驅逐艇
驅逐艇(カロ艇、高速艇丙)について
上陸作戦において上陸地点での哨戒を行うことを主たる目的としましたが、後には沿岸における驅潜及び対魚雷艇戦闘に従事する目的に変わりました。試作艇は昭和16年から陸軍運輸部金輪工場で建造され昭和18年初めに竣工しました。量産型は耐水ベニヤ板製で昭和18年6月から日本造船、横浜ヨット、南国、大原、前田、三菱長崎にて製造されました。第二型式については(JACAR: A03032287300)にて船体図を含む詳細な情報を閲覧することができますので、ご興味をお持ちの方は是非そちらをご覧ください。JACARの同じファイルで第四形式についての情報も得られます。それによると第四型式は空冷発動機を装備し直径2.9mの木製プロペラを有して空気推進を行うもので航海用の補助機関も備えていました。驅逐艇の昭和20年5月現在の区分は「戦闘用舟艇」で主体類別は「一類」、取扱区分は「秘密」でした。(JACAR: C01007870400)
驅逐艇の諸元
型式
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全長
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最大幅
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深さ
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満載排水量
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燃料搭載量
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航続力
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最大速力
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試作艇
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18.00m
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4.1m
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1.9m
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42.0kt
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第一型式
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18.00m
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4.3m
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2.00m
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18.15t
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1.8t
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180海里
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37.0kt
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第二型式
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18.000m
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4.300m
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2.000m
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21.961t
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1.8t
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180海里
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25.7kt
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第三型式
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18.00m
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4.3m
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2.00m
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21.0t
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1.8t
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180海里
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27.4kt
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第四形式
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18.000m
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4.300m
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2.000m
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1.500t
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13.074kt
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型式
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機関種類
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公称馬力
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台数・軸数
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最大軸馬力
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乗員
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試作艇
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89式航空水冷発動機
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800馬力
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3基3軸*1
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第一型式
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89式航空水冷発動機
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800馬力
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2基2軸
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1600SHP
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13名
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第二型式
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97式航空空冷発動機
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650馬力
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2基2軸
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930SHP
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13名
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第三型式
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航空空冷発動機
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850馬力
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2基2軸
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1400SHP
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13名
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第四形式
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97式航空空冷発動機
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650馬力
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2基2軸
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1500SHP
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型式
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兵装
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隻数
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試作艇
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20m速射砲1門、機銃1基、爆雷投下器2基
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1
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第一型式
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98式20mm高射機関砲1〜2基、発煙筒2本、爆雷投下器2基、爆雷10個
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40?
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第二型式
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37mm舟艇砲1門、98式20mm高射機関砲1基、爆雷投下器2基、爆雷12個
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30?
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第三型式
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37mm舟艇砲1門、98式20mm高射機関砲1基、爆雷投下器2基、爆雷10個
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?
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第四形式
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1?
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*1 他に巡航用として60馬力エンジン1基を備えた。
出典:
1.
「昭和造船史第1巻」(原書房) 日本造船学会編(P.765)
2.
昭和19年第十陸軍技術研究所研究報告(JACAR:
A03032287300) :第二型式、第四型式についてはこちらを優先
3. 舵通巻161号「旧陸軍用船艇を解剖する(1)」(財団法人舟艇協会)内山鐡男
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