霧島丸の船歴

 年 月 日:船歴

05.08.06:起工 06.04.03:進水、命名:霧島丸 06.07.05:竣工
06.06.--:新規登録:登録総噸数:5,959、登録純噸数:3,552、           登録長:443.1呎、登録幅:60.0呎、登録深:40.0呎   (註:官報廣告の登録長445は443、昭和七年度日本船名録の登録幅60.1は60.0、登録深30は40の誤植) 06.07.03:登録検査、船級:LR ✠100A1 06.07.09:神戸〜 06.08.05:紐育線に就航 06.08.05:神戸〜紐育 07.06.20:船舶積量測度法改正(呎から米へ変更)           登録長:135.7米、登録幅:18.2米、登録深:12.1米   (註:昭和八〜十二年度日本船名録では登録長を445呎、登録深を30呎の誤ったままで米換算している) 10.07.16:播磨にて臨時検査  10.08.17:変更登録:登録純噸数:3,562 11.09.14:神戸にて第一次第一種定期検査 13.03.11:変更登録:登録総噸数:7,792、登録純噸数:5,579、 13.04.30:訂正登録:登録総噸数:8,120、登録純噸数:5,917 13.12.07:中間検査 15.03.06:神戸〜マニラ 15.03.29:横浜〜羅府〜紐育〜 15.08.03:神戸にて第一次第二種定期検査 15.09.04:神戸〜マニラ 16.03.15:神戸にて検査開始  16.04.20:中間検査 16.08.05:Rio de Janeiro〜09.14横浜 16.--.--:変更登録:登録総噸数:8,267、登録純噸数:5,116 16.10.01:船長:海軍嘱託 溝上 重造(部内限り奏任官待遇)
16.10.30:徴傭 16.11.10:入籍:内令第1391号:特設運送船(雑用船)、呉鎮守府所管 16.11.10:監督官:海軍大佐 松田 源次郎 16.11.17:呉海軍工廠にて艤装工事開始 16.11.24:艤装工事完了 16.11.24:監督官:海軍大佐 大窪 博 16.11.30:呉〜12.05パラオ 16.12.06:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第14号:直卒部隊補給部隊 16.12.10:戦時編制:聯合艦隊所属、特設運送船(甲) 16.12.--:軍隊区分:南方部隊菲島部隊南菲支援隊第五急襲隊 16.12.15:軍隊区分:機密第五急襲隊命令第1号:第一梯団(船番号:1) 16.12.--:第三十二特別根據地隊乗船 16.12.17:(ダバオ攻略作戦:第一梯団)パラオ〜      〜12.19 0810 巡洋艦「~通」が合同〜      〜12.19 1308 巡洋艦「~通」が爆雷投射2個〜      〜12.19 1630 驅逐艦「夏潮」、同「K潮」が合同〜      〜12.19 1800 ダバオ予定泊地に進入開始〜      〜12.19 1900 驅逐艦「夏潮」、同「K潮」が先航〜      〜12.20ダバオ(0145 ティブンコ沖泊地) 16.12.20:0330 上陸開始      0400 上陸成功 17.01.22:特設病院船朝日丸」から治療品受領 17.01.23:ダバオ〜バンカ 17.01.25:特設砲艦大興丸」から陸戦隊機材物件を搭載 17.01.--:軍隊区分:蘭印部隊第二護衛隊機密第3号:第二梯団 17.01.26:0000 アンボン攻略作戦発動 17.01.29:(アンボン攻略作戦:第二梯団)バンカ〜      〜01.29 0930 巡洋艦「~通」が右舷後方に占位〜      〜01.29 1533 巡洋艦「~通」は西方に避行〜      〜01.29 1623(N00.10-E126.05)驅逐艦「天津風」が爆雷攻撃〜   〜01.30 0715 「第九號掃海艇」、「第十一號掃海艇」が合同〜      〜01.30 1045 驅逐艦「雪風」、同「時津風」が警戒航行隊形の配備を徹し本隊に復帰〜      〜01.30 1200 本隊が第二梯団より分離〜      〜01.30 2215 ピル水道に於て特設運送船第五日の丸」が敵潜の雷撃を受けるが被害なし〜      〜01.30 2318 驅逐艦「天津風」が浮上潜水艦を発見、爆雷攻撃、「第十一號掃海艇」が制圧〜      〜01.30アンボン(ヒトラマ泊地) 17.01.31:0100 上陸開始      0315 水際障害物あり上陸を続行      0320 第一回上陸成功(呉第一特別陸戦隊揚陸)      0403 第二回上陸成功 17.02.02:ヒトラマ泊地〜02.03アンボン(湾口) 17.02.03:---- 大発三隻を卸す      0600 傷者収容開始 17.02.06:傷者(海軍51名、陸軍90名)乗船完了 17.02.06:アンボン〜02.09ダバオ 17.02.--:ダバオ〜02.17呉 17.02.17:機密呉鎮守府命令第49号:呉における荷揚終了次第神戸に回航、同地にて搭載中の      マニラ麻8,000俵を大同貿易株式會社に引渡し呉に帰投 17.03.01:戦時編制:海軍省配属、特設運送船(甲) 17.05.09:軍隊区分:大海機密第435番電:05.10以降当分の間、第二艦隊司令長官の指揮下      (MI作戦−第十二設営隊輸送) 17.05.19:呉〜      〜05.20 0400 特設運送船南海丸」、陸軍徴傭船善洋丸」を合同し豊後水道発〜      〜05.25サイパン 17.05.26:軍隊区分:機密MI攻略部隊護衛隊命令第1号:輸送隊第二分隊(船番号:3) 17.05.28:(MI攻略作戦)サイパン〜      〜06.06 0047 聯合艦隊電令作第161号によりMI攻略を中止〜      〜06.13トラック 17.06.19:軍隊区分:大海機密第855番電:第二艦隊司令長官の指揮を解き第四艦隊司令長官指揮下 17.06.19:トラック〜06.22カビエン07.07〜07.09トラック 17.07.20:トラック〜07.26横須賀 17.07.29:軍隊区分:大海機密第200番電:第四艦隊長官の指揮を解く 17.08.03:横須賀〜08.05門司08.07〜08.11高雄08.14〜08.18西貢08.25〜09.02門司09.07〜09.07呉 17.09.10:呉〜09.14敷香09.18〜09.23大阪09.27〜09.27神戸 17.10.14:神戸〜10.14大阪10.17〜10.19佐世保 17.10.25:佐世保〜      〜10.26 0845 日ノ御埼の130度7.5浬にて右舷機に触雷、「東運丸」が曳航〜      〜10.26御坊 17.10.26:御坊〜      〜10.26 1300 「東運丸」が曳航、紀伊防備隊第一曳船が横抱き〜      〜10.26 1400 水雷艇千鳥」が護衛を止める〜      〜10.27神戸 17.12.25:三菱重工業株式會社神戸造船所にて第二次応急油槽船に改造 18.01.28:官房機密第281830番電:       麾下工廠並に軍需部をして成るべく速に重油補給装置を施行せしむべし      1.施行船及工事担当(部外造船所に委託することを得)       (イ)横須賀 球磨川丸(淺野船渠)       (ロ)呉   照川丸(神戸三菱)、吾妻丸(大鐵築港)、有馬丸(大鐵因島)、霧島丸(神戸三菱)       (ハ)佐世保 高瑞丸      2.工事要領       (イ)現装重油ポンプ、バラストポンプ及雑用ポンプを利用し(不具合なる場合重油ポンプは          配備す)艦隊艦船に対し毎時約200噸碇泊横附重油補給可能なる如く工事を行うものとす       (ロ)各船に対し重油蛇管(ヒロハン)予備品共10本を供給し(艤装品)大型防舷物(需品)を          貸与するものとす      3.費目       (以下省略) 18.02.22:神戸〜02.23呉03.13〜03.13徳山
18.03.15:移籍:内令第450号:特設運送船(給油船)、呉鎮守府所管 18.03.15:戦時編制:海軍省配属、特設運送船(乙) 18.--.--:船長:海軍嘱託 溝上 重造 18.03.16:徳山〜03.18横須賀 18.03.23:横須賀〜04.19佐世保 18.05.05:佐世保〜05.28徳山 18.06.03:徳山〜06.03六連 18.06.07:六連〜06.10馬公 18.06.13:馬公〜06.17聖雀06.19〜06.22ミリ06.24〜06.26昭南 18.06.29:昭南〜07.01ミリ07.03〜07.06聖雀07.08〜07.12馬公 18.07.13:馬公〜07.17徳山07.21〜07.22呉 18.07.29:呉〜08.03高雄08.07〜08.14昭南 18.08.24:(ヒ06船団)昭南〜      〜08.30 船団より分離〜      〜08.31馬公 18.09.03:馬公〜09.03高雄09.07〜09.14昭南 18.09.22:(サ12船団)昭南〜門司向け航行
18.09.25:沈没 18.12.01:除籍:内令第2564号 18.12.01:解傭
喪失場所:N09.53-E112.10 新南群島西鳥島北方110km付近 喪失原因:米潜水艦Bowfin(SS-287)の雷撃

