唐津の艦歴
年 月 日:艦歴
T15.11.20:起工
02.09.12:進水、命名:"Luzon"(PG-47)
03.06.01:竣工
03.06.15:Hull No.変更:PR-7
16.11.29:上海〜マニラ
17.05.06:沈没
17.05.08:除籍
喪失場所:N14.23-E120.35 マニラ湾
喪失原因:自沈
17.--.--:引揚げ
17.08.01:命名:達第218号:「唐津」(カラツ)
17.08.01:類別等級制定:内令第1407号:種別:軍艦、類別:砲艦、等級:なし、艦型:なし
17.08.01:本籍:内令第1423号:佐世保鎮守府
17.08.01:戦時編制:南西方面艦隊第三南遣艦隊
17.08.01:艦長:海軍少佐 若杉 次一
17.08.01:軍艦旗掲揚
17.09.25:軍隊区分:菲島部隊主隊
17.10.15:軍隊区分:菲島部隊菲島東部隊セブ警備隊
17.10.15:カビテ〜10.15マニラ
17.10.19:マニラ〜10.21セブ
17.10.24:セブ〜10.24オルモック沖10.25〜10.25パシハン島サンフランシスコ沖
17.10.25:陸戦隊揚陸、異状なく帰艦
17.10.25:パシハン島サンフランシスコ沖〜10.25オルモック沖
17.10.26:オルモック沖〜10.26カルバヨグ沖10.27〜10.27スマラガ沖
17.10.27:スマラガ部落調査の為、砲撃、陸戦隊揚陸、異状なく帰艦
17.10.27:スマラガ沖〜10.28カルバヨグ沖
17.10.28:マリピピ調査の為、陸戦隊揚陸、異状なく帰艦
17.10.28:カルバヨグ沖〜10.29マスバテ島南沖10.30〜10.30ビリラン島ナバル
17.10.30:ナバル調査の為、陸戦隊揚陸、異状なし
17.10.30:ビリラン島ナバル〜10.31セブ
17.11.01:補給
17.11.02:セブ警備隊陸戦隊22名乗艦
17.11.02:セブ〜11.02シキホール島
17.11.02:ラレナ部落を砲撃、陸戦隊揚陸、敵40名と交戦
17.11.02:シキホール島〜11.03イロイロ
17.11.04:イロイロ〜
〜11.04 ---- 帆船二隻を臨検〜
〜11.04 ---- ギマラス島を砲撃〜
〜11.04イロイロ
17.11.05:イロイロ〜11.05サントロザリオ沖
17.11.05:サントロザリオを砲撃、陸戦隊揚陸、約30名の敵と交戦、陸戦隊帰艦
17.11.05:サントロザリオ沖〜11.05イロイロ
17.11.06:イロイロ〜11.06ホルダン沖
17.11.06:ホルダンを砲撃、陸戦隊揚陸、異状なし、陸戦隊帰艦
17.11.06:ホルダン沖〜11.06イロイロ
17.11.07:イロイロ〜11.07カガヤン島
17.11.07:艦上よりカガヤン島を偵察、異状なし
17.11.07:カガヤン島〜11.08イロイロ
17.11.09:イロイロ〜
〜11.10 ---- カンパンギオ沖にて帆船を臨検し焼却〜
〜11.10ラジ沖(シキホール島)
17.11.10:ラジを砲撃、陸戦隊揚陸、敵約100名と交戦
17.11.10:ラジ沖〜11.10セブ沖11.11〜11.11セブ
17.11.11:セブ警備隊陸戦隊退艦
17.11.19:セブ〜11.20ボホール島ギンドルマン沖
17.11.20:軍隊区分:菲島部隊掃蕩部隊西方隊
17.11.20:ギンドルマンを砲撃、陸軍作戦に協力
17.11.20:ギンドルマン沖〜11.20カニガオ水道
17.11.20:第三南遣艦隊司令長官乗艦、将旗掲揚
17.11.20:カニガオ水道〜11.22マニラ
17.11.22:第三南遣艦隊司令長官退艦、将旗を庁舎に移揚
17.11.24:マニラ〜11.24カナカオ桟橋
17.11.24:燃料補給
17.11.24:カナカオ桟橋〜11.24カビテ沖
17.11.25:第三十一特別根據地隊陸戦隊24名乗艦
17.11.26:カビテ〜11.27イロイロ
17.11.30:イロイロ〜
〜11.30 ---- 帆船六隻を臨検(内一隻を釈放、一隻を沈没させ、四隻を破壊)〜
〜11.30エスタンシア沖
17.12.01:エスタンシア沖〜12.01カビス沖12.02〜
〜12.02 ---- リバスを砲撃〜
〜12.02バロタツク湾
17.12.03:バロタツク湾〜
〜12.03 ---- 舟艇三隻を臨検(内一隻を破壊、二隻を捕獲、捕虜七名)〜
〜12.03イロイロ
