年 月 日:船歴
12.03.02:起工 12.08.05:進水、命名:粟田丸 12.12.23:竣工
12.12.--:新規登録 12.12.23:登録検査、船級:LR ✠100A1 12.12.23:船舶検査証書交付 --.--.--:東航世界一周線 13.11.30:中間検査 14.08.--:ブレーメン〜ロッテルダム〜アントワープ 15.--.--:南米航路 15.11.14:中間検査 --.--.--:漢口〜08.23神戸 16.08.16:徴傭通知:兵備三機密第873号
16.08.16:徴傭 16.08.23:三菱重工業株式會社神戸造船所にて艤装工事開始 16.09.05:入籍:内令第1025号:特設巡洋艦、呉鎮守府所管 16.09.05:艦長:海軍大佐 牧 兼幸 16.09.06:戦時編制:聯合艦隊第五艦隊第二十二戦隊 16.10.05:艤装工事完成〜10.06呉、出動準備 16.10.15:軍隊区分:北方部隊哨戒部隊本隊 16.10.18:呉〜10.20横須賀〜11下旬、千島方面哨戒 16.12.--:軍隊区分:北方部隊主隊 16.12.03:厚岸〜12.03厚岸 16.12.04:厚岸〜12.06松輪島 16.12.07:松輪島〜BC哨区哨戒〜12.17幌筵 16.12.22:幌筵〜BC哨区哨戒〜12.31幌筵 17.01.02:幌筵(乙前湾)〜01.04厚岸 17.01.04:厚岸〜01.05大湊 17.01.06:軍隊区分:北方部隊電令作第5号:哨戒部隊 2.哨区:GHI哨戒線 4.第二十二戦隊は補給終了次第出港、速に哨区に就くものとす 17.01.07:大湊〜G哨戒線哨戒〜01.17厚岸 17.01.17:厚岸〜01.18大湊 17.01.24:大湊〜01.24室蘭01.28〜01.29厚岸 17.02.01:軍隊区分:機密北方部隊命令作第14号:哨戒部隊本隊 17.02.01:厚岸〜02.08横須賀 17.02.15:横須賀〜02.15横浜02.17〜02.17横須賀 17.02.19:横須賀〜 〜03.02 撤哨〜 〜03.05釧路 17.02.24:官房機密第236号:横須賀海軍工廠をして九米カッター搭載の件訓令 17.03.12:釧路〜 〜03.15 哨区哨戒〜 17.03.23:哨戒部隊電令第2号:不時着した大湊空零式水偵の救助に協力 〜03.24 1435(N30.25-E140.30)潜望鏡発見〜 〜03.24 1500 附近海面を掃蕩しつつ不時着飛行機捜索に向う〜 〜03.27釧路 17.--.--:軍隊区分:北方部隊哨戒部隊第二直哨戒隊支援艦 17.04.04:釧路〜 〜04.08 着哨〜 〜04.17 撤哨〜 〜04.18 米航空母艦"Enterprise"(CV-6)艦載機の空爆を受け、至近弾により船体小破〜 17.04.19:哨戒部隊電令第5号:第二十三日東丸の捜索に協力 〜04.23釧路 17.04.26:釧路〜 〜05.06 1615 敵味方不明大型機9機発見〜 〜05.08 1017 洲埼灯台の335度4,400mにて左91度2,000mに潜望鏡を発見攻撃中〜 〜05.08横須賀 17.05.05:軍隊区分:北方部隊電令作第74号:主隊(05.10附) 17.05.09:横浜〜05.09横浜05.21〜05.21横須賀 17.05.--:軍隊区分:附属部隊 17.05.--:軍隊区分:(AOB攻略部隊) 17.05.28:横須賀〜06.01幌筵06.02〜06.08鳴神島 17.06.