第百五十四號驅潜特務艇の艦歴
年 月 日:艦歴
18.08.31:起工、仮称艦名:第2004號艦
19.01.25:命名:達第18号:第百五十四號驅潜特務艇
19.01.25:類別等級制定:内令第199号:種別:特務艇、類別:驅潜特務艇、艇型:第一號型
19.01.25:本籍仮定:内令第205号:佐世保鎮守府
19.02.22:進水
19.04.24:竣工
19.05.06:本籍:内令第639号:佐世保鎮守府
19.05.06:戦時編制:佐世保鎮守府部隊佐世保防備隊
19.05.06:内令第640号:佐世保防備隊所属
20.02.11:佐防機密第110957番電:
1.高榮丸、護衛艦二隻、12日0700瀬相発、13日0600北緯31度04分東経127度58分(A点)、
正午女島の90度8浬(B点)1600富江着、速力十一、五節
2.前路掃蕩を左の通定む
第二百三十一號、第百五十四號驅潜特務艇 A点至B点
第二號天山丸 B点至黄島
掃蕩要領第四法、発同時刻12日1800
20.02.12:佐世保〜哨戒〜
〜02.12 1556 佐防機密第121556番電(A点至北緯31度35分線、江戸川丸、とよさか丸及び
護衛艦三隻の前路掃蕩)〜
〜02.16佐世保
20.02.16:佐防機密第162102番電:
1.三嘉丸、道了丸、泰昭丸、近油丸、17日0700牛深発、1600松島錨地仮泊、18日0700同発、
1800唐津仮泊、19日0600同発、1600門司着、速力八節
2.各艇左に依り直接護衛に任ずべし
第百六十號、第百五十四號驅潜特務艇 牛深至筑前大島
第九十號驅潜特務艇、第二號天山丸 牛深至伊王島沖
第百七十三號、第二百五號驅潜特務艇 高島至筑前大島
20.02.16:佐世保〜
〜02.18 1438 佐防機密第181438番電(烏帽子島至筑前大島、辰和丸、辰宮丸の前路警戒)〜
〜02.20佐世保
20.02.24:佐防機密第241832番電:
1.道志丸、25日0800佐世保発、1500御神島、1930名護屋仮泊、26日0600同発、1600門司着、速力七節
2.豐川丸、25日0900佐世保発、1430生月瀬戸、2100福間仮泊、26日0400同発、0900六連着、速力八節
3.左に依り護衛を実施すべし
(イ)第百五十四號驅潜特務艇は黒母瀬至生月瀬戸の警戒
(ロ)第二百三十三號驅潜特務艇は道志丸を名護屋至筑前大島の直接護衛
(ハ)第二百一號驅潜特務艇は豐川丸を的山大島至福間の直接護衛
20.02.25:佐世保〜02.25佐世保
20.03.05:佐世保〜哨戒〜03.09佐世保
20.03.09:佐世保〜
〜03.09 1108 佐防機密第091108番電(第一掃蕩隊は鹿島丸雷撃の敵潜掃蕩)〜
〜03.11 0952 佐防機密第110952番電(掃蕩区域:野間岬を通ずる270度線、東経129度45分線、
北緯31度00分線、東経130度線を以て囲む海面を野間岬を通ずる180度線を以て両分し
その東半)〜
〜03.13 2000 第二號天山丸機密第131807番電(
1.我13日2000坊ノ岬180度2浬着、同時刻以降第一掃蕩隊の指揮を執る
2.掃蕩隊の編制
第一小隊 第二號天山丸、第二百五號驅潜特務艇、第百五十四號驅潜特務艇
第二小隊 第百六十號驅潜特務艇、第百六十九號驅潜特務艇
3. 掃蕩区域:
野間岬、宇治島、黒島、硫黄島、竹島、開聞岬を以て囲む海面とし
坊ノ岬180度線以西を第一小隊、以東を第二小隊とす
4. 掃蕩要領:
水測兵器を全幅活用し特に夜間浮上の機会捕捉に努めよ
5. 附近船舶航行の際は状況許す限り之が護衛に協力すべし)〜
〜03.15 0832 佐防機密第150832番電(本日1200迄敵情を得ざれば掃蕩を止め帰投せよ)〜
〜03.15佐世保
20.03.15:軍隊区分:九州方面護衛部隊護衛本隊
20.03.15:佐世保〜哨戒〜03.17佐世保
20.03.21:佐防機密第212013番電:
1.サイ〇五船団五隻、護衛艦四隻
22日0600富江発、正午北緯31度57分東経128度49分、A点北緯31度10分東経128度49分、
B点北緯30度53分東経127度55分那覇に向う、速力八節
2.各艇は直に発動、左に依り前路掃蕩に任ずべし
第十六長運丸、第二百七號驅潜特務艇は 黄島至正午位置、
第二百三十三號、第百五十四號驅潜特務艇は 正午位置至北緯31度20分線
3.掃蕩要領 第四法
20.03.21:佐世保〜哨戒〜03.27佐世保
20.04.05:佐世保〜哨戒〜
〜04.09 1738 佐防機密第091738番電(第一蕩隊女島180度15浬の敵潜を攻撃撃滅せよ)〜
〜04.09 1851 168驅特機密第091851番電(掃蕩区域を左の通定む
大瀬崎166度12浬を基点とし180度20浬、270度20浬を以て囲む海面の編隊掃蕩を実施す
各艇は速に大瀬崎の119度5浬の地点に集結せよ)〜
〜04.11 1825 第一掃蕩隊指揮官機密第111825番電(1830編隊掃蕩を開始す)〜