17.12.03:捕獲船と捕虜を憲兵隊に引渡す
17.12.04:イロイロ〜
〜12.04 ---- 帆船を臨検し沈没させる、捕虜三名〜
〜12.04バロタツク湾
17.12.05:バロタツク湾〜12.05マスバテ島南沖12.06〜12.06セブ
17.12.06:捕虜三名を海軍警備隊に引渡す
17.12.10:セブ〜12.11イロイロ
17.12.12:イロイロ〜12.12アピトン水道12.13〜12.13バヤング島南沖
17.12.13:バヤング島に陸戦隊揚陸、南岸の帆船一隻を焼却、陸戦隊帰艦
17.12.13:バヤング島南沖〜12.13イロイロ
17.12.14:イロイロ〜12.14オトン沖
17.12.15:陸軍部隊72名乗艦
17.12.15:オトン沖〜12.15ミヤガオポイント沖
17.12.15:陸軍部隊上陸、同地を砲撃
17.12.15:ミヤガオポイント沖〜
〜12.15 ---- 帆船を臨検し捕獲〜
〜12.15イロイロ
17.12.16:イロイロ〜
〜12.17 ---- 帆船二隻を臨検し破壊〜
〜12.07セブ
17.12.19:セブ〜12.21マニラ
17.12.22:第三南遣艦隊司令長官乗艦、将旗掲揚
17.12.22:マニラ〜12.22コレヒドール島12.22〜12.22グランデ12.23〜12.23オロンガポ12.23〜
〜12.23マリベレス〜12.23マニラ
17.12.23:第三南遣艦隊司令長官退艦、将旗を庁舎に移揚
17.12.24:マニラ〜12.24カナカオ
17.12.24:燃料補給
17.12.24:カナカオ〜12.24マニラ
17.12.28:マニラ〜12.30ミサミス
17.12.30:ミサミスを砲撃、敵は小銃にて応戦
17.12.30:ミサミス〜12.31セブ
17.12.31:補給
18.01.06:(「木曽丸」護衛)セブ〜01.07カガヤン
18.01.09:(「木曾丸」護衛)カガヤン〜
〜01.09 ---- マーシエラゴス島北西端324度56浬にて陸軍徴傭船「木曾丸」の護衛を終了〜
〜01.10セブ
18.01.12:セブ〜01.12マスバテ島南沖01.14〜01.14エスタンシア沖01.16〜01.16イロイロ
18.01.19:イロイロ〜01.19アピトン水道西口01.20〜
〜01.20 ---- 帆船二隻を臨検〜
〜01.20マスバテ島南沖01.21〜01.21セブ
18.01.25:セブ〜01.25エスタンシア沖01.27〜01.27イロイロ
18.01.30:イロイロ〜01.30エスタンシア02.01〜02.01イロイロ
18.02.01:軍隊区分:菲島部隊掃蕩部隊
18.02.04:イロイロ〜02.04エスタンシア沖02.05〜02.05マスバテ島南沖02.06〜02.06セブ
18.02.08:第三十一特別根據地隊陸戦隊員退艦
18.02.12:セブ〜02.12マスバテ島南沖02.13〜02.13イロイロ
18.02.18:イロイロ〜哨戒〜02.18イロイロ
18.02.19:イロイロ〜02.19パネイ島南西サン・ホセ
18.02.19:パネイ島南西サン・ホセ〜02.20セブ
18.02.--:補給
18.02.27:セブ〜ナガに向うが強風の為、反転〜02.27セブ
18.03.15:陸軍田中司令官以下48名乗艦
18.03.15:セブ〜03.15タグビララン
18.03.15:陸軍田中司令官以下48名退艦
18.03.16:陸軍田中司令官以下48名乗艦
18.03.16:タグビララン〜03.16ギンドルマン沖
18.03.16:陸軍田中司令官外ギンドルマン視察
18.03.16:ギンドルマン沖〜03.17セブ
18.03.17:陸軍田中司令官以下48名退艦
18.03.22:セブ〜
〜03.22 ---- 敵潜の雷撃を受けた「武巖丸」を発見し護衛〜
〜03.23セブ
18.03.23:セブ〜
〜03.23 ---- アポ島を中心とし30浬圏内の敵潜掃蕩〜
〜03.24 ---- アポ島燈台240度11浬半にて「木曾丸」が発見した敵潜に爆雷投射8個〜
〜03.25 ---- 敵潜掃蕩を止めセブに向う〜
〜03.25セブ
18.03.27:(「香洋丸」護衛)セブ〜03.29マニラ
18.03.30:マニラ〜03.30カナカオ
18.04.01:第百三工作部第二船台に上架
18.04.16:下架
18.04.16:カナカオ〜04.16カビテ