--:揚陸、水上機基地設営 17.06.13:鳴神島〜06.14熱田島 17.06.14:熱田島〜 〜06.21 犬吠埼の東50浬にて「伊號第六潜水艦」を誤って砲銃撃〜 〜06.21横須賀 17.06.24:横須賀〜 〜06.27 特設砲艦「安州丸」と会合〜 〜06.30 特設砲艦「安州丸」と会合〜 〜07.06横須賀 17.07.16:横須賀〜 〜07.23 特設砲艦「安州丸」と会合〜 〜07.27 特設砲艦「安州丸」と会合〜 〜08.01横須賀 17.08.01:官房機密第384番電:搭載機を三座水上偵察機〇分の一と定む 17.08.04:横須賀〜08.04横浜 17.08.15:横浜〜08.15横須賀 17.08.15:射出機搭載工事着手 17.08.20:官房機密第10381号:横須賀海軍工廠をして探照燈移装の件訓令 17.08.25:官房機密第10546号:横須賀海軍工廠をして機銃装備の件訓令 17.08.26:官房機密第10641号:横須賀海軍工廠をして光学兵器増備の件訓令 17.09.13:横須賀〜 〜09.21 特設砲艦「安州丸」と会合〜 〜09.24 1429 特設砲艦「第一雲洋丸」と遭遇〜 〜09.28 1042 特設砲艦「第一雲洋丸」と遭遇〜 〜10.01横須賀 17.10.09:横須賀〜哨区〜10.15横須賀 17.10.16:横須賀〜哨区〜10.21横須賀 17.10.18:軍隊区分:北方部隊電令作第185号:北方部隊主隊 17.11.05:横須賀〜11.07哨区着〜11.18横須賀 17.12.04:横須賀〜哨区〜12.18横須賀 17.12.21:横須賀〜12.28横須賀 17.12.--:軍隊区分:北方部隊哨戒部隊第二直哨戒隊支援艦 18.01.21:横浜〜01.21横須賀 18.01.24:横須賀〜反転〜01.25横須賀 18.02.05:軍隊区分:北方部隊電令作第229号:一時哨戒部隊より除き挺身輸送部隊 18.02.05:北方部隊電令作第230号: 粟田丸は横須賀及び芝浦に於いて当隊編入予定の第三二防空隊及び第三〇設営隊(基幹員)の 人員資材搭載の上速に柏原に進出、爾後挺身輸送部隊指揮官の指揮を承け輸送に従事すべし 18.02.05:横須賀〜 18.02.06:官房機密第195号:呉式二号射出機五型及五型一改造の件訓令 部下海軍航空廠及海軍航空技術廠をして首題の件左記に依り施行せしむべし 記 1.目的 呉式二号射出機五型及五型一の性能を左の通向上せしむるため各部の機構を改造するに在り (イ)射出し得る最大飛行機重量 4,500瓩 (ロ)射出速度最大加速3.5Gにて30米/秒 2.改造要領 航空技術廠図面目録番号第386に依るものとし改造に要する部品は一括航空技術廠に於て 製作の上各航空廠に送付するものとす 3.改造すべき射出機及改造工事施行廠(抜粋:全文はJACAR:C08030342100参照) 改造工事施行廠 兵器製造番号 在庫又は供用先 第十一航空技術廠 航七三號 粟田丸 4.完成期日 時機を得次第成るべく速に完成するものとす 5.費目 (以下省略) 18.02.10:北方部隊電令作第234号: 1.2月10日附第三十二防空隊をAO防備部隊に編入 2.第三十二防空隊の大部は粟田丸及び藤影丸にて鳴~島に進出すべし 18.02.10:北方部隊電令作第235号: 第六驅逐隊司令は粟田丸出港の際東京湾外約100浬附近迄同艦艦長の指揮を受け護衛に任ずべし 18.02.12:横須賀〜 〜驅逐艦「雷」が港外にて護衛を終了〜 〜02.16柏原湾 18.02.17:特設運送船「帝洋丸」に一号重油300tを補給 18.02.18:(第15船団)幌筵海峡((兜山南方))〜 〜02.18 1705 驅逐艦「電」が合同〜 〜02.21 1800(N53.46-E176.52)巡洋艦「阿武隈」、驅逐艦「電」が護衛を終了〜 〜02.22鳴神島 18.02.