日南丸の船歴
年 月 日:船歴
16.12.24:起工
17.07.11:進水、命名:日南丸
17.09.30:竣工
17.3Q :新規登録:所有者:飯野海運産業株式會社、船籍港:東舞鶴市
17.09.30:登録検査、船級:TK N.S.* (Bulk Oil Carrier)、船級番号:1179
17.09.30:船舶検査証書交付
17.09.30:徴傭:船舶運營會陸軍配當船
17.10.08:海第1881号:発逓信次官、宛陸軍次官
油槽船日南丸及蓮丸を陸軍配當船に供用の件
航海予定:十月一日横浜出帆パレンバン/内地間連続三航海
18.05.26:第一次海軍指定船
18.07.19:六連集合地管理官機密第191618番電:
1.ヒ三船団6隻(内一隻佐世保より合同)
護衛艦 刈萱2000発、原速力一四節
2.陸 南海丸JKME便乗者900名、軍需品5500立方米(昭南)、陸 御室山丸JGRL空船(パレンバレン)、
陸 西阿丸JGCM五〇三工作機械5000立方米(昭南)、日南丸JFPR空船(昭南)、
陸 阿波丸JRNR軍隊2149名、軍需品6415瓲(昭南)、
陸 淺間丸JFXC便乗者2600名軍需品5000瓲佐世保より昭南以上高雄に寄港す
3.壱岐島東水道、相崎瀬戸
北緯30度00分東経129度00分
北緯27度00分東経127度00分
北緯26度07分東経123度06分
我鸞鼻灯台の130度5.5浬250度11浬
4.22日北緯31度00分東経129度00分
23日北緯26度56分東経126度43分
24日北緯24度17分東経122度10分
5.25日0500高雄着
淺間丸は22日0800黄島の90度5浬にて合同の予定
18.07.21:(ヒ03船団)六連〜
〜07.22 0900 南海丸機密第220900番電(航路変更)〜
〜07.23 0031(N30.54-E125.15)特設運送船「西阿丸」被雷、対潜戦闘〜
〜07.23 0900 特設運送船「西阿丸」を曳航〜
〜07.24 0600(N35.00-E127.35)曳航状態良好、実速力六節〜
〜07.25寺島水道南口07.25〜07.25佐世保
18.09.21:解傭
18.09.21:徴傭:陸軍、船番号:831
〜09.22パレンバン
18.09.24:パレンバン〜09.26昭南
18.10.03:昭南〜10.11高雄
18.10.17:高雄〜10.22青島
18.10.27:青島〜12.08糸崎〜01.14上海
19.01.19:上海〜02.05パレンバン
19.02.07:パレンバン〜02.09昭南
19.02.10:昭南〜02.20マニラ
19.03.12:マニラ〜03.31バリックパパン
19.04.01:飯野海運産業株式會社は飯野海運株式會社に商号変更
19.--.--:変更登録:所有者:飯野海運株式會社、船籍港:東京都
19.04.11:バリックパパン〜04.21昭南
19.04.25:昭南〜04.27パレンバン
19.04.29:パレンバン〜05.01昭南
19.05.07:(シミ02船団)昭南〜
〜05.10 2025 「第十八號掃海艇」が爆雷威嚇投射2個〜
〜05.11 1545 キツロング岬仮泊〜
〜05.11 1901 キツロング岬発〜
〜05.12ミリ
19.05.--:(ミマ10船団)ミリ〜05.19マニラ
19.05.28:マニラ〜06.10パレンバン
19.06.12:パレンバン〜06.14昭南
19.06.--:航空揮発油搭載
19.06.20:(シミ04船団)昭南〜06.24ミリ
19.06.27:(ミ06船団)ミリ〜
〜06.27 1939 「第三十八號哨戒艇」が合同、護衛開始〜
〜07.01 1140 「第十八號掃海艇」が脅威投射〜
