0800 左営岸壁横付中空襲警報発令
20.01.15:0745 左営港内附表繋留中空襲警報発令
1010 打方始め
1043 打方止め、発射弾数200
20.01.21:0740 左営港内浮標繋留中空襲警報発令
0835 打方始め
0851 打方待て
1018 打方始め、左舷前方約50mに至近弾、艦橋窓硝子破損
1021 打方待て
1100 打方始め
1105 打方待て
1208 驅逐艦「樫」が岸壁に横付けするため浮標に繋留換え
1225 打方始め
1227 打方待て
1535 打方始め
1537 打方待て、発射弾数計800
20.02.07:左営〜
1245 対空戦闘:十三粍機銃発射380発、被弾、機械室火災、まもなく鎮火
至近弾により右舷外板破壊、機械室浸水、前甲板破壊
1530 大発1隻来着し負傷者収容中、士官室電信室烹炊所機械室より発火、総員退去
1830 大爆発
1833 沈没
20.02.07:沈没
20.02.10:本籍改正:内令第116号:高雄警備府
20.02.10:内令第117号:高雄海軍警備隊所属
21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
21.04.30:除籍:内令第57号、高雄海軍警備隊所属解除
喪失場所:N.-E. 左営沖
喪失原因:米第38機動部隊艦載機による空爆
同型艇
第一號〜第百號、第百五十一號〜第二百五十號。
兵装
(第一號型驅潜特務艇の計画時)
九二式七粍七単装機銃1基、爆雷22個、吊下式水中聴音機1基、軽便探信儀1基。
写真資料
あり
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