年 月 日:船歴
15.05.29:起工 16.07.22:進水、命名:建部丸 17.02.26:竣工
17.上期 :新規登録:所有者:北日本汽船株式會社 17.02.26:登録検査、船級:TK N.S.*、船級番号:1111 18.05.10:第1次海軍指定船 18.06.03:指定解除
18.06.03:徴傭:一般徴傭船(雑用船)、横須賀鎮守府所管、海軍省配属 18.06.--:樺太〜小樽06.11〜 〜06.14(N38.28-E141.43)金華山の33度12.7浬にて対潜戦闘:爆雷投下1個〜 〜横須賀 18.06.21:横須賀〜06.21横浜 18.06.22:横浜〜06.24門司 18.06.25:門司〜06.26呉 18.06.28:呉〜06.29大阪06.30〜06.30神戸 18.07.01:神戸〜07.03横須賀 18.07.05:横須賀〜07.05東京 18.07.07:東京〜07.07横須賀 18.07.09:(第3709船団)横須賀〜07.22トラック 18.08.01:(第5013船団)トラック〜 〜08.05 ----(N07.33-E161.12)敵潜水艦が右舷後部に触衝、九五式爆雷2個投下〜 〜08.07クエゼリン 18.08.21:クエゼリン〜08.23ミレ08.26〜08.28タラワ09.02〜09.05クエゼリン 18.09.18:(第6188船団)クエゼリン〜09.25トラック 18.10.08:(第4008船団)トラック〜 〜10.09 0515 護衛の電纜敷設艇「初島」及び「第十二號驅潜艇」が船団から分離〜 〜10.13 1200頃 一般徴傭船「常島丸」、特設運送船「武庫丸」、同「地洋丸」 及び特設驅潜艇「第十京丸」が船団に加入〜 〜10.15 1000 護衛の特設驅潜艇「第十京丸」が船団から分離〜 〜10.18館山 18.10.19:館山〜10.19横須賀 18.10.24:横須賀〜10.28徳山11.03〜11.06横須賀 18.11.14:(第3114甲船団)横須賀〜11.27トラック 18.11.16:大阪商船株式会社は北日本汽船株式會社を吸収合併 18.4Q- :変更登録:所有者:大阪商船株式会社 18.12.01:トラック〜12.06ポナペ12.07〜12.11クエゼリン 18.12.12:クエゼリン〜12.12ルオット12.15〜12.15クエゼリン 18.12.23:クエゼリン〜12.23ルオット 18.12.24:(第6242船団)ルオット〜12.31トラック 19.01.19:(第4119船団)トラック〜01.31横須賀 19.02.05:横須賀〜02.05芝浦 19.02.--:鋼材搭載 19.02.07:芝浦〜02.10大湊02.13〜02.13函館02.14〜02.14室蘭 19.02.--:石炭搭載 19.02.17:室蘭〜02.20館山02.20〜02.20横浜 19.02.24:横浜〜02.24芝浦02.26〜02.26東京 19.02.27:株式會社東京石川島造船所にて船体修理(03.19まで) 19.03.20:東京〜03.20芝浦 19.03.--:鉄材、セメント搭載 19.03.23:芝浦〜03.23横浜 19.03.--:軍需品、ガソリン搭載 19.04.01:(東松四号船団)横浜〜 〜04.01 1100 東京湾第二錨地(木更津)発〜 〜04.01 1600 海防艦「天草」、同「隠岐」「第二號海防艦」が船団に合同〜 〜04.01 1830 「第二十七號掃海艇」が船団に合同し前方を警戒〜 〜04.02 0730 敵潜出現により船団が南方に一時避退、海防艦「天草」「第二號海防艦」 「第三號海防艦」が爆雷攻撃〜 〜04.02 0800 水雷艇「鵯」が敵潜らしきものを探知爆雷攻撃12個〜 〜04.02 1200 「第二號海防艦」「第三號海防艦」が攻撃を止め船団を追及、合同〜 〜04.02 1330 驅逐艦「朝凪」が船団に合同〜 〜04.03 0700 海防艦「天草」が掃蕩を止め船団を追及〜 〜04.03 1457 陸軍徴傭船「東征丸」被雷〜 〜04.03 1510 海防艦「天草」、同「御藏」が爆雷攻撃〜 〜04.03 1530 「第二號海防艦」が爆雷攻撃14個〜 〜04.03 1615 陸軍徴傭船「東征丸」沈没〜 〜04.04 1250 驅逐艦「朝凪」、海防艦「隠岐」が船団を追及、合同〜 〜04.04 1345 「第三號海防艦」が合同〜 〜04.04 1450 驅逐艦「朝凪」、海防艦「隠岐」「第五十號驅潜艇」が爆雷攻撃〜 〜04.04 1530 海防艦「隠岐」が掃蕩を打切り船団を追及〜 〜04.04 1629 驅逐艦「五月雨」が爆雷攻撃6個、海防艦「m]」が協力〜 〜04.04 1735 陸軍徴傭船「加古川丸」が発砲〜 〜04.04 2135 海防艦「m]」が爆雷攻撃、驅逐艦「朝凪」が協力〜 〜04.05 0400 海防艦「m]」は爆雷補充の為、父島に向う〜 〜04.05 1346 「第百四十九號輸送艦」が船団に合同〜 〜04.06 0600 海防艦「m]」が船団に合同〜 〜04.06 2045 「第五十號驅潜艇」が敵潜らしきものを探知爆雷攻撃〜 〜04.06 2100 驅逐艦「朝凪」を「第五十號驅潜艇」の敵潜探知現場に派遣〜 〜04.06 2300 