18.04.18:カビテ〜04.18カナカオ
18.04.18:第百三工作部第二船台に上架
18.04.25:下架
18.04.25:カナカオ〜04.25カビテ
18.05.03:カビテ〜公試運転〜05.03カビテ
18.05.06:カビテ〜05.06マニラ
18.05.08:マニラ〜航空母艦「大鷹」の前路哨戒〜
〜05.08 夕刻 哨戒を止めイロイロに向う〜
〜05.10イロイロ
18.05.11:イロイロ〜
〜05.11 ---- 消息不明の特設砲艦「阿蘇丸」捜索の為反転、パナイ島西岸に向う〜
〜05.13イロイロ
18.05.14:イロイロ〜
〜05.14 ---- 消息不明の特設砲艦「阿蘇丸」捜索の為反転、ネグロス島南沖に向う〜
〜05.15イロイロ
18.05.15:イロイロ〜
〜05.15 ---- 消息不明の特設砲艦「阿蘇丸」捜索〜
〜05.15 ---- 捜索中止〜
〜05.15イロイロ
18.05.16:イロイロ〜05.17セブ
18.05.26:セブ〜
〜05.26 ---- 帆船二隻を横付けし臨検、異状なし〜
〜05.27サンカルロス
18.05.28:サンカルロス〜
〜05.28 ---- 帆船二隻を横付けし臨検〜
〜05.28サンカルロス
18.05.29:サンカルロス〜05.29ツブラン島沖
18.05.29:陸軍と連絡
18.05.29:ツブラン島沖〜05.29サンカルロス沖
18.05.31:サンカルロス沖〜
〜05.31 ---- 帆船二隻を臨検、異状なし〜
〜06.01セブ
18.06.01:補給
18.06.01:セブ〜
〜06.01 ---- カモテス海にて敵潜掃蕩〜
〜06.03 ---- 敵情を得ず掃蕩中止、セブに向う〜
〜06.03セブ
18.06.25:軍隊区分:菲島部隊掃蕩部隊F作戦北部隊第二部隊
18.06.25:セブ〜06.25ヅマゲテ
18.06.25:(陸軍船護衛)ヅマゲテ〜06.25シキホール島北沖
18.06.25:陸軍部隊上陸、砲撃、シキホール島沖哨戒
18.06.26:帆船を横付けし臨検、異状なし
18.06.27:帆船を横付けし臨検、異状なし
18.06.27:F作北機密第271545番電:
1.略
2.第百三號哨戒艇は28日早朝セブ発唐津と任務を引継ぎ唐津はセブに帰投せよ
3.略
4.第二京丸は特令する迄ミサミスの陸軍との連絡に当たれ
18.06.28:シキホール島北沖〜
〜06.28 1200 「第百三號哨戒艇」に哨区を引継ぐ〜
〜06.28セブ
18.06.29:補給
18.06.30:F作戦参加の為セブ海軍警備隊員10名乗艦
18.06.30:セブ〜
〜06.30 ---- シキホール島沖着、哨戒開始〜
〜07.01 ---- シキホール島沖哨戒、ラジにて陸軍と連絡〜
〜07.01 ---- 帆船一隻を臨検、異状なし〜
〜07.02 ---- 帆船二隻を臨検、異状なし〜
〜07.02セブ
18.07.02:セブ海軍警備隊員10名退艦
18.07.--:補給
18.07.06:菲島部隊電令作第99号:
1.七月九日附八重山をF作戦北部隊より除き同部隊指揮官を唐津艦長に定む
2.略
18.07.10:F作戦参加の為セブ海軍警備隊員10名乗艦
18.07.10:セブ〜07.11イロイロ
18.07.11:特設驅潜艇「第二京丸」及陸軍と作戦打合せ
18.07.12:イロイロ〜
〜07.12 ---- ネグロス島西岸の哨戒を開始〜
〜07.13 ---- ネグロス島西岸キャンポメーンズ湾に侵入、湾内偵察、異状なし〜
〜07.13 ---- ネグロス島西岸キャンポメーンズ湾発〜
〜07.14イロイロ
18.07.18:イロイロ〜07.19セブ
18.07.19:セブ海軍警備隊員10名退艦
18.07.--:補給
18.07.24:セブ〜07.25イロイロ
18.07.27:イロイロ〜
〜07.27 ---- パナイ島周辺敵性舟艇掃蕩〜
〜07.27イロイロ
18.07.28:イロイロ〜
〜07.28 ---- 帆船を横付けし臨検、異状なし〜
〜07.28イロイロ
18.07.29:イロイロ〜07.30セブ
18.07.30:補給
18.08.01:軍隊区分:菲島部隊掃蕩部隊
18.08.02:セブ〜08.03イロイロ
18.08.04:イロイロ〜哨戒〜08.04イロイロ
18.08.05:イロイロ〜哨戒〜
〜08.05 ---- 帆船一隻を臨検、異状なし〜
〜08.05イロイロ