〜07.02マニラ
19.07.13:マニラ〜07.22パレンバン
19.08.20:パレンバン〜08.23昭南
19.10.02:(ヒ76船団)昭南〜10.11三亞
19.10.--:三亞〜10.30高雄
19.10.31:高雄〜11.06昭南
19.11.17:昭南〜12.03高雄
19.11.17:(ヒ80船団護衛)昭南〜
〜11.20 1240 「第十七號海防艦」が分離し聖雀に向う〜
〜11.21 0235 視界不良の為、船団より分離〜
〜11.21 1155 船団に合同〜
〜11.22 0103 視界不良の為、八番船、海防艦「滿珠」、「第五十一號海防艦」が船団より分離〜
〜11.22 0830 同船団に合同〜
〜11.22 1531 機械故障〜
〜11.22 1815 故障復旧、船団に合同〜
〜11.22 1150 落伍〜
〜11.22 ---- 護衛が海防艦「鵜來」から海防艦「滿珠」に交代〜
〜11.24バンフォン
19.11.28:バンフォン〜
〜11.28 1630 キノン沖にて「第二十號掃海艇」が分離〜
〜12.03高雄
19.12.09:(タモ31船団)高雄〜12.15鋸金島沖12.16〜12.16唐津湾12.17〜12.17門司
19.12.--:門司〜大阪
20.01.19:大阪〜01.20宇品
20.01.24:(ヒ89船団)門司〜01.25鵞紅湾01.26〜01.28七洋口01.29〜
〜02.01 0550頃 濃霧の為、船団から分離脱落〜
〜02.01楡林
20.02.02:(ヒ89船団)楡林〜
〜02.03 2400 キノン仮泊〜
〜02.04 0600 仮泊地発〜
〜02.07 2000 運送艦「針尾」機関故障の為、「第八號海防艦」護衛の下に解列〜
〜02.08昭南
20.02.--:航空揮発油、自動車揮発油、錫搭載
20.02.15:(ヒ90船団護衛)昭南〜
〜02.19 2200 カナ泊地仮泊〜
〜02.20 0755 仮泊地発〜
〜02.20 0900(N11.22-E109.02)パダラン灯台の直下にて「永洋丸」被雷〜
〜02.20 1920 バンフォン湾オンロン島北方泊地仮泊〜
〜02.21 0950 仮泊地発〜
〜02.21 2000 キノン仮泊〜
〜02.22 0700 仮泊地発〜
〜02.23 2340 後水湾仮泊〜
〜02.24 0300 仮泊地発〜
〜02.24 2330 大鎮山(ディープ湾)仮泊〜
〜02.25 0730 仮泊地発〜
〜02.28泗礁山
20.03.01:(ヒ90船団)泗礁山〜
〜03.03 1734 猪仇里湾仮泊〜
〜03.04 0400 仮泊地発〜
〜03.04門司
20.--.--:門司〜
〜07.25 瀬戸内海祝島附近にて空爆を受け被弾炎上〜
〜07.27 鎮火〜
〜07.28 空爆を受け被爆炎上、沈没擱坐
20.07.28:沈没
20.--.--:解傭
喪失場所:N.-E. 祝島三浦海岸沖150m
喪失原因:米第38機動部隊艦載機による空爆
同型船
ぱれんばん丸、誠心丸、日輪丸、南榮丸、一洋丸、大鳥山丸。
兵装
八糎砲。
写真資料
雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和17年12月号
雑誌「船の科学」船舶技術協会 1992年7月号「日本商船隊の懐古 No.156」山田早苗
「船舶史稿」船舶部会「横浜」第十二巻(P.138)
「新造船写真史」三菱重工業株式会社 横浜造船所 S56.07(P.66)
「飯野60年の歩み」 S34.07 飯野海運株式会社(P.259,491,581)
前の船へ ← 陸軍油槽船 → 次の船へ
前の船へ ← 標準的な油槽船 → 次の船へ
Homeへ戻る