陸軍防空船

陸軍防空船について

陸軍徴傭船の中でも特に対空兵装を強化して船団の防空任務につけたものがありました。昭和16年8月中旬までに2隻(JACAR: C04123125100)、昭和16年12月末までに6隻(JACAR: C04123310500)を準備するよう通牒が出されました。防空船の兵装は高射砲7門、高射機関砲8門、監視並びに指揮設備を設けることを基本としましたが、実際に高射砲7門を搭載された船はなく、すべての船が高射砲6門を搭載し、高射機関砲も各船の事情に応じ若干の変更がありました。

陸軍防空船の諸元

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陸軍防空船の船歴

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~洲丸

ありぞな丸

善洋丸

佐倉丸

川丸

宏川丸

熱田山丸

佐渡丸

 

写真出典:

  1. ~洲丸:雑誌「世界の艦船」1996年2月号(海人社)
  2. ありぞな丸、佐倉丸、佐渡丸:「商船建造の歩み」(三菱造船株式会社)
  3. 善洋丸:「新造船写真史」(三菱重工業株式会社横浜造船所)
  4. 川丸:雑誌「船の科学」1989年7月号(船舶技術協会)「日本商船隊の懐古 No.120」山田早苗
  5. 宏川丸:雑誌「船の科学」1982年5月号(船舶技術協会)「日本商船隊の懐古 No.35」山田早苗
  6. 熱田山丸:雑誌「船の科学」 1993年8月号(船舶技術協会)「日本商船隊の懐古 No.169」山田早苗

 

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