18.08.06:イロイロ〜哨戒〜
〜08.06 ---- 帆船一隻を臨検、異状なし〜
〜08.06イロイロ
18.08.08:イロイロ〜哨戒〜08.08イロイロ
18.08.10:イロイロ〜
〜08.10 ---- イロイロ海峡にて敵性帆船を銃撃〜
〜08.11セブ
18.08.19:セブ〜哨戒〜08.19セブ
18.08.23:セブ〜08.24ミンダナオ島ナシピット港
18.08.24:港内の敵隠匿船を調査
18.08.24:ミンダナオ島ナシピット港〜
〜08.24 ---- ギンゴオグ湾偵察中海岸に敵を認め之を砲撃〜
〜08.24 ---- 敵汽艇を捕獲、捕獲の際抵抗した爲銃砲撃〜
〜08.24 ---- 捕獲船を曳航し同地発〜
〜08.25セブ
18.08.27:セブ〜カモチス海を哨戒〜08.27セブ
18.09.04:セブ〜
〜09.04 ---- 「日東丸」を捜索〜
〜09.04 ---- 「日東丸」がカタバンガンに避泊中であることが判明し捜索を中止〜
〜09.04セブ
18.09.11:セブ〜09.12イロイロ
18.09.15:イロイロ〜09.15エスタンシア沖
18.09.16:エスタンシア沖〜哨戒〜
〜09.16 ---- 帆船を臨検、異状なし〜
〜09.16エスタンシア沖
18.09.17:エスタンシア沖〜哨戒〜
〜09.17 ---- 帆船を臨検、異状なし〜
〜09.17エスタンシア沖
18.09.18:エスタンシア沖〜哨戒〜09.18エスタンシア沖
18.09.19:エスタンシア沖〜哨戒〜09.19エスタンシア沖
18.09.19:エスタンシア沖〜09.19イロイロ
18.09.23:イロイロ〜09.23タグバンハン島西岸
18.09.23:隠匿船を調査、引卸に成功、同船をセブに回航
18.09.24:タグバンハン島〜09.24セブ
18.09.28:セブ〜
〜09.29 ---- 敵潜出現位置着、敵潜掃蕩を開始〜
18.10.10:艦長:海軍少佐 馬越 正博
19.03.03:(N03.18-E123.56)米潜水艦"Narwhal"(SS-167)の雷撃を受け航行不能
19.03.03:馬越少佐戦死により中佐に昇進
19.05.26:第百三海軍工作部にて修理着手
19.10.01:除籍:内令第1134号
19.10.01:命名:達第331号:「唐津」
19.10.01:類別等級改正:内令第1130号:種別:砲艦、艦型:なし
19.10.01:本籍:内令第1135号:佐世保鎮守府
19.10.01:砲艦長:欠員
20.01.16:砲艦長:海軍大尉 眞方 信男
20.02.05:処分
20.04.10:類別等級削除:内令第303号
20.04.10:除籍:内令第312号
喪失場所:N.-E. マニラ
喪失原因:マニラ撤収に伴い爆破処分
同型艦
Mindanao(PR-8)。
兵装
(新造時)
3インチ砲2門。
写真資料
雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.45「日本の砲艦」 (P.64-65)
雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.20 「写真集 日本の小艦艇(続)」(P.101)
雑誌「世界の艦船」海人社 1968年9月号「思い出の日本軍艦」(P.21)
雑誌「世界の艦船」海人社 1978年7月号増刊「日本軍艦史3.昭和編」(P.108)
雑誌「世界の艦船」海人社 1984年6月号増刊「第2次大戦のアメリカ軍艦」(P.143)
雑誌「世界の艦船」海人社 1997年3月号増刊「日本海軍特務艦船史」(P.104)
「歴史群像」学習研究社 太平洋戦史シリーズ51 真実の艦艇史(2)(目次)
「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (1112-1114,1120)
「日本海軍艦艇写真集 航空母艦・水上機母艦」ダイヤモンド社 H17.06 呉市海事歴史科学館(P.188-189)
"ONI 208J Supplement No.2 Far-Eastern Small Craft"
"Naval History and Heritage Command" Catalog #:NH 51464-51465, 82472
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