第百四十六號特設輸送艦・第百四十六號輸送艦

第百四十六號特設輸送艦・第百四十六號輸送艦の艦歴

 年 月 日：艦歴

 19.02.05：命名：官房軍機密第136号：第百四十六號特設輸送艦
 19.02.05：内令第298号：佐世保鎮守府所管と仮定
 19.09.05：内令第1047号：佐世保鎮守府所管と仮定したる処之を解く→陸軍に配分
 19.09.24：起工
 19.11.30：進水
 19.12.30：竣工

 19.12.30：陸軍機動艇
 20.01.25：海軍に移管

 20.01.25：命名：達第17号：第百四十六號輸送艦
 20.01.25：類別等級制定：内令第65号：種別：輸送艦、類別：輸送艦、等級：二等、艦型：第百一號型
 20.01.25：本籍：内令第66号：横須賀鎮守府
 20.01.25：戦時編制：聯合艦隊第二輸送隊
 20.01.25：内令第68号：第二輸送隊所属
 20.01.25：輸送艦長：海軍大尉　野元　忠行
 20.01.25：1530 譲渡式
 20.01.27：野元大尉着任
 20.01.29：櫛ヶ浜～01.29呉（Ｏ九番浮標繋留）
 20.01.30：1000 真水搭載25t
 20.02.01：0800 酒保物品搭載
 20.02.03：1000 軽油、アルコール搭載
 20.02.06：1430 甲錨地一番に繋留換え
 20.02.11：1300 真水搭載20t
 20.02.14：揮発油搭載、機銃防弾板装備工事（02.21まで）
 20.02.21：0845 物品搭載
 　　　　　1300 糧食搭載
 20.02.23：酒保物品、真水搭載20t
 20.02.24：0800 重油搭載50t
 20.02.25：石炭搭載3t
 20.02.27：0845 糧食搭載
 20.02.28：呉～02.28今治03.01～03.01相生
 20.03.02：軍隊区分：聯合艦隊電令作第659号：佐世保鎮守府部隊
 20.03.04：軍隊区分：佐鎮電令作第51号：直卒
 20.03.05：1100 播磨造船所にて入渠
 20.03.06：0800 爆雷陸揚
 20.03.14：1400 爆雷搭載
 20.03.15：1255 出渠
 20.03.15：相生～諸公試、自差修正～03.15相生
 20.03.16：相生湾～03.16部埼03.17～03.17佐世保（ｂ七番浮標繋留）
 20.03.18：1030 避泊錨地甲八番に繋留換え
 20.03.19：0940 真水搭載20t
 20.03.20：1030 Ｄ十五番浮標に繋留換え
 20.03.21：輸送物件搭載
 　　　　　2130 石炭搭載2t
 20.03.22：1300 第三岸壁に繋留換え
 　　　　　1515 重油搭載170t
 20.03.22：佐世保鎮守府信電令第52号：
 　　　　　　第百四十五號輸送艦、第百四十六號輸送艦は先任艦長之を指揮３月24日以後佐世保発宮古島及び
 　　　　　　石垣島対する緊急輸送を実施すべし、搭載物件に関しては別令す
 20.03.24：0900 生糧品搭載
 　　　　　1015 真水搭載7t
 　　　　　1300 爆雷搭載

 20.03.25：戦時編制：聯合艦隊第三十一輸送隊
 20.03.25：内令第257号：第三十一輸送隊所属
 20.03.25：0800 輸送物件搭載
 　　　　　1315 Ｄ五番浮標に繋留換え
 20.03.25：佐世保鎮守府信電令作第70号：
 　　　　　３．第百四十五號及第百四十六號輸送艦は特令するまで佐世保に於て待機せよ
 20.03.26：佐世保鎮守府信電令作第74号：
 　　　　　１．天一号作戦発動下令せらる
 　　　　　２．各隊は佐鎮捷合作戦要領により作戦せよ
 　　　　　３．第十七號、第百四十五號、第百四十六號輸送艦は緊急輸送に備え佐世保に待機せよ
 20.03.27：佐世保鎮守府信電令作第79号：
 　　　　　　左に依り佐世保大島間緊急作戦輸送を実施す
 　　　　　１．指揮官：第十七號輸送艦長
 　　　　　２．輸送艦：第十七號、第百四十五號、第百四十六號輸送艦、第四十九號驅潜艇
 　　　　　３．行動：Ｘ日佐世保出撃、Ｘ＋２日黎明迄に入港するものとし細目日令
 　　　　　４．輸送人員物件：
 　　　　　　（イ）（大島蛟龍隊関係基地員並物件）芙蓉丸より移載
 　　　　　　（ロ）蛟龍丙型二隻
 　　　　　　（ハ）大島行弾薬其の他
 　　　　　５．本輸送隊を大島輸送隊と呼称
 20.03.28：佐世保鎮守府信電令作第80号：
 　　　　　２．第百八十六號海防艦を佐世保鎮守府信電令作第79号に依る大島輸送隊に加う
 20.03.29：0750 対空戦闘：高角砲、機銃発射
 　　　　　0950 真水搭載
 20.03.30：佐世保鎮守府信電令作第85号：
 　　　　　　佐世保鎮守府信電令作第79号に依る大島輸送隊に第十七號驅潜艇を加う
 20.03.31：佐世保鎮守府信電令作第86号：
 　　　　　　佐世保鎮守府信電令作第79号に依る大島輸送隊の佐世保出撃（Ｘ日）を３月31日とす
 20.03.31：---- 便乗者士官１名、下士官６名、兵46名乗艦
 20.03.31：（大島輸送隊）佐世保～03.31寺島錨地03.31～04.02瀬相
 20.04.02：---- 自動車１台、物資120t揚陸、樹木で偽装
 20.04.04：電纜敷設艇「大立」遭難者42名、「第百八十六號海防艦」遭難者便乗
 20.04.04：瀬相～
   　　　　～04.04 ---- 反転～
   　　　　～04.04 ---- 「第四十九號驅潜艇」と「第百四十五號輸送艦」の引卸作業～
   　　　　～04.05 満潮時 「第四十九號驅潜艇」と「第百四十五號輸送艦」の引卸作業～  
 　　　　　～04.06 日没後 「第百四十五號輸送艦」の人員約300名を収容～
 　　　　　～04.18佐世保
 20.04.22：佐世保～　

 20.04.28：沈没
 20.05.25：類別等級削除：内令第472号
 20.05.25：除籍：内令第470号

 喪失場所：N32.24-E128.40 大瀬埼沖 
 喪失原因：米潜水艦Trepang(SS-412)の雷撃

同型艦

 第百三號～第百二十六號、第百二十九號～第百四十八號、第百五十一號～第百六十五號、
 第百七十二號～第百七十六號、假稱第1584號艦～假稱第1588號艦。

兵装

 四十口径三年式八糎高角砲１門、九六式二十五粍三聯装機銃２基、同二聯装機銃２基、
 同単装機銃11基。

写真資料

 雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房1974年7月号(P.156)
 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.50「掃海艇・輸送艦」(P.57)
 「写真日本海軍全艦艇史」 ㈱ベストセラーズ H06.12 福井静夫(2415)
 「海軍第十一巻　小艦艇　特務艦艇　雑役船　特設艦船」誠文図書㈱ S56.09 「海軍」編集委員会(P.43)
 「日本海軍艦艇写真集　巡洋艦」ダイヤモンド社 H17.08 呉市海事歴史科学館(P.206)

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