驅逐艦「朝凪」、「第五十號驅潜艇」が船団に復帰〜 〜04.08 0228 驅逐艦「朝凪」が対潜攻撃〜 〜04.08 0350 驅逐艦「朝凪」と海防艦「隠岐」が敵潜制圧〜 〜04.08 0457 驅逐艦「五月雨」が敵潜らしきものを探知爆雷攻撃4個〜 〜04.08 1445 海防艦「隠岐」が追及合同〜 〜04.08 1630(N17.45-E143.14)パラオ行き船団 (海防艦「m]」「第二號海防艦」「第三號海防艦」、運送艦「間宮」、 一般徴傭船「~丸」、陸軍徴傭船「大安丸」、一般徴傭船「天龍川丸」、 陸軍徴傭船「第五眞盛丸」)解列〜 〜04.08 1830 驅逐艦「朝凪」が合同〜 〜04.09 0800 海防艦「御藏」解列、サイパンに先行〜 〜04.09 1615 一般徴傭船「美作丸」右舷後部に被雷〜 〜04.09 1800 特設運送船「共榮丸」が船団に加入〜 〜04.09 2000 東松四号船団から解列〜 〜04.10大宮島04.10〜 〜04.12 対潜戦闘:爆雷攻撃〜 〜04.15トラック 19.04.21:対空戦闘: 19.04.--:軍需品搭載 19.04.22:トラック〜04.26サイパン04.27〜05.04横須賀 19.05.09:横須賀〜05.09横浜05.09〜05.12神戸05.13〜05.14呉 19.05.--:兵器搭載 19.05.18:呉〜05.19門司 19.05.--:石炭搭載 19.05.20:門司〜05.27高雄05.29〜05.31マニラ 19.05.--:鉄材、人員搭載 19.06.06:マニラ〜 〜06.20対潜戦闘〜 〜06.23ダバオ 19.07.--:鉄材、人員搭載 19.07.03:ダバオ〜07.03ハルマヘラ 19.07.06:ハルマヘラ〜 〜07.06対潜戦闘:爆雷攻撃〜 〜07.06タフナ07.07〜 〜07.07対潜戦闘〜 〜07.08カウ07.10〜07.10コロバタ07.15〜07.15グルア07.16〜07.16マリフット 19.07.24:0005 マリフット港内にて対空戦闘:短十二糎砲4発、十三粍機銃224発発射 19.07.25:マリフット〜07.25ホウル07.26〜07.26アンボン 19.07.27:アンボン〜07.27ロロダ07.28〜07.28トテンガ07.29〜07.29インダリ07.30〜 〜07.30オビラツ07.31〜08.01アンボン 19.08.07:アンボン〜08.09ケンダリ08.13〜08.13スターリング08.17〜08.17チョロ08.18〜 〜08.18パダマラング 19.08.19:0100(S04.06-E121.06)パダマラング島湾内にて対空戦闘:十三粍機銃56発発射 19.08.19:パダマラング〜08.19ポニ礁08.20〜08.20サマロナ08.21〜08.21マカッサル 19.08.24:マカッサル〜08.25アダン湾08.26〜08.26バリクパパン 19.09.--:航空揮発油7,000缶、マンガン、ゴム、コプラ計3,400t搭載 19.09.16:バリクパパン〜09.21バンガ09.22〜09.24昭南 19.10.10:昭南〜10.14ミリ 19.10.14:ミリ〜10.15ラブアン 19.10.16:1115 ラブアン島港内にて対空戦闘:短十二糎砲8発、十三粍機銃370発発射 19.11.21:ラブアン〜11.21ミリ 19.11.27:0025 ミリ港内にて対空戦闘:短十二糎砲1発、十三粍機銃90発発射 19.11.28:2325 ミリ港内にて対空戦闘:短十二糎砲1発、十三粍機銃56発発射 19.11.29:ミリ〜12.11聖雀 19.12.14:佛印根據地部隊電令作第9号:妙高の救助作業(曳航並に応急修理) 19.12.14:聖雀〜12.24西貢 19.12.--:石炭搭載、ヒマ、牛皮搭載 20.01.03:西貢〜01.03聖雀 20.01.09:(ヒ86船団)聖雀〜01.10バンフォン湾01.11〜01.11キノン湾01.12〜 〜01.12 1000(N14.14-E109.11)対空戦闘〜 〜01.12 1300 全弾消耗(短十二糎砲10発、十三粍機銃1,355発発射)、 至近弾、銃撃により前部船艙に火災〜 〜01.12 1410 船体擱坐前部船底破孔浸水、退船命令
20.01.12:全損 --.--.--:解傭
喪失場所:N14.14-E109.11 仏印南西岸キノン北方25浬 喪失原因:米第38機動部隊艦載機による空爆
(B型標準船)
短十二糎砲1門、十三粍単装機銃2基、九五式爆雷。
「海洋少年」通巻40号 海と空社 「知られざる戦没船の記録(上)」柘植書房 H07.08 戦没船を記録する会(P.115) 「船舶史稿」船舶部会「横浜」第一巻(P.57) 「商船が語る太平洋戦争」H14.05 野間恒(P.478) 「商船三井船隊史」 H21.04 野間恒(P.183) 「商船三井 船舶史 1884-2010」 H22.12 木津重俊
本船のよみは「けんぶまる」「たてべまる」などとしている文献もありますが「たけべまる」が正しく、官報掲載の逓信省告示第三百七十五號(昭和17年3月9日)などで確認できます。
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