陸軍機動艇

陸軍機動艇について

陸軍機動艇にはSS艇とSB艇があります。昭和205月現在の区分は「輸送用舟艇」で主体類別は「一類」、取扱区分は「秘密」でした。(JACAR: C01007870400)

機動艇については「さぁぷらす研究室」(http://www2u.biglobe.ne.jp/~surplus/labmain.htm)を運営されている佐藤裕紀氏が、「陸軍機動輸送中隊概史」を発表されております。ご労作ですので、そちらを参照されるのをお勧めします。

SS艇(SS1SS23

SS艇は陸軍が開発した揚陸艦で試作艇「蛟龍」が昭和17126日株式會社播磨造船所で進水、次いでこれを改良した「蟠龍」が昭和18517日に進水しました。この「蟠龍」をタイプシップとして第三船「海龍」以降20数隻が建造されました。これらは計画造船の中でE型戦時標準船として組み込まれたためES船と呼ばれることもありました。「蛟龍」は当初船舶扱いであったらしく「蛟龍丸」として船舶番号と信号符字が付与されております。

SB艇(SB101126

SB艇は海軍の二等輸送艦と同じものです。昭和1961日付で24隻、同年95日付で11隻、合計35隻の特設輸送艦が陸軍に配分されました。このうち2隻は終戦までに完成しませんでした。また、昭和1995日付で10隻、昭和20125日付で3隻が海軍に移管され二等輸送艦となりました。第1547号艦は竣工と同時、第15101515号艦は竣工前に海軍に移管されたため陸軍機動艇としては就役しておりません。従って、合計26隻のSB艇が大東亜戦争中に就役していたことになります。残念ながら現在のところ特設輸送艦の艦名と機動艇の艇名の対応は一部を除き不明です。また、SB101など数隻は同名艇が2隻あり、SB120やSB123などの欠番もありますので注意が必要です。

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