第百三號特設輸送艦の艦歴

 年 月 日：艦歴

 19.01.28：起工、仮称艦名：第1503号艦
 19.02.05：命名：官房軍機密第136号：第百三號特設輸送艦
 19.02.05：内令第298号：呉鎮守府所管と仮定
 19.03.09：進水
 19.04.01：艤装員長：海軍大尉　作田　郁三
 19.04.30：竣工

 19.04.30：入籍：内令第607号：呉鎮守府所管
 19.04.30：戦時編制：聯合艦隊
 19.04.30：輸送艦長：海軍大尉　作田　郁三
 19.05.01：ＴＹＢ電令第50号：05.19内地発後、南西部隊指揮官の指揮を受け輸送任務
 19.05.06：軍隊区分：聯合艦隊電令作第76号：南西艦隊附属
 19.05.08：輸送艦長：海軍大尉　小池　榮
 19.06.11：横鎮電令作第427号：第3615船団護衛
 19.06.12：横鎮信電令作第434号：第3615船団編成及び進出中止 
 19.06.17：横鎮電令作第445号：第二十四號海防艦は本艦を硫黄島まで護衛
 19.06.--：車輛８、魚雷運搬車10、爆弾運搬車19、落下増槽１、酸素瓶200、魚雷10、
 　　　　　第二五番爆弾70、機銃弾、糧食其の他物件満載
 19.06.18：横須賀〜06.20硫黄島06.21〜横須賀
 19.06.24：横鎮電令作第460号：第二十四號海防艦は本艦及び第百三十號特設輸送艦を硫黄島まで往復護衛
 19.06.25：横須賀〜06.27硫黄島
 19.06.27：横鎮信電令作第470号：硫黄島の荷役終了次第、父島に回航、
 　　　　　小笠原部隊指揮官の命を受け父島硫黄島間の緊急輸送に従事
 19.06.--：出港時、「第百三十號特設輸送艦」のスクリューに後部錨鎖が絡みつき除去作業
 19.06.28：1300 父島にて待機中
 19.06.30：小笠原部隊信電令作第81号：
 　　　　　１．第百三號特設輸送艦は準備出来次第出撃、直に作戦輸送に任じたる後単独帰投すべし
 　　　　　２．旗風は硫黄島近海迄之が護衛に任ずべし
 19.06.30：---- 陸軍徴傭船「能登丸」から移載
 19.07.01：0340 揚搭終了
 　　　　　---- 離岸の際潮流の為横倒しとなり其の儘砂浜に座洲
 　　　　　0640 離岸に成功

 19.07.04：沈没
 19.09.05：除籍：内令第1043号

 喪失場所：N27.05-E140.09 父島列島沖108マイル 
 喪失原因：米艦載機による空爆

同型艦

 第百三號〜第百二十六號、第百二十九號〜第百四十八號、第百五十一號〜第百六十五號、
 第百七十二號〜第百七十六號、假稱第1584號艦〜假稱第1588號艦。

兵装

（計画時）
 四十口径三年式八糎高角砲１門、九六式二十五粍三聯装機銃２基。

写真資料

 「写真日本海軍全艦艇史」 �潟xストセラーズ H06.12 福井静夫(2405)

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