第十七號輸送艦の艦歴
年 月 日:艦歴
19.10.27:起工
19.12.08:命名:達第381号:第十七號輸送艦
19.12.08:類別等級制定:内令第1329号:種別:輸送艦、類別:輸送艦、等級:一等、艦型: 第一號型
19.12.30:進水
19.12.30:本籍:内令第1393号:舞鶴鎮守府
20.01.12:艤装員長:海軍大尉 丹羽 正行
20.02.08:竣工、艤装員事務所を撤去
20.02.08:戦時編制:大海幕機密第608号ノ195:聯合艦隊附属
20.02.08:輸送艦長:海軍大尉 丹羽 正行
20.03.03:第二特攻戦隊機密第030812番電:
第二〇九號標的、第二一〇號標的搭載、呉発佐世保経由沖縄に進出
20.03.03:大浦〜恵美須湾
20.03.04:軍隊区分:佐世保鎮守府電令作第51号:直卒
20.03.05:佐世保鎮守府信電令第33号:
1.第十七號輸送艦は沖縄に対する重要兵器(甲標的2基、弾薬約100瓲其の他兵器若干)の
緊急輸送1回実施すべし
2.機雷部隊指揮官は右輸送に関し第十七號輸送艦を指揮すべし
20.03.07:恵美須湾〜03.09運天
20.03.09:甲標的、基地物件陸揚
20.03.09:運天〜03.09那覇03.10〜03.10運天
20.03.10:揚搭
20.03.11:運天〜佐世保
20.03.23:第二特攻戦隊機密第231513番電:
第九一號標的、第九二號標的搭載、第二蛟龍隊22名、第三蛟龍隊41名便乗、
23日呉発沖縄に進出
20.03.23:大浦〜
20.03.25:戦時編制:聯合艦隊第三十一輸送隊
20.03.25:内令第257号:第三十一輸送隊所属
20.03.26:佐世保鎮守府信電令作第74号:
1.天一号作戦発動下令せらる
2.各隊は佐世保鎮守府捷合作戦要領により作戦せよ
3.第十七號、第百四十五號、第百四十六號輸送艦は緊急輸送に備え佐世保に待機せよ
20.03.27:佐世保鎮守府信電令作第79号:
左に依り佐世保大島間緊急作戦輸送を実施す
1.指揮官:第十七號輸送艦長
2.輸送艦:第十七號、第百四十五號、第百四十六號輸送艦、第四十九號驅潜艇
3.行動:X日佐世保出撃、X+2日黎明迄に入港するものとし細目日令
4.輸送人員物件:
(イ)(大島蛟龍隊関係基地員並物件)芙蓉丸より移載
(ロ)蛟龍丙型二隻
(ハ)大島行弾薬其の他
5.本輸送隊を大島輸送隊と呼称
20.03.27:第二特攻戦隊機密第271005番電:
第三蛟龍隊基地物件輸送の際魚雷装填用として大発二隻第十七號輸送艦に搭載され度
20.03.28:佐世保鎮守府信電令作第80号:
2.第百八十六號海防艦を佐世保鎮守府信電令作第79号に依る大島輸送隊に加う
20.03.30:佐世保鎮守府信電令作第85号:
佐世保鎮守府信電令作第79号に依る大島輸送隊に第十七號驅潜艇を加う
20.03.31:佐世保鎮守府信電令作第86号:
佐世保鎮守府信電令作第79号に依る大島輸送隊の佐世保出撃(X日)を3月31日とす
20.03.31:(大島輸送隊)佐世保〜03.31寺島錨地03.31〜
〜04.01 2335-0100 対空戦闘、甲標的に掃射弾4発〜
〜04.02瀬相
20.04.02:0100 岸壁横付、特攻基地関係物資200t、防備隊関係弾薬物資400t揚陸開始
日出前 岸壁を離れ甲標的2基を瀬相湾に降下させ入江に隠蔽、大発で荷役
0650-1440 対空戦闘
1130頃 機関室と後部機銃群に直撃弾各1発
---- 艦首に盲弾1発
日没後 二十五粍単装機銃取外し
2030過 消火作業中止
2100 総員退去下令
2326 沈没
20.04.02:沈没
20.05.10:類別等級削除:内令第400号
20.05.10:除籍:内令第411号
喪失場所:N28.07-E129.09 奄美大島瀬相沖
喪失原因:米第58.4機動部隊艦載機による空爆
同型艦
第一號、第二號、第三號、第四號、第五號、第六號、第七號、第八號、第九號、第十號、
第十一號、第十二號、第十三號、第十四號、第十五號、第十六號、第十八號、第十九號、
第二十號、第二十一號、第二十二號。
兵装
(計画時)
四十口径八九式十二糎七聯装高角砲1基、九六式二十五粍三聯装機銃3基、同二聯装1基、
同単装4基、九三式探信儀1基、九三式水中聴音機1基、爆雷18個、
須式七十五糎探照燈1基。
(新造時)
四十口径八九式十二糎七聯装高角砲1基、九六式二十五粍三聯装機銃3基、同二聯装1基、
同単装15基、九三式十三粍単装機銃5基、九三式探信儀1基、九三式水中聴音機1基、爆雷18個、
須式七十五糎探照燈1基、三式一号電波探信儀三型1基。
写真資料
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫(2389)
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