--:第三十二防空隊、飛行場資材揚陸 18.02.23:軍隊区分:機密北方部隊命令作第1号:護衛部隊 18.02.23:鳴神島〜02.27幌筵 18.03.04:艦長:海軍大佐 武内 平七 18.03.07:(第21船団イ船団)幌筵海峡〜 〜03.07 2200 出港が遅延した驅逐艦「雷」が合同〜 〜03.09 0030頃より荒天のため船団離散〜 〜03.09 1430 護衛部隊に合同〜 〜03.09 1425(N53.47-E167.52)主隊に合同〜 〜03.10 0507 主隊と分離〜 〜03.10 1722 驅逐艦「薄雲」が北海湾に先行〜 〜03.10 1634 船団解列〜 〜03.10熱田島(北海湾) 18.03.10:1800 飛行場資材、弾薬、兵員185名揚陸 18.03.10:熱田島〜 〜03.10 2220 護衛部隊と合同〜 〜03.11 0800(N54.45-E169.48)主隊に合同〜 〜03.11 0820 護衛部隊と分離、海防艦「八丈」との会合点に向かう〜 〜03.13幌筵海峡 18.03.21:軍隊区分:北方部隊電令作第268号:粟田丸を哨戒部隊に復帰 18.03.21:軍隊区分:第二直哨戒隊支援艦 18.03.14:幌筵〜03.18横須賀 18.04.27:哨戒部隊電令作第95号:準備出来次第出撃、速やかに第二直哨戒隊の支援 18.04.27:横須賀〜 〜04.30 0810 水偵1機発進、特設監視艇「第五惠比壽丸」交戦の敵潜水艦攻撃に向う〜 18.04.30:哨戒部隊信電令作第7号:飛行機を揚収せば南下、第一kv丸以南の支援 〜04.30 1427 特設砲艦「安州丸」と会合〜 18.04.30:哨戒部隊電令作第98号:第三直哨戒隊の支援 〜05.03 0930 特設砲艦「興和丸」と会合〜 〜05.03 1000 撤哨〜 〜05.05横須賀 18.05.17:横須賀〜05.24幌筵 18.06.01:軍隊区分:北方部隊哨戒部隊洋上哨戒隊支援隊 18.06.16:幌筵〜06.19青森06.20〜06.20大湊06.24〜06.26幌筵 18.07.05:軍隊区分:機密水雷戦隊命令作第4号:應急収容隊 18.07.07:(ケ号第二期作戦)幌筵海峡〜 〜07.08 2210 巡洋艦「阿武隈」が舵故障〜 〜07.09 0145 巡洋艦「阿武隈」舵故障復旧〜 〜07.10 1100 海防艦「國後」と特設運送船「日本丸」が解列〜 〜07.10 1700 解列〜 〜07.15 1325 北方部隊電令作第334号により幌筵海峡に向け帰投〜 〜07.17幌筵 18.07.20:軍隊区分:第五艦隊附属隊 18.07.--:幌筵〜07.27横須賀 18.08.02:芝浦〜08.02横須賀 18.08.03:横須賀〜08.08幌筵 18.08.05:軍隊区分:北東方面艦隊 18.08.12:幌筵〜08.15青森08.19〜08.19大湊08.20〜08.23幌筵(擂鉢基地) 18.--.--:幌筵〜大湊 18.09.01:大湊〜09.09呉 18.09.11:軍隊区分:聯合艦隊電令作第698号:丁一号輸送部隊 18.09.15:呉〜09.15宇品 18.09.18:宇品〜09.26ポナペ 18.09.--:海上機動兵団揚陸 18.09.27:軍隊区分:聯合艦隊電令作第724号: 1.丁一號輸送部隊の編制を解く、粟田丸を一時聯合艦隊附属に編入す 5.粟田丸はポナペに於ける陸軍部隊揚陸後トラックに回航すべし 邀撃部隊指揮官は第三十一驅逐隊(大波)をしてトラックまで粟田丸の護衛に任ぜしむべし 18.09.28:官房艦機密第4917号:特設艦船艤装替の件訓令 18.09.28:1910 海軍省: 1.横鎮司令長官は工廠をして幌筵基地(位置所在指揮官所定)に左の兵器を至急装備せしむべし (イ)淺香丸、粟田丸より撤去せる十四糎砲4門 18.09.30:ポナペ〜10.01トラック南水道 18.10.01:除籍:内令第2038号
