千歳の艦歴

 年 月 日:艦歴

09.11.19:命名:達第198号:「千歳」(チトセ) 09.11.19:類別等級制定:内令第487号:種別:軍艦、類別:水上機母艦、艦型:なし 09.11.19:本籍仮定:内令第488号:佐世保鎮守府 09.11.26:起工 09.--.--:信号符字點付:達第  号:JWVA (09.12.28:信号符字點付:逓信省告示第3291号:JWVA) 11.11.29:進水 11.11.29:本籍:内令第448号:佐世保鎮守府 12.03.01:艤装員長:海軍大佐 池内 正方 12.04.17:艤装員事務所を呉海軍工廠内に設置し事務を開始 13.03.10:艦長:海軍大佐 池内 正方 13.07.25:竣工
13.07.25:役務:内令第626号:第一豫備艦 13.11.15:役務:内令第949号:第一豫備艦 13.12.15:役務:内令第1109号:第三豫備艦 13.12.15:艦長:海軍大佐 水井 靜治 14.04.04:1300 佐世保海軍工廠にて入渠 14.10.20:役務:内令第725号:第一豫備艦 14.11.15:艦長:海軍大佐 西田 正雄 15.06.03:艦長:海軍大佐 野元 為輝 15.10.15:艦長:海軍大佐 田中 頼三
15.11.15:戦時編制:聯合艦隊第一艦隊第七航空戦隊 15.11.15:艦長:海軍大佐 山本 親雄 16.08.20:艦長:海軍大佐 古川 保 16.04.10:戦時編制:聯合艦隊第十一航空戦隊 16.12.01:信号符字改正:達第369号:JQRA 16.12.--:軍隊区分:南方部隊菲島部隊南菲支援水上機部隊 16.12.17:パラオ〜 16.12.23:南菲部隊水上機部隊電令作第2号: ザンボアンガの攻撃を取止む       千歳は明24日0600乃至0630北緯5度35分東経123度40分に達し飛行機射出爾後第二梯団の後方に       続行しつつ警戒、第三十八號哨戒艇は右時刻千歳に合同すべし 16.12.26:1850 敵双発飛行艇に発砲 17.01.02:マララグ湾〜01.02マララグ湾〜01.27バンガ泊地 17.02.07:蘭印部隊第二航空部隊電令第3号:       マカッサル作戦参加の為、千歳は6日夜ピル湾発ブル島南側を経て8日0700サイアヤー島東側南部に       達する如く行動す、各艦艇は右に依り作戦行動すべし      1.瑞穂、第三十九號哨戒艇、瑞穂艦長所定に依り第一根據地隊部隊に協力、8日0700千歳に合同      2.第三十四號、第三十七號哨戒艇特令任務終了後、千歳に続行 17.02.13:1730 ホロ入港 17.02.15:ホロ〜搭載機捜索〜02.15ホロ 17.02.19:ホロ〜02.20ドンドン湾(予定)      〜03.24アンボン 17.03.30:(ブラ攻略作戦)アンボン〜03.31ブラ湾ワエロワ 17.04.--:ブラ湾ワエロワ〜04.03バボ〜04.05ガネ湾 17.04.--:ガネ湾〜      〜04.18 1230 「第一號哨戒艇」「第三十九號哨戒艇」と合同、             「第一號哨戒艇」「第三十九號哨戒艇」は直ちに先行〜      〜04.19 0500 「第一號哨戒艇」「第三十九號哨戒艇」と合同〜      〜04.19ホランヂヤ 17.04.22:前進部隊電令第3号:      1.第十一航空戦隊(瑞穂欠)及第十六驅逐隊はN攻略部隊の編制解隊後本籍軍港に帰投        整備作業に従事すべし      2.第十一航空戦隊司令官は第十六驅逐隊(雪風欠)の内地回航に関し之を区処すべし 17.04.29:軍隊区分:聯合艦隊電令作第129号:4月30日附南方部隊より除き第一期兵力部署に依る部隊に編入 17.05.--:      〜05.22 佐世保港外にて驅逐艦「親潮」、同「早潮」と合同〜      〜05.26サイパン 17.05.27:軍隊区分:機密攻略部隊命令第1号:航空部隊 17.05.28:(MI攻略作戦)サイパン〜06.06作戦中止〜呉 17.06.26:呉〜06.28父島06.29〜07.01横須賀 17.06.30:軍隊区分:機密攻略部隊甲掃蕩隊命令第3号:甲航空隊 
17.07.14:戦時編制:聯合艦隊第二艦隊第十一航空戦隊 17.07.15:湊町沖〜07.15横須賀 17.07.17:軍隊区分:機密攻略部隊甲航空隊命令作第1号:支援隊 17.07.25:横須賀〜07.25木更津沖 17.08.09:前進部隊電令作第16号:      4.第十一航空戦隊(~川丸欠)及第二水雷戦隊驅逐艦二隻は第十一航空戦隊司令官之を指揮        横須賀発速に主隊に合同 17.08.10:軍隊区分:前進部隊電令作第18号:航空部隊 17.08.20:トラック〜 17.08.29:軍隊区分:外南洋部隊電令作第77号:R方面航空部隊      2.航空部隊はショートランド(又はレカタ湾)方面に基地を設置主としてガダルカナル方面の        航空作戦に従事すべし 17.09.30:官房機密第12285号:軍艦千歳改装の件訓令       佐世保海軍工廠及第二十一海軍航空廠をして首題の件左記に依り施行せしむべし        記      1.工事要領        航空母艦として改装するものとし其の詳細については海軍艦政本部長又は海軍航空本部長をして直接        佐世保海軍工廠長又は第二十一海軍航空廠長に通牒せしむ      2.所要兵器        海軍艦政本部長又は海軍航空本部長をして直接佐世保海軍軍需部長又は第二十一海軍航空廠長に通牒        せしむ      3.公試        別に示す      4.完成期        昭和18年8月末日      5.費目       (以下省略)      〜10.12ショートランド 17.11.01:軍隊区分:聯合艦隊電令作第366号      2.第六驅逐隊(驅逐艦二欠)、千歳(飛行機隊欠)、日進、秋月(以上11月3日附)、        第三水雷戦隊(磯波欠)(以上11月6日附)を外南洋部隊より除き千歳、日進を        聯合艦隊附属に、秋月を機動部隊に、其の他を前進部隊に編入す      4.千歳、日進はトラックに回航すべし 17.11.25:艦長:海軍大佐 佐々木 靜吾
