第百五十一號特設輸送艦・第百五十一號輸送艦の艦歴
年 月 日:艦歴
19.01.29:起工、仮称艦名:第1551號艦
19.02.05:命名:官房軍機密第136号:第百五十一號特設輸送艦
19.02.05:内令第298号:呉鎮守府所管と仮定
19.02.27:進水
19.04.01:艤装員長:海軍大尉 佐藤 正三
19.04.23:竣工
19.04.23:入籍:内令第582号:呉鎮守府所管
19.04.23:戦時編制:聯合艦隊
19.04.23:輸送艦長:海軍大尉 佐藤 正三
19.04.30:横須賀〜
19.05.01:TYB電令第50号:05.19内地発後、南西部隊指揮官の指揮を受け輸送任務
19.05.06:軍隊区分:聯合艦隊電令作第76号:南西艦隊附属
19.06.26:軍隊区分:南西部隊電令作第451号:濠北部隊
19.06.29:濠北部隊電令作第138号:
第百二十九號及第百五十一號特設輸送艦は先任艦長之を指揮す
7月1日アンボン発7月2日夜コカスに入港サガ築城部隊中の人員約1000名収容
これをアンボンに輸送すべし
19.06.29:第四南遣艦隊機密第291230番電:
第百五十一、第百二十九號特設輸送艦をして7月2日夜コカスに突入せしめ左の要領に依り
サガ築城部隊の転進に従事せしめらるるに付至急準備されたし
1.転進輸送は第二四一設、第二〇一設、第二三二設の順に1000名(機械修理工及運転工を優先
とす)及随身兵器物とす左の両艦入港後(錨泊)直に舟艇を以て両艦に乗艦コカスに於ける
揚搭時を二時間とす
19.06.30:濠北部隊電令作第142号:電令作第138号を1日繰り下げ
19.06.30:25cg機密第300827番電:
二〇一設、二三二設はサガ在両隊人員1000名コカスに集結せしむるは3日2100となるに付
特設輸送艦コカス入港を4日に変更されたし
19.07.01:軍隊区分:機密濠北部隊命令作第10号:附属部隊
19.07.02:アンボン〜07.03コカス
19.07.03:第二百三十二設営隊先発隊隊長以下528名乗艦
19.07.04:コカス〜
〜07.04 1013 P-38 2機、B-24 1機来襲〜
〜07.04 1035 爆撃を受ける左10度60mに3個、右160度500mに1個〜
〜07.04 1833 B-24 2機来襲〜
〜07.04 1851 機銃射撃を受ける〜
〜07.04 1922 爆撃を受ける左90度100mに3個〜
〜07.04 1948 爆撃を受ける右120度70mに5個〜
〜07.05アンボン
19.07.15:第二百三十二設営隊先発隊隊長以下528名退艦
19.07.13:アンボン〜07.15コカス
19.07.15:第二百三十二設営隊後発隊328名乗艦
19.07.15:コカス〜07.17アンボン
19.07.17:第二百三十二設営隊後発隊328名退艦
19.07.25:軍隊区分:機密濠北部隊命令作第14号:附属部隊
19.07.26:アンボン〜07.27ブトン島
19.08.03:マカッサル〜08.06アンボン
19.08.15:軍隊区分:濠北部隊電令作第184号:一時第五警備部隊指揮官の指揮下
在ケイ島兵力のアンボン転進を実施
19.08.15:第五警備部隊信電令作第10号:第七警備隊移転輸送に従事
19.08.16:アンボン〜トゥアル向け航行〜
19.08.16:第五警備部隊信電令作第11号:行動を1日延期、引返せ
〜08.16 1740 アンボンに向け引返す〜
〜08.16アンボン
19.08.17:アンボン〜出撃取止〜08.17アンボン
19.08.18:アンボン〜08.19トゥアル〜08.21アンボン
19.08.22:第二十五特別根據地隊信電令作第6号:08.23出港、マカッサルに回航
同地よりアンボンに向け物件搭載、アンボンに帰投
19.08.23:アンボン〜
〜08.23 1314 「第百四號掃海特務艇」が途中まで護衛に就く〜
〜08.24ブトン島カルク湾〜08.25カバエナ島08.26〜
〜08.26サラヤル島ベンテン泊地(ベンテン灯標250度3,200m)08.27〜
〜08.27マカッサル
19.09.01:マカッサル〜09.01サラヤル島ベンテン泊地(ベンテン灯標250度3,100m)09.02〜
〜09.02マッサロッカ09.02〜09.02ブサル島09.03〜09.03コロノ湾09.03〜
〜09.05アンボン
19.09.05:除籍:内令第1044号
19.09.05:命名:達第294号:第百五十一號輸送艦
19.09.05:類別等級制定:内令第1035号:種別:輸送艦、類別:輸送艦、等級:二等、艦型:第百一號型
19.09.05:本籍:内令第1045号:呉鎮守府
19.09.06:アンボン〜09.07チャンバタ島09.08〜09.08ケンダリ
19.09.10:ケンダリ〜09.12アンボン
19.09.12:アンボン〜09.13コロノ湾09.14〜09.14ケンダリ
19.09.17:軍隊区分:南西部隊電令作第618号:南西部隊附属、
現任務終了後速やかにバリックパパン経由マニラに回航
19.09.20:ケンダリ〜09.22ベンテン09.23〜09.23マカッサル
19.09.26:マカッサル〜09.29スラバヤ
19.11.23:沈没
20.03.10:類別等級削除:内令第209号
20.03.10:除籍:内令第228号
喪失場所:N11.22-E119.07 パラワン北端沖
喪失原因:米潜水艦Besugo(SS-321)の雷撃
同型艦
第百三號〜第百二十六號、第百二十九號〜第百四十八號、第百五十一號〜第百六十五號、
第百七十二號〜第百七十六號、假稱第1584號艦〜假稱第1588號艦。
兵装
(新造時)
四十口径三年式八糎高角砲1門、九六式二十五粍三聯装機銃2基。
写真資料
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.17「写真集 日本の小艦艇」(P.9, 15-157)
雑誌「丸スペシャル」潮書房 「No. 50 掃海艇・輸送艦」(P.62-64)
雑誌「丸エキストラ」潮書房 第六十一集「連合艦隊」(P.25)
雑誌「世界の艦船」海人社 1997年3月号増刊「日本海軍特務艦船史」(P.109-110)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫(2416-2422)
「海軍第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会(P.43)
「日本補助艦艇物語」光人社 H05.12 福井静夫著作集第十巻
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