18.10.01:入籍:内令第2041号:特設運送船(雑用船)、呉鎮守府所管 18.10.01:戦時編制:聯合艦隊所属、特設運送船(甲) 18.10.01:指揮官:海軍大佐 竹内 平七 18.10.05:兵力部署:聯合艦隊電令作第738号:丁四号輸送部隊第三輸送隊−第十七師団第三次輸送 18.10.07:軍隊区分:聯合艦隊電令作第746号:海上機動兵団編成 18.10.08:軍隊区分:聯合艦隊電令作第753号:海上機動兵団編成取止め 18.10.08:トラック〜ポナペ向け航行〜反転〜10.08トラック 18.10.10:トラック〜10.17上海 18.10.--:人員1,100名、物件3,700m3搭載 18.10.20:(丁四号輸送部隊第三輸送隊)上海〜トラック向け航行〜 〜10.22 0348 敵潜の雷撃を受け3本被雷
18.10.22:沈没 19.01.05:除籍:内令第54号 19.01.05:解傭
喪失場所:N26.32-E125.05 宮古島北方100浬 喪失原因:米潜水艦Greyback(SS-208)の雷撃
(A型)赤城丸、有馬丸、淺香丸、吾妻丸。
(18.07.01現在-Ref. JACAR:C08030072100, P75) 五十口径三年式十四糎砲4門、 九六式二十五粍二聯装機銃2基、九六式十三粍四聯装機銃1基、 九三式十三粍二聯装機銃2基、同単装機銃4基、九二式七粍七単装機銃2基、 九二式百十糎探照燈1基、仮称二号一型電波探信儀1基、一三式三米半測距儀1基、 六年式二聯装発射管1基(魚雷6本)、呉式二号五型射出機1基、零式水上偵察機一一型2機、 仮称吊下式一型水中聴音機1基、 九五式改二爆雷12個。
雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和12年9月号、昭和13年1月号 雑誌「海と空」臨時増刊「日本船舶画報2600年版」S15.04 海と空社(P.55) 雑誌「世界の艦船」海人社 2000年12月号「思い出の日本貨物船その52」 雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本郵船船舶100年史」(P.215,237)雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.53「日本の小艦艇」(P.13)-- 岩重多四郎氏の最近の調査で2枚とも赤城丸と判明 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.98「北方作戦」(P.36-37,39)雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.20 「写真集 日本の小艦艇(続)」(P.131)-- 同上 雑誌「船の科学」船舶技術協会 1983年4月号「日本商船隊の懐古 No.46」山田早苗 「海軍第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会(P.208,259)「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2935)-- 同上 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2936) 「日本郵船戦時戦史」S46.05 日本郵船株式会社
"Lloyd's Register Foundation-Heritage & Education Centre", Unique reference code:- LRF-PUN-013240-013244-0001-P LRF-PUN-013240-013244-0002-P LRF-PUN-013240-013244-0003-P LRF-PUN-013240-013244-0004-P LRF-PUN-013240-013244-0005-P LRF-PUN-W184-0151-P
前の船へ ← 特設運送船(雑用船) → 次の船へ