17.12.01:戦時編制:佐世保鎮守府部隊 17.12.01:役務:内令第2212号:警備艦 17.12.--:佐世保 17.12.06:軍隊区分:機密佐世保鎮守府命令作第34号:直率部隊 18.02.01:解役:内令第109号:第四豫備艦 18.02.01:軍隊区分:機密佐世保鎮守府命令作第39号(02.10附):削除 18.04.14:艦長:海軍大佐 荒木 傳 18.06.10:内令第1160号:第三豫備艦 18.06.12:官房艦機密第2965号:艦船豫備舵取機及人力ポンプ新設の件訓令       部下海軍工廠をして首題の件左記に依り施行せしむべし        記      1.工事要領        別途配給の豫備舵取機及人力ポンプを海軍艦政本部長をして直接関係海軍工廠長に指示する図面に        依り装備するものとす      2.実施場所及艦名        実施場所        横須賀海軍工廠 長門、陸奥、武藏、翔鶴、冲鷹、高雄、愛宕、摩耶、鳥海、大淀、秋津洲        呉海軍工廠   大和、瑞鶴、雲鷹飛鷹、隼鷹、第一〇〇五番艦千代田、葉、最上、鈴谷、                熊野、阿賀野        佐世保海軍工廠 金剛、瑞鳳大鷹、千歳、妙高、那智、羽K        舞鶴海軍工廠  龍鳳、利根、筑摩      3.完成期        時機を得次第成るべく速に      4.費目       (以下省略) 18.07.01:艦長:海軍大佐 小原 義雄 18.08.01:内令第1569号:第一豫備艦 18.08.04:艦長:海軍大佐 三浦 艦三 18.08.31:佐世保〜08.31徳山 18.09.08:徳山〜09.08佐世保
18.09.15:戦時編制:聯合艦隊第三艦隊第五十航空戦隊 18.09.30:聯合艦隊電令作第728号:      2.第三艦隊長官は龍鳳(昭南進出時)及び千歳をして大海機密第131401番電に依る輸送に任ぜしむ        輸送終了後千歳は内地に帰投せしむべし      3.第五艦隊長官は第二十一驅逐隊(若葉、初霜)をして第二航空戦隊司令官(復航千歳艦長)の        指揮を受け其の護衛に任ぜしむべし 18.10.--:佐世保〜      〜10.02 1537 「第百一號哨戒艇」が護衛を開始〜      〜10.02和田岬 18.10.03:和田岬〜10.03洲本沖10.04〜10.04横須賀港外 18.10.07:第二航空戦隊機密第070940番電:       当隊(龍鳳)千歳、第二十一驅逐隊(初春、初霜)、雪風、10月11日1300佐伯出撃、昭南に回航(       搭載機何れも使用不能)するに付対潜掃蕩並に前路警戒に関し配慮を得度       航路予定       11日1500北緯32度42分東経132度21分より針路160度速力24節       同日2200北緯30度17分、以後東経133度14分より針路210度速力20節       12日2230変針以下略す 18.11.07:聯合艦隊電令作第789号:      1.各部隊指揮官は左に依り指定の艦(隊)を以て輸送任務に従事せしむべし(兵力輸送要領)       (ロ)千歳、龍鳳、飛鷹、第二十一驅逐隊、谷風:大海機密第031223番電の輸送       (ハ)各群指揮官:先任艦長 18.11.07:徳山〜      〜11.07 0723 第二十一驅逐隊は反転〜      〜横須賀 18.11.20:聯合艦隊電令作第817号:      1.聯合艦隊電令作第789号中1(ロ)及び3項を削除す      2.各部隊指揮官は左の隊(艦)を以て大海機密第151847番電及び同161737番電の輸送に任ぜ        しむべし       (イ)指揮官:翔鶴艦長          兵力:翔鶴、千歳、谷風、秋月、玉波、島風(島風はサイパンに到着後本任務を解く)
18.12.15:類別等級変更:内令第2708号:種別:軍艦、類別:航空母艦、艦型:瑞鳳型 18.12.16:(阪警)海防電令作第47号:      1.千歳、雪風、天津風本日二三三〇潮岬通過北上す(速力二〇節) 19.01.01:工事完了
19.01.01:戦時編制:聯合艦隊第三艦隊 19.01.11:(ヒ31船団護衛)門司〜01.16驅逐艦「天津風」大破〜01.20昭南 19.01.25:(ヒ32船団護衛)昭南〜
19.02.01:戦時編制:聯合艦隊第三艦隊第三航空戦隊 19.02.05:第一海上護衛隊の作戦指揮下を去る 19.03.01:戦時編制:聯合艦隊第一機動艦隊第三艦隊第二航空戦隊 19.04.07:艦長:海軍大佐 岸 良幸
19.10.25:沈没 19.12.20:除籍:内令第1369号 21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅)
喪失場所:N19.20-E125.20 エンガノ岬の東235浬 喪失原因:米航空母艦Essex(CV-9)及びLexington(CV-16)艦載機による空爆