〜04.13 0738 佐防機密第130738番電(掃蕩を止め、帰途小値賀島で不時着機(サ五五)搭乗員を
収容せよ)〜
〜04.14佐世保
20.04.20:佐世保〜哨戒〜
〜04.24 1103 佐防機密第241103番電(第二掃蕩隊宇久島の7度10浬の敵潜を攻撃撃滅せよ)〜
〜04.27 0807 佐防機密第270807番電(本日日没に至るも敵情を得ざれば掃蕩を止め原配備に復帰
せよ)〜
〜04.28佐世保
20.04.30:佐世保〜哨戒〜05.06佐世保
20.05.08:佐世保〜哨戒〜05.14佐世保
20.05.18:佐世保〜特別任務〜05.29佐世保
20.06.01:佐世保〜哨戒〜06.07佐世保
20.06.11:佐世保〜哨戒〜
〜06.11 1248 佐鎮信電令作第140号(敵浮上潜水艦高島(野母埼北方)在泊中の船舶砲撃後、西方に
浮上遁走中、航空部隊及海面防備部隊は全力を挙げ之を撃滅せよ)〜
〜06.11 1412 佐防機密第111412番電(第一掃蕩隊は佐鎮信電令作第140号の敵潜を攻撃撃滅せよ、
掃蕩区域:32度45分線、128度30分線、31度40分線及九州を以て囲む海面とし
129度15分線以西)〜
〜06.14 1347 佐防機密第141347番電(15日0600に至も敵情を得ざれば掃蕩を止め、17日まで
(牛深)第三哨区哨戒)〜
〜06.15 0521 佐防機密第150521番電(第一掃蕩隊より除く、佐防機密第141347番電の任務に就け)〜
〜06.17佐世保
20.06.19:佐世保〜哨戒〜
〜06.25 0448 佐防機密第250448番電(第一掃蕩隊は魚貫湾に侵入の敵潜を攻撃撃滅せよ)〜
〜06.25 0700 三峡丸機密第250700番電(掃蕩区分を左の通定む
1.北緯32度至北緯32度40分線東経129度30分以東海面
2.1500現場着編隊掃蕩を行う
3.第百五十四號、第百五十八號驅潜特務艇は本艇現場着迄、先任艇指揮の下に
敵潜出現地点20浬圏内を掃蕩すべし)〜
〜06.26佐世保
20.08.15:残存
20.11.30:除籍:第301730番電
20.12.01:入籍:内令第5号:掃海艦、佐世保地方復員局所管
20.12.01:内令第7号:佐世保地方復員局掃海部佐世保支部所属
20.12.20:内令第12号:「驅潜特第百五十四號」と呼称
21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
21.06.15:複二第5号:佐世保掃海部所属
21.07.20:復二第101号:大竹掃海部所属
22.08.01:復二第543号:大竹掃海部所属解除
22.08.01:復二第544号:特別輸送艦、佐世保地方復員局所管、特別保管艦に指定
22.08.28:除籍:復二第597号
22.08.28:船主:運輸省
23.05.01:海上保安庁
23.08.20:船舶の番号制定:運輸省告示第230号:
船種:巡視船(PB)、番号:PB 06、船名:うぐいす
23.11.15:所属制定:海上保安庁達第19号:
所属:門司海上保安本部、巡視船、番号:PB 06、船名:うぐいす(長崎)
24.10.20:船舶の番号廃止:運輸省告示第302号(24.10.18附)
24.10.20:船舶の番号制定:海上保安庁告示第36号(24.10.18附):
船種:巡視船、番号:PB 06、船名:うぐいす
25.02.21:船長:海上保安官(三等海上保安正)森田 源藏
25.05.29:電気通信省告示第192号(25.08.15附):船舶託送発受所の施設事項変更
名称:うぐいす託送発受所、
新定繋港:長崎、旧定繋港:門司
25.07.01:船舶の番号改正:海上保安庁告示第22号(25.08.16附):
船種:巡視船、番号:PS 06、船名:うぐいす
26.08.16:船長:海上保安官 富谷 隆一
28.01.16:船長:海上保安官 田村 開作
29.05.01:船舶の番号改正:海上保安庁告示第5号(29.04.16附):
船種:巡視船、番号:PS 126、船名:うぐいす
29.09.06:国籍証書無効:運輸省告示第293号:
船舶番号:61470、船名:うぐいす、証書の日付:昭和23年03月25日、所有者:運輸省、
理由:滅失
31.05.01:船長:海上保安官 水上 純一
35.12.02:船舶局廃止
35.12.24:解役
35.12.24:船舶の番号削除:海上保安庁告示第294号
同型艇
第一號〜第百號、第百五十一號〜第二百五十號。
兵装
(第一號型驅潜特務艇の計画時)
九二式七粍七単装機銃1基、爆雷22個、吊下式水中聴音機1基、軽便探信儀1基。
写真資料
「残存帝国艦艇」図書出版社 S47.12 木俣慈郎(P.110)
長崎海上保安部
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