陸軍船 船舶(官船・徴傭船) 特殊船 特殊油槽船 大型重量物揚陸運搬船 防空船 通信船 工作船/航空工作船 電線敷設船 病院船 油槽船 輸送船 水船 碎氷船 強力曳船 小蒸気船 押収船 舟艇(装備品) 輸送用舟艇 機動艇 潜航輸送艇 大型發動艇 特大發動艇 鐵製大發動艇 木製大發動艇 小發動艇 小輸送艇 輕上陸艇 高速輸送艇 戦闘用舟艇 攻撃艇 驅逐艇 装甲艇 高速艇甲 高速艇乙 護衛艇 補助舟艇 折畳艇(折畳舟) 機附艀舟(機舟) 艀舟 修理艇 其の他渡河器材 航送船 門橋 浮嚢舟 配當船 陸軍配當船 臨時配當船(AC船)
陸軍の場合、海軍のようにきちんとした艦艇類別標準のようなものがあるわけではありませんので上の分類は多分に筆者の独断を含んでいることにまずご留意ください。
分類の仕方としては、まず、陸軍の所有船と民間からの徴傭船に分ける方法があると思います。しかし、アジア歴史資料センターで公開されている公文書を見るとそれよりも、船舶と舟艇に分かれているように感じられます。ここでいう船舶とは大雑把にいうと船舶法の適用を受け国籍証書の発給を受ける船を指します。舟艇というのは試作、審査を経て制式が定められ量産される装備品・兵器を指します。船舶については「昭和造船史第一巻」の分類をベースに特殊な用途に用いられた船(防空船や病院船など)を付け足してみました。舟艇については「海運器材の名稱、區分、類別竝機(秘)密取扱區分等に關する件陸軍一般へ通牒」(JACAR: C01007870400)掲載のものです。其の他渡河器材については佐山二郎著「工兵入門」(光人社)から抜書きしてあります。