同型船

 葛城丸

兵装

 12cm単装砲1門。

写真資料

 雑誌「海と空」臨時増刊「日本船舶画報」S12.06 海と空社 (P.93)
 雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和6年7月号
 雑誌「世界の艦船」海人社 2011年10月号「思い出の日本貨物船その182」
 雑誌「世界の艦船」海人社 1978年7月号増刊 (P.131)
 雑誌「船の科学」船舶技術協会 1983年3月号「日本商船隊の懐古 No. 45」山田早苗
 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.53「日本の小艦艇」(P.22)
 雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.20 「写真集 日本の小艦艇(続)」(P.139)
 「船舶史稿」船舶部会「横浜」第十九巻(P.160)
 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2959)
 「船舶百年史」有明書房 S32.09 上野喜一郎 (P.137)
 「川崎重工業株式会社社史」 S34.10 川崎重工業株式会社(P.253)
 「商船三井船隊史」 H21.04 野間恒(P.179)
 「商船三井 船舶史 1884-2010」 H22.12 木津重俊
 "ONI 208-J Japanese Merchant Ships Recognition Manual" (P.58)

図面資料

 "Lloyd's Register Foundation-Heritage & Education Centre", Unique reference code:-
   LRF-PUN-007474-007485-0097-P
   LRF-PUN-007474-007485-0098-P
   LRF-PUN-007474-007485-0099-P

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