同型艦

 千代田

兵装

(水上機母艦:計画時)
 四十口径八九式十二糎七聯装高角砲2基、 九六式二十五粍二聯装機銃6基、
 呉式二号五型射出機4基、
 九五式水上偵察機24機(補用4機)。

(航空母艦:計画時)
 四十口径八九式十二糎七聯装高角砲4基、 九六式二十五粍三聯装機銃10基、
 九七式艦上攻撃機9機(補用0機)、零式艦上戦闘機21機(補用0機)。

(19.06.15現在)
 四十口径八九式十二糎七聯装高角砲4基、 九六式二十五粍三聯装機銃10基、同単装18基、
 二号一型電波探信儀1基。

(19.07.10現在)
 四十口径八九式十二糎七聯装高角砲4基、 九六式二十五粍三聯装機銃10基、同単装30基、
 一号三型電波探信儀1基、二号一型電波探信儀1基。

 【航空機関連】
(定数:16.12.01)
 二座水上偵察機16機、三座水上偵察機4機。

(定数:17.06.01)
 二座水上偵察機16機、三座水上偵察機7機。

(定数:19.02.01)
 艦上攻撃機9機、艦上戦闘機21機。

(定数:19.03.01)
 なし。

写真資料

 雑誌「世界の艦船」海人社 1978年7月号増刊「写真集・日本軍艦史<3>昭和編」(P.33,36)
 雑誌「世界の艦船」海人社 1994年5月号別冊「日本航空母艦史」(P.81-82,114-117)
 雑誌「世界の艦船」海人社 2011年1月号増刊「日本航空母艦史」(P.89-90, 105,122-124)
 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.25「水上機母艦」(P.5-11)
 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.38「日本の空母II」(P.34-36)
 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.93「南方攻略作戦」(P.81)
 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.131「戦時中の日本の空母III」(P.24-27)
 雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.17「写真集 日本の小艦艇」(P.3-4,11-15)
 雑誌「丸エキストラ」潮書房 第六十一集「連合艦隊」(P.18)
 「海軍艦艇史3」 潟xストセラーズ S57.04 福井静夫(3402-3404,3491-3508)
 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (0877,0922-0929)
 「日本海軍艦艇写真集 航空母艦・水上機母艦」ダイヤモンド社 H17.06 呉市海事歴史科学館(P.100,134-137)

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